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沖縄突入作戦 略称 瑞月作戦
追う狼 逃げる狼
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「隊長!!!!!!」
目の前で天理3尉の搭乗機が吹き飛んだ
イジェクトは見えたが被弾の直前で
生死は不明
「エマジェンシー!こちら大鷲隊2番機駆道!天理3尉機が撃墜された
イジェクトは確認 救難機の派遣求む なお、空戦は継続中」
「こちら天城 確認した 救難ヘリを派遣する 空戦も潮時だ
撤退せよ 空中給油を行い、貴機は救難ヘリをエスコートせよ」
「了解 全機、撤退だ」
「承知!」
ダイブからの海面ギリギリを飛ぶ方法で
敵機を引き離す
幸い、敵機にもそこまでの交戦意識はなかったようだ
空母天城 戦闘艦橋
「救難ヘリ…か SHじゃ航続距離が足りないな」
天城艦長の宮嵜大佐がつぶやく
「かがにオスプレイを積んでおります あれなら行けるのでは」
海上自衛隊航空参謀 空井1佐が言う
「その手があったか すぐに出そう」
かがよりオスプレイ一機を発艦させ
駆道機に別のF35から給油
エスコートさせる
⦅大鷲2より天城へ 救難信号は⦆
「微弱だが確認している 空戦空域A4RVの西端 急行せよ
もし、敵機来襲により救難不可の場合、、、帰還し次作戦に備えよ」
「………宜候」
エリアA4RV 高度4000
「シーゴブリンへ 3尉は見えるか」
「まだ見つけれてない ここらにいるはずだが」
オスプレイがホバリングしながら海上を捜索するが
機体の欠片や浮いている油しか見つけられない
「くそっ、隊長 どこにいるんですか」
そう言って海上に目を落とした時
視界の端に何か動くものが見えた
(鱶か……鱶だと!?)
「シーゴブリンへ3時方向距離800 鱶の群れ!」
そう言い放ってその方向に機首を向ける
鱶の群れがぐるぐる回るその中心には…
「隊長!!!!」
パラシュートを広げ
体を大きく見せている人影が見えた
こちらに向けて手を振っている
機体をバンクさせ、オスプレイの到着を待つ
バラララララララ
オスプレイが急降下し、ロープを下ろす
なんとか、助かったようだ
「シーゴブリン、隊長の様子は」
「衰弱はしているようだが命に別状はなさそうだ」
「よかったぁ… さて、とっとと帰りましょう
って言いたいところだけど厳しそうですね」
レーダーには赤い点が3つ
高速でこちらに向かってきている
⦅大鷲2へ 敵機3機が高速接近中 J–15 1機に不明機1機だ⦆
「承知 仕留める シーゴブリン、先に帰ってろ 俺が食い止める」
「了解!死ぬんじゃねぇぞ!」
オスプレイは通常飛行状態にプロペラを稼働させ
400キロほどで戦場を離脱する
「敵機確認!撃墜しても良いんだよな」
⦅もちろんだ 一機たりともオスプレイに近づけさせるな
交戦を許可する 敵機を撃墜せよ!⦆
「ウェポンズフリー AMRAAM選択 目標敵1、2番機 FOX2!」
機体下部のウェポンベイが開き
AIM-120を発射する
バシュッ
放たれた矢はマッハ4で敵編隊へ向かう
マッハ1で向かってくる敵編隊との相対速度、マッハ5
「弾着今」
空中で火球が現れ
2つの目標がレーダーから消失する
もう1機は…
「くそっ 落とせてない」
超高速で真正面からすれ違う
見えた機体は………
「Su…………75!?」
ロシアの最新鋭ステルス戦闘機
まだ正式採用はされておらず試作機しか存在しないはずだが
「ちっ、実戦試験を兼ねて持ってきやがった」
Su–75の下部から小型の航空機が投下される
(小型無人機…だと!?)
ぱっと見ヨーロッパのEADSバラクーダ無人攻撃機の小型版
「母艦へ!敵機は計3機 対処しきれん 撤退するぞ!」
「了解した 敵機の情報を帰還して伝えろ」
「了」
AB(アフターバーナー)に点火してフルスロットルで海面スレスレを滑るように飛ぶ
幸い敵機は追ってこない
「…なんとか…命拾いしたな」
目の前で天理3尉の搭乗機が吹き飛んだ
イジェクトは見えたが被弾の直前で
生死は不明
「エマジェンシー!こちら大鷲隊2番機駆道!天理3尉機が撃墜された
イジェクトは確認 救難機の派遣求む なお、空戦は継続中」
「こちら天城 確認した 救難ヘリを派遣する 空戦も潮時だ
撤退せよ 空中給油を行い、貴機は救難ヘリをエスコートせよ」
「了解 全機、撤退だ」
「承知!」
ダイブからの海面ギリギリを飛ぶ方法で
敵機を引き離す
幸い、敵機にもそこまでの交戦意識はなかったようだ
空母天城 戦闘艦橋
「救難ヘリ…か SHじゃ航続距離が足りないな」
天城艦長の宮嵜大佐がつぶやく
「かがにオスプレイを積んでおります あれなら行けるのでは」
海上自衛隊航空参謀 空井1佐が言う
「その手があったか すぐに出そう」
かがよりオスプレイ一機を発艦させ
駆道機に別のF35から給油
エスコートさせる
⦅大鷲2より天城へ 救難信号は⦆
「微弱だが確認している 空戦空域A4RVの西端 急行せよ
もし、敵機来襲により救難不可の場合、、、帰還し次作戦に備えよ」
「………宜候」
エリアA4RV 高度4000
「シーゴブリンへ 3尉は見えるか」
「まだ見つけれてない ここらにいるはずだが」
オスプレイがホバリングしながら海上を捜索するが
機体の欠片や浮いている油しか見つけられない
「くそっ、隊長 どこにいるんですか」
そう言って海上に目を落とした時
視界の端に何か動くものが見えた
(鱶か……鱶だと!?)
「シーゴブリンへ3時方向距離800 鱶の群れ!」
そう言い放ってその方向に機首を向ける
鱶の群れがぐるぐる回るその中心には…
「隊長!!!!」
パラシュートを広げ
体を大きく見せている人影が見えた
こちらに向けて手を振っている
機体をバンクさせ、オスプレイの到着を待つ
バラララララララ
オスプレイが急降下し、ロープを下ろす
なんとか、助かったようだ
「シーゴブリン、隊長の様子は」
「衰弱はしているようだが命に別状はなさそうだ」
「よかったぁ… さて、とっとと帰りましょう
って言いたいところだけど厳しそうですね」
レーダーには赤い点が3つ
高速でこちらに向かってきている
⦅大鷲2へ 敵機3機が高速接近中 J–15 1機に不明機1機だ⦆
「承知 仕留める シーゴブリン、先に帰ってろ 俺が食い止める」
「了解!死ぬんじゃねぇぞ!」
オスプレイは通常飛行状態にプロペラを稼働させ
400キロほどで戦場を離脱する
「敵機確認!撃墜しても良いんだよな」
⦅もちろんだ 一機たりともオスプレイに近づけさせるな
交戦を許可する 敵機を撃墜せよ!⦆
「ウェポンズフリー AMRAAM選択 目標敵1、2番機 FOX2!」
機体下部のウェポンベイが開き
AIM-120を発射する
バシュッ
放たれた矢はマッハ4で敵編隊へ向かう
マッハ1で向かってくる敵編隊との相対速度、マッハ5
「弾着今」
空中で火球が現れ
2つの目標がレーダーから消失する
もう1機は…
「くそっ 落とせてない」
超高速で真正面からすれ違う
見えた機体は………
「Su…………75!?」
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まだ正式採用はされておらず試作機しか存在しないはずだが
「ちっ、実戦試験を兼ねて持ってきやがった」
Su–75の下部から小型の航空機が投下される
(小型無人機…だと!?)
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「母艦へ!敵機は計3機 対処しきれん 撤退するぞ!」
「了解した 敵機の情報を帰還して伝えろ」
「了」
AB(アフターバーナー)に点火してフルスロットルで海面スレスレを滑るように飛ぶ
幸い敵機は追ってこない
「…なんとか…命拾いしたな」
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