話好きの自動車整備士が戦車に乗って一人前の冒険者を目指します

かば

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二章

九、作戦開始

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 飛雄馬が部隊行動のシミュレーション訓練とフサリアの走行試験、射撃試験を終えて間もなく、モンスターの群れが動き出した。

 無秩序に集まっていた車両の群れが少しずつ組織的に行動するようになって、最終的に町へ向かいながらきれいな三列縦隊を組んだ。

 三列縦隊の周囲には偵察型装甲車や偵察車両を配して上空では無人機が警戒し、町に向かい始めてからは街道へ迂回することもシーダーの新拠点に向かおうとすることもなくなった。

 新たに五両が合流して四三両になったモンスターの群れはまっすぐに町へ向かっていて、パレードを行う大規模な傭兵団と同じくらい堂々とした様子だった。

「壮観っすね」

 迎え撃つために出撃したフサリアの運転席で、飛雄馬はヘッドマウントディスプレイに表示したモンスターの群れの映像に感心した。

 すでに電子戦と無人機による妨害が始まっていたが、一見しただけではモンスターの群れにほとんど影響を与えていないように見えた。

 でも、見えないところで大きな影響を与えていて、データリンクと航法支援を妨害された車両の間隔は密に、動きは慎重になっていたし、無人機も群れから離れたところでの活動が不活発になっていた。

 電子戦が優勢なことを受けてサイバー攻撃も行われているため、戦闘が始まればさらに影響が目に見えるようになるはずで、飛雄馬は車両隊の三倍以上という数の差ほど不利な状況とは考えていなかった。逆にこれからこのモンスターの群れを打ち破って大活躍する様子を思い浮かべて胸を高鳴らせてさえいた。

「……油断は禁物っす」

 飛雄馬は自分の役割を思い出して、一度モンスターの群れの映像から視線を外して前方の地面や障害物を警戒した。そして、進路の安全を確認してから、モンスターの群れの映像を視線操作で拡大して二両の戦車を表示させた。

 ホバー型戦車は三列縦隊の左列先頭を、多脚型戦車は右列先頭を砂塵を巻き上げながら進んでいる。

 この飛雄馬が担当する二両の戦車は、それぞれフサリアにはない特徴的な性能を持っていた。

 最初に戦うことになりそうなホバー型戦車は機動性の高さが特徴で、被弾経始を重視した幅広で大型の車体の前方にある砲塔に一二〇ミリクラスの戦車砲を一門、車体後部に空気取り込み用のファン四基と高速走行用のジェットエンジン二基を備えていた。
 障害物になる岩石が多い荒野でその機動性を存分に発揮することは難しいはずだったが、機動性の高さはまさに陸上戦闘機で、速度の遅い対戦車ミサイルや対戦車ロケット弾では命中できないと判断されていた。

 また、多脚型戦車は対戦車壕などの障害物を容易に乗り越え、かつ、それらの障害物を塹壕や防御壁のように活用できる走破性や車高変更性能の高さが特徴で、車体中央寄りの砲塔に一二〇ミリクラスの戦車砲を一門装備していた。
 フサリアには不可能な大きな仰角を取ることができ、限定的ながら有力な間接射撃能力もあるため、町にとっては自走多連装ロケットに次いで危険なモンスターだった。

(足が遅いからホバー型戦車を撃破してからでも取り逃がしはしないと思うけど、側面を射撃したくてもあの脚が厄介っす)

 多脚型戦車の脚は四対八本あって、すべて車体の両側面から直角に突き出すように付いているだけでなく、すねに相当する部分に大型の防盾を装備していた。車高を下げると砲塔も隠せるほどの大きさなため、側面の防御はフサリアの側面より堅いと判断されていた。

 その二両の様子を飛雄馬は詳しく確認したが、走っている様子を見ている限り、見て分かるような異常は特になかった。

(良かった。簡単に撃破できたら面白くないっす)

 飛雄馬は本格的な戦闘が始まる前に電子戦やサイバー攻撃で二両が弱体化していないかと心配していたが、今のところ大丈夫な様子だった。

 安心した飛雄馬は二両の戦車の映像を視線操作で消して、前方の地面と障害物の警戒に意識を戻した。二両が無事なのにフサリアだけ爆発物や落とし穴で損傷させるわけにはいかなかったし、防衛隊の予測どおりならモンスターの群れの動きにそろそろ変化があるはずだった。

 タケルからの通話がつながって、ヘッドホンからタケルの声が聞こえた。

「A2にA1から通達。GMが前後に分かれ始めた。前がG1、後ろがG2だ。MRによる攻撃を受ける可能性があるため対空戦闘に備えよ」
「A2了解。対空戦闘に備える」

 飛雄馬は多目的ディスプレイに表示されているボタンを叩いて、車両防護システムを始めとする各システムが正常に機能していることと車体や砲塔上面のハッチがすべて閉鎖されていることを確認する。

 車両隊の先頭として前方の地面や障害物の警戒があるため上空の警戒は行わなかったが、いつ戦闘が始まってもおかしくないと気持ちを引き締めた。

 飛雄馬が前方の警戒をしているうちに車両隊とモンスターの群れの間の距離が近付き、車両隊はモンスターの群れの多連装ロケットの射程内に入った。

 まだモンスターの群れが巻き上げる砂塵は見えなくても、後方の集団であるG2はすでに停止して自走多連装ロケット三両が射撃体勢に入っていることを無人機からの映像で確認できた。

(いよいよっす)

 これから何十発ものロケット弾の砲撃にさらされると思うと、フサリアの装甲に守られている自分が一番安全と理解していても身震いした。

 対戦車用の弾頭なら、車両隊の上空で複数の子弾を放出して子弾ごとに狙ってくるはずで、迎撃用メーザーや無人機による迎撃をすり抜けてくる可能性は十分にあった。

 飛雄馬は気持ちを落ち着けるために水を一口飲んで、タケルからの指示を聞き取りやすいように車内に流しているゲームの戦闘曲の音量を下げた。

 金平糖も数粒かじっていると、タケルから通話で新たな指示が届いた。

「A2にA1から通達。変針準備。合図に合わせて進路三二、速度六四に変更せよ。左斜行隊形で交戦する」
「A2了解。合図に合わせて進路三二、速度六四に変更する」
「G1はMRの砲撃で我々が混乱しているところをTHがいる左翼から一気に片翼包囲してくると思われる。我々はそれに対抗して左斜行隊形を取り、増速しつつG1の左翼側面へ機動する。
 THが突進してくる可能性があるため、A2はTHの動きを警戒しつつ、突進してきたときは指示を待たずにこれを優先して撃破せよ」
「A2了解。THの動きを警戒しつつ、突進してきたときは指示を待たずに撃破する」

 飛雄馬は復唱して、指示の内容を頭に刻み込んだ。

 モンスターの前方集団が自走多連装ロケットの砲撃と共にホバー型戦車のいる左翼から片翼包囲してくるから、車両隊は合図に合わせてその左翼に向かって変針し、左斜行隊形を取って対抗する。最終的な目標は前方集団の左翼側面だが、ホバー型戦車が突進してきたときは、フサリアは指示を待たないでこれを撃破する。

 変針の具体的な数値と自走多連装ロケットの砲撃以外は事前に受けた説明と同じで、シミュレーション訓練の内容と変わらなかったし、最高速度で走りながらの砲撃も偵察車両のモンスターを撃破したときに経験ずみだった。

 つまり、今までどおりのことをするだけで良いのだと自分に言い聞かせて、飛雄馬は前方に意識を集中してハンドルを握り直した。

 車両隊とモンスターの前方集団の間の距離がさらに近付いて、モンスターの群れが巻き上げる砂塵が見え始めた。

「A1にA2から報告。正面遠方にG1のものと思われる砂塵を視認した」
「A1了解。引き続き合図を待て」
「A2了解」

 飛雄馬は正面をにらみつけながら応答した。

 起伏や砂塵の影響でまだモンスターの姿を確認できなかったが、できるようになったときにはもう双方の対戦車ミサイルの射程に入っているはずだった。

 砂塵の奥で何本もの噴煙が空に向かって伸び始めた。

「来た!」

 飛雄馬が多連装ロケットの噴煙を視認するのとヘッドホンから合図の警告音を聞くのはほぼ同時だった。

 すぐにハンドルを回し、アクセルを踏み込んで指示どおりに変針する。

「A1にA2から報告。MRのものと思われる噴煙を多数視認した」
「A1了解。
 これよりG1に対して迫撃砲の砲撃、GM全体にサイバー攻撃で送り込んだコンピューターウイルスの一斉感染による撹乱(かくらん)を行う。GMで異常な行動が見られたとしても、A2はTHへの警戒を優先せよ」
「A2了解。THへの警戒を優先する」

 飛雄馬が復唱を終えたときにはロケット弾が車両隊の上空に到達していて、携帯対空ミサイルによる迎撃が始まった。

 車両隊から細い噴煙が何本も勢いよく伸びていき、上空でいくつもの爆発を起こす。直撃したのか、一際大きな爆発が起こることもあった。

 無人機がロケット弾の発射から追跡しているため、携帯対空ミサイルはすべて最適の瞬間に発射されていたが、ロケット弾に比べて圧倒的に少なかった。

 大半のロケット弾は携帯対空ミサイルの迎撃を突破して子弾を放出し、子弾はパラシュートで急減速しながら車両隊を狙う。

 続いて迎撃用メーザーと無人機による迎撃が始まった。

 共同交戦システムによって適切に配分された目標に向かって射撃、攻撃が行われ、携帯対空ミサイルのときよりも低空で何倍も多くの爆発が起こる。

 電子戦などによる妨害と変針でロケット弾の着弾地点の分布の中心を大きくそらし、直撃や進路をふさぐものだけに迎撃を集中しても、子弾の数は多かった。

 迎撃を突破した子弾が車両に命中し始め、フサリアの砲塔正面にも二発命中して装甲シートを数枚ずつ吹き飛ばした。

 フサリアの運転席にも衝撃が伝わって飛雄馬は反射的に身をすくめたが、ヘッドマウントディスプレイに自動で表示された被害状況図を視線操作ですぐに消して、少しずつ姿が見えてきたモンスターの前方集団に意識を集中した。

 すでに包囲のために動き始めているはずのホバー型戦車がまだ見えない。

 無人機からの情報を音声操作でヘッドマウントディスプレイに表示して確認すると、ホバー型戦車は単独で車両隊の前方を迂回して無防備な右翼側面に出るつもりらしかった。

 数両の集団で進路をふさがれて十字砲火を浴びせられるよりは良かったものの、迂回されると車両隊からの対戦車ミサイルが命中しない。迫撃砲だともっと難しかったし、無人機も数機で同時に攻撃しないとすべて迎撃されてしまうだろう。

(オレが行くしかないっす)

 飛雄馬はホバー型戦車を阻止できるのは自分だけだと判断して、タケルに通話をつないだ。

「A1にA2から報告。これよりTHを撃破するため突進する。援護を求む」
「A1了解。無人機で援護する」

 タケルの応答を聞いた飛雄馬は、アクセルを目一杯踏み込んでフサリアを最高速度まで加速させた。

 すぐに体を座席に強く押し付けられ、サスペンションでも吸収しきれない履帯からの振動で体を揺さぶられる。

 フサリアが車両隊を引き離して突進する中、飛雄馬は無人機からの情報を基にホバー型戦車を最速で迎撃するための経路をフサリアの戦闘支援システムに作らせた。

(思っていたより早く追いつけそうっす)

 飛雄馬は作らせた経路を素早く確認して、まだ見えないホバー型戦車のいる方向をにらんだ。

 事前の説明どおり、ホバー型戦車は障害物を避ける際に横滑りしやすいために最高速度を出せていない。その上、援護してくれる無人機たちの一部が迎撃用メーザーの射程外で地雷になる進路妨害を始めたことで、より速度を出しにくくなっていた。

 追いつかれるホバー型戦車はどこかで反転して向かってくるはずだったが、飛雄馬はいつ反転してくるかの判断に迷った。

 追いつかれる前か、追いつかれた直後か、追いつかれてフサリアが初弾を発砲したあとか。

(一番ありそうなのは追いつかれて発砲される直前だけど、裏をかかれそうで怖いっす)

 この世界のAIは駆け引きができるほど高度な判断能力を持っていなくても、不利な状況下で意表を突くくらいの能力はあったから、思い込んでいると対応が間に合わなくなる可能性があった。

 飛雄馬は無人機からの情報で事前に気付けることを信じて、そろそろ見えてくるはずのホバー型戦車がいる方向を改めてにらんだ。
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