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呉海軍工廠 再稼働

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入港した大和ら艦隊は
すぐに改装工事に移された

大和型を艤装した呉海軍工廠大型船渠には
沖縄沖で対艦ミサイルを艦後部に喰らって
後部がもぎ取られた護衛艦むらさめが入渠していたが
大和以下艦隊の帰還が報じられると
応急修理を施して出渠
大和受け入れの準備をしていた

大和造船船渠に大和が入り
まず破損した球状艦首の修理
それと同時進行で
半数ほどの25ミリ機銃の撤去と
高角砲の6基を76㎜速射砲、127㎜速射砲に換装
CIWSファランクスを片舷に3基設置

元々高角砲を増設する改修前に
設置していた15.5糎三連装砲の弾薬庫部分を利用して
Mk.48対空ミサイル用のVLS8基61セルを両舷に配置し
122セル

艦橋頂部の測距儀の上に搭載されていた
21号電波探信儀、
マスト搭載の三式1号電波探信儀(13号電探)を撤去し
マストも一度解体しOPS–24対空レーダーを搭載した
大型の塔型マストに作り替える

主砲塔の改装は見送られたが、
砲弾の改良を施した
二七式徹甲弾と二七式対空弾を搭載することにした

機関の改装も大規模となり、時間がかかることから
見送ったが、推進器の換装は行われ
大口径の5枚羽推進器に換装された
これによって公試速力31.5ノットを発揮可能となる

大和を艤装した第四船渠には天城が入渠
葛城とともにF–35Bの搭載が可能になるように
大規模な改装が行われた
雲龍型のエレベーターは
約14m×14mでF-35Bは機体を斜めにすれば搭載が可能
垂直着艦時の排熱に耐えるよう
特殊塗装などを行い、
12.7糎連装高角砲6基の内3基をCIWSに交換
13号と21号電探をOPS–24に換装した
露天、格納庫駐機を含めて搭載機数は合計10機

この改修によっていずも型につぐ航空機搭載能力を持つ
航空母艦となる

第三船渠には利根、青葉を入渠させ
高角砲2基を撤去し
CIWSを搭載
青葉の後部甲板からは水偵を撤去し
艦後部に観音扉を設置、
LCAC2隻の運用を可能とした
利根には5インチ砲とCIWSを増設し防空艦に改装した

雪風は警固屋ドックに航行させ
防空レーダーとCIWSを一基搭載した

矢矧は青葉、利根の改修が終わり次第
入渠することとした
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