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ヒイヅル編
327.ぽてぽてと土俵の中に
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「では御子様はこちらへ」
雪乃はヒミコの案内で、拝殿の中へと入る。ノムルは雪乃を見送ってから、拝殿脇の門を潜る。
拝殿に上がった雪乃は、御簾を潜り短い回廊を進み幣殿に入る。奥に扉が二つあり、巫女たちは左の扉を開いて、雪乃を促がした。
赤い空が視界に入り、地面には猫獣人の里と同じように土俵があった。ただし土は見えず、下草が生えて青々としていた。右手を見ると、大きな本殿が建立されている。
しめ縄を張り巡らされた瑞垣が、土俵と本殿を守るように囲い、その外側にノムルの姿が見えた。
雪乃はぽてぽてと土俵の中に入っていった。
根を張る前から、柔らかで肥沃な土であることはすぐに気付いた。自然と葉が艶めき、根が我慢しきれないと伸びていく。
中ほどまで辿り着くと、雪乃はくるりと向きを変えて、根を伸ばす。
思っていた以上に柔らかな土は、抵抗なく根を受け入れた。瑞々しい極上の養分が、じんわりと沁み込んでくる。
「こ、これはっ。ふかふかを通り越してふわふわ、いえ、すうっと溶けるような。温かく滑らかで、濃厚。まるで極上の生クリームを食べているようです。はふう。こんなに美味しい土があるとは。嗚呼、雪乃はここから動けないかもしれません」
雪乃は人目も忘れて、恍惚と煌く葉をふるふると震わせた。
弛緩したように枝から力を抜き、ぼうっと立ち尽くす樹人の子供の姿に、ヒミコを始めとした神官たちは、満足気に笑む。
「ユキノちゃーん、帰っておいでー」
ノムルが声を掛けているが、雪乃の耳には届いていない。感動に打ち震え続けていた。
結局、雪乃が現実に戻ってくる前に日は暮れて、彼女は眠りに就いてしまった。
「ユキノちゃーんっ!」
おっさん魔法使いが何度も愛娘の名を呼んでいたが、反応が返ってくることはなかったのだった。
「うっ、うっ、ユキノちゃんが……。おとーさんより土が良いなんで」
すっきりと充実した気持ちで目が覚めた雪乃は、爽やかな朝陽を浴びてほんわりと深呼吸しようとしたところで固まった。
根を張ったまま、くるりと幹を回して、じめじめした空気の発生源を見る。
見なくても分かっていたことだが、瑞垣の向こうで草色の魔法使いが膝を抱えて丸くなった状態で横たわっていた。
スライムまでは退化していないようだと見て取った雪乃は、幹を戻して伸びをする。体が軽く、力がみなぎるようだ。ぽわりと緩んだ表情で、土と朝陽を楽しむ。
「お目覚めですか? 御子様」
声に顔を向けると、巫女が控えていた。弾けるように、ノムルも飛び起きる。
「ユキノちゃん! おとーさんはここだよ?」
雪乃が巫女に返事をするより前に、ノムルが瑞垣にびったりと引っ付いて雪乃に向かって叫んだ。顔に跡が付きそうだ。
「おはようございます、ノムルさん、巫女さん」
ぺこりと、根を張ったまま雪乃はお辞儀する。
いつもは起きるとすぐに根を抜いて、歩きだそうとする雪乃だが、今日は根を抜くことが惜しく感じる。まるで寒い冬の朝に、ぬくぬくのお布団から出られなくなった子供のようだ。
「おはようございます。ヒミコ様がお会いしたいとのことですが、こちらでよろしいでしょうか? それとも拝殿に赴かれますか?」
問われて雪乃は根元を見る。
まだ根を張っていたいが、いつまでも布団に潜っているようで恥ずかしく思えた。名残惜しいと思いながらも、根を抜こうとしたのだが、
「お気に召しましたなら、お好きなだけ根をお張りくださいませ」
と、声を掛けられた。
顔を上げると、ヒミコが拝殿裏の回廊と土俵の間にある幣殿に端座していた。
「ええっと、大丈夫です」
さすがに獣人たちの中でも特別な地位にいると思われるヒミコの前で、根を張ったままでいるわけにはいかないだろう。
雪乃はふんにゅっと根を引っこ抜く。
「遠慮なさりませぬよう。御子様は栄養が足りぬご様子。不都合でなければ、なるべく根を張られていたほうがよろしいでしょう」
ヒミコの言葉にどうしたものかと悩む雪乃だが、体は正直なもので、いつの間にか根は伸びて土の中に潜っていた。
なぜか悔しそうな唸り声が聞こえてくるが、振り向いては駄目だと雪乃は耐える。
「改めまして、我が国の者が御子様とお会いしておきながら、お連れするどころかお側に仕えることもなく国に戻ってきたこと、伏して謝罪申し上げます。時期を見誤り、子らに御子様の存在を伝えていなかったこと、悔やむばかりでございます」
ヒミコに倣うように、控えていた巫女たちも頭を垂れる。回廊の向こうでも、黒い影が動く気配があった。
朝から予想外の出来事に、雪乃はわたわたと慌てる。
「あ、あの、謝れるようなことは何も。どうか頭を上げてください」
雪乃に従うように、ヒミコと巫女たちはゆるりと頭を上げる。
いったいヒイヅル国での自分の扱いはどうなっているのだろうかと、雪乃は幹を傾げた。
そんな雪乃の気持ちなど気付くはずもなく、親ばか魔法使いが叫び声を上げる。
「おいこら! いい加減説明しろ! なんで俺がユキノちゃんの側にいちゃいけないんだ?」
ゆっくりと、それはもうゆっくりと、雪乃は幹を回す。
予想通りと言うべきか、ノムルは瑞垣にへばりつき、今にも破壊しそうだ。なぜ破壊することなく大人しくしているのか、雪乃には不思議でならない。
破壊しないほうが正しいことであり、良いことなのだが。
ちらとノムルを見たヒミコは、雪乃へと視線を戻す。
「あの、私もお聞きしてもよろしいでしょうか?」
自分が進めないと、ヒミコたちが話す気はないのだと察した雪乃は、躊躇いながらも促がした。間に入らなければノムルが暴走しかねない。
静かに頷いたヒミコは、ノムルへと向き直る。
「人間、お前の目的は何だ? 御子をどうするつもりだ?」
微かに動いただけで咽笛を食い破られそうな、油断ならない狩人の目がノムルを射る。
思わず雪乃は息を飲んだ。自分が睨まれているわけではないのに、緊張で呼吸が苦しくなる。
だがしかし、
「そんなの決まってるじゃん。ユキノちゃんは俺の娘だ。おとーさんはユキノちゃんを可愛がって、ずっと一緒にいるんだ」
我が道を突き進むノムル・クラウには、まったく通じていなかった。きっぱりと、言い切ってみせた。
雪乃とカイは、額を抑えてうつむく。ヒミコと巫女たちは、予想もしていなかった答えに呆気にとられている。
雪乃はヒミコの案内で、拝殿の中へと入る。ノムルは雪乃を見送ってから、拝殿脇の門を潜る。
拝殿に上がった雪乃は、御簾を潜り短い回廊を進み幣殿に入る。奥に扉が二つあり、巫女たちは左の扉を開いて、雪乃を促がした。
赤い空が視界に入り、地面には猫獣人の里と同じように土俵があった。ただし土は見えず、下草が生えて青々としていた。右手を見ると、大きな本殿が建立されている。
しめ縄を張り巡らされた瑞垣が、土俵と本殿を守るように囲い、その外側にノムルの姿が見えた。
雪乃はぽてぽてと土俵の中に入っていった。
根を張る前から、柔らかで肥沃な土であることはすぐに気付いた。自然と葉が艶めき、根が我慢しきれないと伸びていく。
中ほどまで辿り着くと、雪乃はくるりと向きを変えて、根を伸ばす。
思っていた以上に柔らかな土は、抵抗なく根を受け入れた。瑞々しい極上の養分が、じんわりと沁み込んでくる。
「こ、これはっ。ふかふかを通り越してふわふわ、いえ、すうっと溶けるような。温かく滑らかで、濃厚。まるで極上の生クリームを食べているようです。はふう。こんなに美味しい土があるとは。嗚呼、雪乃はここから動けないかもしれません」
雪乃は人目も忘れて、恍惚と煌く葉をふるふると震わせた。
弛緩したように枝から力を抜き、ぼうっと立ち尽くす樹人の子供の姿に、ヒミコを始めとした神官たちは、満足気に笑む。
「ユキノちゃーん、帰っておいでー」
ノムルが声を掛けているが、雪乃の耳には届いていない。感動に打ち震え続けていた。
結局、雪乃が現実に戻ってくる前に日は暮れて、彼女は眠りに就いてしまった。
「ユキノちゃーんっ!」
おっさん魔法使いが何度も愛娘の名を呼んでいたが、反応が返ってくることはなかったのだった。
「うっ、うっ、ユキノちゃんが……。おとーさんより土が良いなんで」
すっきりと充実した気持ちで目が覚めた雪乃は、爽やかな朝陽を浴びてほんわりと深呼吸しようとしたところで固まった。
根を張ったまま、くるりと幹を回して、じめじめした空気の発生源を見る。
見なくても分かっていたことだが、瑞垣の向こうで草色の魔法使いが膝を抱えて丸くなった状態で横たわっていた。
スライムまでは退化していないようだと見て取った雪乃は、幹を戻して伸びをする。体が軽く、力がみなぎるようだ。ぽわりと緩んだ表情で、土と朝陽を楽しむ。
「お目覚めですか? 御子様」
声に顔を向けると、巫女が控えていた。弾けるように、ノムルも飛び起きる。
「ユキノちゃん! おとーさんはここだよ?」
雪乃が巫女に返事をするより前に、ノムルが瑞垣にびったりと引っ付いて雪乃に向かって叫んだ。顔に跡が付きそうだ。
「おはようございます、ノムルさん、巫女さん」
ぺこりと、根を張ったまま雪乃はお辞儀する。
いつもは起きるとすぐに根を抜いて、歩きだそうとする雪乃だが、今日は根を抜くことが惜しく感じる。まるで寒い冬の朝に、ぬくぬくのお布団から出られなくなった子供のようだ。
「おはようございます。ヒミコ様がお会いしたいとのことですが、こちらでよろしいでしょうか? それとも拝殿に赴かれますか?」
問われて雪乃は根元を見る。
まだ根を張っていたいが、いつまでも布団に潜っているようで恥ずかしく思えた。名残惜しいと思いながらも、根を抜こうとしたのだが、
「お気に召しましたなら、お好きなだけ根をお張りくださいませ」
と、声を掛けられた。
顔を上げると、ヒミコが拝殿裏の回廊と土俵の間にある幣殿に端座していた。
「ええっと、大丈夫です」
さすがに獣人たちの中でも特別な地位にいると思われるヒミコの前で、根を張ったままでいるわけにはいかないだろう。
雪乃はふんにゅっと根を引っこ抜く。
「遠慮なさりませぬよう。御子様は栄養が足りぬご様子。不都合でなければ、なるべく根を張られていたほうがよろしいでしょう」
ヒミコの言葉にどうしたものかと悩む雪乃だが、体は正直なもので、いつの間にか根は伸びて土の中に潜っていた。
なぜか悔しそうな唸り声が聞こえてくるが、振り向いては駄目だと雪乃は耐える。
「改めまして、我が国の者が御子様とお会いしておきながら、お連れするどころかお側に仕えることもなく国に戻ってきたこと、伏して謝罪申し上げます。時期を見誤り、子らに御子様の存在を伝えていなかったこと、悔やむばかりでございます」
ヒミコに倣うように、控えていた巫女たちも頭を垂れる。回廊の向こうでも、黒い影が動く気配があった。
朝から予想外の出来事に、雪乃はわたわたと慌てる。
「あ、あの、謝れるようなことは何も。どうか頭を上げてください」
雪乃に従うように、ヒミコと巫女たちはゆるりと頭を上げる。
いったいヒイヅル国での自分の扱いはどうなっているのだろうかと、雪乃は幹を傾げた。
そんな雪乃の気持ちなど気付くはずもなく、親ばか魔法使いが叫び声を上げる。
「おいこら! いい加減説明しろ! なんで俺がユキノちゃんの側にいちゃいけないんだ?」
ゆっくりと、それはもうゆっくりと、雪乃は幹を回す。
予想通りと言うべきか、ノムルは瑞垣にへばりつき、今にも破壊しそうだ。なぜ破壊することなく大人しくしているのか、雪乃には不思議でならない。
破壊しないほうが正しいことであり、良いことなのだが。
ちらとノムルを見たヒミコは、雪乃へと視線を戻す。
「あの、私もお聞きしてもよろしいでしょうか?」
自分が進めないと、ヒミコたちが話す気はないのだと察した雪乃は、躊躇いながらも促がした。間に入らなければノムルが暴走しかねない。
静かに頷いたヒミコは、ノムルへと向き直る。
「人間、お前の目的は何だ? 御子をどうするつもりだ?」
微かに動いただけで咽笛を食い破られそうな、油断ならない狩人の目がノムルを射る。
思わず雪乃は息を飲んだ。自分が睨まれているわけではないのに、緊張で呼吸が苦しくなる。
だがしかし、
「そんなの決まってるじゃん。ユキノちゃんは俺の娘だ。おとーさんはユキノちゃんを可愛がって、ずっと一緒にいるんだ」
我が道を突き進むノムル・クラウには、まったく通じていなかった。きっぱりと、言い切ってみせた。
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