戦艦タナガーin太平洋

みにみ

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柱島泊地

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第一艦隊所属の第3水雷戦隊の駆逐艦が白波を立てて
接近しタナガーの手前1キロほどで急減速急旋回し
タナガーの横に付く形になる


艦載艇が駆逐艦から降ろされタナガーに駆逐隊の指令らしき人が乗り移る
艦の横にかけられた梯子を登り
最上甲板に立つ

「私は第3水雷戦隊司令藤田類太郎少将だ この艦の艦長はいるか」

トーレス艦長が前に出て
「私が艦長のマティアス・トーレスだ」

「そうか 単刀直入に聞くが、貴殿らの所属は米国ではないのだな?」

「べい……こく?わからんがこちらはエルジア海軍所属だ」

「エルジア……聞いたことのない名前だな」

「こちらからも聞くが、大日本帝国とは……?」

「えぇ………」


その後、2人で艦長室に入って
互いの状況を確認しましたとさ
(作者が面倒だったとかは言わない)


「つまり、まとめるとこの戦艦タナガーはコンベース港でアイサフの航空機に撃破され
 沈没したはずなのにここに来たと」

「まぁまとめればそういうことだ」

「そちらの……連合艦隊?はなぜいまだに旧式艦を使っているので?」

「旧式艦とは何だね 確かに我が第3水雷戦隊は旧式になってしまった艦もあるが
 欧米列強と対等に戦えるだけの力はあるぞ!」

「航空部隊はないのですか?」

「………機密だが、先のミッドウェー沖で4隻も失ってしまった
 随分と米国にやられてしまった だが、水上艦部隊はまだ健在 勝てる」

「空母を4隻も………」

「それ以上言うな。それはそうとして、これからどうする」

「……どうする…とは?」

「こちらとしては、この戦艦タナガーをこちらの戦力としてソロモン諸島に投入したい」

「拒めば……?」

「そこにいる第二戦隊の伊勢をはじめとした艦隊の砲口が火を吹きこの艦を沈める」

「となると受け入れるしかなさそうですね」

「そうしてくれるとありがたい」




その後、海軍省や関係各省庁、天皇、連合艦隊司令部に戦艦タナガーの存在が通達され
タナガーは正式に帝国海軍タナガー型戦艦タナガーとして
大和なども所属している第一戦隊に配属
搭載弾薬の一部を陸揚げしてコピー品の生産を要請したのち
第六駆逐隊の護衛のもと海軍の前線基地であるトラック諸島へ向かった




1942 11/10 南太平洋トラック泊地

「バカみたいにでかい戦艦だな」

トーレス大佐が大和と武蔵を見てつぶやく

「全長はタナガーの方が大きいらしいですがあちらは全幅が大きいですね」
副長のスーリア少佐が答える

「主砲は何インチだろうか かなり大きいな」

ボォォォォン

二式水戦が潜水艦哨戒のために離水して飛び回る

「美しいな,あの機体は」

ツートンツーツーツートントン

連合艦隊に編成されることになり急遽設置された電信機が音を立てる
「通信兵,解読を」

次々と送られてくるモールス信号を
解読し,読み上げる

「第一戦隊所属の戦艦タナガーは第十一戦隊所属戦艦比叡,霧島らと共に
 ソロモン沖に進出 金剛,榛名と同じように敵飛行場を砲撃し陸軍部隊の援護を行え」

「なるほど 了解した 総員上甲板 送れ」







……………
どうも,思ったよりPV伸びてて驚いてる作者です
さて,ここから歴史改変が始まっていきます
第三次ソロモン沖第一夜戦で待ち構えるのはアメリカ巡洋艦部隊
史実とは異なりタナガーを加えた艦隊はどのように戦うのか
タナガーが搭載する最新機器の効果は!?
乞うご期待
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