129 / 265
第129話 吟遊詩人
しおりを挟む
サイシアールから戻り、アルがレインさんとギルドで報告をする日、僕もポートランドの資料をギルドで見る為に一緒にアルとギルドへ向かう事に
「アル、これも一緒に渡してくださいね」
セーフティーエリアで拾った冒険者カードとゴブリンリーダーやハイゴブリンが入った魔石の袋を渡す
「あぁ、全員セーフティーエリアでみつけたんだよな?」
「はい、前お話した通りです。みんな掴まり慰め者にされたり食料用にされたり的にされたりとかです」
「分かった」
アルは事務的手続きを全てやってくれている。こういうのが煩わしく思える僕にとってとてもありがたい
ギルド前に着き、アルと一度別れると僕は資料室へ
ギルドの資料室は図書館ほどではないが、色々な文献がある。魔物、鉱石、地域、植物あらゆる情報が本で残っている為少しほこりっぽいが中々雰囲気がでている為、ここで資料を読み漁ると自分も賢者の一員になれた気にさせてくれる
ポートランドは貿易で栄えた街だが、近くに海底神殿とよばれるダンジョンがあるそうだ。昔は潮が引くと現れる時がありその限られた日だけダンジョンに入れるという何とも好奇心がくすぐられる事も資料には書かれていた
「アルが言ってた海底神殿はポートランド付近にあるのか・・・」
昔の記憶もよみがえりながら、資料集めだ
「ねえ、君」
ふと資料を見ていると中性的な声でとても透き通るような声が聞こえ
「はい」
っと、返事をしながら頭をあげると目の前にティアのようなに耳が尖った、肌が褐色の女性が立っていた
「ねえ君もだよね?最近功績をあげてる期待の若手PTって」
「期待の若手PT?」
「そう、祝福探しでしょ?」
「はい、祝福探しですが、期待の若手PTではないかと・・・」
「サイシアール討伐で名を売って、ウェッジコート奪還ではオークソルジャーを一人で何匹も倒し、Dランクなのにレイクペイントを倒した、アルフレッドは期待の若手と言っても遜色ないと思うけど?」
女性がアルの功績をまとめると、確かにここ1年で起きた出来ごとをうまくのりきり、他人にはそのように見えているのかと思えた
「確かに・・・」
「それに今回はゴブリンリーダーもDランクだけで受けて、倒してきたと聞いてるよ」
「まぁ・・・中和の力やフィストの方がいましたから・・・」
「中和なんて万年Dランク、フィストもロード以外初心者の集まりだよね?戦力になってないのは分かってるよ」
「・・・」
レインさんが他の冒険者になんて呼ばれているのかしり少し寂しく思う、それにフィストの人達の事は良く知らないが全員死人だ・・・あまり悪く言うのも言われるのもいやだな・・・
「あの、僕に何かようですか?」
「あっそうそう自己紹介がまだだったね、私は吟遊詩人のミード」
吟遊詩人のミードさん、恐らくダークエルフなのだろう。褐色の肌に銀髪に瞳も銀色のようだ。ティアのような神秘的な美しさと少しミステリアスな雰囲気があり、サリアがまた羨みそうなスタイルの持ち主だ
「その吟遊詩人さんが僕に何か用ですか?」
「もちろん、期待の若手PTがどんな冒険をしているのか教えて欲しくてね」
「・・・僕よりアルに聞いてくださいよ」
「自己紹介すら聞いてくれなかったよ」
「そうですか・・・アルが駄目なら僕から話すことはないですよ」
「ちょっとちょっとー、なんでもいいから教えてよ。最近話題がなくて歌がつくれないんだから」
シスレーもそうだが、見た目詐欺が多いなと思う。さっきまでのミステリアスな雰囲気は喋るとなくなってしまった
「知りませんよ・・・」
「そんな事言わないでよー」
綺麗な女性をないがしろにするのは僕の意に反するが、少しめんどくさそうなのでアルが無視したのなら僕も無視したらいいかと思い資料を読み進めることに
「もー・・・無視して」
僕がポートランドの資料を机の上に山積みにしていたせいか、女性はその資料の一つを手に取ってパラパラと読み始めた
「へー・・・ポートランドに興味あるの?」
「・・・はい」
ただ普通の会話を無視するほど僕は冷たくない為、返事をしてしまう
「あそこはいいよ、海底神殿行ったことあるんだけどさ」
「えぇ!?」
このお姉さんが何歳かなんて興味がなかったが、海底神殿に行ったことある!?文献には結構昔のように書かれていたのに
「あっ興味ある?」
「そりゃもちろんですよ!僕も冒険者ですもん!」
ミードという女性は、僕のこの反応を待っていたかのように口角を少しあげ
「へー、お話してあげてもいいけどな~・・・そっちも私の質問に答えてくれるかな~?」
「・・・やめときます」
「えぇ!?なんで!?ちょっとアルフレッドに関すること教えてくれたらいいのに!」
「・・・僕はミードさんの事よくしりませんもん。吟遊詩人なら一曲何か聞かせてくださいよ」
「ふんふん、なるほどね~。私結構有名なんだけど、その私をしらなくてただで聞かせろとはいい度胸だね~」
「もういいです、さようなら」
「うそうそ!ちょっとここ資料室だから外で聞かせてあげるよ、広場に行けば客もよってくるし」
「・・・有名なのにがめついですね」
「・・・有名だからって稼いでるわけじゃない」
出していた資料を片付けた後に、ギルドをでるがアルはまだレインさんと報告している様子なので声を掛けることなく外へ
「そこ座って聞いててくれる?」
広場の木陰になっているベンチに促され座る
ミードさんは背中に背負っていたリュートを奏で始めたが
これ・・・馬車馬の集いの音楽・・・歌詞あったの!?
ミードさんはその透き通る声から発せられる調べ、どこかの英雄の冒険譚なのだろうが初めて聞いたのにすんなりと歌詞が入ってくる
桃太郎やシンデレラみたいな昔話のように、小さい頃からしっているような感覚だ
道行く人も足を止め、ミードさんの歌に耳を傾けている
夏に入りこの暑い晴れた昼下がり、その気分を爽快な風が吹いていく感じでミードさんの歌は終わった
僕は吟遊詩人という職をよく理解しておらず、ただの歌手だと思っていたが、魔法がある世界だ。アビリティにスキルがあるのあだからミードさんの歌には何かしら効果があるのかもしれないと思ってしまい、このミードさんは本物だと納得した
僕は静かに拍手をしていると、周りの足を止めていた人達もパチパチと僕に続きミードさんが地面においた帽子へコインを入れて行っていた
足を止めていた人達は自分の日常へ戻って行き、ミードさんは木陰に座る僕の方へよってきていたので僕も銀貨1枚を用意し
「すばらしい歌でした。これ僕も少ないですが立ち見料です」
「え?あぁ別に君はよかったのに、もらえる物は頂くよ」
「ミードさん、さっき歌った歌はなんていう題名なんですか?曲は聞いたことがあったのですが、歌詞があるとは知りませんでした」
「あぁ、曲はね魔道具でよくつくられてるからだよね。あれは”草原の狩人”って題名だよ、何を隠そう作詞作曲も私が手掛けてるのさ」
「ほー、すごい」
「まぁ・・・その一曲だけなんだけどね。有名になったのは」
「そうなんですね」
有名だからってお金持ちじゃないってことは、印税などは無いってことかな?
「まぁそんなことよりも、アルフレッドの話だよ!私が本物って証明できたよね!」
「はい、ミードさんこれからお時間あります?僕らの拠点に案内するので僕よりもアルの事を詳しい人を紹介しますよ」
「ほんとかい!ぜひお邪魔する!」
サリアに任せておけば、大げさに伝えてもらい面白そうな歌が出来るだろうと思ってしまっていたのだ
「じゃあ行きましょう」
ギルドから拠点に向かう道のり、ミードさんの素性をもう少し知りたくて質問をしていく
「ミードさんって岩街にいつもいるんですか?」
「いやぁ私は生粋の根無し草さ、街どころか国も渡り歩くからね」
「なるほど・・・一応冒険者ってことですか?」
「昔はね~Cランクだったけどね。十分強くなったから歌で生きて行こうって決めたのさ」
「おぉC!?」
そういうと少し色あせた冒険者カードを見せてくれた。僕が持っている物よりもデザインが少し違い、大きさも一回り大きい気がした
「ね!ほら私は怪しくないよ」
「・・・ミードさんっていい感じに交渉とか下手ですよね。今の一言で台無しですもん」
「うっそ!?」
「恐らく交渉っぽいことせず普通に頼んだ方が、相手に信用されそうですよ。歌は本物だと感じましたもん」
「あちゃ~、交渉上手だと思って生きてきてたのにな~」
「何歳か知りませんが、長年苦労してそうですね」
「うぅ・・・」
「あっつきましたよ、ここです」
まだ昼過ぎのこの時間帯、隣の孤児院の庭では子供たちが走り回って遊んでいる
「・・・いい家すんでるね」
「まぁみんなで奮発しましたよ、どうぞ」
「・・・君たちはDランクだよね?」
「はい」
門をくぐりキョロキョロと庭を見て回りながら、庭を抜けていく
サリアがハーブや野菜など家庭菜園を始め、拠点の庭も緑豊かな場所になっている
ガチャリとドアをあけてそのままリビングへ
後ろから小声でお邪魔しますと聞こえた
リビングには丁度サリアとティア、シスレーがいた為このままサリアになすりつけようと思ったが
「おかえりー・・・」
シスレーが真っ先に声がかかり、すぐに後ろのミードさんに気づき止まるのが分かった
「ただいまもど」
「あれ?ミード?」
「え?ティア?」
「アル、これも一緒に渡してくださいね」
セーフティーエリアで拾った冒険者カードとゴブリンリーダーやハイゴブリンが入った魔石の袋を渡す
「あぁ、全員セーフティーエリアでみつけたんだよな?」
「はい、前お話した通りです。みんな掴まり慰め者にされたり食料用にされたり的にされたりとかです」
「分かった」
アルは事務的手続きを全てやってくれている。こういうのが煩わしく思える僕にとってとてもありがたい
ギルド前に着き、アルと一度別れると僕は資料室へ
ギルドの資料室は図書館ほどではないが、色々な文献がある。魔物、鉱石、地域、植物あらゆる情報が本で残っている為少しほこりっぽいが中々雰囲気がでている為、ここで資料を読み漁ると自分も賢者の一員になれた気にさせてくれる
ポートランドは貿易で栄えた街だが、近くに海底神殿とよばれるダンジョンがあるそうだ。昔は潮が引くと現れる時がありその限られた日だけダンジョンに入れるという何とも好奇心がくすぐられる事も資料には書かれていた
「アルが言ってた海底神殿はポートランド付近にあるのか・・・」
昔の記憶もよみがえりながら、資料集めだ
「ねえ、君」
ふと資料を見ていると中性的な声でとても透き通るような声が聞こえ
「はい」
っと、返事をしながら頭をあげると目の前にティアのようなに耳が尖った、肌が褐色の女性が立っていた
「ねえ君もだよね?最近功績をあげてる期待の若手PTって」
「期待の若手PT?」
「そう、祝福探しでしょ?」
「はい、祝福探しですが、期待の若手PTではないかと・・・」
「サイシアール討伐で名を売って、ウェッジコート奪還ではオークソルジャーを一人で何匹も倒し、Dランクなのにレイクペイントを倒した、アルフレッドは期待の若手と言っても遜色ないと思うけど?」
女性がアルの功績をまとめると、確かにここ1年で起きた出来ごとをうまくのりきり、他人にはそのように見えているのかと思えた
「確かに・・・」
「それに今回はゴブリンリーダーもDランクだけで受けて、倒してきたと聞いてるよ」
「まぁ・・・中和の力やフィストの方がいましたから・・・」
「中和なんて万年Dランク、フィストもロード以外初心者の集まりだよね?戦力になってないのは分かってるよ」
「・・・」
レインさんが他の冒険者になんて呼ばれているのかしり少し寂しく思う、それにフィストの人達の事は良く知らないが全員死人だ・・・あまり悪く言うのも言われるのもいやだな・・・
「あの、僕に何かようですか?」
「あっそうそう自己紹介がまだだったね、私は吟遊詩人のミード」
吟遊詩人のミードさん、恐らくダークエルフなのだろう。褐色の肌に銀髪に瞳も銀色のようだ。ティアのような神秘的な美しさと少しミステリアスな雰囲気があり、サリアがまた羨みそうなスタイルの持ち主だ
「その吟遊詩人さんが僕に何か用ですか?」
「もちろん、期待の若手PTがどんな冒険をしているのか教えて欲しくてね」
「・・・僕よりアルに聞いてくださいよ」
「自己紹介すら聞いてくれなかったよ」
「そうですか・・・アルが駄目なら僕から話すことはないですよ」
「ちょっとちょっとー、なんでもいいから教えてよ。最近話題がなくて歌がつくれないんだから」
シスレーもそうだが、見た目詐欺が多いなと思う。さっきまでのミステリアスな雰囲気は喋るとなくなってしまった
「知りませんよ・・・」
「そんな事言わないでよー」
綺麗な女性をないがしろにするのは僕の意に反するが、少しめんどくさそうなのでアルが無視したのなら僕も無視したらいいかと思い資料を読み進めることに
「もー・・・無視して」
僕がポートランドの資料を机の上に山積みにしていたせいか、女性はその資料の一つを手に取ってパラパラと読み始めた
「へー・・・ポートランドに興味あるの?」
「・・・はい」
ただ普通の会話を無視するほど僕は冷たくない為、返事をしてしまう
「あそこはいいよ、海底神殿行ったことあるんだけどさ」
「えぇ!?」
このお姉さんが何歳かなんて興味がなかったが、海底神殿に行ったことある!?文献には結構昔のように書かれていたのに
「あっ興味ある?」
「そりゃもちろんですよ!僕も冒険者ですもん!」
ミードという女性は、僕のこの反応を待っていたかのように口角を少しあげ
「へー、お話してあげてもいいけどな~・・・そっちも私の質問に答えてくれるかな~?」
「・・・やめときます」
「えぇ!?なんで!?ちょっとアルフレッドに関すること教えてくれたらいいのに!」
「・・・僕はミードさんの事よくしりませんもん。吟遊詩人なら一曲何か聞かせてくださいよ」
「ふんふん、なるほどね~。私結構有名なんだけど、その私をしらなくてただで聞かせろとはいい度胸だね~」
「もういいです、さようなら」
「うそうそ!ちょっとここ資料室だから外で聞かせてあげるよ、広場に行けば客もよってくるし」
「・・・有名なのにがめついですね」
「・・・有名だからって稼いでるわけじゃない」
出していた資料を片付けた後に、ギルドをでるがアルはまだレインさんと報告している様子なので声を掛けることなく外へ
「そこ座って聞いててくれる?」
広場の木陰になっているベンチに促され座る
ミードさんは背中に背負っていたリュートを奏で始めたが
これ・・・馬車馬の集いの音楽・・・歌詞あったの!?
ミードさんはその透き通る声から発せられる調べ、どこかの英雄の冒険譚なのだろうが初めて聞いたのにすんなりと歌詞が入ってくる
桃太郎やシンデレラみたいな昔話のように、小さい頃からしっているような感覚だ
道行く人も足を止め、ミードさんの歌に耳を傾けている
夏に入りこの暑い晴れた昼下がり、その気分を爽快な風が吹いていく感じでミードさんの歌は終わった
僕は吟遊詩人という職をよく理解しておらず、ただの歌手だと思っていたが、魔法がある世界だ。アビリティにスキルがあるのあだからミードさんの歌には何かしら効果があるのかもしれないと思ってしまい、このミードさんは本物だと納得した
僕は静かに拍手をしていると、周りの足を止めていた人達もパチパチと僕に続きミードさんが地面においた帽子へコインを入れて行っていた
足を止めていた人達は自分の日常へ戻って行き、ミードさんは木陰に座る僕の方へよってきていたので僕も銀貨1枚を用意し
「すばらしい歌でした。これ僕も少ないですが立ち見料です」
「え?あぁ別に君はよかったのに、もらえる物は頂くよ」
「ミードさん、さっき歌った歌はなんていう題名なんですか?曲は聞いたことがあったのですが、歌詞があるとは知りませんでした」
「あぁ、曲はね魔道具でよくつくられてるからだよね。あれは”草原の狩人”って題名だよ、何を隠そう作詞作曲も私が手掛けてるのさ」
「ほー、すごい」
「まぁ・・・その一曲だけなんだけどね。有名になったのは」
「そうなんですね」
有名だからってお金持ちじゃないってことは、印税などは無いってことかな?
「まぁそんなことよりも、アルフレッドの話だよ!私が本物って証明できたよね!」
「はい、ミードさんこれからお時間あります?僕らの拠点に案内するので僕よりもアルの事を詳しい人を紹介しますよ」
「ほんとかい!ぜひお邪魔する!」
サリアに任せておけば、大げさに伝えてもらい面白そうな歌が出来るだろうと思ってしまっていたのだ
「じゃあ行きましょう」
ギルドから拠点に向かう道のり、ミードさんの素性をもう少し知りたくて質問をしていく
「ミードさんって岩街にいつもいるんですか?」
「いやぁ私は生粋の根無し草さ、街どころか国も渡り歩くからね」
「なるほど・・・一応冒険者ってことですか?」
「昔はね~Cランクだったけどね。十分強くなったから歌で生きて行こうって決めたのさ」
「おぉC!?」
そういうと少し色あせた冒険者カードを見せてくれた。僕が持っている物よりもデザインが少し違い、大きさも一回り大きい気がした
「ね!ほら私は怪しくないよ」
「・・・ミードさんっていい感じに交渉とか下手ですよね。今の一言で台無しですもん」
「うっそ!?」
「恐らく交渉っぽいことせず普通に頼んだ方が、相手に信用されそうですよ。歌は本物だと感じましたもん」
「あちゃ~、交渉上手だと思って生きてきてたのにな~」
「何歳か知りませんが、長年苦労してそうですね」
「うぅ・・・」
「あっつきましたよ、ここです」
まだ昼過ぎのこの時間帯、隣の孤児院の庭では子供たちが走り回って遊んでいる
「・・・いい家すんでるね」
「まぁみんなで奮発しましたよ、どうぞ」
「・・・君たちはDランクだよね?」
「はい」
門をくぐりキョロキョロと庭を見て回りながら、庭を抜けていく
サリアがハーブや野菜など家庭菜園を始め、拠点の庭も緑豊かな場所になっている
ガチャリとドアをあけてそのままリビングへ
後ろから小声でお邪魔しますと聞こえた
リビングには丁度サリアとティア、シスレーがいた為このままサリアになすりつけようと思ったが
「おかえりー・・・」
シスレーが真っ先に声がかかり、すぐに後ろのミードさんに気づき止まるのが分かった
「ただいまもど」
「あれ?ミード?」
「え?ティア?」
80
お気に入りに追加
420
あなたにおすすめの小説
父が死んだのでようやく邪魔な女とその息子を処分できる
兎屋亀吉
恋愛
伯爵家の当主だった父が亡くなりました。これでようやく、父の愛妾として我が物顔で屋敷内をうろつくばい菌のような女とその息子を処分することができます。父が死ねば息子が当主になれるとでも思ったのかもしれませんが、父がいなくなった今となっては思う通りになることなど何一つありませんよ。今まで父の威を借りてさんざんいびってくれた仕返しといきましょうか。根に持つタイプの陰険女主人公。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる