177 / 235
第177話 僕の役目
しおりを挟む
シスレーと、ギルドの方針がでるまで、ギルドの建物がある近くのカフェで時間を潰すこと4時間
朝からずっと待っているが、一向に進捗が無く痺れを切らした冒険者たちは、ギルド前からはほとんどが居なくなっていた
「本当に何も動きがないねー」
「ですね、アルも大人しく待っているといいですが」
僕らも特段やることもない状況だが、この場を離れることも出来ずにいた
そこからもう1時間ほど、待っていると街全体がざわつき始めたようにガヤガヤとした音とともに、冒険者たちがまたギルド前へと集まり始めた
「騒がしくなってきましたね」
「だね、何か知らせでも入ったのかな?」
周りでは同じようにカフェで待機していた冒険者たちも、席を離れギルドへと向かって行き始める
「僕らも様子を見に行きますか?」
「う~ん、少し離れた所で待ってたら、副ギルドマスターが大声で通達してくれるんじゃないかな?」
「そうですね、じゃあ聞こえる範囲に行って待機してましょうか」
「うん」
僕らもカフェを離れ、ギルド近くに行くとキョロキョロと周囲の状況を探るアンナさんとデックスさんを見つける
「アンナさーん!」
「どこいたんだよ、探したぜ」
シスレーが声を掛ると、僕らを探していたようだった
「近くのカフェで待機してましたよ、何か動きがありましたか?」
僕が訪ねると、デックスさんが喋り始めた
「あぁ、さっき知り合いの騎士団のやつから聞いた話じゃあ、帝国が宣戦布告してきたらしいんだよ」
「宣戦布告・・・戦争になるってことですよね」
「あぁ、それで帝国側に魔法国家もついたと聞いたぞ。戦争前に宮廷魔導士も参加している集会を襲うとかきたねーよな」
「ちっ・・・戦争なんて勝手にやれよな、私やサーヤらを巻き込むんじゃねーよ」
アンナさんはいつものように悪態を付いているが、サーヤさんを心配している事は分かる
「騎士団は順次、国境へと派遣されていくみたいだぜ。冒険者にもそろそろお達しがくると思うが」
僕らがデックスさんから話を聞いていると、ギルドからオールバックの副ギルドマスターが出てきた
「噂をすればだな」
「あぁ、どう出るのか黙って聞いてようぜ」
周りのざわつきも静かになり始めるだけあり、やはりあの副ギルドマスターは冒険者から慕われている人なのだと感じた
「冒険者諸君聞けー!帝国が王国へ宣戦布告をしてきた!我が国が他国の脅威に脅かされている!みなの仲間も連れ去られ戦争の道具に使われる可能性がでている!」
副ギルドマスターが喋る間は誰一人会話をすることなく、ただその威厳のある低い声質から放たれる言葉をただじっと聞いている
「王国もこれに対し、拮抗上体が続いた状態から戦いの火ぶたが落とされた!騎士団は今日から順に戦地となるであろうウェスト地方のスードリカへ向かう事になった!冒険者諸君も、一王国民として参加されたしということだ!」
スードリカ・・・ホーク火山を抜けた地方なのだろうか、それに戦争・・・
「戦闘、物資調達、補給輸送、工作活動、魔法使い探索と仕事は多岐にわたる!国からの依頼として出る物ばかりだ!諸君随時受け付けているからな!心して引き受けよ!」
戦いだけが戦争じゃないか、裏方も仕事もあるんだな
副ギルドマスターの言葉が終わると、冒険者たちはすぐに副ギルドマスターにアピールするかのように戦争参加へのアピールを始めるものも出始め、大いに戦争への意欲を燃やしていた
サイシアールの時と違い、皆が皆積極的になっていることにあの人の人望なのか、みな王国が好きなのかという感想が生まれる
「方針は決まったんだな」
「えぇ・・・えっアル!?」
隣には着替えて、サリアと一緒に立っているアルがいた
「まだ横になっている方がいいといったのだけれど・・・」
「いえ、サリアは十分してくれましたよ。もう大丈夫なんですか?」
「おう、ある程度はな。今の話聞いたがあれが最初の通達か?」
「ですよ、僕らもずっとまってやっと進捗があった感じです」
「そうか、俺中に行ってくるわ!」
「えっ、この人の中を!?」
アルはその言葉を残し、人ごみをかき分けてギルドへと入って行った
「愛の力だねー」
シスレーがアルの姿をみて呑気にそう言っているが、サリアもアルに続いて中に入っていく様子に僕はこっちのほうが愛の力のように感じた
「デックス!私らもいくぞ!」
「おう!」
アンナさん達もアルに続き人をかき分けて行ってしまった
「シスレー、僕らは待ってましょうか。ここにいるのも邪魔になりそうですし」
「だね」
少し場所を変えて、アル達がギルドから出てくるのを待つ間にシスレーと戦争の事について聞いてみる
「戦争なんですね」
「20年前にも起こっているよね、王国と帝国は頻繁に戦争してるんだよ」
「・・・表立って戦いたくはないですね」
「だね、平和が一番だよ」
魔物がいる世界でなぜ、人同士で戦う必要があるのだろうか・・・戦いたければダンジョンにいけばいいのに・・・
ファンタジーを感じているこの世界、僕にとって魔物以外と戦う事に嫌気を感じる
「あっ帝国と魔法国家って何か関係があるんですか?サーヤさん達を攫ったのはほぼ魔法国家で決まりなのに、戦争相手は帝国って」
「えっと・・・なんだったけ?魔法国家はもとは帝国領の一つの街のことで、そこから独立して国になったとかだったか・・・まだ独立はしてないけど、魔法国家って勝手に名乗ってるとかだったような」
「ふんふん・・・じゃあ帝国なのには変わりないんですね」
「まぁそんな感じ」
帝国ってどんな場所なのだろうか・・・、知らない世界を見て回りたい僕にとっては帝国もいずれ行ってみたい場所なのに変わりなく、戦争で悪いイメージをつけたくなかった
「シスレーは帝国に行ったことあるんですか?」
「ううん、ないよ」
「結構遠いんですかね?」
「う~ん・・・国境付近だと、ネバースノーから10日あればいけるのかな?それぐらいの距離」
「なるほど」
帝国の全容が分からないが、わりかし近い距離にあるのかなと感じる
もし・・・ここからサーヤさん達を探しに帝国に行くと往復でも30日か・・・う~ん・・・冬の事を考えると相手からしたらいいタイミングで攻撃を仕掛けてきたな・・・
サーヤさんの事も心配ではあるが、これからの事を考えると色々な事が頭に浮かぶのは僕が冷たいからなのだろうか・・・やはり他人の為にそこまで善人には慣れない気持ちが僕を揺さぶる
「また黙り込んで考え事してー」
「ごめんなさい、色々と今後の事も考えるとどうも思考が先走ってしまいます」
「そっか、もしサーヤさん見つけてもめでたしめでたしじゃないもんね」
「・・・まぁそういう事ですね」
シスレーは本当に僕の思考を読んでいるかのようだ
この事件において自分の役目は何なのだろうか・・・何をするのが最適なのだろうか・・・
自分の役割なんてないのかもしれない、戦争は任せて後方で支援物資を集めたり、冬の準備を進めた方がいいのかもしれない。
それか別に王国に未練なんてない、すべてを投げ出しシスレーと海を渡って別の国にいってもいいかもしれない
そんな弱気な気持ちが、戦争という言葉に怖気づいている
「大丈夫、ノエル君とアル君ならきっとサーヤさんを見つけれるよ」
「・・・そうでしょうか」
「うん、だから家の事とかはうちやティアちゃんに任せてよ。本音は一緒に行きたいけどね」
「シスレー・・・ですね。アルに見つけると大見栄もきっちゃいましたし、もしアルが帝国領に行くといったら僕はそのままアルと行きますね」
「うん、そこはちゃんとアル君のように男らしく即答だよ」
シスレーは先に決めてくれた。アルが帝国領に行くというのは目に見えているのに、そこで僕が今のように他の事を考えて悩むとアルが不安になる。ただでさえ今も不安でたまらないはずなの余計にそう思うはずだ
それを見越して先にシミュレートして、いつも離れたくないと言ってるシスレーが送り出そうとしているのだ
「やはりシスレーにはかないませんね。僕の部屋のシスレーが描いた絵だけの裏に金貨を張り付けているので、PT資金が足りなくなったらそれ使ってください」
「うん・・・ただし!帝国いったり魔法国家にいって女の匂いつけて帰ってきたら許さないからね!」
「そこは大丈夫ですよ、僕にはリコールがありますから」
「そういう事じゃない!関わっていい女性はサーヤさんだけ!」
「分かってますよ、こんな素敵な女性が僕の事を思っているのに浮気なんてしません」
「よろしい!」
僕の中で決心はついた、後はアルがどんな依頼、役割をもってきたとしてもそれに付き従おうと決めたのだった
朝からずっと待っているが、一向に進捗が無く痺れを切らした冒険者たちは、ギルド前からはほとんどが居なくなっていた
「本当に何も動きがないねー」
「ですね、アルも大人しく待っているといいですが」
僕らも特段やることもない状況だが、この場を離れることも出来ずにいた
そこからもう1時間ほど、待っていると街全体がざわつき始めたようにガヤガヤとした音とともに、冒険者たちがまたギルド前へと集まり始めた
「騒がしくなってきましたね」
「だね、何か知らせでも入ったのかな?」
周りでは同じようにカフェで待機していた冒険者たちも、席を離れギルドへと向かって行き始める
「僕らも様子を見に行きますか?」
「う~ん、少し離れた所で待ってたら、副ギルドマスターが大声で通達してくれるんじゃないかな?」
「そうですね、じゃあ聞こえる範囲に行って待機してましょうか」
「うん」
僕らもカフェを離れ、ギルド近くに行くとキョロキョロと周囲の状況を探るアンナさんとデックスさんを見つける
「アンナさーん!」
「どこいたんだよ、探したぜ」
シスレーが声を掛ると、僕らを探していたようだった
「近くのカフェで待機してましたよ、何か動きがありましたか?」
僕が訪ねると、デックスさんが喋り始めた
「あぁ、さっき知り合いの騎士団のやつから聞いた話じゃあ、帝国が宣戦布告してきたらしいんだよ」
「宣戦布告・・・戦争になるってことですよね」
「あぁ、それで帝国側に魔法国家もついたと聞いたぞ。戦争前に宮廷魔導士も参加している集会を襲うとかきたねーよな」
「ちっ・・・戦争なんて勝手にやれよな、私やサーヤらを巻き込むんじゃねーよ」
アンナさんはいつものように悪態を付いているが、サーヤさんを心配している事は分かる
「騎士団は順次、国境へと派遣されていくみたいだぜ。冒険者にもそろそろお達しがくると思うが」
僕らがデックスさんから話を聞いていると、ギルドからオールバックの副ギルドマスターが出てきた
「噂をすればだな」
「あぁ、どう出るのか黙って聞いてようぜ」
周りのざわつきも静かになり始めるだけあり、やはりあの副ギルドマスターは冒険者から慕われている人なのだと感じた
「冒険者諸君聞けー!帝国が王国へ宣戦布告をしてきた!我が国が他国の脅威に脅かされている!みなの仲間も連れ去られ戦争の道具に使われる可能性がでている!」
副ギルドマスターが喋る間は誰一人会話をすることなく、ただその威厳のある低い声質から放たれる言葉をただじっと聞いている
「王国もこれに対し、拮抗上体が続いた状態から戦いの火ぶたが落とされた!騎士団は今日から順に戦地となるであろうウェスト地方のスードリカへ向かう事になった!冒険者諸君も、一王国民として参加されたしということだ!」
スードリカ・・・ホーク火山を抜けた地方なのだろうか、それに戦争・・・
「戦闘、物資調達、補給輸送、工作活動、魔法使い探索と仕事は多岐にわたる!国からの依頼として出る物ばかりだ!諸君随時受け付けているからな!心して引き受けよ!」
戦いだけが戦争じゃないか、裏方も仕事もあるんだな
副ギルドマスターの言葉が終わると、冒険者たちはすぐに副ギルドマスターにアピールするかのように戦争参加へのアピールを始めるものも出始め、大いに戦争への意欲を燃やしていた
サイシアールの時と違い、皆が皆積極的になっていることにあの人の人望なのか、みな王国が好きなのかという感想が生まれる
「方針は決まったんだな」
「えぇ・・・えっアル!?」
隣には着替えて、サリアと一緒に立っているアルがいた
「まだ横になっている方がいいといったのだけれど・・・」
「いえ、サリアは十分してくれましたよ。もう大丈夫なんですか?」
「おう、ある程度はな。今の話聞いたがあれが最初の通達か?」
「ですよ、僕らもずっとまってやっと進捗があった感じです」
「そうか、俺中に行ってくるわ!」
「えっ、この人の中を!?」
アルはその言葉を残し、人ごみをかき分けてギルドへと入って行った
「愛の力だねー」
シスレーがアルの姿をみて呑気にそう言っているが、サリアもアルに続いて中に入っていく様子に僕はこっちのほうが愛の力のように感じた
「デックス!私らもいくぞ!」
「おう!」
アンナさん達もアルに続き人をかき分けて行ってしまった
「シスレー、僕らは待ってましょうか。ここにいるのも邪魔になりそうですし」
「だね」
少し場所を変えて、アル達がギルドから出てくるのを待つ間にシスレーと戦争の事について聞いてみる
「戦争なんですね」
「20年前にも起こっているよね、王国と帝国は頻繁に戦争してるんだよ」
「・・・表立って戦いたくはないですね」
「だね、平和が一番だよ」
魔物がいる世界でなぜ、人同士で戦う必要があるのだろうか・・・戦いたければダンジョンにいけばいいのに・・・
ファンタジーを感じているこの世界、僕にとって魔物以外と戦う事に嫌気を感じる
「あっ帝国と魔法国家って何か関係があるんですか?サーヤさん達を攫ったのはほぼ魔法国家で決まりなのに、戦争相手は帝国って」
「えっと・・・なんだったけ?魔法国家はもとは帝国領の一つの街のことで、そこから独立して国になったとかだったか・・・まだ独立はしてないけど、魔法国家って勝手に名乗ってるとかだったような」
「ふんふん・・・じゃあ帝国なのには変わりないんですね」
「まぁそんな感じ」
帝国ってどんな場所なのだろうか・・・、知らない世界を見て回りたい僕にとっては帝国もいずれ行ってみたい場所なのに変わりなく、戦争で悪いイメージをつけたくなかった
「シスレーは帝国に行ったことあるんですか?」
「ううん、ないよ」
「結構遠いんですかね?」
「う~ん・・・国境付近だと、ネバースノーから10日あればいけるのかな?それぐらいの距離」
「なるほど」
帝国の全容が分からないが、わりかし近い距離にあるのかなと感じる
もし・・・ここからサーヤさん達を探しに帝国に行くと往復でも30日か・・・う~ん・・・冬の事を考えると相手からしたらいいタイミングで攻撃を仕掛けてきたな・・・
サーヤさんの事も心配ではあるが、これからの事を考えると色々な事が頭に浮かぶのは僕が冷たいからなのだろうか・・・やはり他人の為にそこまで善人には慣れない気持ちが僕を揺さぶる
「また黙り込んで考え事してー」
「ごめんなさい、色々と今後の事も考えるとどうも思考が先走ってしまいます」
「そっか、もしサーヤさん見つけてもめでたしめでたしじゃないもんね」
「・・・まぁそういう事ですね」
シスレーは本当に僕の思考を読んでいるかのようだ
この事件において自分の役目は何なのだろうか・・・何をするのが最適なのだろうか・・・
自分の役割なんてないのかもしれない、戦争は任せて後方で支援物資を集めたり、冬の準備を進めた方がいいのかもしれない。
それか別に王国に未練なんてない、すべてを投げ出しシスレーと海を渡って別の国にいってもいいかもしれない
そんな弱気な気持ちが、戦争という言葉に怖気づいている
「大丈夫、ノエル君とアル君ならきっとサーヤさんを見つけれるよ」
「・・・そうでしょうか」
「うん、だから家の事とかはうちやティアちゃんに任せてよ。本音は一緒に行きたいけどね」
「シスレー・・・ですね。アルに見つけると大見栄もきっちゃいましたし、もしアルが帝国領に行くといったら僕はそのままアルと行きますね」
「うん、そこはちゃんとアル君のように男らしく即答だよ」
シスレーは先に決めてくれた。アルが帝国領に行くというのは目に見えているのに、そこで僕が今のように他の事を考えて悩むとアルが不安になる。ただでさえ今も不安でたまらないはずなの余計にそう思うはずだ
それを見越して先にシミュレートして、いつも離れたくないと言ってるシスレーが送り出そうとしているのだ
「やはりシスレーにはかないませんね。僕の部屋のシスレーが描いた絵だけの裏に金貨を張り付けているので、PT資金が足りなくなったらそれ使ってください」
「うん・・・ただし!帝国いったり魔法国家にいって女の匂いつけて帰ってきたら許さないからね!」
「そこは大丈夫ですよ、僕にはリコールがありますから」
「そういう事じゃない!関わっていい女性はサーヤさんだけ!」
「分かってますよ、こんな素敵な女性が僕の事を思っているのに浮気なんてしません」
「よろしい!」
僕の中で決心はついた、後はアルがどんな依頼、役割をもってきたとしてもそれに付き従おうと決めたのだった
81
お気に入りに追加
429
あなたにおすすめの小説
不眠騎士様、私の胸の中で(エッチな)悦い夢を【R18】
冬見 六花
恋愛
「店主、今日も俺を抱きしめてくれないか…?」
枕屋を営むアンナの元を訪れたのは不眠症で悩む褐色の肌の騎士様、レナード。
急遽始まった不眠治療はなかなかうまくいかないものだったが、ようやく見つけた治療法は眠る前に彼を抱きしめてあげることだった。すると夜な夜な眠っているレナードとの淫靡な行為が始まってしまい……――――
【女子力低めな巨乳美人枕屋店主 × とある悪夢(無自覚)で悩むオカン系スパダリ騎士様】
◆拙作「美形司書さんは絶倫肉体派」と同じ世界観のお話。
◆単独でお楽しみいただけますが、一部「美形司書さん」のネタバレがあります。
婚約者の様子がおかしい。明らかに不自然。そんな時、知り合いから、ある情報を得まして……?
四季
恋愛
婚約者の様子がおかしい。
明らかに不自然。
※展開上、一部汚い描写などがあります。ご了承ください。m(_ _)m
伯爵令嬢の秘密の愛し子〜傲慢な王弟は運命の恋に跪く
コプラ
恋愛
♡ドラマティックな愛憎劇の果ての超絶溺愛ハッピーエンド♡
たまにはこんな王道ラブロマンスで世界観に浸ってみてはいかがでしょう♡
★先行ムーンにて日間連載ランキング最高位3位→2位(new❣️)
お気に入り500new❣️ありがとうございます♡
私の秘密は腕の中の可愛い愛し子にある。
父親が誰なのか分からない私の愛する息子は、可愛い笑顔で私を癒していた。伯爵令嬢である私はこの醜聞に負けずに毎日を必死で紡いでいた。そんな時に現れたあの男は、私が運命だと幼い恋を燃え上がらせた相手なの?
愛し子を奪われるくらいなら、私はどんな条件も耐えてみせる。夢見がちな私が一足飛びに少女から大人にならなくてはならなかった運命の愛が連れてきたのは、元々赤の他人同然の正体を明かされた大人の男との契約結婚生活だった。
燃え上がった過去の恋に振り回されて素直になれない二人のその先にあるのは?
物語のようにはいかない
わらびもち
恋愛
転生したら「お前を愛することはない」と夫に向かって言ってしまった『妻』だった。
そう、言われる方ではなく『言う』方。
しかも言ってしまってから一年は経過している。
そして案の定、夫婦関係はもうキンキンに冷え切っていた。
え? これ、どうやって関係を修復したらいいの?
いや、そもそも修復可能なの?
発言直後ならまだしも、一年も経っているのに今更仲直りとか無理じゃない?
せめて失言『前』に転生していればよかったのに!
自分が言われた側なら、初夜でこんな阿呆な事を言う相手と夫婦関係を続けるなど無理だ。諦めて夫に離婚を申し出たのだが、彼は婚姻継続を望んだ。
夫が望むならと婚姻継続を受け入れたレイチェル。これから少しずつでも仲を改善出来たらいいなと希望を持つのだが、現実はそう上手くいかなかった……。
アルファポリスでホクホク計画~実録・投稿インセンティブで稼ぐ☆ 初書籍発売中 ☆第16回恋愛小説大賞奨励賞受賞(22年12月16205)
天田れおぽん
エッセイ・ノンフィクション
~ これは、投稿インセンティブを稼ぎながら10万文字かける人を目指す戦いの記録である ~
アルファポリスでお小遣いを稼ぐと決めた私がやったこと、感じたことを綴ったエッセイ
文章を書いているんだから、自分の文章で稼いだお金で本が買いたい。
投稿インセンティブを稼ぎたい。
ついでに長編書ける人になりたい。
10万文字が目安なのは分かるけど、なかなか10万文字が書けない。
そんな私がアルファポリスでやったこと、感じたことを綴ったエッセイです。
。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○゚・*:.。.
初書籍「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」が、レジーナブックスさまより発売中です。
月戸先生による可愛く美しいイラストと共にお楽しみいただけます。
清楚系イケオジ辺境伯アレクサンドロ(笑)と、頑張り屋さんの悪役令嬢(?)クラウディアの物語。
よろしくお願いいたします。m(_ _)m
。o○。o○゚・*:.。. .。.:*・゜○o。○o。゚・*:.。. .。.:*・゜。o○。o○゚・*:.。.
最低ランクの冒険者〜胃痛案件は何度目ですぞ!?〜
恋音
ファンタジー
『目的はただ1つ、1年間でその喋り方をどうにかすること』
辺境伯令嬢である主人公はそんな手紙を持たされ実家を追放された為、冒険者にならざるを得なかった。
「人生ってクソぞーーーーーー!!!」
「嬢ちゃんうるせぇよッ!」
隣の部屋の男が相棒になるとも知らず、現状を嘆いた。
リィンという偽名を名乗った少女はへっぽこ言語を駆使し、相棒のおっさんもといライアーと共に次々襲いかかる災厄に立ち向かう。
盗賊、スタンピード、敵国のスパイ。挙句の果てに心当たりが全くないのに王族誘拐疑惑!? 世界よ、私が一体何をした!?
最低ランクと舐めてかかる敵が居れば痛い目を見る。立ちはだかる敵を薙ぎ倒し、味方から「敵に同情する」と言われながらも、でこぼこ最凶コンビは我が道を進む。
「誰かあのFランク共の脅威度を上げろッッ!」
あいつら最低ランク詐欺だ。
とは、ライバルパーティーのリーダーのお言葉だ。
────これは嘘つき達の物語
*毎日更新中*小説家になろうと重複投稿
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる