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第三次ソロモン沖海戦第二夜戦
タナガー奮闘
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11月14日2100時
日本艦隊は鉄底海峡に侵入
対地砲撃の為に主砲に三式弾を装填し
砲門を向ける タナガーは万が一敵艦隊が現れた場合に備えて
徹甲弾を装填
その時は唐突に訪れた
タナガーCIC
「レーダーに不明艦隊補足 大型艦2隻小型艦4隻
距離20000m 速力18ノット こちらに向かって航行中」
「確実に敵艦だな 戦艦か
主砲交互撃ち方用意 霧島、比叡にも伝達せよ
目標敵一番艦 撃て」
9門の40.6センチ砲が旋回しそのうちの4門が
轟音を響かせ敵艦に向けて砲弾を放った
「弾着確認 遠近遠遠」
弾着の観測とともに
次の弾がどんどん放たれる
伝達で敵艦に気づいた比叡、霧島も
タナガーから貰った距離、方位を使って
射撃を始める
驚いたのはワシントンら、米艦隊だった
「レーダーアンノウン反応!高速で突っ込んでくる砲弾です!」
「敵弾夾叉弾」
突然の砲撃でCIC内部は大慌てだ
レーダーでも目視でも確認できない場所から砲弾を撃たれて
しかも初弾夾叉だと?ふざけるんじゃない
そう、反骨心を燃やしたリー提督は
主砲砲戦を命令する
「ですが、方位ならまだしも距離はどうするんですか」
「そんなもの着弾角度から調べろ
二次関数から求めろ」
「はっ」
「とりあえずは距離15000で撃ってやれ」
ワシントンとサウスダコタの40センチ砲が火を吹く
その時、タナガーの40センチ砲弾がワシントンの2番煙突に直撃した
「Damage report!」
「2番煙突に命中弾
装甲を貫通し機関半数停止 減速します」
「なんてこった サウスダコタにTBSで追突しないよう
転舵するように伝えろ」
「了k…」
二度目の衝撃が走り
艦橋の窓ガラスが吹き飛ぶ
「Damage report!」
「艦橋トップに被弾あり
貫通はしませんでしたがレーダー損傷使用不可」
「サウスダコタに送れ」
「先ほどの被弾の衝撃でTBSが故障しました」
「何ぃ 発光信号でもかまわん!」
ワシントンの信号をサウスダコタは確認するも
転舵が間に合わず、右舷艦首をワシントンの艦尾に突っ込ませる形となった
日本艦隊は鉄底海峡に侵入
対地砲撃の為に主砲に三式弾を装填し
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その時は唐突に訪れた
タナガーCIC
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「確実に敵艦だな 戦艦か
主砲交互撃ち方用意 霧島、比叡にも伝達せよ
目標敵一番艦 撃て」
9門の40.6センチ砲が旋回しそのうちの4門が
轟音を響かせ敵艦に向けて砲弾を放った
「弾着確認 遠近遠遠」
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射撃を始める
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「はっ」
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「なんてこった サウスダコタにTBSで追突しないよう
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「了k…」
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「先ほどの被弾の衝撃でTBSが故障しました」
「何ぃ 発光信号でもかまわん!」
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