上 下
1 / 21
一章

プロローグ

しおりを挟む
 光の届かない天井に向かって巨大な柱が何本もそびえ立ち、巨人が造った神殿なのではないかと思えるくらいに平らで開けた空間を覆っていた硝煙が薄くなっていく。エアコンが車内を強制的に冷却する音が先ほどまで続いていた発砲音の残響をかき消していたが、体はまだ少し揺さぶられている気がした。

 ヘッドマウントディスプレイに映し出される車外の映像に動くものはなく、視線操作でセンサーの表示をいくつか切り替えてもモンスターが新たに近付いてくる騒がしい気配はない。

(本当にもう終わりっすか?)

 狭く薄暗い車内で浅い呼吸を繰り返しながら、自動車整備士で元社畜の渡飛雄馬わたりひゅうまはもう一度周囲を見回す。射撃ボタンに触れる指はいつでも押す準備ができていた。

 不意にヘッドホンからわずかなノイズが聞こえる。

「撃ち方止め」

 一瞬おいて共通通訳機で通訳されたリーダーの低く落ち着いて不思議とよく通る声が聞こえて、飛雄馬は大きく息を吐いた。

 射撃ボタンにかけていた指を離して、その指で正面の多目的ディスプレイに表示されたいくつものボタンを叩いて武装の状態を確認し安全状態に戻す。そして、まだぎこちなさが残る手つきで砲塔を正面に固定、センサーマストの設定を自動に変更した。

 もう一度息を吐くとモンスターとの戦闘が始まってから流していたゲームの戦闘曲がまだそのままになっていることに気付いて止める。静かになると思ったら、今度は共通通訳機で通訳された仲間たちの気楽そうな雑談が聞こえてきた。

「やっと進めますね。飛雄馬さんもだいぶ命中するようになってきて良かったです」
「まったくいつもいつもどこから出てくるのかしら」
「スポンサーを見付けて調べてみたいですね」
「それより、ワタシの活躍見てくれてた?」

 飛雄馬は仲間たちの元気そうな声を聞いて安心した。半年前にこの世界で目覚めたばかりの飛雄馬にとって仲間たちは命の恩人であり、この世界で生きるための術と場所を与えてくれた何よりも大切な存在だった。

(みんなすごいっす)

 まだ戦闘になるとガチガチに緊張してしまう飛雄馬と違って聞こえてくる仲間たちの声や口調に不安や緊張は感じられない。
 飛雄馬を含めて六人いるパーティーは二人を除くと全員が異なる星の出身で姿も大きさも異なり、話すために使う手段も異なっていてそのままでは会話できなかったから、その声や口調は飛雄馬が共通通訳機の設定でそれぞれの印象から勝手に割り当てたものものだったが、今ではすっかりなじんで本人が話しているようにしか思えない。
 半年前に初めて会ったときはとんでもないところに連れてこられてしまったと毎日のように地球に日本に帰りたいと願っていたことが嘘のようだ。

「師匠の探知と分析の能力は超一流っす。オレも早く師匠みたいにできるようになりたいっす」
「ありがとう。飛雄馬も次の目標に移るときの判断が正確になってきたじゃない。ワタシも良い弟子に恵まれてうれしいよ」
「師匠の教え方がうまいからっす。師匠みたいに教えるのがうまい先輩がいなかったらオレはここにいられなかったっす。今だって師匠が教えてくれてなかったらオレは待ち伏せに気付かなくてパニックになってたっす」
「ほめすぎだよ。そんなに言われたらさすがに恥ずかしいって。ワタシがいなかったとしてもリーダーだってみんなだってそんなに薄情じゃないってば。飛雄馬だって飲み込みが早いんだからすぐにできるようになるよ」

 照れて否定しながらも弾んだ声でモンスターを特定するための分析のコツやそれをつかむまでの苦労を話し始めた師匠に相づちをうちながら、飛雄馬は気楽に話せるように座席を後ろにずらして音声をヘッドホンから車内のスピーカーに切り替え、ヘッドマウントディスプレイとヘッドホンが付いたヘルメットを外した。

 元々飛雄馬は話をするのも聞くのも好きで、子供のころは家族や友達はもちろん、町内に住むよく知らない高齢者と話し込むことも珍しくなかった。学生のころはさすがに誰とでも話し込むのは止めたが、自動車整備士より営業職の方が向いているのではと言われてケンカすることもあった。
 でも、念願の自動車整備士として働いていた以前の職場では全員が慢性的な過重労働だったために人間関係がギクシャクして会話を楽しいと感じることがほとんどなかっただけに、また仲間たちと会話を楽しめるということがうれしくてならなかった。

 飛雄馬は師匠の話に耳を傾けながら師匠とパーティーの仲間たちの姿を思い浮かべた。

「リーダー」は飛雄馬たちのパーティーでの役割の名前であり、飛雄馬が付けたあだ名だ。本当の名前は別にあるものの飛雄馬には発音も聞き取りも難しいので声や口調と同じように印象から勝手に付けた。
 その姿は背丈が飛雄馬の倍以上あって全身が灰色の毛皮に覆われ、黒くて鋼鉄のように固い爪のはえた手と四本の丸太のように太くたくましい腕を持つというもので、地球の生き物だと熊が直立した姿に似ている。
 性格は静かで打たれ強い。無口なこともあって大声を上げたところを見たことがないが、戦い方は暴風のように容赦がなくてどんな障害を使っても止められない。
 先生と組んでパーティーを立ち上げる前は傭兵をしていて「血まみれ」というあだ名を付けられるぐらい活躍していたらしい。

「師匠」も飛雄馬が付けたあだ名だ。背丈は飛雄馬より小さくて飛雄馬のへそくらい。気分や感情、周囲の様子で体の色がディスプレイのようによく変わるのが特徴で、二本の長く伸びる腕と八本の短めの足を持ち、地球の生き物だとイカが直立したような姿をしている。
 話をするのが好きで話が長いのは寿命が短い種族なため記憶や記録を伝えることに一番の価値を置いているためらしい。
 パーティーでは観測や電子戦、車両や機械の整備や修理を担当していて、飛雄馬がパーティーに加わった直後から必要なことを過剰なくらいに教えてくれた。

「先生」はリーダーと二人でこのパーティーを立ち上げ、依頼された調査を行うというパーティーの方針を作った人だ。
 その姿は飛雄馬よりずっと大きく、地球にいる五本足のヒトデを二つ折りにして四本足の動物にした感じで、目の粗い紙やすりのようにザラザラして硬い紺色の皮膚をしている。
 パーティーを立ち上げる前はどこかの研究所で科学者として働いていたらしい。
 パーティーでは調査と迫撃砲などによる間接的な火力支援を担当しているが、接点が少ない上にリーダー以上に無口なので性格はよく分からない。お嬢の話によるとブラックジョークが好きで怒るとリーダーより怖いらしい。

「お嬢」は飛雄馬が付けたあだ名の中でも一番ピッタリだと思っているあだ名だ。
 モンスターと戦うために目立たないよう地味なカーキ色に染めているが元々は華やかで豪華なドレスのような羽毛らしいし、上下関係にうるさくていつもリーダーや先生に次いで三番目に偉いのだと威張っている。
 初めて会ったときに作業服みたいな色だと言ったら頭をわしづかみされて爪を立てられたことは忘れていない。
 姿は地球の鳥に似ていて自力で空を飛ぶことができ、翼を広げると飛雄馬の背丈よりも大きい。パーティーでは通信管制と外部との交渉を担当している。

「ばあや」はお嬢との関係から付けたが、お嬢と同じ年らしいので申しわけないとも思っている。
 背丈は飛雄馬のヒザくらいで、姿は地球のモルモットに似ているが腹這いになったモルモットがさらに薄くなったみたいに少し平べったい。また、体の毛が薄いので服を着ている。
 お嬢の種族と助け合いながら進化してきた種族だそうで、ばあやもお嬢と大体一緒にいてお嬢をたしなめたり、お嬢に運んでもらったりしている。
 性格は礼儀正しく几帳面で、お嬢以外にも結構小言を言う。パーティーでは総務や経理といった事務作業を一手に担当しているのでパーティーで三番目に偉いのはばあやじゃないかと思っている。

 最後に、パーティーの名前は「シーダー」だった。
 これは飛雄馬が付けたあだ名ではなく英語への直訳で、日本語だと「種をまく者」になる。
 名前の由来はリーダーと先生がパーティーを立ち上げたときに、モンスターなどと戦って自分たちの世界を広げるという最初の段階から離れて、その次の段階である調査を新たな仕事とし、さらにその次の段階である開発につながる種をまいていきたいという願いを込めたとのことだった。

 思い浮かべた仲間たちを頭の中で整列させ終えた飛雄馬が師匠の話に意識を戻すと、お嬢が割って入ったところだった。

「ちょっと、一人でいつまでも話してないでよ。まだ調査は終わってないんだからね」
「ごめんね。そんなに話してるつもりはなかったんだけど、うれしくてちょっと話しすぎちゃったみたい」
「まったく。今度演説を始めたらあなたの共通通訳機からの発信だけ制限するからね」
「ごめんって」

 お嬢にくぎを差された師匠が謝る。時計を見ると、確かに雑談はそろそろ終わりにした方が良さそうだった。

 師匠がおとなしく話を止めたので飛雄馬もあきらめることにし、座席を元に戻す前に水を一口飲んで金平糖を数粒かじった。

 いつもの時間が戻ってくる。

 飛雄馬は手足を伸ばして体をほぐしてから座席を元に戻し、大きく息を吐いてヘルメットをかぶった。

「リーダー、一号車は準備完了っす」
「二号車も大丈夫です」
「三号車も異常ありません」
「通信班もいつでも行けます」
「四号車も問題なさそうだな。
 よし、全員前進。警戒態勢のまま地下施設の調査を続行する」
「了解」

 仲間たちも準備を終えていたようで飛雄馬の報告に仲間たちからの報告が続き、リーダーが号令をかけた。

 飛雄馬はハンドルを握りなおしてからヘッドマウントディスプレイに映る車外前方の様子を注視し、アクセルをゆっくり踏み込んで一〇五ミリ戦車砲搭載の砲火力支援型八輪装甲車を静かに発車させる。飛雄馬はこの装甲車に「ヘルキャット」というあだ名を付けていた。

 飛雄馬たちのパーティーは飛雄馬が運転するヘルキャットのほか、師匠が運転してお嬢とばあやが同乗する通信・電子戦型八輪装甲車を一両、先生が運転する間接火力支援型八輪装甲車を一両、無人運転で徒歩のリーダーが付き添う大型トラックを一両と合計四両の車両を持ち、町の有力者からの依頼で行う地下資源調査などの野外調査を主な仕事としていて、今も近くにある町の商会からの依頼で行っていた地質調査中に発見した地下施設を調査しているところだった。

(今度こそ師匠より先に見付けるっす)

 パーティーで主力と車両の整備や修理を担当し、今も先頭を任されている者として飛雄馬は心の中でつぶやく。
 奥へ進めばほぼ確実にモンスターがまた出てくる。戦闘になると思うと決意がすぐに鈍りそうになるが、確実に戦闘になると決まっているわけではない。それより、師匠より先に見付けられれば成長していることを仲間たちにはっきり示せるはずだと気持ちを奮い起こす。

 飛雄馬は自分をまだ半人前以下のお荷物だと判断していた。仲間たちは誰でも最初からうまくできるわけではないと誰もそのことについて言わなかったし、飛雄馬もその温情と励ましが心の支えになっていた。
 でも、飛雄馬は早く一人前になってパーティーの役に立ちたかったし、仲間たちと対等な立場で会話を楽しみたいと思っていた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性転換マッサージ

廣瀬純一
SF
性転換マッサージに通う人々の話

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜 

八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。 第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。 大和型三隻は沈没した……、と思われた。 だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。 大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。 祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。 ※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

異世界災派 ~1514億4000万円を失った自衛隊、海外に災害派遣す~

ス々月帶爲
ファンタジー
元号が令和となり一年。自衛隊に数々の災難が、襲い掛かっていた。 対戦闘機訓練の為、東北沖を飛行していた航空自衛隊のF-35A戦闘機が何の前触れもなく消失。そのF-35Aを捜索していた海上自衛隊護衛艦のありあけも、同じく捜索活動を行っていた、いずも型護衛艦2番艦かがの目の前で消えた。約一週間後、厄災は東北沖だけにとどまらなかった事を知らされた。陸上自衛隊の車両を積載しアメリカ合衆国に向かっていたC-2が津軽海峡上空で消失したのだ。 これまでの損失を計ると、1514億4000万円。過去に類をみない、恐ろしい損害を負った防衛省・自衛隊。 防衛省は、対策本部を設置し陸上自衛隊の東部方面隊、陸上総隊より選抜された部隊で混成団を編成。 損失を取り返すため、何より一緒に消えてしまった自衛官を見つけ出す為、混成団を災害派遣する決定を下したのだった。 派遣を任されたのは、陸上自衛隊のプロフェッショナル集団、陸上総隊の隷下に入る中央即応連隊。彼等は、国際平和協力活動等に尽力する為、先遣部隊等として主力部隊到着迄活動基盤を準備する事等を主任務とし、日々訓練に励んでいる。 其の第一中隊長を任されているのは、暗い過去を持つ新渡戸愛桜。彼女は、この派遣に於て、指揮官としての特殊な苦悩を味い、高みを目指す。 海上自衛隊版、出しました →https://ncode.syosetu.com/n3744fn/ ※作中で、F-35A ライトニングⅡが墜落したことを示唆する表現がございます。ですが、実際に墜落した時より前に書かれた表現ということをご理解いただければ幸いです。捜索が打ち切りとなったことにつきまして、本心から残念に思います。搭乗員の方、戦闘機にご冥福をお祈り申し上げます。 「小説家になろう」に於ても投稿させて頂いております。 →https://ncode.syosetu.com/n3570fj/ 「カクヨム」に於ても投稿させて頂いております。 →https://kakuyomu.jp/works/1177354054889229369

もうダメだ。俺の人生詰んでいる。

静馬⭐︎GTR
SF
 『私小説』と、『機動兵士』的小説がゴッチャになっている小説です。百話完結だけは、約束できます。     (アメブロ「なつかしゲームブック館」にて投稿されております)

Galaxy Day's

SF
考えることができ、心を持ち、言語を解す 存在・知的生命体は長らく地球にしか いない と思われていた。しかしながら 我々があずかり知らぬだけで、どこかに 異星出身の知的生命体は存在する。 その中で!最も邪悪で、最も残忍で、最も 面白い(かどうかは極めて怪しい)一家がいた! その名も『コズモル家』。両親はおろか、子供達まで 破壊や殺戮に手を染めている、脅威の全員『悪』! 家族揃って宇宙をブラブラ渡り歩きながら、悪の組織 をやっていたり!自分達以上にどーしよーもない悪と 戦ったり、たま〜に悪らしからぬいいことをしたり! 宇宙を舞台とした、少し不思議なSFと家族愛、 そして悪vs悪の鬩ぎ合いを中心に、美少女あり、 イケメンあり、人妻あり、幼女あり、イケオジあり、 ギャグあり、カオスあり、恋愛あり、バトルあり、 怪獣あり、メカもあり、巨大ロボットまであり!? 今世紀史上なんでもありなダークヒーロー一家、 ここに誕生!窮屈なこの世の中を全力で破壊… してくれると信じていいのか!?

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

忘却の艦隊

KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

処理中です...