350 / 402
魔王復活編
385.厨房に移動した雪乃たちは
しおりを挟む
本人の許可も下りたところで、人間たちはほっと安堵する。
うっかり小さな樹人の正体をばらしかけたことで、胸に重いものがつまりかけていた。
食事を終えると応接室に移動し、そこで雪乃の正体をララクールに見せた。彼女は目を大きく開いて言葉を失っていたが、ローズマリナたちが雪乃の正体を知った上で受け入れているのだと気付き、口を引き結んだ。
「ユキノ殿が人と変わらぬ存在だとは、理解しています。このことは決して他言いたしませんし、ユキノ殿を魔物と扱ったりはいたしませんので、ご安心ください」
右手を胸に当て騎士としての礼を取ると、そう宣誓した。
けれどそれは、樹人の雪乃を認めるという意味ではなく、雪乃を人として扱うという意味だ。
雪乃はちょっぴり葉を萎らせ、ローズマリナたちも微かに眉を寄せたが、誰も何も言わなかった。ナルツたちもまた、雪乃の存在を受け入れるまでに時間を要したのだから。
魔物がどういった存在なのか話していたとしても、すぐに切り替えることは難しいだろう。
重くなった空気を押しのけるように、それぞれが動き出す。
ナルツとマグレーンは城に向かい、フレックとララクールは買い出しに出かけた。匂いの強い香草などを買ってきてもらうためだ。
厨房に移動した雪乃たちは、さっそく薬作りに取り掛かる。
始めはポーションをという予定だったが、マグレーンから日持ちのする煎じ薬か丸薬にしたほうが良いとアドバイスを受け、薬草を乾燥させて調合することにした。
煎じ薬の場合は材料が露見する可能性が高いのではないかと危惧したのだが、薬はマグレーンの父兄に管理してもらい、煎じた薬湯だけ配るということで雪乃の能力が露見することを防ぐことになった。
使用人たちには厨房以外の仕事を頼み、昼食の用意もローズマリナが行うと伝え、人払いは済ませてある。
これで人目を気にせずに作業ができる。雪乃はアエロ草と、シーマー国で手に入れた、大陸にはない果物を実らせる。
未知の味が含まれることで、材料の特定を難しくさせるという寸法だ。
「あら、美味しそうな果物ね」
「旅の途中で見つけました。後で皆さんでも食べてください」
「ありがとう」
朝食の時に出そうかと悩んだ雪乃だったが、すでに料理が用意がされているところに出すのも悪いかと考え、控えたのだ。
フレックたちが帰ってくるまでの時間に、雪乃が生やしたアエロ草の下拵えを済ませておく。
雪乃とローズマリナが厚い皮を剥いて取り出した透明な葉肉を、マンドラゴラたちが薄く切って運び、ザルに並べていく。そこにカイが火魔法で熱を加えて乾燥させる。
静かに見学していたダルクが、残りのアエロ草を闇で包んだ。ぽいっと出てきたアエロ草は、綺麗に皮が消えている上にかぴかぴに水分が飛んでいて、透明で薄いが張りのあるセロハンのようだ。
「あら凄いわね、ダルク。助かるわ」
「母上のお役に立てて嬉しいです」
ローズマリナに褒められて、ダルクは頬を緩ませる。
雪乃はじいっと自分の小枝を見つめた後、生やしたアエロ草をぷつりと抜いて、おもむろに小枝をかざして魔力を集める。
「わー?」
気付いたマンドラゴラたちが、雪乃の小枝を見つめて根を傾げた。
アエロ草に変化は起こらない。
「どうして同じ樹人の王なのに、私にはダルクさんのような魔法が使えないのでしょう?」
疑問に思いはしたものの、使えたところで使うことはないだろうと、雪乃はすぐに思考を手放す。
香りや味の濃い果物を皮ごとマンドラゴラたちがスライスし、ダルクが乾燥させていく。
雪乃とカイは乾いたものから次々とすり潰していった。臼が欲しいところだがなかったので、すり鉢ですり潰している。
フレックたちが帰ってくると、買ってきてくれた香草の中から薬効に悪影響のあるものを外して、香りや味が強く、ついでに疲労回復に役立ちそうなものを選別する。
それらも乾燥させてから、細かくすり潰していく。
「わー」
「わー」
「わー」
マンドラゴラたちがアエロ草を除く乾燥させた薬草や香草、果物を、バランスよくすり鉢に加えていき、人族がすり潰す。
体力のいる仕事はカイとララクールに任せて、雪乃とローズマリナは昼食の準備に取り掛かり始めた。
「使わなかった香草がたくさんあるから、鳥の香草焼きとサラダ、それにユキノちゃんの果物にしましょうか」
「はい」
葉をきらめかせて料理の手伝いをする雪乃を、ぶすりと頬を膨らませたダルクが睨む。
「母上、俺も手伝います」
「ありがとう。じゃあこれを千切ってくれる?」
「はい」
ダルクも嬉しそうにローズマリナを手伝う。
「完全に親子だね」
ぽつりと、フレックが呟いた。
出来上がった粉末を一回分ずつ油紙にすくい分け、そこにアエロ草の粉末も加えてかきまぜてから包む。煎じ薬の予定だったが、このままお湯に溶かして飲めそうなほど細かい粉末に仕上がっていた。
粉薬に含まれるアエロ草の量は、微々たるものだ。ほぼ水分のアエロ草は、乾燥すると本当にわずかな量になった。
お蔭で他の果物や香草で、アエロ草の存在は味も匂いも隠れている。
実際に皆でお湯に溶いて飲んでみたが、アロエが入っていることは分からないと人間たちは太鼓判を押した。
元々皮さえ剥いてしまえば、無味無臭とまではいかずとも味も匂いも薄いアエロ草だ。強い香草を入れてしまえば気付かれない。
カイは嗅ぎ分けていたようだが、人間には分からないだろうと、城に持っていくことを承諾した。
「これは薬効抜きに、フルーティで飲みやすいですね。ジュースとしては少し薄めですけれど、こんな薬なら大歓迎です」
果物を使ったのが良かったようで、ララクールは騎士団で支給されていた薬がどれだけ不味かったのかを力説し始め、元騎士のフレックも、うんうんと、何度も相槌を打っていた。
薬効のほうだが、これはフレックだけが体感したようだ。他の三人は疲れていなかったようで、首を捻るに留まる。
「身体が軽くなったよ。意識してなかったけど、やっぱり色んなところに負担が掛かっていたみたいだ」
手足を失い義手や義足で生活しているフレックは、肩や腿を動かして嬉しそうだ。その姿を見た雪乃は、薬の一部をフレックにと考えたのだが、
「気持ちは嬉しいけど、俺は一生、この身体と付き合っていくわけだから」
と、雪乃でなければ作り出せない薬に頼り続けることはできないと、首を横に振って断った。
少し寂しいような気分になった雪乃だが、フレックの気持ちも分かったので、こくりと頷いて引いた。
早めの昼食を済ませたローズマリナは、城に行くための準備をするため部屋に戻る。その間に寝坊助ムダイも加わって昼食を取り、ドレスに着替えたローズマリナと共に全員で邸を出た。
もちろん使用人たちの食事もきちんと用意して、厨房に残している。
うっかり小さな樹人の正体をばらしかけたことで、胸に重いものがつまりかけていた。
食事を終えると応接室に移動し、そこで雪乃の正体をララクールに見せた。彼女は目を大きく開いて言葉を失っていたが、ローズマリナたちが雪乃の正体を知った上で受け入れているのだと気付き、口を引き結んだ。
「ユキノ殿が人と変わらぬ存在だとは、理解しています。このことは決して他言いたしませんし、ユキノ殿を魔物と扱ったりはいたしませんので、ご安心ください」
右手を胸に当て騎士としての礼を取ると、そう宣誓した。
けれどそれは、樹人の雪乃を認めるという意味ではなく、雪乃を人として扱うという意味だ。
雪乃はちょっぴり葉を萎らせ、ローズマリナたちも微かに眉を寄せたが、誰も何も言わなかった。ナルツたちもまた、雪乃の存在を受け入れるまでに時間を要したのだから。
魔物がどういった存在なのか話していたとしても、すぐに切り替えることは難しいだろう。
重くなった空気を押しのけるように、それぞれが動き出す。
ナルツとマグレーンは城に向かい、フレックとララクールは買い出しに出かけた。匂いの強い香草などを買ってきてもらうためだ。
厨房に移動した雪乃たちは、さっそく薬作りに取り掛かる。
始めはポーションをという予定だったが、マグレーンから日持ちのする煎じ薬か丸薬にしたほうが良いとアドバイスを受け、薬草を乾燥させて調合することにした。
煎じ薬の場合は材料が露見する可能性が高いのではないかと危惧したのだが、薬はマグレーンの父兄に管理してもらい、煎じた薬湯だけ配るということで雪乃の能力が露見することを防ぐことになった。
使用人たちには厨房以外の仕事を頼み、昼食の用意もローズマリナが行うと伝え、人払いは済ませてある。
これで人目を気にせずに作業ができる。雪乃はアエロ草と、シーマー国で手に入れた、大陸にはない果物を実らせる。
未知の味が含まれることで、材料の特定を難しくさせるという寸法だ。
「あら、美味しそうな果物ね」
「旅の途中で見つけました。後で皆さんでも食べてください」
「ありがとう」
朝食の時に出そうかと悩んだ雪乃だったが、すでに料理が用意がされているところに出すのも悪いかと考え、控えたのだ。
フレックたちが帰ってくるまでの時間に、雪乃が生やしたアエロ草の下拵えを済ませておく。
雪乃とローズマリナが厚い皮を剥いて取り出した透明な葉肉を、マンドラゴラたちが薄く切って運び、ザルに並べていく。そこにカイが火魔法で熱を加えて乾燥させる。
静かに見学していたダルクが、残りのアエロ草を闇で包んだ。ぽいっと出てきたアエロ草は、綺麗に皮が消えている上にかぴかぴに水分が飛んでいて、透明で薄いが張りのあるセロハンのようだ。
「あら凄いわね、ダルク。助かるわ」
「母上のお役に立てて嬉しいです」
ローズマリナに褒められて、ダルクは頬を緩ませる。
雪乃はじいっと自分の小枝を見つめた後、生やしたアエロ草をぷつりと抜いて、おもむろに小枝をかざして魔力を集める。
「わー?」
気付いたマンドラゴラたちが、雪乃の小枝を見つめて根を傾げた。
アエロ草に変化は起こらない。
「どうして同じ樹人の王なのに、私にはダルクさんのような魔法が使えないのでしょう?」
疑問に思いはしたものの、使えたところで使うことはないだろうと、雪乃はすぐに思考を手放す。
香りや味の濃い果物を皮ごとマンドラゴラたちがスライスし、ダルクが乾燥させていく。
雪乃とカイは乾いたものから次々とすり潰していった。臼が欲しいところだがなかったので、すり鉢ですり潰している。
フレックたちが帰ってくると、買ってきてくれた香草の中から薬効に悪影響のあるものを外して、香りや味が強く、ついでに疲労回復に役立ちそうなものを選別する。
それらも乾燥させてから、細かくすり潰していく。
「わー」
「わー」
「わー」
マンドラゴラたちがアエロ草を除く乾燥させた薬草や香草、果物を、バランスよくすり鉢に加えていき、人族がすり潰す。
体力のいる仕事はカイとララクールに任せて、雪乃とローズマリナは昼食の準備に取り掛かり始めた。
「使わなかった香草がたくさんあるから、鳥の香草焼きとサラダ、それにユキノちゃんの果物にしましょうか」
「はい」
葉をきらめかせて料理の手伝いをする雪乃を、ぶすりと頬を膨らませたダルクが睨む。
「母上、俺も手伝います」
「ありがとう。じゃあこれを千切ってくれる?」
「はい」
ダルクも嬉しそうにローズマリナを手伝う。
「完全に親子だね」
ぽつりと、フレックが呟いた。
出来上がった粉末を一回分ずつ油紙にすくい分け、そこにアエロ草の粉末も加えてかきまぜてから包む。煎じ薬の予定だったが、このままお湯に溶かして飲めそうなほど細かい粉末に仕上がっていた。
粉薬に含まれるアエロ草の量は、微々たるものだ。ほぼ水分のアエロ草は、乾燥すると本当にわずかな量になった。
お蔭で他の果物や香草で、アエロ草の存在は味も匂いも隠れている。
実際に皆でお湯に溶いて飲んでみたが、アロエが入っていることは分からないと人間たちは太鼓判を押した。
元々皮さえ剥いてしまえば、無味無臭とまではいかずとも味も匂いも薄いアエロ草だ。強い香草を入れてしまえば気付かれない。
カイは嗅ぎ分けていたようだが、人間には分からないだろうと、城に持っていくことを承諾した。
「これは薬効抜きに、フルーティで飲みやすいですね。ジュースとしては少し薄めですけれど、こんな薬なら大歓迎です」
果物を使ったのが良かったようで、ララクールは騎士団で支給されていた薬がどれだけ不味かったのかを力説し始め、元騎士のフレックも、うんうんと、何度も相槌を打っていた。
薬効のほうだが、これはフレックだけが体感したようだ。他の三人は疲れていなかったようで、首を捻るに留まる。
「身体が軽くなったよ。意識してなかったけど、やっぱり色んなところに負担が掛かっていたみたいだ」
手足を失い義手や義足で生活しているフレックは、肩や腿を動かして嬉しそうだ。その姿を見た雪乃は、薬の一部をフレックにと考えたのだが、
「気持ちは嬉しいけど、俺は一生、この身体と付き合っていくわけだから」
と、雪乃でなければ作り出せない薬に頼り続けることはできないと、首を横に振って断った。
少し寂しいような気分になった雪乃だが、フレックの気持ちも分かったので、こくりと頷いて引いた。
早めの昼食を済ませたローズマリナは、城に行くための準備をするため部屋に戻る。その間に寝坊助ムダイも加わって昼食を取り、ドレスに着替えたローズマリナと共に全員で邸を出た。
もちろん使用人たちの食事もきちんと用意して、厨房に残している。
0
お気に入りに追加
3,549
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ
饕餮
ファンタジー
書籍発売中!
詳しくは近況ノートをご覧ください。
桐渕 有里沙ことアリサは16歳。天使のせいで異世界に転生した元日本人。
お詫びにとたくさんのスキルと、とても珍しい黒いにゃんこスライムをもらい、にゃんすらを相棒にしてその世界を旅することに。
途中で魔馬と魔鳥を助けて懐かれ、従魔契約をし、旅を続ける。
自重しないでものを作ったり、テンプレに出会ったり……。
旅を続けるうちにとある村にたどり着き、スキルを使って村の一番奥に家を建てた。
訳アリの住人たちが住む村と、そこでの暮らしはアリサに合っていたようで、人間嫌いのアリサは徐々に心を開いていく。
リュミエール世界をのんびりと冒険したり旅をしたりダンジョンに潜ったりする、スローライフ。かもしれないお話。
★最初は旅しかしていませんが、その道中でもいろいろ作ります。
★本人は自重しません。
★たまに残酷表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
表紙は巴月のんさんに依頼し、有償で作っていただきました。
黒い猫耳の丸いものは作中に出てくる神獣・にゃんすらことにゃんこスライムです。
★カクヨムでも連載しています。カクヨム先行。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。