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20 アシュリーの真実
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私(僕)の名前はアシュレイ・トレンディーノ。
トレンディーノ公爵家の長男として産まれた。
僕が産まれたトレンディーノ公爵家には呪いと呼ばれるものがあり、代々男の子が育たない。
それは魔力量が多くて成人するまで器である体が持たないからに他ならないのだが、いつしかそれがトレンディーノ家の呪いと言われるようになった。
王家や他の貴族では稀なことで、なぜトレンディーノ家だけがそうなのか。
その昔、類まれな魔力と強固な術式を作る魔術師がいた。
彼はその強大な力のままに、全てを欲し王位を狙い、王家に呪いをかけようとした。
その時、その魔術師の狙いに気づいたトレンディーノ家の当時の当主が、今まさに術をかけようとした魔術師を取り押さえ、発動する彼の術を覆す反転の術式を構築しようとした。
しかし、稀代の天才と言われた魔術師がつくった術を、全て打ち消すことが敵わず、その変形した術の効果が未だに呪いとなってトレンディーノ家を苦しめていると教えられた。
そういうわけで母の兄も五歳で亡くなった。
そのため、トレンディーノ家はほぼ女性が養子を取る形で存続してきた。
代々の当主は何とかこの呪いに打ち勝とうと研究を重ねてきて、父は魔術式の研究者として雇い入れられ、そこで母と結ばれた。
僕が産まれたときに、それまで父が研究していた術式を試した。
それが女体化の術式。
それで一時的に呪いの効果を止めることに成功した。
だが、それで呪いを全て取り去ったわけではない。呪いを打ち破る研究は続けられた。
生まれてすぐに術式をかけられたので、自分が男とか女とかの意識はなかった。
延命の最初の難関、五歳を乗り越え、本格的にアカデミーで術式を学び体が成熟するまでの間、両親は僕を女の子として育てる決心をした。
六歳になる頃、両親は同じ年頃の女の子を側仕えとして連れてきた。
それがコリンヌだった。
ふわふわした黒髪に真っ青な目をして、愛らしい女の子をひと目で気に入った。
それが恋心とは最初は気づかなかった。体は女の子でも心は男の子だから、ごく自然なことだったのだが、その時はわからなかった。
気づいたのは彼女が階段でお母様の下敷きになって気を失って三日間寝込んだ時。このまま彼女がいなくなってしまうのではと、目覚めるまで自分のベッドに寝かせて側にいた。
顔に傷がついて、お嫁の貰い手がないかも知れないなら自分の側にずっといればいいと思った。
結婚が男女でするものだと知らなかったが、望めばできると思っていた。
七歳になり、王宮から茶会の招待状が届いた。行きたくなかったが、これも貴族の子女の勤めだと諦めてお母様と出掛けた。
同じ年頃の子どもはコリンヌしか知らなかった自分にとって、多くの子どもたちが集まる茶会は未知の場所だった。
特に男の子を見るのは初めてで、自分やコリンヌと違う存在だと思った。
女の子たちはそろぞれ可愛いとは思うが、王子たちは少しも皆が言うように格好いいとは思えない。
それでも付き合いとして一度は彼らに挨拶しなければならず、近寄って挨拶を交わす。
下の王子が自分の手を取り手の甲にキスされた瞬間、理由もわからず全身に鳥肌が立った。
なぜそうなったのか。その後も触れられた場所が気持ち悪く感じ、帰りの馬車で吐き気に教われそのまま倒れた。
心と体のミスマッチによる不調だと診断された。
王子…同性からキスをされたことにより、無意識に体が覚醒して術式を破ろうと魔力が暴走したためだった。
新たな術式を組み直す間、一時的に体も男に戻って、そこで初めて自分が何者か知らされた。
女体化の術式は性別だけでなく、髪の色や目の色にも変化をもたらしていて、銀色の髪は青色が差し、瞳は赤紫色に変わっていた。
長生きするにはもう暫く女体化する必要がある。それと同時にトレンディーノ家を長きにわたり苦しめてきた呪いに終止符をうつため、父に教えを乞い、自らも呪いを打ち破るための研究に勤しんだ。
再び女体化して母屋に戻り久しぶりにコリンヌの顔を見た。その時わかった。自分は彼女を異性として好きなのだと。
王宮から再び招待状が来て、第二王子の婚約者候補になったと聞いた時は冗談だと思ったが、選ばれることがないようできるだけそっけなく対応したつもりだった。
十歳になり、王子が婚約者を確定する時が来た。まさか自分が選ばれるとは思わなかった。
だが、それは王子自身が望んだことだと聞かされ、意を決して王子に自分の事情を打ち明けた。
王子から聞かされた彼の真意。彼には既に好きな人がいること。
でも相手が平民ですぐにはどうにもできないので、卒業までは自分の婚約者として周囲を欺いて欲しいと取引を持ちかけられた。
それは国王夫妻も承知しているらしい。
このまま成人まで生き抜くことが出来れば、いずれ男に戻ることになる。
その時はアシュリーはどこか遠くにいったことにして、アシュレイとして公爵家を継ぐつもりだった。
陛下たちが後ろ楯になってくれたらそれもスムーズに行くと考えて取引することにした。
トレンディーノ公爵家の長男として産まれた。
僕が産まれたトレンディーノ公爵家には呪いと呼ばれるものがあり、代々男の子が育たない。
それは魔力量が多くて成人するまで器である体が持たないからに他ならないのだが、いつしかそれがトレンディーノ家の呪いと言われるようになった。
王家や他の貴族では稀なことで、なぜトレンディーノ家だけがそうなのか。
その昔、類まれな魔力と強固な術式を作る魔術師がいた。
彼はその強大な力のままに、全てを欲し王位を狙い、王家に呪いをかけようとした。
その時、その魔術師の狙いに気づいたトレンディーノ家の当時の当主が、今まさに術をかけようとした魔術師を取り押さえ、発動する彼の術を覆す反転の術式を構築しようとした。
しかし、稀代の天才と言われた魔術師がつくった術を、全て打ち消すことが敵わず、その変形した術の効果が未だに呪いとなってトレンディーノ家を苦しめていると教えられた。
そういうわけで母の兄も五歳で亡くなった。
そのため、トレンディーノ家はほぼ女性が養子を取る形で存続してきた。
代々の当主は何とかこの呪いに打ち勝とうと研究を重ねてきて、父は魔術式の研究者として雇い入れられ、そこで母と結ばれた。
僕が産まれたときに、それまで父が研究していた術式を試した。
それが女体化の術式。
それで一時的に呪いの効果を止めることに成功した。
だが、それで呪いを全て取り去ったわけではない。呪いを打ち破る研究は続けられた。
生まれてすぐに術式をかけられたので、自分が男とか女とかの意識はなかった。
延命の最初の難関、五歳を乗り越え、本格的にアカデミーで術式を学び体が成熟するまでの間、両親は僕を女の子として育てる決心をした。
六歳になる頃、両親は同じ年頃の女の子を側仕えとして連れてきた。
それがコリンヌだった。
ふわふわした黒髪に真っ青な目をして、愛らしい女の子をひと目で気に入った。
それが恋心とは最初は気づかなかった。体は女の子でも心は男の子だから、ごく自然なことだったのだが、その時はわからなかった。
気づいたのは彼女が階段でお母様の下敷きになって気を失って三日間寝込んだ時。このまま彼女がいなくなってしまうのではと、目覚めるまで自分のベッドに寝かせて側にいた。
顔に傷がついて、お嫁の貰い手がないかも知れないなら自分の側にずっといればいいと思った。
結婚が男女でするものだと知らなかったが、望めばできると思っていた。
七歳になり、王宮から茶会の招待状が届いた。行きたくなかったが、これも貴族の子女の勤めだと諦めてお母様と出掛けた。
同じ年頃の子どもはコリンヌしか知らなかった自分にとって、多くの子どもたちが集まる茶会は未知の場所だった。
特に男の子を見るのは初めてで、自分やコリンヌと違う存在だと思った。
女の子たちはそろぞれ可愛いとは思うが、王子たちは少しも皆が言うように格好いいとは思えない。
それでも付き合いとして一度は彼らに挨拶しなければならず、近寄って挨拶を交わす。
下の王子が自分の手を取り手の甲にキスされた瞬間、理由もわからず全身に鳥肌が立った。
なぜそうなったのか。その後も触れられた場所が気持ち悪く感じ、帰りの馬車で吐き気に教われそのまま倒れた。
心と体のミスマッチによる不調だと診断された。
王子…同性からキスをされたことにより、無意識に体が覚醒して術式を破ろうと魔力が暴走したためだった。
新たな術式を組み直す間、一時的に体も男に戻って、そこで初めて自分が何者か知らされた。
女体化の術式は性別だけでなく、髪の色や目の色にも変化をもたらしていて、銀色の髪は青色が差し、瞳は赤紫色に変わっていた。
長生きするにはもう暫く女体化する必要がある。それと同時にトレンディーノ家を長きにわたり苦しめてきた呪いに終止符をうつため、父に教えを乞い、自らも呪いを打ち破るための研究に勤しんだ。
再び女体化して母屋に戻り久しぶりにコリンヌの顔を見た。その時わかった。自分は彼女を異性として好きなのだと。
王宮から再び招待状が来て、第二王子の婚約者候補になったと聞いた時は冗談だと思ったが、選ばれることがないようできるだけそっけなく対応したつもりだった。
十歳になり、王子が婚約者を確定する時が来た。まさか自分が選ばれるとは思わなかった。
だが、それは王子自身が望んだことだと聞かされ、意を決して王子に自分の事情を打ち明けた。
王子から聞かされた彼の真意。彼には既に好きな人がいること。
でも相手が平民ですぐにはどうにもできないので、卒業までは自分の婚約者として周囲を欺いて欲しいと取引を持ちかけられた。
それは国王夫妻も承知しているらしい。
このまま成人まで生き抜くことが出来れば、いずれ男に戻ることになる。
その時はアシュリーはどこか遠くにいったことにして、アシュレイとして公爵家を継ぐつもりだった。
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