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第128話 ゴブリンリーダー討伐 その後
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「祝福のPT、今回は君たちのおかげで助かったよ。リーダーの魔石は持っているんだよね?」
「いや、お互い様です。あぁ倒したPTのものでいいんですよね?」
「あぁ、その通りだ。7日後に岩街のギルドで報告の為集合としてひとまず解散だ」
「はい、お疲れ様でした」
中和の二人とはダンジョンの出口ですぐに別れ、7日後に岩街のギルドで集合となった
「俺たちも宿に戻るか、疲れたぜ」
「そうですね」
依頼を達成し、みんな目立った損傷もなく帰ることが出来たのに、アルが落ち込んでいると祝う気にもなれず僕らは無言でアルについていき宿にたどりついた
「じゃあおつかれ、ゆっくり休んでくれ」
「うん、おつかれー。私はこのまま寝るね・・・」
「うちも・・・ノエル君は?」
「僕はもう少し起きてますよ、後で部屋に行きますね」
ティアとシスレーはそのまま部屋に吸い込まれて行き・・・アルは
「アル?眠くないならお酒でも飲みに行きますか?」
「・・・そうだな」
アルの後ろを歩き、酒場のカウンターテーブルに座り、適当にお酒とつまみを頼むと特段会話なくアルはゆっくりとお酒を飲んでいた
少しお酒が進むとアルが静かに喋り始めた
「手痛くやられたな」
「はい、まだまだですね僕らは」
「・・・まだまだなのは俺だ、お前は十分すぎるぜ」
「そんな事ないですよ、僕も周りを気に掛ける余裕は無かったのでただのゴブリン相手に無駄にMP使いました・・・」
結局僕も祝福が上がるにつれMPが増えていくので、近接戦をおろそかにしてしまい、ゴブリン相手でもMPを消費した戦いしかできないのはレインさん達と変わらない
「いやそれが普通だろ・・・俺たちはまだDランクだな・・・」
「ですね・・・」
ウェッジコートで功績をあげてアルも少し思い上がっていたのか、騎士団がCランクの推薦状をくれるという事で心はすでにCランクでいたのだろうか・・・
そんな素振りも感じられなかったが、こんなにみんな負傷したのは初めてだった
「俺はまだCランクの器じゃねーな・・・」
「これからですよ、ソーリンさん達はCランクになったのが24歳といってましたよ」
「・・・焦りすぎたか」
僕らはその後も静かにただ少ない会話で、響くのはアルのグラスに入った氷がカランとだけなる静かな夜だった
◇
翌日、昨日の疲れからか僕が起床したのは朝の9時頃だった。流石に疲れがでたのかいつも通りというわけではなかった。となりでもアルが泥のように眠っている
昨日の今日だ、流石に起こすことはせずゆっくりさせてあげようと思い、僕は着替えてから一人朝食を食べた後に、昨日セーフティーエリアで拾った冒険者カードを確認することに
パージ Cランク
ロック Eランク
どこか聞いたことのある名前もあり、それが誰だったか思い出すことなく次々と確認していく
メフィス、スカーレット、デックス・・・知り合った人の名前もある程度あり、他人であればいいなと思いギルドカードの確認を終えた
ギルドカードは合計34枚あり、この中にフィストのメンバーのもある
財布用の小袋などのお金は一つにまとめ、金貨21枚分ほど集まった。残りは武器や防具の類だが、これはリコールをかけて店主に売り捌いてもらえばいいだろう。
今回のゴブリンリーダー討伐は報酬が金貨3枚と正直旨味が少ない依頼だったが、それでもこういう感じで集めれば結構な額になるのだ
残りはスキルブックなどのドロップ品だ、今回討伐した数は少ない為スキルブックも1冊と少ないがスキルブックはたいてい銀貨以上の価値がある為、あたりの部類だ
「くぁーーーーっ」
収穫品の整理を始めて1時間、アルが背伸びをしながら起き上がった
「あっおはようございます」
「おう・・・珍しいな出かけないのも」
「僕も・・・1時間ほど前に起きたので、流石に疲れました」
時間を確認したら11時ぐらいになっていた
「そうか、そこに置いてるのが今回の戦利品か?」
「戦利品はこっちで、ここはセーフティーエリアで集めた物で、こっちがフィストのメンバーが持ってたものですね」
アルは立ち上がり、僕が仕訳て並べられた収穫品が置いてある机に
「結構あるな・・・冒険者カード」
「フィスト含め、34枚です」
「・・・ギルドで行方不明者とか出てるからな、これも渡せば情報料に金くれるぜ」
「そうなんですね、でもそういう死体あさり同様に、あまりいいお金ではないですね」
「そうだけどな、死体あさり屋ってのも立派な職業だからな。ギルドではそういう事いうなよ」
「あっすいません・・・分かりました」
ダンジョンから戻ってこない人を待ち続けている人もいるかもしれないのかと思い、いろんな事を生業にしているんだなと思う
少し思案していると
「これがフィストのか・・・やっぱりそうか・・・」
アルがボソっというのが聞こえ
「やっぱり?」
「・・・いや独り言だ気にするな」
「そうですか」
アルはミラとリゲルの身に着けていたものを確認している
「事情が何か知りませんが、そのフィストの物も今回の取得物は全て僕の物ということなので売りますよ」
「・・・おい」
「はい?」
「これとこれは売らないで欲しい」
アルが言うのはリゲル君がもっていた、ショートソードとミラが身に着けていたネックレスだ。僕も確認しこの二つにはライオンのような紋章がついていた
「う~ん?それかっこいい紋章ついてるので高く売れそうですよ?アルが僕から買うならいいですけど・・・二つでそうですね金貨15枚にしましょうか」
「は!高すぎだろ!」
「う~ん?」
「てめぇ足元みやがって・・・」
「じゃあただであげる代わりにその紋章の意味を教えてください」
別にお金なんてどうでもよかったが、アルがずっとそれっぽく振舞うので流石に気になってしまう
「・・・誰にもいうなよ」
「僕はお喋りですが?」
アルは諦めたかの様にはぁーと一息いれ
「くそが・・・貴族の紋章だ」
「貴族?どこのです?」
「・・・帝国と王国の堺にある辺境伯だった」
「だった?名前は?」
「ウォール卿だ・・・今はない」
この世界の貴族事情なんて知らないから名前を聞いてもピンとこないが、アルが気にしているのなら何か関りがあるのだろうが、アルを虐めるのはこのぐらいにしておこう
「ふ~ん、それが本当か嘘かもわかりませんが、それは上げますね」
「・・・いいのか?」
「はい、正直貴族の名前とか知りませんもん。アルが少しは僕に心を開いてくれてるのか試したかっただけなので」
「・・・開いてるだろ」
「そうですか?まぁそう思ってくれてるならいいですよ。あっお腹すきました?」
時間を見ると昼に差し掛かろうとしていた
「お前のその切り替えの早さに俺はついていけねーよ、肉」
「ついてこれてますよ」
僕がイベントリから取り出すと、シスレーとティアもドアを開けて入ってくる
「私もお腹空いた~」
「そうだよ~、なんかウォール家とか貴族とか入り辛い雰囲気だすから」
「げっ・・・聞き耳たててんじゃねーよ」
シスレー達も加わり、僕らはゴブリンリーダー討伐を終えたのだとみんなで話し合った
シスレーとティアはウォール卿がアルとどんな関係があるのか聞いていたが、ずっとだんまりを貫き通していた
「それにしてもゴブリンリーダーうちらだけで倒せたんだね」
「だよな、レインさんの話じゃフィストもさほどダメージ与えてなかったみたいだぜ」
「ロードさんはゴブリンリーダーを何度か倒していると話でしたが、やはり罠や奇襲でうまく動けなかったのでしょうか」
「どうなんだろうな、ロードさんも他のPTで何度か倒しただけで、今のPTじゃなかったのかもしれねーしわからねーな」
ロードさんやメイサさんには悪いが、穴だらけの作戦だったが僕らには運が味方についたようだ。恐らく僕ら以外のPTはハイゴブリンすら倒せていないと思うからだ。2PTが時間を稼いでくれたおかげで僕らが取り巻きを倒し、ゴブリンリーダーの相手が出来たのだ
今回の戦いを振替りみんな思う事があるようで
「ねえアル・・・私もっと祝福上げしたい」
「うちも、ちょっとこのままノエル君に頼りっぱなしはよくないよね」
「だな、俺も同じ事おもってたぜ。このまま実力なく推薦だけでCにあがっても意味がない」
冬があけて、祝福上げの為に活動したのはダンジョンの調査だけだ。その他は実績あげの為にうけた護衛や採取が大半を占め、バランスが悪い受け方をしていた
それが今回の力不足に繋がったのか分からないが、現状でみんな満足いく戦いが出来なかったのは確かなのだろう
僕は現状で少し満足していたが、みんながやる気になっているのだ水を差すことはない
「何ノエル一人だけ、満足そうな顔してんだよ」
「えっいや別に・・・」
「絶対一人だけそこまでやられてないからだよ!攻撃に補助にお金稼ぎ全てやりきった顔してるもん!」
「えっそんな事は・・・」
「そうだよ、うちが手こずったホブゴブリンも一瞬で倒してたし!」
「いえあれはブリンクからレイでの必殺技なので・・・」
顔に出てしまっていたようだ
「どこかダンジョン行こうよ!強化合宿だよ!」
「沼地のダンジョン、俺たちもいってみるか!」
「いいねー、あそこは罠も豊富にあるそうだから斥候としてもうち活躍できるよ」
それってポートランド行った後だよねと聞きたくなるが、口を出すことが出来ず3人はこれからの計画を練っていたのだった
「いや、お互い様です。あぁ倒したPTのものでいいんですよね?」
「あぁ、その通りだ。7日後に岩街のギルドで報告の為集合としてひとまず解散だ」
「はい、お疲れ様でした」
中和の二人とはダンジョンの出口ですぐに別れ、7日後に岩街のギルドで集合となった
「俺たちも宿に戻るか、疲れたぜ」
「そうですね」
依頼を達成し、みんな目立った損傷もなく帰ることが出来たのに、アルが落ち込んでいると祝う気にもなれず僕らは無言でアルについていき宿にたどりついた
「じゃあおつかれ、ゆっくり休んでくれ」
「うん、おつかれー。私はこのまま寝るね・・・」
「うちも・・・ノエル君は?」
「僕はもう少し起きてますよ、後で部屋に行きますね」
ティアとシスレーはそのまま部屋に吸い込まれて行き・・・アルは
「アル?眠くないならお酒でも飲みに行きますか?」
「・・・そうだな」
アルの後ろを歩き、酒場のカウンターテーブルに座り、適当にお酒とつまみを頼むと特段会話なくアルはゆっくりとお酒を飲んでいた
少しお酒が進むとアルが静かに喋り始めた
「手痛くやられたな」
「はい、まだまだですね僕らは」
「・・・まだまだなのは俺だ、お前は十分すぎるぜ」
「そんな事ないですよ、僕も周りを気に掛ける余裕は無かったのでただのゴブリン相手に無駄にMP使いました・・・」
結局僕も祝福が上がるにつれMPが増えていくので、近接戦をおろそかにしてしまい、ゴブリン相手でもMPを消費した戦いしかできないのはレインさん達と変わらない
「いやそれが普通だろ・・・俺たちはまだDランクだな・・・」
「ですね・・・」
ウェッジコートで功績をあげてアルも少し思い上がっていたのか、騎士団がCランクの推薦状をくれるという事で心はすでにCランクでいたのだろうか・・・
そんな素振りも感じられなかったが、こんなにみんな負傷したのは初めてだった
「俺はまだCランクの器じゃねーな・・・」
「これからですよ、ソーリンさん達はCランクになったのが24歳といってましたよ」
「・・・焦りすぎたか」
僕らはその後も静かにただ少ない会話で、響くのはアルのグラスに入った氷がカランとだけなる静かな夜だった
◇
翌日、昨日の疲れからか僕が起床したのは朝の9時頃だった。流石に疲れがでたのかいつも通りというわけではなかった。となりでもアルが泥のように眠っている
昨日の今日だ、流石に起こすことはせずゆっくりさせてあげようと思い、僕は着替えてから一人朝食を食べた後に、昨日セーフティーエリアで拾った冒険者カードを確認することに
パージ Cランク
ロック Eランク
どこか聞いたことのある名前もあり、それが誰だったか思い出すことなく次々と確認していく
メフィス、スカーレット、デックス・・・知り合った人の名前もある程度あり、他人であればいいなと思いギルドカードの確認を終えた
ギルドカードは合計34枚あり、この中にフィストのメンバーのもある
財布用の小袋などのお金は一つにまとめ、金貨21枚分ほど集まった。残りは武器や防具の類だが、これはリコールをかけて店主に売り捌いてもらえばいいだろう。
今回のゴブリンリーダー討伐は報酬が金貨3枚と正直旨味が少ない依頼だったが、それでもこういう感じで集めれば結構な額になるのだ
残りはスキルブックなどのドロップ品だ、今回討伐した数は少ない為スキルブックも1冊と少ないがスキルブックはたいてい銀貨以上の価値がある為、あたりの部類だ
「くぁーーーーっ」
収穫品の整理を始めて1時間、アルが背伸びをしながら起き上がった
「あっおはようございます」
「おう・・・珍しいな出かけないのも」
「僕も・・・1時間ほど前に起きたので、流石に疲れました」
時間を確認したら11時ぐらいになっていた
「そうか、そこに置いてるのが今回の戦利品か?」
「戦利品はこっちで、ここはセーフティーエリアで集めた物で、こっちがフィストのメンバーが持ってたものですね」
アルは立ち上がり、僕が仕訳て並べられた収穫品が置いてある机に
「結構あるな・・・冒険者カード」
「フィスト含め、34枚です」
「・・・ギルドで行方不明者とか出てるからな、これも渡せば情報料に金くれるぜ」
「そうなんですね、でもそういう死体あさり同様に、あまりいいお金ではないですね」
「そうだけどな、死体あさり屋ってのも立派な職業だからな。ギルドではそういう事いうなよ」
「あっすいません・・・分かりました」
ダンジョンから戻ってこない人を待ち続けている人もいるかもしれないのかと思い、いろんな事を生業にしているんだなと思う
少し思案していると
「これがフィストのか・・・やっぱりそうか・・・」
アルがボソっというのが聞こえ
「やっぱり?」
「・・・いや独り言だ気にするな」
「そうですか」
アルはミラとリゲルの身に着けていたものを確認している
「事情が何か知りませんが、そのフィストの物も今回の取得物は全て僕の物ということなので売りますよ」
「・・・おい」
「はい?」
「これとこれは売らないで欲しい」
アルが言うのはリゲル君がもっていた、ショートソードとミラが身に着けていたネックレスだ。僕も確認しこの二つにはライオンのような紋章がついていた
「う~ん?それかっこいい紋章ついてるので高く売れそうですよ?アルが僕から買うならいいですけど・・・二つでそうですね金貨15枚にしましょうか」
「は!高すぎだろ!」
「う~ん?」
「てめぇ足元みやがって・・・」
「じゃあただであげる代わりにその紋章の意味を教えてください」
別にお金なんてどうでもよかったが、アルがずっとそれっぽく振舞うので流石に気になってしまう
「・・・誰にもいうなよ」
「僕はお喋りですが?」
アルは諦めたかの様にはぁーと一息いれ
「くそが・・・貴族の紋章だ」
「貴族?どこのです?」
「・・・帝国と王国の堺にある辺境伯だった」
「だった?名前は?」
「ウォール卿だ・・・今はない」
この世界の貴族事情なんて知らないから名前を聞いてもピンとこないが、アルが気にしているのなら何か関りがあるのだろうが、アルを虐めるのはこのぐらいにしておこう
「ふ~ん、それが本当か嘘かもわかりませんが、それは上げますね」
「・・・いいのか?」
「はい、正直貴族の名前とか知りませんもん。アルが少しは僕に心を開いてくれてるのか試したかっただけなので」
「・・・開いてるだろ」
「そうですか?まぁそう思ってくれてるならいいですよ。あっお腹すきました?」
時間を見ると昼に差し掛かろうとしていた
「お前のその切り替えの早さに俺はついていけねーよ、肉」
「ついてこれてますよ」
僕がイベントリから取り出すと、シスレーとティアもドアを開けて入ってくる
「私もお腹空いた~」
「そうだよ~、なんかウォール家とか貴族とか入り辛い雰囲気だすから」
「げっ・・・聞き耳たててんじゃねーよ」
シスレー達も加わり、僕らはゴブリンリーダー討伐を終えたのだとみんなで話し合った
シスレーとティアはウォール卿がアルとどんな関係があるのか聞いていたが、ずっとだんまりを貫き通していた
「それにしてもゴブリンリーダーうちらだけで倒せたんだね」
「だよな、レインさんの話じゃフィストもさほどダメージ与えてなかったみたいだぜ」
「ロードさんはゴブリンリーダーを何度か倒していると話でしたが、やはり罠や奇襲でうまく動けなかったのでしょうか」
「どうなんだろうな、ロードさんも他のPTで何度か倒しただけで、今のPTじゃなかったのかもしれねーしわからねーな」
ロードさんやメイサさんには悪いが、穴だらけの作戦だったが僕らには運が味方についたようだ。恐らく僕ら以外のPTはハイゴブリンすら倒せていないと思うからだ。2PTが時間を稼いでくれたおかげで僕らが取り巻きを倒し、ゴブリンリーダーの相手が出来たのだ
今回の戦いを振替りみんな思う事があるようで
「ねえアル・・・私もっと祝福上げしたい」
「うちも、ちょっとこのままノエル君に頼りっぱなしはよくないよね」
「だな、俺も同じ事おもってたぜ。このまま実力なく推薦だけでCにあがっても意味がない」
冬があけて、祝福上げの為に活動したのはダンジョンの調査だけだ。その他は実績あげの為にうけた護衛や採取が大半を占め、バランスが悪い受け方をしていた
それが今回の力不足に繋がったのか分からないが、現状でみんな満足いく戦いが出来なかったのは確かなのだろう
僕は現状で少し満足していたが、みんながやる気になっているのだ水を差すことはない
「何ノエル一人だけ、満足そうな顔してんだよ」
「えっいや別に・・・」
「絶対一人だけそこまでやられてないからだよ!攻撃に補助にお金稼ぎ全てやりきった顔してるもん!」
「えっそんな事は・・・」
「そうだよ、うちが手こずったホブゴブリンも一瞬で倒してたし!」
「いえあれはブリンクからレイでの必殺技なので・・・」
顔に出てしまっていたようだ
「どこかダンジョン行こうよ!強化合宿だよ!」
「沼地のダンジョン、俺たちもいってみるか!」
「いいねー、あそこは罠も豊富にあるそうだから斥候としてもうち活躍できるよ」
それってポートランド行った後だよねと聞きたくなるが、口を出すことが出来ず3人はこれからの計画を練っていたのだった
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