21 / 72
第21話 生き残りは…
しおりを挟む
体は動くことが出来ないが、頭は状況を把握しようと必死に動いていた。なにも知らず気を失っていたらと思うが、そんな気持ちとは裏腹に知っている情報が整理されていく。
さっきの人達は・・・ハンスさんを2人目といった・・・という事はマジールさんも死んでいる。
砦を手放すといっていたのは・・・制圧組は成功したということ・・・さっきの人達は・・・逃げる際にここを襲撃したという事か・・・手薄の後衛部隊を。
騎兵20人弱に、隊長とゼリル・・・と名前だけのエリオットという人
バレていたのは僕かもしれないが、ハンスさんが恐怖に負けて先に出て行ったこと・・・
足音がなくなり、10分ほど経っただろうか。気持ちや状況を整理すると、僕は小さな隙間から外を慎重に確かめ、意を決してテントの残骸から身を出した。
「ぐっ・・いててて・・・」
自分が怪我をしている事も忘れていたようだが、思い出してくると全身が痛く激痛に襲われ始めた
「グ、グリモワールは!?・・・よかった・・・休憩してたおかげか・・・」
爆発の間際、僕は休憩に入りグリモワールをベルトにつなぎなおしていた。
すぐに”癒しの光”を唱え、体に回復を施す
体から痛みが消え去り、僕は視線をテントの残骸へと向ける。
テントの残骸を見て、このテント、いろんな要素のおかげで僕は生き延びたのだと実感する。
そして・・・もう一つの光景が僕の目に嫌でも飛び込んでいた。回復していた時にも目の隅では捉えていたハンスさんの死体。
首と体が別れ、そこには血だまりが出来ている。だが、ハンスさんだけが特別というわけではなかった・・・
槍を胴体に突き刺されたままの兵士。丸焦げになっている誰か分からない人、僕の周りには死体が溢れていたのだ
足から力が抜け、立っている事も適わなくなりそうで膝に手をつく。
だが、それでも持ちこたえることができず尻もちをついた
ドサリと音がしたが、その音だけ。耳鳴りもそういえば治っていたなと思うとあたりが一気に静かになっていた事に気が付いた
本当に今、ここでは僕一人なんだと思わされる静けさ・・・
ガコッ
何かが崩れたか、倒れた音が聞こえた
「・・・だれ・・・い・・・か・・・」
微かに声も聞こえた。
「いますよ!どこです!?」
その声は確かに人の声、助けを求める声だった。
僕は返事をする。するとまた、聞こえる。
「た・・・すけ・・・たの・・・む」
足に力がうまく入らないが、落ちている槍を杖がわりに声の聞こえる方へと進む
「どこですか?今助けますよ!」
「こ・・こ・・・だ・・・」
「どこです!」
声を頼りに近づいていくと、死体が2人積み重なっている下の人の手が動いていた
「み、みつけました!いま助けます!」
上の死体を持っている杖替わりの槍でテコのように浮かせ動かすと、下からでてきたのは2度衝突をした騎士だった
お腹から血が溢れている様子は、上の死体からそのまま貫通するように剣か槍かを刺されたようだ
「まど・・・へい・・・。たのむ・・・たすけて・・・くれ」
「は、はい!すぐに!」
パラララとグリモワールを開き、詠唱を唱え
「”癒しの光”!」
右手に集まる光を魔法名とともに騎士へと向ける
「・・・暖かい」
騎士の唇は青紫から赤色へと戻り、顔は安堵の表情へと変わった。
「・・・まだ痛むと思いますが・・・今はそれで充分でしょう」
「・・・助かった。ふー・・・ありがとう」
騎士は上体を起こし、僕へお礼を述べる
「いえ・・・生きていてくれてよかったです。今この場で僕一人は心細過ぎました」
知り合いというわけではないが、この死体が溢れているこの場所で一人というわけでなくなり、僕は安堵したが・・・今の状況もあまりよろしくないのかと思い
「あっ・・・あの僕を殺してグリモワール奪おうとしないでくださいね・・・」
「・・・するか!騎士道に反するわ!・・・いや、俺の発言した結果か・・・・。数々の非礼をお詫びする、申し訳なかった」
騎士は叫んだせいか、お腹の傷がまた痛んだかの様にお腹をさすりながら頭を下げた
「それなら・・・よかったです」
このやりとりをしている間に足に力も入る様になり、一人という状況でなくなった為に僕の心は余裕が出来始めた
喉も乾いた。休憩の途中だからお腹もすいている。・・・僕の荷物はどこだ?
そんな事も気にする余裕も出始めたために、僕は自分を助けてくれたテントの残骸へと戻ることに
「お、おいどこへ行くんだ」
「・・・自分の荷物を探しにです。魔力も乏しいので何か口にいれて回復しておきたいのです」
「そうか・・・俺もついて行く」
騎士はお腹をおさえながら立ち上がり、僕の後へヨロヨロと着いてきた
「・・・俺達だけなのか」
「多分ですが・・・」
「運がよかったんだな」
騎士はこの地の惨状を目にしながら、静かに喋っていた
「・・・そういえばお互い、名前を知らないよな。俺はグリンデル・タイラーだ」
「僕はノエルです」
騎士なだけはあり家名持ちだ。この人もぼくより偉い立場なのに、魔道兵ということが僕の気持ちを助長し横柄な態度をとっていたのかもと、次からは自制しようと思った。
テントの残骸まで歩きつき、僕はテントの下を探っていく。
「・・・この死体は、同じ魔道兵だろ」
「はい・・・メイジ2級のハンスさんです」
「グリモワールは奪われているな・・・紋章も・・・」
金目の物を欲していた、あの人達は紋章もとっていったようだ
「・・・僕の目の前で殺されました。僕はこのテントの下に隠れていて・・・動くことが出来ませんでした・・・」
「そうか・・・敵を見たなら貴重な情報だ・・・後で報告するといい」
僕は手を動かしながら、グリンデルさんへ見ていたことを打ち明けていた。自分の中では処理できず、誰かに聞いてもらいたかったのだ。
「・・・あった」
僕の背負いカバンは僕と一緒に転がっていたみたいだ。その他に2つ別のカバンも見つけたが、これはマジールさんとハンスさんのだった。
マジールさん達のカバンは中身は見ずに、ギレルさんか他のリーディア達に渡しておこうと確保しておく。
「グリンデルさんも何か食べますか」
「・・・あぁ、助かる」
僕らは砦よりも後方、メインとはいえない戦場で砦制圧完了を聞いたのは日が沈むのと同時の事だった
さっきの人達は・・・ハンスさんを2人目といった・・・という事はマジールさんも死んでいる。
砦を手放すといっていたのは・・・制圧組は成功したということ・・・さっきの人達は・・・逃げる際にここを襲撃したという事か・・・手薄の後衛部隊を。
騎兵20人弱に、隊長とゼリル・・・と名前だけのエリオットという人
バレていたのは僕かもしれないが、ハンスさんが恐怖に負けて先に出て行ったこと・・・
足音がなくなり、10分ほど経っただろうか。気持ちや状況を整理すると、僕は小さな隙間から外を慎重に確かめ、意を決してテントの残骸から身を出した。
「ぐっ・・いててて・・・」
自分が怪我をしている事も忘れていたようだが、思い出してくると全身が痛く激痛に襲われ始めた
「グ、グリモワールは!?・・・よかった・・・休憩してたおかげか・・・」
爆発の間際、僕は休憩に入りグリモワールをベルトにつなぎなおしていた。
すぐに”癒しの光”を唱え、体に回復を施す
体から痛みが消え去り、僕は視線をテントの残骸へと向ける。
テントの残骸を見て、このテント、いろんな要素のおかげで僕は生き延びたのだと実感する。
そして・・・もう一つの光景が僕の目に嫌でも飛び込んでいた。回復していた時にも目の隅では捉えていたハンスさんの死体。
首と体が別れ、そこには血だまりが出来ている。だが、ハンスさんだけが特別というわけではなかった・・・
槍を胴体に突き刺されたままの兵士。丸焦げになっている誰か分からない人、僕の周りには死体が溢れていたのだ
足から力が抜け、立っている事も適わなくなりそうで膝に手をつく。
だが、それでも持ちこたえることができず尻もちをついた
ドサリと音がしたが、その音だけ。耳鳴りもそういえば治っていたなと思うとあたりが一気に静かになっていた事に気が付いた
本当に今、ここでは僕一人なんだと思わされる静けさ・・・
ガコッ
何かが崩れたか、倒れた音が聞こえた
「・・・だれ・・・い・・・か・・・」
微かに声も聞こえた。
「いますよ!どこです!?」
その声は確かに人の声、助けを求める声だった。
僕は返事をする。するとまた、聞こえる。
「た・・・すけ・・・たの・・・む」
足に力がうまく入らないが、落ちている槍を杖がわりに声の聞こえる方へと進む
「どこですか?今助けますよ!」
「こ・・こ・・・だ・・・」
「どこです!」
声を頼りに近づいていくと、死体が2人積み重なっている下の人の手が動いていた
「み、みつけました!いま助けます!」
上の死体を持っている杖替わりの槍でテコのように浮かせ動かすと、下からでてきたのは2度衝突をした騎士だった
お腹から血が溢れている様子は、上の死体からそのまま貫通するように剣か槍かを刺されたようだ
「まど・・・へい・・・。たのむ・・・たすけて・・・くれ」
「は、はい!すぐに!」
パラララとグリモワールを開き、詠唱を唱え
「”癒しの光”!」
右手に集まる光を魔法名とともに騎士へと向ける
「・・・暖かい」
騎士の唇は青紫から赤色へと戻り、顔は安堵の表情へと変わった。
「・・・まだ痛むと思いますが・・・今はそれで充分でしょう」
「・・・助かった。ふー・・・ありがとう」
騎士は上体を起こし、僕へお礼を述べる
「いえ・・・生きていてくれてよかったです。今この場で僕一人は心細過ぎました」
知り合いというわけではないが、この死体が溢れているこの場所で一人というわけでなくなり、僕は安堵したが・・・今の状況もあまりよろしくないのかと思い
「あっ・・・あの僕を殺してグリモワール奪おうとしないでくださいね・・・」
「・・・するか!騎士道に反するわ!・・・いや、俺の発言した結果か・・・・。数々の非礼をお詫びする、申し訳なかった」
騎士は叫んだせいか、お腹の傷がまた痛んだかの様にお腹をさすりながら頭を下げた
「それなら・・・よかったです」
このやりとりをしている間に足に力も入る様になり、一人という状況でなくなった為に僕の心は余裕が出来始めた
喉も乾いた。休憩の途中だからお腹もすいている。・・・僕の荷物はどこだ?
そんな事も気にする余裕も出始めたために、僕は自分を助けてくれたテントの残骸へと戻ることに
「お、おいどこへ行くんだ」
「・・・自分の荷物を探しにです。魔力も乏しいので何か口にいれて回復しておきたいのです」
「そうか・・・俺もついて行く」
騎士はお腹をおさえながら立ち上がり、僕の後へヨロヨロと着いてきた
「・・・俺達だけなのか」
「多分ですが・・・」
「運がよかったんだな」
騎士はこの地の惨状を目にしながら、静かに喋っていた
「・・・そういえばお互い、名前を知らないよな。俺はグリンデル・タイラーだ」
「僕はノエルです」
騎士なだけはあり家名持ちだ。この人もぼくより偉い立場なのに、魔道兵ということが僕の気持ちを助長し横柄な態度をとっていたのかもと、次からは自制しようと思った。
テントの残骸まで歩きつき、僕はテントの下を探っていく。
「・・・この死体は、同じ魔道兵だろ」
「はい・・・メイジ2級のハンスさんです」
「グリモワールは奪われているな・・・紋章も・・・」
金目の物を欲していた、あの人達は紋章もとっていったようだ
「・・・僕の目の前で殺されました。僕はこのテントの下に隠れていて・・・動くことが出来ませんでした・・・」
「そうか・・・敵を見たなら貴重な情報だ・・・後で報告するといい」
僕は手を動かしながら、グリンデルさんへ見ていたことを打ち明けていた。自分の中では処理できず、誰かに聞いてもらいたかったのだ。
「・・・あった」
僕の背負いカバンは僕と一緒に転がっていたみたいだ。その他に2つ別のカバンも見つけたが、これはマジールさんとハンスさんのだった。
マジールさん達のカバンは中身は見ずに、ギレルさんか他のリーディア達に渡しておこうと確保しておく。
「グリンデルさんも何か食べますか」
「・・・あぁ、助かる」
僕らは砦よりも後方、メインとはいえない戦場で砦制圧完了を聞いたのは日が沈むのと同時の事だった
40
お気に入りに追加
118
あなたにおすすめの小説
瞬間移動がやりたくて〜空間魔法編〜
ストレットフィールド
ファンタジー
ありきたりな異世界転移、ただチート能力だと思う瞬間移動、それは逃げる為にあるのだ 戦いと逃げの選択を迫られた時、主人公はどちらを選ぶのか ゲームの序盤、ドラ〇エで例えるとメ〇ミを覚えるまでの、試行錯誤する雰囲気を目指してます
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜
山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。
息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。
茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。
そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。
明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。
しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。
仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。
そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる