309 / 402
ヒイヅル編
344.ちぇー。
しおりを挟む
悩む雪乃にその時間を与えるつもりなどないのだろう。続きのカードが降ってきた。
『では魔王への進化をかい……』
「根を張ります!」
反射的に答えた雪乃の視界に、ひらりと追加のカードが落ちてくる。
『ちぇー。』
文字を目に映した雪乃は、思考が停止した。
その体が、ふるふると震えだす。
「どんな仕様ですか?! こんなこと、一々書いて落とさないでくださいっ!」
抑えきれない絶叫がほとばしる。
びくりと、ラスエルの体が跳ね、目を丸くした。
雪乃の絶叫が森に響き渡ったその直後、雪乃の体から湧き出ていた光の粒子が輝きを増し、彼女の体は眩しいまでの光に包まれた。
「ほえ?」
思わず気の抜けた声がこぼれ落ちる。
その頃、狼獣人の里に残っていたノムルは、三角座りの姿勢で地面に転がっていた。
「ユキノちゃーん……」
ぐすぐすと呟く彼の周囲は、どんよりとした湿った空気に覆われ、草色のローブや山高帽は、茸に覆われていた。その茸を、シナノが収穫している。
「まさか冗談半分で菌を撒いてみたら、見事に繁殖するとは思わなかったわ」
手に持つ籠には茶色い傘のマチボウケタケが、どっさりと入っていた。香りが良く、獣人の間では人気のある茸だ。
秋にしか収穫できないはずの茸なのだが、なぜかノムルの周囲には大量に繁殖していた。
「俺としては、お前のほうが驚きだ、シナノ」
ノムルを恐れるどころか、ちゃっかり有効活用しているシナノに、カイは困惑を隠せずにいる。
「あら、だってこの人、凄い勢いで茸を繁殖させるのよ? せっかくなら食べられる茸が良いじゃない」
もっとな意見ではあるが、どこかが大きくずれていると、カイは頭を抱えたくなった。
「ユキノちゃーん……。おとーさんはユキノちゃんのためなら、人間をやめてもいいんだよー」
ずるずると、茸栽培マシーンがスライムと化していく。有言実行するようだ。
「これ、本当に人間なのよね?」
「ああ。アラージの奴隷たちを解放したという、ノムル・クラウ殿だ」
「魔力の強さは見たけれど、いまいち信用できないのよね」
そんな会話をしているうちに、籠はマチボウケタケでいっぱいになった。
「土瓶蒸しに、マチボウケタケご飯、お吸い物、シンプルに焼いてユーズを掛けるのもいいわね」
「お前ではなく、誰か他の者に作らせてくれ」
ぎろりとシナノがカイを睨むが、カイは譲らない。目と目でしばらく戦っていた二人だが、はっと何かを察知するなり、地面を蹴ってノムルから間合いを取り身構える。
近くにいた獣人たちも危機感を抱いたのか、手を止めて警戒態勢を取っていた。
緊迫した空気の中心で、いつの間にか起き上がっていたノムルは、北の方角を睨み続けている。その先にあるのはエルフ領――雪乃がいる方角だと気付いたカイは、眉間に皺を寄せ、ノムルと同じ方角を見た。
小さな樹人に何かあったのかと、鼓動が早打ちする。
「ユキノちゃん?」
ぽつりと、ノムルの口から少女の名前がこぼれ落ちた。
「雪乃に何か」
と聞き掛けたカイは、瞠目する。そこにノムル・クラウの姿はなかった。
「ノムル殿? 雪乃は無事なのか?」
北の空を見つめ、カイは不安そうに問うた。
◇
エルフ領で、ラスエルは嬉しそうに恍惚とした笑みを浮かべていた。
目の前には小さな丘のように育った大樹がそびえ立ち、その周囲には光の玉が踊るように浮かぶ。
「嗚呼、お母様。ようやくお目覚めになるのですね」
胸の前で指を組んだラスエルは、うっとりと大樹を見上げる。そこに小さな樹人の姿はない。
ぴくりと、ラスエルが何かに気付いて目を鋭く細めた。
喜びに溢れていた表情が翳り、両掌に魔力を込める。周囲に浮かんでいた光の玉たちがラスエルを取り囲み、魔力を水の玉へと変えた。
素早く体を捻ると、すぐ後ろに向かって水の玉を放った。しかし水の玉はジュッと音を立てて消える。
ラスエルの目は驚愕に大きく見開かれた。
忽然と現れたソレは、呆然とするラスエルを一瞥することもなく、目の前にそびえる大樹を見上げている。
草色のローブをまとう人間の姿を映していたラスエルの目が、怒りの色で染められていく。ぎりりと歯が鳴いた。
「人間? またお母様を奪うつもりかっ?!」
端整な顔立ちを苦く歪めると、間合いをとり、再び魔力を両の掌に集める。今度はどんぐりのような先が尖った水の弾を無数に作り出し、それぞれに風をまとわせて回転させながら放った。
数多の水弾が、一斉に至近距離から襲う。逃れられる量でも、距離でもない。
だがその攻撃も、目の前の人間――ノムルに傷を負わせることはなかった。一瞥されることさえなく、風を纏った水弾は全て蒸発して消える。
「そんな……」
瞳を左右に揺らし、うろたえるラスエルの足が数歩後ろに下がる。踵が大樹の根に触れると、はっと息を飲んで大樹に目を向けた。
守るべき存在を視界に入れたことで、ラスエルは気を取り戻し、草色のローブを纏った人間を睨みつけた。
「お母様に近付くことは許さぬ!」
ラスエルは持てる魔力の全てを込め、風と水の刃を放つ。
「邪魔すんな」
静かな声が、地を這うようにラスエルへと届く。ようやく向けられたノムルの目に光はなく、奈落のそこのように暗かった。
ラスエルはヘビに睨まれた蛙のように立ちすくみ、息を飲む。憤怒に燃えていたラスエルの表情が抜け落ち、絶対的な力の差を感じて恐怖に震えだす。
ノムルの左手が軽く上がっただけで、ラスエルの渾身の攻撃も霧散した。
「あ、駄目。お母様を奪わないで!」
頭を抱えて髪を振り乱し、ラスエルは悲鳴を上げる。
もう彼女に、攻撃するだけの魔力は残っていなかった。それでも彼女は怖気づく体を叱咤して大樹に駆け寄ると、ノムルの前に立ちふさがり両手を広げた。
自分の力では守りきれないと理解してもなお、何もせずにはいられなかった。それはエルフである彼女の、本能だったのだろうか。
「どけ」
ノムルは冷たく言い放つ。
暗く鋭い眼差しと目が合った瞬間、ラスエルは背後から死神の鎌を咽元に宛がわれた気がして、全身からの血の気が引いた。恐怖でおこりのように体が震える。
咽は裂けそうなほどに乾き、声を発することさえできない。目尻を熱いものが濡らす。
それでもラスエルは拒絶の意志を示すため、必死に首を左右に振った。
『では魔王への進化をかい……』
「根を張ります!」
反射的に答えた雪乃の視界に、ひらりと追加のカードが落ちてくる。
『ちぇー。』
文字を目に映した雪乃は、思考が停止した。
その体が、ふるふると震えだす。
「どんな仕様ですか?! こんなこと、一々書いて落とさないでくださいっ!」
抑えきれない絶叫がほとばしる。
びくりと、ラスエルの体が跳ね、目を丸くした。
雪乃の絶叫が森に響き渡ったその直後、雪乃の体から湧き出ていた光の粒子が輝きを増し、彼女の体は眩しいまでの光に包まれた。
「ほえ?」
思わず気の抜けた声がこぼれ落ちる。
その頃、狼獣人の里に残っていたノムルは、三角座りの姿勢で地面に転がっていた。
「ユキノちゃーん……」
ぐすぐすと呟く彼の周囲は、どんよりとした湿った空気に覆われ、草色のローブや山高帽は、茸に覆われていた。その茸を、シナノが収穫している。
「まさか冗談半分で菌を撒いてみたら、見事に繁殖するとは思わなかったわ」
手に持つ籠には茶色い傘のマチボウケタケが、どっさりと入っていた。香りが良く、獣人の間では人気のある茸だ。
秋にしか収穫できないはずの茸なのだが、なぜかノムルの周囲には大量に繁殖していた。
「俺としては、お前のほうが驚きだ、シナノ」
ノムルを恐れるどころか、ちゃっかり有効活用しているシナノに、カイは困惑を隠せずにいる。
「あら、だってこの人、凄い勢いで茸を繁殖させるのよ? せっかくなら食べられる茸が良いじゃない」
もっとな意見ではあるが、どこかが大きくずれていると、カイは頭を抱えたくなった。
「ユキノちゃーん……。おとーさんはユキノちゃんのためなら、人間をやめてもいいんだよー」
ずるずると、茸栽培マシーンがスライムと化していく。有言実行するようだ。
「これ、本当に人間なのよね?」
「ああ。アラージの奴隷たちを解放したという、ノムル・クラウ殿だ」
「魔力の強さは見たけれど、いまいち信用できないのよね」
そんな会話をしているうちに、籠はマチボウケタケでいっぱいになった。
「土瓶蒸しに、マチボウケタケご飯、お吸い物、シンプルに焼いてユーズを掛けるのもいいわね」
「お前ではなく、誰か他の者に作らせてくれ」
ぎろりとシナノがカイを睨むが、カイは譲らない。目と目でしばらく戦っていた二人だが、はっと何かを察知するなり、地面を蹴ってノムルから間合いを取り身構える。
近くにいた獣人たちも危機感を抱いたのか、手を止めて警戒態勢を取っていた。
緊迫した空気の中心で、いつの間にか起き上がっていたノムルは、北の方角を睨み続けている。その先にあるのはエルフ領――雪乃がいる方角だと気付いたカイは、眉間に皺を寄せ、ノムルと同じ方角を見た。
小さな樹人に何かあったのかと、鼓動が早打ちする。
「ユキノちゃん?」
ぽつりと、ノムルの口から少女の名前がこぼれ落ちた。
「雪乃に何か」
と聞き掛けたカイは、瞠目する。そこにノムル・クラウの姿はなかった。
「ノムル殿? 雪乃は無事なのか?」
北の空を見つめ、カイは不安そうに問うた。
◇
エルフ領で、ラスエルは嬉しそうに恍惚とした笑みを浮かべていた。
目の前には小さな丘のように育った大樹がそびえ立ち、その周囲には光の玉が踊るように浮かぶ。
「嗚呼、お母様。ようやくお目覚めになるのですね」
胸の前で指を組んだラスエルは、うっとりと大樹を見上げる。そこに小さな樹人の姿はない。
ぴくりと、ラスエルが何かに気付いて目を鋭く細めた。
喜びに溢れていた表情が翳り、両掌に魔力を込める。周囲に浮かんでいた光の玉たちがラスエルを取り囲み、魔力を水の玉へと変えた。
素早く体を捻ると、すぐ後ろに向かって水の玉を放った。しかし水の玉はジュッと音を立てて消える。
ラスエルの目は驚愕に大きく見開かれた。
忽然と現れたソレは、呆然とするラスエルを一瞥することもなく、目の前にそびえる大樹を見上げている。
草色のローブをまとう人間の姿を映していたラスエルの目が、怒りの色で染められていく。ぎりりと歯が鳴いた。
「人間? またお母様を奪うつもりかっ?!」
端整な顔立ちを苦く歪めると、間合いをとり、再び魔力を両の掌に集める。今度はどんぐりのような先が尖った水の弾を無数に作り出し、それぞれに風をまとわせて回転させながら放った。
数多の水弾が、一斉に至近距離から襲う。逃れられる量でも、距離でもない。
だがその攻撃も、目の前の人間――ノムルに傷を負わせることはなかった。一瞥されることさえなく、風を纏った水弾は全て蒸発して消える。
「そんな……」
瞳を左右に揺らし、うろたえるラスエルの足が数歩後ろに下がる。踵が大樹の根に触れると、はっと息を飲んで大樹に目を向けた。
守るべき存在を視界に入れたことで、ラスエルは気を取り戻し、草色のローブを纏った人間を睨みつけた。
「お母様に近付くことは許さぬ!」
ラスエルは持てる魔力の全てを込め、風と水の刃を放つ。
「邪魔すんな」
静かな声が、地を這うようにラスエルへと届く。ようやく向けられたノムルの目に光はなく、奈落のそこのように暗かった。
ラスエルはヘビに睨まれた蛙のように立ちすくみ、息を飲む。憤怒に燃えていたラスエルの表情が抜け落ち、絶対的な力の差を感じて恐怖に震えだす。
ノムルの左手が軽く上がっただけで、ラスエルの渾身の攻撃も霧散した。
「あ、駄目。お母様を奪わないで!」
頭を抱えて髪を振り乱し、ラスエルは悲鳴を上げる。
もう彼女に、攻撃するだけの魔力は残っていなかった。それでも彼女は怖気づく体を叱咤して大樹に駆け寄ると、ノムルの前に立ちふさがり両手を広げた。
自分の力では守りきれないと理解してもなお、何もせずにはいられなかった。それはエルフである彼女の、本能だったのだろうか。
「どけ」
ノムルは冷たく言い放つ。
暗く鋭い眼差しと目が合った瞬間、ラスエルは背後から死神の鎌を咽元に宛がわれた気がして、全身からの血の気が引いた。恐怖でおこりのように体が震える。
咽は裂けそうなほどに乾き、声を発することさえできない。目尻を熱いものが濡らす。
それでもラスエルは拒絶の意志を示すため、必死に首を左右に振った。
0
お気に入りに追加
3,549
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
〈完結〉この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。
江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」アリサは父の後妻の言葉により、家を追い出されることとなる。
だがそれは待ち望んでいた日がやってきたでもあった。横領の罪で連座蟄居されられていた祖父の復活する日だった。
十年前、八歳の時からアリサは父と後妻により使用人として扱われてきた。
ところが自分の代わりに可愛がられてきたはずの異母妹ミュゼットまでもが、義母によって使用人に落とされてしまった。義母は自分の周囲に年頃の女が居ること自体が気に食わなかったのだ。
元々それぞれ自体は仲が悪い訳ではなかった二人は、お互い使用人の立場で二年間共に過ごすが、ミュゼットへの義母の仕打ちの酷さに、アリサは彼女を乳母のもとへ逃がす。
そして更に二年、とうとうその日が来た……
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。