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2026

佐世保帰港 〜海の帝王の帰還〜

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護衛艦まや艦上

「航海長 そのままの速度で航行して艦隊を港内へ」

「宜候」

今、まやの後方に大和、その後ろに葛城、天城と堂々たる艦隊が続いている

その姿は一瞬でSNSにアップされ
日本中に戦艦大和の復活を知らしめた

「おい、本当に大和じゃないか」

「マジかよ、、天城、葛城、伊勢日向……」

「雪風が見えるぞ!」

しかし、それを知ったのはもちろん日本国民だけではない

佐世保湾を一望できるとある山中

「嘿,看看那个 那支庞大的船队 他们提前躲过了空袭,进入了海湾。」
(おい見ろよ あの大型艦の艦隊 さっきの空襲を逃れて湾内に入ってきた)

「等等,那不是日本帝国战列舰吗?」
(待て、あいつは日帝の戦艦じゃないか?)

「它看起来确实是这样的 一艘战列舰,五艘巡洋舰,两艘航空母舰,以及多艘驱逐舰。」
(確かにそう見える 戦艦クラス一隻に巡洋艦クラス五隻、空母二隻 多数の駆逐艦だ)

「你们日本人,你们还有那个怪物吗?」
(くそっ倭人め あんな化け物を持ってたのか)

「赶紧向上级报告吧。 我会尽快撤离这里。」
(さっさと上に報告するぞ 急いでここから撤収だ)

こうして、第二艦隊の存在は
比較的早めに敵国へと渡ってしまうのでした
…まぁ上の方々共産党指導部が信じるかどうかは別問題だったが



……………

「艦長!総監より入電 各艦の改装先が決まったようです」

野上1佐が場所が書かれた紙を受け取る

呉回航 天城、利根、青葉、大和、雪風、矢矧
佐世保 伊勢、日向、磯風、朝霜、葛城
横須賀回航 榛名、浜風、初霜、霞
舞鶴回航 冬月、花月、響、槇、榧

護衛として呉回航隊にまや、いなづま
舞鶴回航隊にちょうかい、ふゆづき 
横須賀回航隊に、てるづき、たかなみを付ける

舞鶴回航隊は関門海峡まで呉回航隊と行動せよ
抜錨は12月30日
残り2日間は第二艦隊乗員を半舷上陸させよ
なお、損傷大なる日向は直ちに第七船渠へと入渠させよ

今、残存している護衛艦は
いずも型二隻、まや型二隻、あたご型一隻、こんごう型二隻
むらさめ、たかなみ型合わせて五隻、あさきり型三隻、FFM十四隻
(あぶくま型は全艦2024年度に退役済み)
であり、その三分の一程度を第二艦隊の護衛に回している
それほど、大和らに期待するところが大きいのだろう

「さて、大変になってきたな航海長」

「えぇ、大和らが改装が終わるまでは我々だけですからね」

「だが、頼もしい味方ができた 艦隊にこの文章を送っておけ」

「宜候」
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