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第20話 ダンジョンへの準備
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ティアと買い物をした次の日、今日はPTメンバーで陣営や戦術などを確認するために、街の外に出ることになっていた
集合場所は時計塔のある広場に、午後の1時に集合となっている
僕は朝に1度、ラビット狩りを終わらせて時間が12時ぐらいにはおわってしまったので、いつものリンゴをかじりながらみんなを待つことに
今のMPは一度レベルアップをした後に確認したら、50に増えていた
クリアリコールの消費MPも確認済みで3だった
そんな事を思いながら、手帳を開きステータス表(自作)を眺める
ステータス表を見ながら、ディティマールの魔法適性(中)に注目して考えてみる
この魔法適性(中)っていうのは、魔法のアビリティLvを上げるものではないかと思うのだ
ハイエルフが魔法適性(小)である事を思い出し、小でLv1追加、中でLv2追加と、そんな可能性を感じ、どの魔法でも初期魔法なら全部覚えれるのではないかと思っている
手帳をパタンと閉じる
もし全部の魔法が覚えれたとしても、あまり目立たないようにしなければいけない
この世界に最初に転移するときに感じたあの悪寒、初心者狩り、転移者狩りがある可能性が消えない限りは転移者とバレてはいけないのだ
攻撃魔法は水属性のみ、スキルブックも水と生活魔法以外は不要に触らないほうがいいと心に決めた
PTメンバーが出来たとしても、心のうちから信頼できないんだと残念な気持ちになった頃に、アルフレッド、ナタリー、ティアが3人一緒に歩いてきた
「こんにちは」
「よう」
「おまたせー」
「おまたせしましたわ」
差しさわりの無い挨拶を済ませ
「いえさっきついたとこなので」
「そうだ、聞きましたよ。クリアリコールを使えるようになったと」
「はい、昨日ティアさんのおかげで覚えれました」
「ふふっ私のおかげって大げさだよ、でもダンジョンの中でよろしくね」
「はい、もちろんですよ!」
金貨1枚分は必ず恩返ししなければ、気持ち悪い性分なのだ
「それ、わたくしにも使ってくださるのかしら?」
「いえ、この魔法はティアさんの為にあるので、ねー」
「そうだよ、ねー」
ねーってやってみたかったのもあるが、ナタリーさんには、いつも圧で押されていたので、少し仕返しのつまりで意地悪を言ってみた
「ちょっと意地悪言わないで下さい!」
「じょ、冗談ですよ。MPに余裕があれば使いますから、そんなに肩を揺らさないで下さいー」
MPは無限では無い為、普通の人がどうやって回復するのか知って置かなければいけなかった
「外に向かいながらお喋りでいいだろ、行くぞー」
僕らの様子を見ていたアルフレッドは、このPTのリーダーだ。アルフレッドの言葉でみんな歩き出し街の外へ向かう
やっぱりリーダーってこういう引っ張って行く感じだよね、僕には出来ないなと思いながらみんなの後を追った
外での実戦形式での戦術の位置取り、魔法の共有を済まし
途中ホーンラビットがいたので、いつものやり方と少し変えて、ラビットの近くまでブリンクでなく、伏せて滑って近づくというブリンクを制限した狩り方を見せた
何度かやった事はあるが、ラビットの近くでいい感じに止まるのが難しいが、今回はうまくいった
アルフレッド、ティア、ナタリーは爆笑していたが、気にいって貰えたようだ
その後スリップでは、どのくらい滑るのかも皆んなで確認し、全員盛大にこけていたので、さっき笑われた仕返しは出来ただろう
集合場所は時計塔のある広場に、午後の1時に集合となっている
僕は朝に1度、ラビット狩りを終わらせて時間が12時ぐらいにはおわってしまったので、いつものリンゴをかじりながらみんなを待つことに
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クリアリコールの消費MPも確認済みで3だった
そんな事を思いながら、手帳を開きステータス表(自作)を眺める
ステータス表を見ながら、ディティマールの魔法適性(中)に注目して考えてみる
この魔法適性(中)っていうのは、魔法のアビリティLvを上げるものではないかと思うのだ
ハイエルフが魔法適性(小)である事を思い出し、小でLv1追加、中でLv2追加と、そんな可能性を感じ、どの魔法でも初期魔法なら全部覚えれるのではないかと思っている
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もし全部の魔法が覚えれたとしても、あまり目立たないようにしなければいけない
この世界に最初に転移するときに感じたあの悪寒、初心者狩り、転移者狩りがある可能性が消えない限りは転移者とバレてはいけないのだ
攻撃魔法は水属性のみ、スキルブックも水と生活魔法以外は不要に触らないほうがいいと心に決めた
PTメンバーが出来たとしても、心のうちから信頼できないんだと残念な気持ちになった頃に、アルフレッド、ナタリー、ティアが3人一緒に歩いてきた
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「よう」
「おまたせー」
「おまたせしましたわ」
差しさわりの無い挨拶を済ませ
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「そうだ、聞きましたよ。クリアリコールを使えるようになったと」
「はい、昨日ティアさんのおかげで覚えれました」
「ふふっ私のおかげって大げさだよ、でもダンジョンの中でよろしくね」
「はい、もちろんですよ!」
金貨1枚分は必ず恩返ししなければ、気持ち悪い性分なのだ
「それ、わたくしにも使ってくださるのかしら?」
「いえ、この魔法はティアさんの為にあるので、ねー」
「そうだよ、ねー」
ねーってやってみたかったのもあるが、ナタリーさんには、いつも圧で押されていたので、少し仕返しのつまりで意地悪を言ってみた
「ちょっと意地悪言わないで下さい!」
「じょ、冗談ですよ。MPに余裕があれば使いますから、そんなに肩を揺らさないで下さいー」
MPは無限では無い為、普通の人がどうやって回復するのか知って置かなければいけなかった
「外に向かいながらお喋りでいいだろ、行くぞー」
僕らの様子を見ていたアルフレッドは、このPTのリーダーだ。アルフレッドの言葉でみんな歩き出し街の外へ向かう
やっぱりリーダーってこういう引っ張って行く感じだよね、僕には出来ないなと思いながらみんなの後を追った
外での実戦形式での戦術の位置取り、魔法の共有を済まし
途中ホーンラビットがいたので、いつものやり方と少し変えて、ラビットの近くまでブリンクでなく、伏せて滑って近づくというブリンクを制限した狩り方を見せた
何度かやった事はあるが、ラビットの近くでいい感じに止まるのが難しいが、今回はうまくいった
アルフレッド、ティア、ナタリーは爆笑していたが、気にいって貰えたようだ
その後スリップでは、どのくらい滑るのかも皆んなで確認し、全員盛大にこけていたので、さっき笑われた仕返しは出来ただろう
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