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第二章 回想編
第二十九話 茉凜対鳴海沢
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五月が過ぎるにつれ、周囲の視線はますます私たちを「できているカップル」だと見なしているようだった。全くの誤解だし、正直言って面倒くさい。でも仕方がない、だって弓鶴の中にいる私は美鶴で、女の子なのだから。茉凜に特別な感情を抱くなんて、普通に考えたらありえない。私たちは相棒――もしかしたら友人?――として強い絆で結ばれているけれど、それ以上のものではないはずだ。
けれど、どれだけ否定しても、事実として私たちは同じ屋根の下で暮らし、ほとんど常に一緒にいる。それが他の人から見れば、固い絆に見えるのは無理もないだろう。
それでも、私が茉凜に抱いている気持ちが、ただの友人以上なのではないか、とふと考えてしまうことがある。彼女の明るさや天真爛漫な性格、そしてどんなに困難な状況でも笑顔を絶やさず立ち向かうその姿勢――そういう部分に、私はどうしようもなく憧れを感じてしまう。
茉凜は、私とはまるで正反対の存在だ。彼女の飾らない笑顔や、のんびりとした振る舞い。それでいて、本当に大事な時には驚くほどの強さを見せる。その度に、私は本来なら弓鶴として彼女を守るべき立場のはずなのに、実際はいつも彼女に守られていることに気づかされる。茉凜のそばにいると、何もかもがふわっと安らぎに包まれるような気持ちになる。
彼女と一緒にいると、自分が少しずつ柔らかくなっていくのがわかる。その感覚が心地よくて、ついつい甘えてしまう。けれど――これが「特別な感情」なんかじゃないと、自分に言い聞かせ続けている。
◇ ◇
私たちは学校帰りにしばしば遊びに出かけるようになった。最初はただの寄り道や散歩だったけれど、次第にそれが私たちの日常の一部になり、自然と手を引かれるようにさまざまな場所へ足を運ぶようになった。駅前の商店街、少し離れた公園、季節ごとに表情を変える川沿いの道――すべてが、私にとっては新しい発見だった。
世間知らずな私には、茉凜と一緒に過ごすその一瞬一瞬がまるで冒険のようで、心が弾んだ。目に映る風景や感じる空気、街の音や匂いまでもが、彼女といることで特別なものに変わっていくのだ。彼女が笑うたびに、私の胸の奥にある何かが温かく揺らぐのを感じていた。
「ここ、入ってみよう!」と、彼女が手を引いて連れ込んだ小さなカフェ。そこには、私が今まで知らなかった温かみのある時間が広がっていた。窓際に差し込む午後の日差しが私たちのテーブルをやさしく照らし、茉凜の無邪気な笑顔がその光と溶け合って、世界全体がまるで絵本の中に飛び込んだかのように輝いて見えた。彼女といると、何もかもが新鮮で、息をのむような瞬間が積み重なっていった。
私が抱えていた小さな不安や悩みも、茉凜といると自然に薄れていく。彼女と過ごす時間は、どんな暗い思いも忘れさせてくれるような心地よさに満ちていた。何気ない会話、ちょっとした冗談、時折見せる真剣な顔――どれもが、私にとっては特別で、大切なものだった。
◇ ◇
その後、事件が起こったのは予想外だった。穏やかに過ぎていた日常が、一瞬にして崩れ去るとは思いもしなかった。灯子から聞かされたのは、学園に新たに監視役として配属された鳴海沢に関するショッキングな話だった。
鳴海沢は三年生として編入されてきたばかりで、彼の持ち前の長身と美貌、優しい物腰と巧みな話術で、下級生の女子たちに言い寄り、軽く関係を持ったかと思うとすぐに捨てるという、許しがたい行為を繰り返していた。彼の魅力に心を奪われた女子たちは、彼の策略に巻き込まれ、深い傷を負っていたのだ。
「本当に最低だわ。人の心を弄んでおいて、何とも思わないなんて……」と、灯子の言葉に私も深く共感した。彼の行動に対する怒りと憤りが、心の中で燃え上がっていた。
そんな中、鳴海沢の毒牙が真凜に伸びてきた瞬間、私は抑えきれない感情に突き動かされ、思わず声を上げてしまった。
「真凜は俺のものだ、誰にも渡さない!」
その言葉が、どうして自然に口から出たのか、自分でもよくわからなかった。ただ、胸の中で渦巻く感情が強烈で、どうしても彼女を守らなければならないという強い衝動が私を突き動かしていた。
その瞬間、真凜の方を見ると、明らかに動揺しているのがわかった。しかし、彼女の表情は鳴海沢が意地悪そうに笑っているせいもあるのだろうと思った。
「そういえば君たちって、付き合ってたんだっけ?」と鳴海沢が皮肉混じりに問いかけると、私はただ「付き合ってなどいるわけがない。こいつは俺の相棒だ」と返すしかなかった。その言葉がなぜか切なく胸に響いた。
「俺の相棒」と言った自分の言葉が、どこか物足りない響きになっている気がして、胸の奥が苦しくなるのを感じた。真凜が特別な存在であることは、相棒以上の感情が混じっているのに、それをどう表せばいいのか分からなかった。鳴海沢の皮肉な笑みが、そのもどかしさを一層際立たせていた。
鳴海沢は「相棒? ならいいじゃないか」と言いながら、なおも真凜に近づこうとした。
その瞬間、真凜がふいに立ち上がり、まるでその場の空気を一瞬で切り裂くかのように振る舞った。
「いいわよ、なら勝負しましょう。鳴海沢くん、わたしとデートしてみない?」
真凜の声は、静かな決意を含んでいた。彼女の突然の提案に、私は息を呑んだ。その大胆さにただ呆然とし、彼女の意図が全く掴めなかった。
鳴海沢もその驚きを隠せずにいたが、彼の瞳には徐々に狡猾な光が戻り、口元に微笑みを浮かべた。
「へーっ、君は面白いことを言うね。本当にそれでいいの?」
その言葉には、彼なりの興味と挑発が含まれていた。真凜は頷き、いつものように陽気な笑顔を浮かべた。しかし、その笑顔の奥には微かに挑戦的な意志が隠されているように感じられた。彼女が冗談で言っているわけではないことが、私にも明確に伝わってきた。
「デートしてみて、もし鳴海沢くんがわたしをその気にさせられたなら、付き合ってもいいよ。でも、その代わり、もしわたしが勝ったら、もうこんなことはやめてくれる?」
彼女の言葉には、強い意志と確固たる決心が込められていた。
鳴海沢は少し考え込み、真凜をじっと見つめた。その後、彼はその表情を緩ませ、にっこりと微笑んだ。
「なるほど、そういうことか。悪くない提案だね」
彼の言葉には、挑戦を受け入れる興奮が滲んでいた。
私の胸は不安でざわざわと満たされ、心臓が激しく鼓動していた。真凜の意図が全く理解できないまま、ただその展開を見守るしかなかった。彼女がどんなつもりでこんな提案をしたのか、私には全く想像がつかず、そのまま静かに見守るしかできなかった。
「じゃあ、楽しみにしているよ」と鳴海沢がにやりと笑いながら言った瞬間、真凜の目には一層強い決意の光が宿った。彼女がどれほどの覚悟を持ってこの挑戦に臨むのか、その姿から目が離せなかった。
けれど、どれだけ否定しても、事実として私たちは同じ屋根の下で暮らし、ほとんど常に一緒にいる。それが他の人から見れば、固い絆に見えるのは無理もないだろう。
それでも、私が茉凜に抱いている気持ちが、ただの友人以上なのではないか、とふと考えてしまうことがある。彼女の明るさや天真爛漫な性格、そしてどんなに困難な状況でも笑顔を絶やさず立ち向かうその姿勢――そういう部分に、私はどうしようもなく憧れを感じてしまう。
茉凜は、私とはまるで正反対の存在だ。彼女の飾らない笑顔や、のんびりとした振る舞い。それでいて、本当に大事な時には驚くほどの強さを見せる。その度に、私は本来なら弓鶴として彼女を守るべき立場のはずなのに、実際はいつも彼女に守られていることに気づかされる。茉凜のそばにいると、何もかもがふわっと安らぎに包まれるような気持ちになる。
彼女と一緒にいると、自分が少しずつ柔らかくなっていくのがわかる。その感覚が心地よくて、ついつい甘えてしまう。けれど――これが「特別な感情」なんかじゃないと、自分に言い聞かせ続けている。
◇ ◇
私たちは学校帰りにしばしば遊びに出かけるようになった。最初はただの寄り道や散歩だったけれど、次第にそれが私たちの日常の一部になり、自然と手を引かれるようにさまざまな場所へ足を運ぶようになった。駅前の商店街、少し離れた公園、季節ごとに表情を変える川沿いの道――すべてが、私にとっては新しい発見だった。
世間知らずな私には、茉凜と一緒に過ごすその一瞬一瞬がまるで冒険のようで、心が弾んだ。目に映る風景や感じる空気、街の音や匂いまでもが、彼女といることで特別なものに変わっていくのだ。彼女が笑うたびに、私の胸の奥にある何かが温かく揺らぐのを感じていた。
「ここ、入ってみよう!」と、彼女が手を引いて連れ込んだ小さなカフェ。そこには、私が今まで知らなかった温かみのある時間が広がっていた。窓際に差し込む午後の日差しが私たちのテーブルをやさしく照らし、茉凜の無邪気な笑顔がその光と溶け合って、世界全体がまるで絵本の中に飛び込んだかのように輝いて見えた。彼女といると、何もかもが新鮮で、息をのむような瞬間が積み重なっていった。
私が抱えていた小さな不安や悩みも、茉凜といると自然に薄れていく。彼女と過ごす時間は、どんな暗い思いも忘れさせてくれるような心地よさに満ちていた。何気ない会話、ちょっとした冗談、時折見せる真剣な顔――どれもが、私にとっては特別で、大切なものだった。
◇ ◇
その後、事件が起こったのは予想外だった。穏やかに過ぎていた日常が、一瞬にして崩れ去るとは思いもしなかった。灯子から聞かされたのは、学園に新たに監視役として配属された鳴海沢に関するショッキングな話だった。
鳴海沢は三年生として編入されてきたばかりで、彼の持ち前の長身と美貌、優しい物腰と巧みな話術で、下級生の女子たちに言い寄り、軽く関係を持ったかと思うとすぐに捨てるという、許しがたい行為を繰り返していた。彼の魅力に心を奪われた女子たちは、彼の策略に巻き込まれ、深い傷を負っていたのだ。
「本当に最低だわ。人の心を弄んでおいて、何とも思わないなんて……」と、灯子の言葉に私も深く共感した。彼の行動に対する怒りと憤りが、心の中で燃え上がっていた。
そんな中、鳴海沢の毒牙が真凜に伸びてきた瞬間、私は抑えきれない感情に突き動かされ、思わず声を上げてしまった。
「真凜は俺のものだ、誰にも渡さない!」
その言葉が、どうして自然に口から出たのか、自分でもよくわからなかった。ただ、胸の中で渦巻く感情が強烈で、どうしても彼女を守らなければならないという強い衝動が私を突き動かしていた。
その瞬間、真凜の方を見ると、明らかに動揺しているのがわかった。しかし、彼女の表情は鳴海沢が意地悪そうに笑っているせいもあるのだろうと思った。
「そういえば君たちって、付き合ってたんだっけ?」と鳴海沢が皮肉混じりに問いかけると、私はただ「付き合ってなどいるわけがない。こいつは俺の相棒だ」と返すしかなかった。その言葉がなぜか切なく胸に響いた。
「俺の相棒」と言った自分の言葉が、どこか物足りない響きになっている気がして、胸の奥が苦しくなるのを感じた。真凜が特別な存在であることは、相棒以上の感情が混じっているのに、それをどう表せばいいのか分からなかった。鳴海沢の皮肉な笑みが、そのもどかしさを一層際立たせていた。
鳴海沢は「相棒? ならいいじゃないか」と言いながら、なおも真凜に近づこうとした。
その瞬間、真凜がふいに立ち上がり、まるでその場の空気を一瞬で切り裂くかのように振る舞った。
「いいわよ、なら勝負しましょう。鳴海沢くん、わたしとデートしてみない?」
真凜の声は、静かな決意を含んでいた。彼女の突然の提案に、私は息を呑んだ。その大胆さにただ呆然とし、彼女の意図が全く掴めなかった。
鳴海沢もその驚きを隠せずにいたが、彼の瞳には徐々に狡猾な光が戻り、口元に微笑みを浮かべた。
「へーっ、君は面白いことを言うね。本当にそれでいいの?」
その言葉には、彼なりの興味と挑発が含まれていた。真凜は頷き、いつものように陽気な笑顔を浮かべた。しかし、その笑顔の奥には微かに挑戦的な意志が隠されているように感じられた。彼女が冗談で言っているわけではないことが、私にも明確に伝わってきた。
「デートしてみて、もし鳴海沢くんがわたしをその気にさせられたなら、付き合ってもいいよ。でも、その代わり、もしわたしが勝ったら、もうこんなことはやめてくれる?」
彼女の言葉には、強い意志と確固たる決心が込められていた。
鳴海沢は少し考え込み、真凜をじっと見つめた。その後、彼はその表情を緩ませ、にっこりと微笑んだ。
「なるほど、そういうことか。悪くない提案だね」
彼の言葉には、挑戦を受け入れる興奮が滲んでいた。
私の胸は不安でざわざわと満たされ、心臓が激しく鼓動していた。真凜の意図が全く理解できないまま、ただその展開を見守るしかなかった。彼女がどんなつもりでこんな提案をしたのか、私には全く想像がつかず、そのまま静かに見守るしかできなかった。
「じゃあ、楽しみにしているよ」と鳴海沢がにやりと笑いながら言った瞬間、真凜の目には一層強い決意の光が宿った。彼女がどれほどの覚悟を持ってこの挑戦に臨むのか、その姿から目が離せなかった。
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