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第3章
第58話 特別な人
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マリアは教会で朝食を食べた後、たくさんの人に見送られ外へ出た。
繁華街を歩く途中、後ろから名前を呼ばれる。
振り返ると、若い女性が立っていた。
身長は168cm、ほっそりとした体型。
上品な黄緑色のドレス。襟と釦の色は白。
灰色がかった茶色い髪は、ふわふわと内側にカールしている。長さはうなじを隠す程度で、頭の上には黒のヘアバンド。
ほんわかとした、優しげな美人だが、今は不安げな表情をしている。
その顔を、マリアは知っていた。
「ヴィオラさん!?」
マリアは驚き、声が大きくなる。
距離が離れていたため、マリアは走って彼女の傍まで寄った。
「久しぶりですねぇ、こっちの教会まで遊びに来てくれたんですか?」
懐かしい人の顔を見て、マリアは嬉しそうに笑う。
15歳の頃、シスターの先輩としてマリアに良くしてくれた女性だ。
――その顔を見て、ヴィオラは涙を流し、彼女は慌てて自分の目元を拭う。
予想外の反応に、マリアは驚き固まった。
「ごめんね、ほっとしたら、つい、嬉しくなっちゃって」
周りの視線が集まる。
これではまるで、クラーラの時と同じだ。マリアはハンカチをヴィオラに渡すと、少し距離のあるベンチまで移動し座った。ここなら、人通りもなく、視線が気になることはない。
「……心配かけて、ごめんね」
「心配なんてどんとこいですよぉ。だって、ヴィオラさんにはすごくお世話になったんですから!」
マリアは自分の胸を叩き、少しだけドヤ顔になる。
そんな相手を見て、ヴィオラは笑う。
「マリアは、相変わらず優しいね」
「そうですかね? そう思ってくれるのは、優しいヴィオラさんだけですよ」
お互いの顔を見て、ふたりで笑った。
ヴィオラは伸びをすると、ベンチに寄りかかる。
「駄目だなー、私。絶対泣かないって、そう決めてきたのに」
なぜ泣いたのか、聞いていいものかと、マリアは思案する。
「私はね、ずっと後悔していたの。もうすぐ3年も経つのに、毎日うだうだ悩んでた。何故あのとき、私は逃げ出してしまったんだろうって。素直になれたなら、あの初恋を終わらせることができたのかもしれない」
「初恋、ですか?」
マリアは今ひとつ、ピンとこない。きっと、自分の知らない誰かなのだろう。彼女が恋をしていたという認識を、マリアは持ち合わせていない。
「でもね、私はあの恋を終わらせたくなかった。それは、永遠に」
ヴィオラは凄くモテていたイメージがある。それは、男性からも、女性からも。そのため、不安になる理由がマリアにはわからない。
「ヴィオラさんなら選り取り見取りかと思うんですけど、相手は誰なんです?」
発言してすぐ、自分の失言に気付く。流石に名前を聞くのは失礼かと、反省した。例え相手が自分の知らない相手だとしてもだ。
すぐに謝ろうとしたが、なぜか無言で見つめられる。しかも、距離が近い。出かけた言葉が唾とともに、体内に引き戻された。
「マリアは本当に、鈍感なのね。ばればれだと思って――毎日不安だったのに」
ますます分からなくなる。
「アンナは気づいていたわよ」
彼女は気づいて、自分は分からないなど、マリアの自尊心に傷がつく。
「なんか、悔しいですねぇ。私が知っている人ってことですよね?」
「そうね、マリアに一番近くて、ある意味、一番遠い存在なのかもしれない」
「一番近い? アンナな訳ないですよね? 遠い存在ってのが良く分かりませんが」
ヴィオラはどこか、寂しげに笑う。
「私、アンナに嫉妬してしまったかも」
「なんでです? ヴィオラさんがアンナに嫉妬する要素なんて皆無ですから」
「マリアにそう言ってもらえるだけでも、私はアンナが羨ましい。だって、マリアにとって彼女は近しいから、そんな軽口が叩けるのだから」
マリアは一瞬、頭の中に浮かんだ名前をすぐに否定した。
「本当に、誰だか分からない?」
「……えっと、そうですねぇ、誰だか分からないです」
「それは、嘘」
そう言って、ヴィオラの手はマリアの頬に触れる。
マリアは昔、彼女にキスをされたことを思い出す。
昔――彼女は顔を赤くし、目を潤ませた。こんなキスはただの遊びだから、だから大丈夫だと、昔の彼女はそう言った。
なぜ今、そんなことを思い出したのか、マリアは分からない振りをした。
「本当は、気づいているのよね」
マリアは何も答えない。
「私が昔、キスしたことは覚えている?」
「あれは、遊びだって――」
「そう、私はそう言って逃げたの。怖かったから。この気持ちを否定されることが怖かったの。でもね、私はこの3年間ずっと後悔してきた。気持ちを伝えることで、ようやくスタートラインに立てると言うのに――私は立ち止まったまま、無為に3年間も後悔だけの毎日を過ごすことになった。この気持ちを伝えていれば――受け入れられなくても、好きになってもらう努力はできたはずなのにね」
彼女の言葉に、頭が追いつかない。
「ねえマリア、私があなたを好きなこの気持ちはおかしい? 女が女を愛することは変?」
「そんなことは――ない、と思いますけど」
その好きとは一体、なんだろうか? 私がアンナを思う気持ちと一緒? それとも――。
「私がまだ、マリアと会う前、女性から告白されたことがあるの。男の人からはあったけど、女の人からは初めてだったから、凄く戸惑ったことを覚えてる。正直、あり得ないと思ったの。女性は男性を好きになるのが、普通だと思っていたから。私はそのとき、誰かを好きになったことはなかったけれど、いつかは普通に男性に恋をするものだと思っていたのよ」
そう言った後、ヴィオラは苦笑する。
「でもね、マリアに会って私の体は震えたの。一目惚れだった。その事実を、なかなか認めようとはしなかったけれど」
ヴィオラの指が動き、マリアの下唇をなぞる。
「ねぇ、マリア。人を好きになるってどういうことだと思う?」
「それは――」
マリアは口ごもる。
ヴィオラは黙ってマリアを眺め、彼女の言葉を待つ。
「……その人を大切にしたいって、思うようになることじゃないですかね」
「それ、マリアらしくですごく好き」
「もしかして、馬鹿にしてます?」
「まさか、そんなことあり得ないわ。だって、私はマリアのことを愛しているから」
ヴィオラの指はマリアの唇を執拗に滑らせる。
止めて、とは言えない。そんな雰囲気をヴィオラは滲ませている。
いつも優しそうな彼女が、そこには存在していない。
「私はね、マリア。貴方のことが好き。貴方の全てが欲しいの。キスだけではもう、とても満足できそうにない。私は私を止められない。ねぇ――マリア、私を受けいれて、私を好きになってよ。そしてどうか、私の特別になってほしい」
ヴィオラの顔が近づき、唇に彼女の息がかかった瞬間、マリアは慌てて距離を置く。
瞳が、悲しそうに揺れる。マリアに向けた手が、宙で寂しげに震えた。
マリアは自分でも分からないぐらいの、罪悪感に襲われる。
「マリアは私を、受け入れてくれないの?」
言葉がでてこない。
「マリアは、私のこと嫌い?」
そんなことはない。彼女のことは好きだ――でも、自分と彼女の好きはあまりにかけ離れている。そんな気がした。
「ゴメンね、マリア。でもどうか、私のことを嫌わないで」
顔を伏せ、いきなり泣き出した彼女の肩を、マリアは慌てて掴む。
「大丈夫ですよ、私がヴィオラさんを嫌いになるなんてこと、絶対にありえませんから」
マリアの言葉を聞いても、彼女は泣き続ける。
こんな情緒不安定な彼女を、見たことがない。いつも優し気に笑う彼女しか知らない。それ以外の彼女なんて、ほんの一瞬だけ――。
落ち着くまで、マリアは彼女の背中を撫でた。
「……ごめんね」
落ち着いて、顔を上げた彼女の頬は少し赤くなり、恥ずかしそうにしている。
「別にいいですよ。泣きたいときって、やっぱり誰にでもありますから」
どうか、これでいつもの彼女に戻りますようにと、マリアは願った。
「久々に会って、自分を押さえられなかったみたい。焦る必要なんてないはずなのにね」
ヴィオラは苦笑した後、立ち上がる。
「そろそろ行くわね、マリア。また今度」
そう言って、ヴィオラは立ち去ろうとする。
「えっと、しばらくこの王都にいる予定なんですか?」
ヴィオラは何故かいたずらっぽく笑う。
「すぐに分かるよ」
そんな言葉を残して、ヴィオラはマリアの前からいなくなった。
繁華街を歩く途中、後ろから名前を呼ばれる。
振り返ると、若い女性が立っていた。
身長は168cm、ほっそりとした体型。
上品な黄緑色のドレス。襟と釦の色は白。
灰色がかった茶色い髪は、ふわふわと内側にカールしている。長さはうなじを隠す程度で、頭の上には黒のヘアバンド。
ほんわかとした、優しげな美人だが、今は不安げな表情をしている。
その顔を、マリアは知っていた。
「ヴィオラさん!?」
マリアは驚き、声が大きくなる。
距離が離れていたため、マリアは走って彼女の傍まで寄った。
「久しぶりですねぇ、こっちの教会まで遊びに来てくれたんですか?」
懐かしい人の顔を見て、マリアは嬉しそうに笑う。
15歳の頃、シスターの先輩としてマリアに良くしてくれた女性だ。
――その顔を見て、ヴィオラは涙を流し、彼女は慌てて自分の目元を拭う。
予想外の反応に、マリアは驚き固まった。
「ごめんね、ほっとしたら、つい、嬉しくなっちゃって」
周りの視線が集まる。
これではまるで、クラーラの時と同じだ。マリアはハンカチをヴィオラに渡すと、少し距離のあるベンチまで移動し座った。ここなら、人通りもなく、視線が気になることはない。
「……心配かけて、ごめんね」
「心配なんてどんとこいですよぉ。だって、ヴィオラさんにはすごくお世話になったんですから!」
マリアは自分の胸を叩き、少しだけドヤ顔になる。
そんな相手を見て、ヴィオラは笑う。
「マリアは、相変わらず優しいね」
「そうですかね? そう思ってくれるのは、優しいヴィオラさんだけですよ」
お互いの顔を見て、ふたりで笑った。
ヴィオラは伸びをすると、ベンチに寄りかかる。
「駄目だなー、私。絶対泣かないって、そう決めてきたのに」
なぜ泣いたのか、聞いていいものかと、マリアは思案する。
「私はね、ずっと後悔していたの。もうすぐ3年も経つのに、毎日うだうだ悩んでた。何故あのとき、私は逃げ出してしまったんだろうって。素直になれたなら、あの初恋を終わらせることができたのかもしれない」
「初恋、ですか?」
マリアは今ひとつ、ピンとこない。きっと、自分の知らない誰かなのだろう。彼女が恋をしていたという認識を、マリアは持ち合わせていない。
「でもね、私はあの恋を終わらせたくなかった。それは、永遠に」
ヴィオラは凄くモテていたイメージがある。それは、男性からも、女性からも。そのため、不安になる理由がマリアにはわからない。
「ヴィオラさんなら選り取り見取りかと思うんですけど、相手は誰なんです?」
発言してすぐ、自分の失言に気付く。流石に名前を聞くのは失礼かと、反省した。例え相手が自分の知らない相手だとしてもだ。
すぐに謝ろうとしたが、なぜか無言で見つめられる。しかも、距離が近い。出かけた言葉が唾とともに、体内に引き戻された。
「マリアは本当に、鈍感なのね。ばればれだと思って――毎日不安だったのに」
ますます分からなくなる。
「アンナは気づいていたわよ」
彼女は気づいて、自分は分からないなど、マリアの自尊心に傷がつく。
「なんか、悔しいですねぇ。私が知っている人ってことですよね?」
「そうね、マリアに一番近くて、ある意味、一番遠い存在なのかもしれない」
「一番近い? アンナな訳ないですよね? 遠い存在ってのが良く分かりませんが」
ヴィオラはどこか、寂しげに笑う。
「私、アンナに嫉妬してしまったかも」
「なんでです? ヴィオラさんがアンナに嫉妬する要素なんて皆無ですから」
「マリアにそう言ってもらえるだけでも、私はアンナが羨ましい。だって、マリアにとって彼女は近しいから、そんな軽口が叩けるのだから」
マリアは一瞬、頭の中に浮かんだ名前をすぐに否定した。
「本当に、誰だか分からない?」
「……えっと、そうですねぇ、誰だか分からないです」
「それは、嘘」
そう言って、ヴィオラの手はマリアの頬に触れる。
マリアは昔、彼女にキスをされたことを思い出す。
昔――彼女は顔を赤くし、目を潤ませた。こんなキスはただの遊びだから、だから大丈夫だと、昔の彼女はそう言った。
なぜ今、そんなことを思い出したのか、マリアは分からない振りをした。
「本当は、気づいているのよね」
マリアは何も答えない。
「私が昔、キスしたことは覚えている?」
「あれは、遊びだって――」
「そう、私はそう言って逃げたの。怖かったから。この気持ちを否定されることが怖かったの。でもね、私はこの3年間ずっと後悔してきた。気持ちを伝えることで、ようやくスタートラインに立てると言うのに――私は立ち止まったまま、無為に3年間も後悔だけの毎日を過ごすことになった。この気持ちを伝えていれば――受け入れられなくても、好きになってもらう努力はできたはずなのにね」
彼女の言葉に、頭が追いつかない。
「ねえマリア、私があなたを好きなこの気持ちはおかしい? 女が女を愛することは変?」
「そんなことは――ない、と思いますけど」
その好きとは一体、なんだろうか? 私がアンナを思う気持ちと一緒? それとも――。
「私がまだ、マリアと会う前、女性から告白されたことがあるの。男の人からはあったけど、女の人からは初めてだったから、凄く戸惑ったことを覚えてる。正直、あり得ないと思ったの。女性は男性を好きになるのが、普通だと思っていたから。私はそのとき、誰かを好きになったことはなかったけれど、いつかは普通に男性に恋をするものだと思っていたのよ」
そう言った後、ヴィオラは苦笑する。
「でもね、マリアに会って私の体は震えたの。一目惚れだった。その事実を、なかなか認めようとはしなかったけれど」
ヴィオラの指が動き、マリアの下唇をなぞる。
「ねぇ、マリア。人を好きになるってどういうことだと思う?」
「それは――」
マリアは口ごもる。
ヴィオラは黙ってマリアを眺め、彼女の言葉を待つ。
「……その人を大切にしたいって、思うようになることじゃないですかね」
「それ、マリアらしくですごく好き」
「もしかして、馬鹿にしてます?」
「まさか、そんなことあり得ないわ。だって、私はマリアのことを愛しているから」
ヴィオラの指はマリアの唇を執拗に滑らせる。
止めて、とは言えない。そんな雰囲気をヴィオラは滲ませている。
いつも優しそうな彼女が、そこには存在していない。
「私はね、マリア。貴方のことが好き。貴方の全てが欲しいの。キスだけではもう、とても満足できそうにない。私は私を止められない。ねぇ――マリア、私を受けいれて、私を好きになってよ。そしてどうか、私の特別になってほしい」
ヴィオラの顔が近づき、唇に彼女の息がかかった瞬間、マリアは慌てて距離を置く。
瞳が、悲しそうに揺れる。マリアに向けた手が、宙で寂しげに震えた。
マリアは自分でも分からないぐらいの、罪悪感に襲われる。
「マリアは私を、受け入れてくれないの?」
言葉がでてこない。
「マリアは、私のこと嫌い?」
そんなことはない。彼女のことは好きだ――でも、自分と彼女の好きはあまりにかけ離れている。そんな気がした。
「ゴメンね、マリア。でもどうか、私のことを嫌わないで」
顔を伏せ、いきなり泣き出した彼女の肩を、マリアは慌てて掴む。
「大丈夫ですよ、私がヴィオラさんを嫌いになるなんてこと、絶対にありえませんから」
マリアの言葉を聞いても、彼女は泣き続ける。
こんな情緒不安定な彼女を、見たことがない。いつも優し気に笑う彼女しか知らない。それ以外の彼女なんて、ほんの一瞬だけ――。
落ち着くまで、マリアは彼女の背中を撫でた。
「……ごめんね」
落ち着いて、顔を上げた彼女の頬は少し赤くなり、恥ずかしそうにしている。
「別にいいですよ。泣きたいときって、やっぱり誰にでもありますから」
どうか、これでいつもの彼女に戻りますようにと、マリアは願った。
「久々に会って、自分を押さえられなかったみたい。焦る必要なんてないはずなのにね」
ヴィオラは苦笑した後、立ち上がる。
「そろそろ行くわね、マリア。また今度」
そう言って、ヴィオラは立ち去ろうとする。
「えっと、しばらくこの王都にいる予定なんですか?」
ヴィオラは何故かいたずらっぽく笑う。
「すぐに分かるよ」
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