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第一次徳之島沖海戦
艦隊決戦 本国ノ荒廃此ノ一戦ニアリ
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0648分
奄美大島北方70キロ
「長官!彩雲から入電 敵艦隊1時方向40キロ先」
「誠か! 総員戦闘配置急げ」
「二水戦は如何いたしましょう」
「二水戦は矢矧を旗艦とし敵艦隊へ突入
水雷戦で敵艦隊を斬減させよ」
「ほかの艦は直掩でよろしいですか」
「あぁ 全艦へ通達 敵艦隊捕捉しえり日本国の荒廃この一戦にあり」
「宜候!」
第二水雷戦隊旗艦軽巡洋艦矢矧
二水戦司令 古村啓蔵
「そうか…」
電信員から届いた命令を見て
彼はつぶやいた
「この時代に水雷戦ができるとはな
全速前進 敵艦隊を撃滅せよ 砲水雷戦用意!」
「おう!!!」
矢矧率いる二水戦がどんどん加速していく
たてる白波は長く、曇り空の海に航跡を描いていた
中国海軍旗艦 重航空巡洋艦長江(元キエフ)
「敵艦隊を発見しました 距離40キロ 10時方向」
「30キロまで距離を詰めろ 30キロまで近づけば
こいつが使える 倭人に目に物見せてやる」
「奴らは数が多いです…大丈夫でしょうか」
「日帝時代の駆逐艦と巡洋艦に我らが負けると思うか!?
そんなはずがない 戦艦一隻程度、簡単に屠ってくれるわ」
「伝令 敵艦隊2群に分かれました
高速艦部隊、水雷戦隊がこちらに向かってきます」
「我らも分離しよう 巡洋艦3隻とフリゲート1隻は我が艦に続け
残りの艦で水雷戦隊を始末しろ」
「了解!!!」
戦艦大和第一艦橋
「零観より敵艦隊発見の報」
「主砲零式通常弾着発設定を装填!
右砲戦三十度 同航戦に持ち込む」
「装填完了しました」
艦橋頂部に搭載されている15mの巨大な測距儀が
旋回し 敵艦を捉える
そこで自艦の進路、風向き、速力、敵艦の速力、進路それらを捉え
艦の分厚い装甲の内部にある主砲発令所に伝えられ
射撃諸元と照らしあわされ
最適と考えられた方向、仰角を主砲塔に伝え
主砲が旋回し位置につく
「主砲交互撃ち方始め!」
三度ブザーがなり
一番、二番砲が火を吹く
ドォォォオォォォン
弾着まで30秒
この時間が待ち遠しい
「弾着まで 3、2、1 弾着 今!」
敵艦の近くに巨大な水柱がそそり立つ
武蔵は水色、長門は桃色などの染料が詰められていたが
大和は無色である
艦橋内の伊藤長官らにはどこに着弾したのかはわからない
見張り員からの報告を待つ
「先ほどの射撃 6発中 遠 遠 遠 遠 遠 遠 全て遠弾です!」
「初弾命中とはいかんか」
「左2の 下げ5 急げ!」
弾着を双眼鏡で見ていた砲術長が
すぐさま修正を取る
「三番砲射撃します」
ドォォォン
ここから弾着修正射撃の根気強い作業が始まる
夾叉弾が出るまでひたすら撃ち続けるのだ
こちらはうまく舵をとって距離20000で続けている
夾叉さえ出れば確率論で命中弾が出る
しかし、相手も待ってはくれない
「敵艦発砲確認!!!」
20000mの彼方に見える敵艦も射撃を開始したのだ
「バカな!空母じゃないのかよ!」
「艦長、偵察機からの写真が先程届きました こちらに」
そこに写っていたのは
左半身が飛行甲板
艦首部に大口径連装砲を2基備えた
異形の艦だった
「なんだこの艦は…?」
「元は旧ソ連のキエフ級重航空巡洋艦……
テーマパーク用に停泊していたのを無理やり改装したのではないかと」
そういった瞬間大和の右舷に巨大な水柱が上がる
「くそっ 奴らの方が命中精度がいいぞ」
「負けとれるか! 三番砲着弾地点は」
「近 近 近です!」
「くっ、上げ2に修正 一、二番砲射撃!」
ドォォォォン
大和射撃とほぼ同時に
「敵艦発砲 弾着 今!」
ゴガァァン
轟音と共に艦体が大きく揺れ
伝令員の悲痛な声が響く
「被弾!!!」
「どこに食らった!」
「艦首部に1発被弾!浸水発生しています!」
「応急要員浸水防げ!急げ」
「敵艦の弾速が速すぎる 奴ら、ほぼ直接照準だぞ」
「レールガンか…」
海自から派遣されている将校がつぶやく
「レールガン…とは?」
「電磁力によって砲弾を加速させ、投射する兵器です
大和の砲弾速度の四倍は軽く出るでしょう
しかし、発射炎が見えることから射撃の初動に火薬も使っているのではないかと」
「速度が四倍か 水平装甲が危ういかもしれんな」
と、そこへ朗報が入る
「第3射撃、遠 近 近 遠 遠 近!夾叉に捉えました!」
「でかした!!!次の射撃から斉射に移る!」
夾叉弾がでた
あとはひたすら撃ち続けるだけだ
と、そこに敵弾が迫る
右舷に巨大な水柱を上げるとともに
後部艦橋頂部が吹き飛んだ
「後部艦橋に被弾!後部艦橋員との通信途絶!」
またしても敵に命中弾を許してしまった
しかも、後部艦橋が破壊されたため
前部艦橋が破壊されれば
砲塔測距儀の直接照準になってしまう
その焦りが伊藤長官にはあった
「まずいな…大和が押されている」
「命中弾さえ入れば戦況は変わるはずです」
「次弾装填完了 斉射に移ります!」
「ってー!」
轟音と共に1.5トンの砲弾が宙に撃ち出される
待ち遠しいこの弾着までの間
「だんちゃーく 今!」
カウントと共に大爆発で敵艦の後部が吹き飛ぶのが見えた
「遠 近 直 直 近 遠 遠 直 近! 命中弾3発!敵艦後部を損傷した模様」
「効力射だ 続けろ」
敵艦は速力を一気に落とし
前のめりの状態で航行している
「貰ったな」
重航空巡洋艦「長江」艦橋
「命中弾確認 敵艦の後部艦橋を破壊」
「よくやった 続けろ」
敵艦には夾叉されたがこちらの電磁砲の方が
レーダー管制射撃により命中率が格段に上だ
2斉射で2発の命中弾を出している
十分すぎる成果だ
敵弾は約1分ずつ飛んでくる
あの数ではしばらく当たらないだろう
砲撃を続けろ そう楽観視した瞬間だった
「被弾!!」
爆音と共に艦が大きく揺れて
一瞬体が宙に浮き 床に叩きつけられる
「損傷報告!!!」
「4発被弾 1発は艦首部を過貫通 もう3発は艦後部に命中
飛行甲板を貫通後に起爆し 艦の後部がもぎ取られました
推進器は3軸がもぎ取られ1軸運転中です」
「くそったれ 倭人の旧式戦艦になんて負けてたまるか
次弾投射急げ 次から次に撃ちかけろ」
「敵艦発砲!弾着きます!!!」
無情にも長江の艦体に5発の
二七式徹甲弾が叩き込まれた
遅発に設定された砲弾は
他の現代艦に比べればあるものの
大戦期の艦に比べれば薄っぺらい装甲を
容易く穿ち、機関にぶつかりそこで次々と爆発を起こした
艦内の電源が落ちて
真っ暗になり、傾斜がどんどん増加していく
ギギギガガガと艦底の方から艦体が崩壊する音も聞こえてくる
「やむを……えん 総員退艦命令」
しかし、そこに追い打ちをかけるように
砲弾が飛んでくる
大和の主砲弾だけではない
利根の20.3センチ砲弾もだ
次々に崩壊していく艦体に突き刺さり
爆炎を上げていく
大和第一艦橋
「敵一番艦の大破を確認 10分もせず沈むでしょう」
「2番艦、3番艦は転舵し撤退中です」
「逃してなるものか 追撃戦だ サマール沖のようにはなるなよ」
「宜候」
奄美大島北方70キロ
「長官!彩雲から入電 敵艦隊1時方向40キロ先」
「誠か! 総員戦闘配置急げ」
「二水戦は如何いたしましょう」
「二水戦は矢矧を旗艦とし敵艦隊へ突入
水雷戦で敵艦隊を斬減させよ」
「ほかの艦は直掩でよろしいですか」
「あぁ 全艦へ通達 敵艦隊捕捉しえり日本国の荒廃この一戦にあり」
「宜候!」
第二水雷戦隊旗艦軽巡洋艦矢矧
二水戦司令 古村啓蔵
「そうか…」
電信員から届いた命令を見て
彼はつぶやいた
「この時代に水雷戦ができるとはな
全速前進 敵艦隊を撃滅せよ 砲水雷戦用意!」
「おう!!!」
矢矧率いる二水戦がどんどん加速していく
たてる白波は長く、曇り空の海に航跡を描いていた
中国海軍旗艦 重航空巡洋艦長江(元キエフ)
「敵艦隊を発見しました 距離40キロ 10時方向」
「30キロまで距離を詰めろ 30キロまで近づけば
こいつが使える 倭人に目に物見せてやる」
「奴らは数が多いです…大丈夫でしょうか」
「日帝時代の駆逐艦と巡洋艦に我らが負けると思うか!?
そんなはずがない 戦艦一隻程度、簡単に屠ってくれるわ」
「伝令 敵艦隊2群に分かれました
高速艦部隊、水雷戦隊がこちらに向かってきます」
「我らも分離しよう 巡洋艦3隻とフリゲート1隻は我が艦に続け
残りの艦で水雷戦隊を始末しろ」
「了解!!!」
戦艦大和第一艦橋
「零観より敵艦隊発見の報」
「主砲零式通常弾着発設定を装填!
右砲戦三十度 同航戦に持ち込む」
「装填完了しました」
艦橋頂部に搭載されている15mの巨大な測距儀が
旋回し 敵艦を捉える
そこで自艦の進路、風向き、速力、敵艦の速力、進路それらを捉え
艦の分厚い装甲の内部にある主砲発令所に伝えられ
射撃諸元と照らしあわされ
最適と考えられた方向、仰角を主砲塔に伝え
主砲が旋回し位置につく
「主砲交互撃ち方始め!」
三度ブザーがなり
一番、二番砲が火を吹く
ドォォォオォォォン
弾着まで30秒
この時間が待ち遠しい
「弾着まで 3、2、1 弾着 今!」
敵艦の近くに巨大な水柱がそそり立つ
武蔵は水色、長門は桃色などの染料が詰められていたが
大和は無色である
艦橋内の伊藤長官らにはどこに着弾したのかはわからない
見張り員からの報告を待つ
「先ほどの射撃 6発中 遠 遠 遠 遠 遠 遠 全て遠弾です!」
「初弾命中とはいかんか」
「左2の 下げ5 急げ!」
弾着を双眼鏡で見ていた砲術長が
すぐさま修正を取る
「三番砲射撃します」
ドォォォン
ここから弾着修正射撃の根気強い作業が始まる
夾叉弾が出るまでひたすら撃ち続けるのだ
こちらはうまく舵をとって距離20000で続けている
夾叉さえ出れば確率論で命中弾が出る
しかし、相手も待ってはくれない
「敵艦発砲確認!!!」
20000mの彼方に見える敵艦も射撃を開始したのだ
「バカな!空母じゃないのかよ!」
「艦長、偵察機からの写真が先程届きました こちらに」
そこに写っていたのは
左半身が飛行甲板
艦首部に大口径連装砲を2基備えた
異形の艦だった
「なんだこの艦は…?」
「元は旧ソ連のキエフ級重航空巡洋艦……
テーマパーク用に停泊していたのを無理やり改装したのではないかと」
そういった瞬間大和の右舷に巨大な水柱が上がる
「くそっ 奴らの方が命中精度がいいぞ」
「負けとれるか! 三番砲着弾地点は」
「近 近 近です!」
「くっ、上げ2に修正 一、二番砲射撃!」
ドォォォォン
大和射撃とほぼ同時に
「敵艦発砲 弾着 今!」
ゴガァァン
轟音と共に艦体が大きく揺れ
伝令員の悲痛な声が響く
「被弾!!!」
「どこに食らった!」
「艦首部に1発被弾!浸水発生しています!」
「応急要員浸水防げ!急げ」
「敵艦の弾速が速すぎる 奴ら、ほぼ直接照準だぞ」
「レールガンか…」
海自から派遣されている将校がつぶやく
「レールガン…とは?」
「電磁力によって砲弾を加速させ、投射する兵器です
大和の砲弾速度の四倍は軽く出るでしょう
しかし、発射炎が見えることから射撃の初動に火薬も使っているのではないかと」
「速度が四倍か 水平装甲が危ういかもしれんな」
と、そこへ朗報が入る
「第3射撃、遠 近 近 遠 遠 近!夾叉に捉えました!」
「でかした!!!次の射撃から斉射に移る!」
夾叉弾がでた
あとはひたすら撃ち続けるだけだ
と、そこに敵弾が迫る
右舷に巨大な水柱を上げるとともに
後部艦橋頂部が吹き飛んだ
「後部艦橋に被弾!後部艦橋員との通信途絶!」
またしても敵に命中弾を許してしまった
しかも、後部艦橋が破壊されたため
前部艦橋が破壊されれば
砲塔測距儀の直接照準になってしまう
その焦りが伊藤長官にはあった
「まずいな…大和が押されている」
「命中弾さえ入れば戦況は変わるはずです」
「次弾装填完了 斉射に移ります!」
「ってー!」
轟音と共に1.5トンの砲弾が宙に撃ち出される
待ち遠しいこの弾着までの間
「だんちゃーく 今!」
カウントと共に大爆発で敵艦の後部が吹き飛ぶのが見えた
「遠 近 直 直 近 遠 遠 直 近! 命中弾3発!敵艦後部を損傷した模様」
「効力射だ 続けろ」
敵艦は速力を一気に落とし
前のめりの状態で航行している
「貰ったな」
重航空巡洋艦「長江」艦橋
「命中弾確認 敵艦の後部艦橋を破壊」
「よくやった 続けろ」
敵艦には夾叉されたがこちらの電磁砲の方が
レーダー管制射撃により命中率が格段に上だ
2斉射で2発の命中弾を出している
十分すぎる成果だ
敵弾は約1分ずつ飛んでくる
あの数ではしばらく当たらないだろう
砲撃を続けろ そう楽観視した瞬間だった
「被弾!!」
爆音と共に艦が大きく揺れて
一瞬体が宙に浮き 床に叩きつけられる
「損傷報告!!!」
「4発被弾 1発は艦首部を過貫通 もう3発は艦後部に命中
飛行甲板を貫通後に起爆し 艦の後部がもぎ取られました
推進器は3軸がもぎ取られ1軸運転中です」
「くそったれ 倭人の旧式戦艦になんて負けてたまるか
次弾投射急げ 次から次に撃ちかけろ」
「敵艦発砲!弾着きます!!!」
無情にも長江の艦体に5発の
二七式徹甲弾が叩き込まれた
遅発に設定された砲弾は
他の現代艦に比べればあるものの
大戦期の艦に比べれば薄っぺらい装甲を
容易く穿ち、機関にぶつかりそこで次々と爆発を起こした
艦内の電源が落ちて
真っ暗になり、傾斜がどんどん増加していく
ギギギガガガと艦底の方から艦体が崩壊する音も聞こえてくる
「やむを……えん 総員退艦命令」
しかし、そこに追い打ちをかけるように
砲弾が飛んでくる
大和の主砲弾だけではない
利根の20.3センチ砲弾もだ
次々に崩壊していく艦体に突き刺さり
爆炎を上げていく
大和第一艦橋
「敵一番艦の大破を確認 10分もせず沈むでしょう」
「2番艦、3番艦は転舵し撤退中です」
「逃してなるものか 追撃戦だ サマール沖のようにはなるなよ」
「宜候」
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