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プロローグ
勇者の旅立ち③
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「ん…、あ…」
舌が口の中に入り込み絡みつく。何とか彼の体の下から抜け出そうとするが、がっしりと手足を羽交い締めにされて身動きすらできない。
ネチネチネチチュバチュバと卑猥な音が重なる唇から漏れ聞こえる。
「んん…ん…」
次第に意識が朦朧としてくる中、大きくてがっしりとしたルウの手が胸を揉みしだき始めた。
「ずっとこうしたかったんだ」
僅かに唇を離し、欲望で煙った目で私を見つめてくる。
いや。ずっとって…いつから?
「デルフィーヌがオレを弟としか思ってないのは知ってる。でも、オレがいなくなって、誰か別の男がデルフィーヌをと思ったら…」
「そんな…あ…はぁ…ん……」
布越しにルウの指が乳首を摘み、ぐりぐりと捏ねくり回し始めた。もう片方の手が裾から割って入り、ふくらはぎから膝、太ももへと這い上がる。
長年の畑仕事や猟や、剣術でゴツゴツと節くれだっている。
「ごめん。きれいな手じゃなくて、優しくするつもりだけど、デルフィーヌの肌を傷つけるかも…」
「そんな…私の…そんな柔くは…」
「デルフィーヌはどこかしこもいい香りで、最高の肌触りだよ」
手入れする化粧品なんてろくにない。ヘチマ水やらを何とか使って手入れはしてきたが、前世の美容品に比べればかなり劣る。
そんな私の肌に手を滑らせ、ルウは喜びの声を上げた。
「デルフィーヌは、オレのだ。誰にも触らせない」
「ひゃうっ」
布越しにルウの熱い口に乳房を食まれ、同時に脚の間の敏感な部分を触られた。
「ちょっと湿ってるけど…デルフィーヌも感じてるってこと?」
乳房から口を離し、欲望むき出しの目で私を見つめてくる。
自分でもわからないうちに反応してしまっている。
「うれしいよ。デルフィーヌも同じ気持ちなんだ」
「いや、ちが…」
少なくともこの時まで彼が私を姉ではなく女として見ているとは思わなかった。そりゃあ、結婚して子どもを作っている人はいるから、普通の生活の営みは存在する。
でも、ルドウィックが主役のこの世界で、そんなお色気設定など想像していなかった。
「あん…はあ…や、」
もちろんこの世界では未経験の私は、私の体を撫で回すルウの与える刺激に翻弄され、あんあんと喘く。
いつの間にか寝間着は脱がされ、パンツ一枚にさせられ、そんな私の体をルウの熱い視線が舐め回す。
「ああ、綺麗だ。いつも陰でこっそりデルフィーヌの水浴びを覗いていたけど、間近で見るとやっぱり迫力だな」
え、そんなことしてたの? ここでは温かいお風呂なんて滅多に使わない。夏は川で水浴びが普通だ。周りに誰もいないのを確かめて入っていたつもりだけど。
「気配を消して覗くなんて簡単だよ。デルフィーヌの警戒なんて、野ウサギより低いよ。狩猟で鍛えた気配消し舐めないでよね」
まさかそんな能力を駆使して? 一体いつから?
「昔は一緒に水浴びしたのに、ある時から嫌がっただろ? オレはずっと一緒に入りたかったのに」
私の顔に疑問が書いてあったのか。ルウが答えた。
ルウの体…特に下半身のそれが少年から大人のものに変わって来たのを見て、私は一緒に水浴びするのを断った。その前から何となく彼の私に向ける目が胸の辺りを見てるなぁとは思いつつ、無視してきたが、さすがにもう無理だと申し出た。
「オレ以外の誰かが覗くとかありえないし、見張りもかねてね。デルフィーヌの裸を思い出しながら、毎晩扱いてたんだ」
て、あんた私の裸をオカズに致してたの? 妙に肌艶がいいなとは思っていたけど、まさか毎晩?
話をしながらルウも服を脱いでいく。
上半身裸はよく目にしていたけど、さすがに全裸は久しぶりに見た。引き締まったお腹に付きそうなくらいそそり勃ったルウのおちんちんが目に飛び込んできた。いや、これかなりのモノ…
「ねえ、デルフィーヌが時々オレのこと見てたの知ってるよ」
「あ、あれは、立派になったなぁとか…そんなこと思って…」
義弟の立派に育った姿に感動していたが、決してやましい気持ちで見ていたわけではない…と言いたかったが、そりゃあ、筋肉の付いた美しい体に見惚れないわけではなかった。
「デルフィーヌ、優しくするつもりだけど、初めてだからオレのこれ全部入るかな」
立派に勃ち上がったおちんちんを自分の手で掴み、フリフリと存在を見せつける。鈴口から滲み出たものがきらりと光っている。
「だ、だめ…私達姉弟…」
「正確には従姉弟だし」
「でも、お父さんたちになんて…」
「義父さんたちは知ってるよ。だから今夜は町の宿屋に行ってもらってる。オレとデルフィーヌ二人にしてってお願いしたから」
「え?」
まさかこの家に二人きり? それにお父さんたちも知っている?
舌が口の中に入り込み絡みつく。何とか彼の体の下から抜け出そうとするが、がっしりと手足を羽交い締めにされて身動きすらできない。
ネチネチネチチュバチュバと卑猥な音が重なる唇から漏れ聞こえる。
「んん…ん…」
次第に意識が朦朧としてくる中、大きくてがっしりとしたルウの手が胸を揉みしだき始めた。
「ずっとこうしたかったんだ」
僅かに唇を離し、欲望で煙った目で私を見つめてくる。
いや。ずっとって…いつから?
「デルフィーヌがオレを弟としか思ってないのは知ってる。でも、オレがいなくなって、誰か別の男がデルフィーヌをと思ったら…」
「そんな…あ…はぁ…ん……」
布越しにルウの指が乳首を摘み、ぐりぐりと捏ねくり回し始めた。もう片方の手が裾から割って入り、ふくらはぎから膝、太ももへと這い上がる。
長年の畑仕事や猟や、剣術でゴツゴツと節くれだっている。
「ごめん。きれいな手じゃなくて、優しくするつもりだけど、デルフィーヌの肌を傷つけるかも…」
「そんな…私の…そんな柔くは…」
「デルフィーヌはどこかしこもいい香りで、最高の肌触りだよ」
手入れする化粧品なんてろくにない。ヘチマ水やらを何とか使って手入れはしてきたが、前世の美容品に比べればかなり劣る。
そんな私の肌に手を滑らせ、ルウは喜びの声を上げた。
「デルフィーヌは、オレのだ。誰にも触らせない」
「ひゃうっ」
布越しにルウの熱い口に乳房を食まれ、同時に脚の間の敏感な部分を触られた。
「ちょっと湿ってるけど…デルフィーヌも感じてるってこと?」
乳房から口を離し、欲望むき出しの目で私を見つめてくる。
自分でもわからないうちに反応してしまっている。
「うれしいよ。デルフィーヌも同じ気持ちなんだ」
「いや、ちが…」
少なくともこの時まで彼が私を姉ではなく女として見ているとは思わなかった。そりゃあ、結婚して子どもを作っている人はいるから、普通の生活の営みは存在する。
でも、ルドウィックが主役のこの世界で、そんなお色気設定など想像していなかった。
「あん…はあ…や、」
もちろんこの世界では未経験の私は、私の体を撫で回すルウの与える刺激に翻弄され、あんあんと喘く。
いつの間にか寝間着は脱がされ、パンツ一枚にさせられ、そんな私の体をルウの熱い視線が舐め回す。
「ああ、綺麗だ。いつも陰でこっそりデルフィーヌの水浴びを覗いていたけど、間近で見るとやっぱり迫力だな」
え、そんなことしてたの? ここでは温かいお風呂なんて滅多に使わない。夏は川で水浴びが普通だ。周りに誰もいないのを確かめて入っていたつもりだけど。
「気配を消して覗くなんて簡単だよ。デルフィーヌの警戒なんて、野ウサギより低いよ。狩猟で鍛えた気配消し舐めないでよね」
まさかそんな能力を駆使して? 一体いつから?
「昔は一緒に水浴びしたのに、ある時から嫌がっただろ? オレはずっと一緒に入りたかったのに」
私の顔に疑問が書いてあったのか。ルウが答えた。
ルウの体…特に下半身のそれが少年から大人のものに変わって来たのを見て、私は一緒に水浴びするのを断った。その前から何となく彼の私に向ける目が胸の辺りを見てるなぁとは思いつつ、無視してきたが、さすがにもう無理だと申し出た。
「オレ以外の誰かが覗くとかありえないし、見張りもかねてね。デルフィーヌの裸を思い出しながら、毎晩扱いてたんだ」
て、あんた私の裸をオカズに致してたの? 妙に肌艶がいいなとは思っていたけど、まさか毎晩?
話をしながらルウも服を脱いでいく。
上半身裸はよく目にしていたけど、さすがに全裸は久しぶりに見た。引き締まったお腹に付きそうなくらいそそり勃ったルウのおちんちんが目に飛び込んできた。いや、これかなりのモノ…
「ねえ、デルフィーヌが時々オレのこと見てたの知ってるよ」
「あ、あれは、立派になったなぁとか…そんなこと思って…」
義弟の立派に育った姿に感動していたが、決してやましい気持ちで見ていたわけではない…と言いたかったが、そりゃあ、筋肉の付いた美しい体に見惚れないわけではなかった。
「デルフィーヌ、優しくするつもりだけど、初めてだからオレのこれ全部入るかな」
立派に勃ち上がったおちんちんを自分の手で掴み、フリフリと存在を見せつける。鈴口から滲み出たものがきらりと光っている。
「だ、だめ…私達姉弟…」
「正確には従姉弟だし」
「でも、お父さんたちになんて…」
「義父さんたちは知ってるよ。だから今夜は町の宿屋に行ってもらってる。オレとデルフィーヌ二人にしてってお願いしたから」
「え?」
まさかこの家に二人きり? それにお父さんたちも知っている?
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