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第212話 帝国の野営地へと
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「アル、悪戯は順調に終わりましたね」
「だな!このままあいつらよりも先にスードリカへ向かおうぜ!」
物資輸送隊から離れ、一度森の中へ入った僕らは変装をといていく。
「はー・・・やっぱり俺は軽装鎧だな。やっぱこんなの着てられるかよ」
「リコール、汗まみれでしたね」
「ふぅ・・・サンキュー」
アルは重装鎧を脱ぎ、少し冷たい風を感じている。
「アル、次は何着ますか?後は斥候のような軽装か、弓使いのぼくが着ているようなレザー系の装備ですかね」
「まだ変装するのか?」
「一応、僕らは王国側の人達にも見られたらいけないですからね。それと、こっちの新しいタグも渡しておきます」
一度ブラックとメディアのは輸送体の冒険者に見られた為、クラリアの後輩がいたという龍の牙から取り上げた5等級のタグを渡す
「へー・・・タグの色が違うんだな」
「みたいですね、じっくり見ずとも色で判別できるのはいいですね。で、何着ます?」
僕らはまた装備を変えて、アルは弓使い、僕は剣士風とまたガラリと装備を変更。
「あー、楽だわ」
重装鎧からレザー装備に変わり動きやすさを実感しているアル。
「なんか、剣って腰に指すと邪魔ですね・・・それに盾を背負うのって首にガツガツあたって気になりますね」
軽装鎧にショートソードを脇に差し、盾を背中に着けたはいいもの慣れない装備がここまで気になるとは思わなかった。矢筒はそこまで邪魔ではなかったのに・・・
「俺は剣を背負う派だからな、鞘が腰にあると俺も邪魔だと思ってやめたな」
「そうですか・・・盾なしで僕もロングソードにして背負う事にします」
アルのアドバイスを聞き、僕らの変装は出来た。
ブリンクで距離を稼ぎ、補給部隊と離れると・・・遠目から煙が上がっているのが見えたのは朝の6時頃だった。
「戦地か・・・いや野営地か」
「煙が白いのでそのようですね・・・静けさから今はお互いに休息しているのでしょうか」
「どうだ?戦地はここよりも離れているのかもしれないぜ?」
「う~ん・・・」
僕は地図を広げ、スードリカ平原周辺を見る。
スードリカ平原が戦地と言っても、スードリカ平原自体がかなり広い平原となっている為、一カ所で戦が怒っているのか、複数の地点で戦っているのか知らなかった
「まぁ広いよな。とりあえず、あの野営地にいってみようぜ。そしたらどこで戦が怒っているのか分かるだろ」
「ですかね、補給部隊がここを目指していたとなるとメインの戦場ではありますか」
街道を進むととすぐにその野営地が見えてきた。おびただしい数のテント、広大なキャンプ場だと思わされる光景だ。
冒険者や兵士、騎士とバラバラといるがここまでくるとガヤガヤと人の声が混ざった喧騒が聞こえてきていた。
「すげーな・・・何人いるんだよ」
「どうでしょうか・・・ウェッジコート奪還作戦が1,000人ほどと記憶しているので、その4倍か5倍の4,000~5,000人ほどでしょうか」
テントの数から適当に推測するが・・・テントを持たない人もいると考えると+1,000や2,000は行きそうではある。
「かなりの人数だな・・・どうやってこの中からサーヤをみつけるかだな」
「ここにくれば勝手に見つかるかもと思いましたが・・・う~ん・・・」
戦争にしては数は少ないなと少し思ったが・・・王国もそこまで人は多くないのでこのぐらいが順当なのかと思えた。
「とりあえず歩くか?」
「そうですね、じっとしてても見つけれないでしょうし。赤ローブの男は帝国へ貸し出したと言っていたので、もしかしたらオーティマスのローブを着ているかもしれません」
「なるほどな・・・それをまずは手掛かりに探してみるか」
「はい」
僕らは敵地へと足を踏み入れた。
街や村でなくテントの集まりの為、門番などはおらず周囲を警戒する見張り番のような人達がたっているのみ
木のバリケードは簡易に作ってはいる様子だが、ブリンクで適当な位置に飛び、中に入れば僕らはもう立派な帝国側へと様変わりした。
「ザルだな」
「まぁ正面から入れば何か言われたかもしれませんが、その心配もありませんでしたね」
燃え尽きた焚火の白くなった跡がそこかしらにあるのは、この寒くなった時期に野営するのはきついだろうなと思える。
寒い寒いと、回りからよく聞こえてきている。
「あまり士気は高くなさそうですか?」
「いやぁどうだ?朝方だからじゃね?」
「ふん・・・そんなもんなのでしょうか」
ブラックや最初であったホルンの様子を見ると、ここの野営地は少し戦いにおける熱意というものが低く思えたがメリハリか?と思いそのまま野営地を彷徨う
バラバラと背の引くいテントが立つ箇所を抜けると、おおきな天幕のようなテントが並ぶ場所へとたどり着いた。
「ここは兵士達か?」
「かもしれませんね、テントが綺麗に並んで立ってますし、ここを中心に冒険者たちは周りに乱雑に立てて行ったのかもしれませんね」
「っぽいな」
僕らが兵士達のテント付近にたどり着き、そこからサーヤさん達がいないかと少し立ち止まり辺りを確認していると
「おい、冒険者。朝食の支給には早いぞ」
「・・・いやぁ腹減っちまって、少しでも早くもらえねーかと思ったんだが」
鎧に身を包み、赤いマントを付けた騎士に声を掛けられた。
咄嗟の出来事だが、アルは普通に返事をした。
「ふん、5等級か・・・。昨日は冒険者にそれなりに活躍してもらったからな、着いてこい。パンの一つぐらい貰ってやろう」
「ありがてぇ、助かりますぜ」
タグをみて、昨日の戦は帝国が有利に終わったのか騎士は僕らに食べ物をくれることになった。
僕らはその騎士に続いて、綺麗にならぶテントの側を歩く。だが見えるのは兵士や騎士といった姿の人らだ。サーヤさんや魔法使いのような人らの姿は見えなかった。
「補給物資も時期に届くはずだ、そしたら腹いっぱい食えるようになるからな。これでもうしばらく辛抱して今日も頼むぞ」
「任せてくれよ、今日も王国の連中を殺しまわってやりますぜ」
・・・アルの口調がどこか下っ端のような口調で少し笑える。
「そうか。腹が減ってるなら、補給隊が来た時に手伝えば何かしらくれるだろう」
騎士はそういうと、僕らを兵士の野営地の北側に送り届けると戻って行った
「・・・なんかいい人でしたね」
「だな、正直ああいうやつと殺し合うのかと思うと気が滅入るな戦争って」
「ですね」
あまりここでは人と喋らない方がいいのかもしれないな。僕は殺せても、アルは躊躇してしまうかもしれないな。
「このまま真っ直ぐ北に行くか?」
「う~ん、折角ここの物資がある場所を教えてくれたので、あの騎士さんには申し訳ないですが・・・僕の仕事をしようかと思います。食糧だけでなく矢や武器なんかもあるかもしれませんし」
「・・・だな、俺は一人でその辺うろついてサーヤを探すわ」
「ですね、僕も物資を荒らし終わるとサーヤさんを探しますよ。どこで集合にしますか?」
「時計あるか?」
「ありますよ、はいどうぞ」
「今が7時前か・・・騎士の話じゃあ朝食の支給があるようだからな、支給が7時30か8時ぐらいか?」
「だとしたらその時、みなが一カ所に集まりますよね?それに補給隊の到着は早くて、後3時間後ぐらいでしょう」
「よし、9時に北側に集合だ。補給隊の手伝いで集まったていでいくぞ」
「分かりました。アルこのスクロールを2本渡しておきますね。サーヤさんとガナートさんがいたら使ってあげてください」
「おう、ノエル気をつけろよ」
「アルもね。ではお互いの幸運を祈りましょう」
僕とアルは一度、別行動となる。正直アルと離れるのは心配と不安もあるが、物資を攫うのは基本的に僕一人のほうがスムーズに行える為、理にかなった行動だった。
後は物資を頂くだけだが、すでに早朝の時間はすぎ兵士達が起きている時間だ。夜ならまだしもこの中を堂々と行くのは無理だ。それに先ほど騎士に顔を見られているのでまた会うと、言い訳が出来ない。
兵士達のテントの中に冒険者が混ざっているのなら堂々と行けるのに、兵士は兵士、冒険者は冒険者と線引きしているように分かれているのがな~・・・一人兵士をやって鎧を頂く?
う~ん・・・と頭を捻る。いっそ食料は燃やした方が早いか?
穏便に済ませる方法が中々浮かばないが、サーヤさんを探す時間もいるためにとりあえず隠れながらブリンクで行くかと行き当たりばったりな作戦をすることにした
「だな!このままあいつらよりも先にスードリカへ向かおうぜ!」
物資輸送隊から離れ、一度森の中へ入った僕らは変装をといていく。
「はー・・・やっぱり俺は軽装鎧だな。やっぱこんなの着てられるかよ」
「リコール、汗まみれでしたね」
「ふぅ・・・サンキュー」
アルは重装鎧を脱ぎ、少し冷たい風を感じている。
「アル、次は何着ますか?後は斥候のような軽装か、弓使いのぼくが着ているようなレザー系の装備ですかね」
「まだ変装するのか?」
「一応、僕らは王国側の人達にも見られたらいけないですからね。それと、こっちの新しいタグも渡しておきます」
一度ブラックとメディアのは輸送体の冒険者に見られた為、クラリアの後輩がいたという龍の牙から取り上げた5等級のタグを渡す
「へー・・・タグの色が違うんだな」
「みたいですね、じっくり見ずとも色で判別できるのはいいですね。で、何着ます?」
僕らはまた装備を変えて、アルは弓使い、僕は剣士風とまたガラリと装備を変更。
「あー、楽だわ」
重装鎧からレザー装備に変わり動きやすさを実感しているアル。
「なんか、剣って腰に指すと邪魔ですね・・・それに盾を背負うのって首にガツガツあたって気になりますね」
軽装鎧にショートソードを脇に差し、盾を背中に着けたはいいもの慣れない装備がここまで気になるとは思わなかった。矢筒はそこまで邪魔ではなかったのに・・・
「俺は剣を背負う派だからな、鞘が腰にあると俺も邪魔だと思ってやめたな」
「そうですか・・・盾なしで僕もロングソードにして背負う事にします」
アルのアドバイスを聞き、僕らの変装は出来た。
ブリンクで距離を稼ぎ、補給部隊と離れると・・・遠目から煙が上がっているのが見えたのは朝の6時頃だった。
「戦地か・・・いや野営地か」
「煙が白いのでそのようですね・・・静けさから今はお互いに休息しているのでしょうか」
「どうだ?戦地はここよりも離れているのかもしれないぜ?」
「う~ん・・・」
僕は地図を広げ、スードリカ平原周辺を見る。
スードリカ平原が戦地と言っても、スードリカ平原自体がかなり広い平原となっている為、一カ所で戦が怒っているのか、複数の地点で戦っているのか知らなかった
「まぁ広いよな。とりあえず、あの野営地にいってみようぜ。そしたらどこで戦が怒っているのか分かるだろ」
「ですかね、補給部隊がここを目指していたとなるとメインの戦場ではありますか」
街道を進むととすぐにその野営地が見えてきた。おびただしい数のテント、広大なキャンプ場だと思わされる光景だ。
冒険者や兵士、騎士とバラバラといるがここまでくるとガヤガヤと人の声が混ざった喧騒が聞こえてきていた。
「すげーな・・・何人いるんだよ」
「どうでしょうか・・・ウェッジコート奪還作戦が1,000人ほどと記憶しているので、その4倍か5倍の4,000~5,000人ほどでしょうか」
テントの数から適当に推測するが・・・テントを持たない人もいると考えると+1,000や2,000は行きそうではある。
「かなりの人数だな・・・どうやってこの中からサーヤをみつけるかだな」
「ここにくれば勝手に見つかるかもと思いましたが・・・う~ん・・・」
戦争にしては数は少ないなと少し思ったが・・・王国もそこまで人は多くないのでこのぐらいが順当なのかと思えた。
「とりあえず歩くか?」
「そうですね、じっとしてても見つけれないでしょうし。赤ローブの男は帝国へ貸し出したと言っていたので、もしかしたらオーティマスのローブを着ているかもしれません」
「なるほどな・・・それをまずは手掛かりに探してみるか」
「はい」
僕らは敵地へと足を踏み入れた。
街や村でなくテントの集まりの為、門番などはおらず周囲を警戒する見張り番のような人達がたっているのみ
木のバリケードは簡易に作ってはいる様子だが、ブリンクで適当な位置に飛び、中に入れば僕らはもう立派な帝国側へと様変わりした。
「ザルだな」
「まぁ正面から入れば何か言われたかもしれませんが、その心配もありませんでしたね」
燃え尽きた焚火の白くなった跡がそこかしらにあるのは、この寒くなった時期に野営するのはきついだろうなと思える。
寒い寒いと、回りからよく聞こえてきている。
「あまり士気は高くなさそうですか?」
「いやぁどうだ?朝方だからじゃね?」
「ふん・・・そんなもんなのでしょうか」
ブラックや最初であったホルンの様子を見ると、ここの野営地は少し戦いにおける熱意というものが低く思えたがメリハリか?と思いそのまま野営地を彷徨う
バラバラと背の引くいテントが立つ箇所を抜けると、おおきな天幕のようなテントが並ぶ場所へとたどり着いた。
「ここは兵士達か?」
「かもしれませんね、テントが綺麗に並んで立ってますし、ここを中心に冒険者たちは周りに乱雑に立てて行ったのかもしれませんね」
「っぽいな」
僕らが兵士達のテント付近にたどり着き、そこからサーヤさん達がいないかと少し立ち止まり辺りを確認していると
「おい、冒険者。朝食の支給には早いぞ」
「・・・いやぁ腹減っちまって、少しでも早くもらえねーかと思ったんだが」
鎧に身を包み、赤いマントを付けた騎士に声を掛けられた。
咄嗟の出来事だが、アルは普通に返事をした。
「ふん、5等級か・・・。昨日は冒険者にそれなりに活躍してもらったからな、着いてこい。パンの一つぐらい貰ってやろう」
「ありがてぇ、助かりますぜ」
タグをみて、昨日の戦は帝国が有利に終わったのか騎士は僕らに食べ物をくれることになった。
僕らはその騎士に続いて、綺麗にならぶテントの側を歩く。だが見えるのは兵士や騎士といった姿の人らだ。サーヤさんや魔法使いのような人らの姿は見えなかった。
「補給物資も時期に届くはずだ、そしたら腹いっぱい食えるようになるからな。これでもうしばらく辛抱して今日も頼むぞ」
「任せてくれよ、今日も王国の連中を殺しまわってやりますぜ」
・・・アルの口調がどこか下っ端のような口調で少し笑える。
「そうか。腹が減ってるなら、補給隊が来た時に手伝えば何かしらくれるだろう」
騎士はそういうと、僕らを兵士の野営地の北側に送り届けると戻って行った
「・・・なんかいい人でしたね」
「だな、正直ああいうやつと殺し合うのかと思うと気が滅入るな戦争って」
「ですね」
あまりここでは人と喋らない方がいいのかもしれないな。僕は殺せても、アルは躊躇してしまうかもしれないな。
「このまま真っ直ぐ北に行くか?」
「う~ん、折角ここの物資がある場所を教えてくれたので、あの騎士さんには申し訳ないですが・・・僕の仕事をしようかと思います。食糧だけでなく矢や武器なんかもあるかもしれませんし」
「・・・だな、俺は一人でその辺うろついてサーヤを探すわ」
「ですね、僕も物資を荒らし終わるとサーヤさんを探しますよ。どこで集合にしますか?」
「時計あるか?」
「ありますよ、はいどうぞ」
「今が7時前か・・・騎士の話じゃあ朝食の支給があるようだからな、支給が7時30か8時ぐらいか?」
「だとしたらその時、みなが一カ所に集まりますよね?それに補給隊の到着は早くて、後3時間後ぐらいでしょう」
「よし、9時に北側に集合だ。補給隊の手伝いで集まったていでいくぞ」
「分かりました。アルこのスクロールを2本渡しておきますね。サーヤさんとガナートさんがいたら使ってあげてください」
「おう、ノエル気をつけろよ」
「アルもね。ではお互いの幸運を祈りましょう」
僕とアルは一度、別行動となる。正直アルと離れるのは心配と不安もあるが、物資を攫うのは基本的に僕一人のほうがスムーズに行える為、理にかなった行動だった。
後は物資を頂くだけだが、すでに早朝の時間はすぎ兵士達が起きている時間だ。夜ならまだしもこの中を堂々と行くのは無理だ。それに先ほど騎士に顔を見られているのでまた会うと、言い訳が出来ない。
兵士達のテントの中に冒険者が混ざっているのなら堂々と行けるのに、兵士は兵士、冒険者は冒険者と線引きしているように分かれているのがな~・・・一人兵士をやって鎧を頂く?
う~ん・・・と頭を捻る。いっそ食料は燃やした方が早いか?
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