ソラノカケラ    ⦅Shattered Skies⦆

みにみ

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序章

空白時間

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景都が咄嗟に押した射出ボタンは
生まれ持った機能を発揮し
ロケットで座席が上に吹っ飛んで
怪我をさせることなく
パラシュートで射出させた

しかし、気を失った状態で瞬間的なGをかけられた
景都は適切な体勢をとることができず
脊椎を痛めてしまい
約4ヶ月 気を失った状態で入院を余儀なくされた

その間 他の傭兵部隊が戦線を維持しようとしたが
圧倒的な戦力差の前にどうすることも出来ず
戦線は後退していた

日本では帝国海軍時代のような
巨大艦が次々と現れ(建造したと言う体)
改装を施していると言うニュースも入ってきていた





2027年 2月14日

景都の機体の整備の仕事が無くなった榛名は
いつものように景都のお見舞いに来ていた

榛名の整備ミスによる墜落ではないことは明らかだったが
なんだか、申し訳なさがあった

「…舞時 いつになったら目、覚ましてくれるの」

そう呟いて
昨日の防空戦で散ったF-15の残骸を窓際に置いて
部屋を出ようとした時だった

「また来るね」

そう言おうと振り向いた時
ベッドの上には上半身を起こした景都がいた

「ん~めっちゃ寝た気がする あ、榛名じゃん おはよ」


「…………Ah!?This is true! ? It's not a dream! ?」

「…ん?」

起き上がった景都は記憶を呼び戻す
ベッドの傍らにある時計を見る

午後2時28分
2027 2/14

そして脳内に溢れるイジェクトの瞬間
咄嗟に指を掛けたトリガー
Gをかけて打ち出される体

「はぁぁぁぁ!?!?!」


よくよく自分の体を見ると
たくさんの管が腕に突き刺さっている

「ちょ、榛名 どう言う状況!?」

「Shut up!私だって知らないわよ とりあえず看護師さん!」




記憶がもどった景都は筋肉量が落ちているくらいで
なぜか食欲もめちゃくちゃあったので
すんなり退院してすぐ基地に戻った

(とち狂ってんなby主治医)








※次話から戦闘に入ります
 尚、お分かりの方もおられるかもしれませんが
 この話は自作の 第二艦隊転進ス 進路目標ハ未来
 と同じ世界線です
 こののちに共闘が始まる…かも
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