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ルモン大帝国編2
280.あの女から『エン君』と
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「魔王に関しては、ナルツの故国にいる、赤髪で美人だけど性格の悪い令嬢が、魔族と契約して魔王になると言っていました。その後、男爵令嬢は聖女として、彼女を慕う男たちと魔王を討伐するのだそうですよ」
「そこまでは我々も聞き出している。他に何かなかったか?」
「特にはありませんね」
ムダイの言葉も感情の動きも、一欠片も漏らさないように、アルフレッドはムダイに集中していた。
「では、あの女から『エン君』と呼ばれたそうだが、それについては?」
騎士からの報告を出し、アルフレッドは揺さぶりをかける。
『ムダイ』と名乗る男に、男爵令嬢は異なる名前で呼びかけたのだ。
アルフレッドの一手が巧く決まったのか、ぴくりとムダイの眉が動いた。アルフレッドの口端が、わずかに上がる。
けれどムダイの視線は雪乃へと向かっていた。それを追うように、アルフレッドの視線も動き、彼に倣うようにナルツ、フランソワ、そしてローズマリナが、順に目を動かす。
「ん?」
突然の集中視線に、雪乃は戸惑いを浮かべた。
ムダイは視線を、雪乃からアルフレッドへと戻す。
「大したことではないんです。殿下が求めている情報とは関係ありません」
「些細なことでも構わない。少しでも情報が欲しい」
アルフレッドはスッポンのように食いついて離れようとしない。ムダイは自分の失態に、顔をしかめた。
一つ息を吐き出すと、諦めたように白状を始める。
「彼女の反応ですよ。僕を見て、すぐに誰だか気付いて駆け寄ってきた」
「それで?」
早くその先を話せとばかりに、アルフレッドは顎をしゃくる。
「男爵令嬢――ユリアさんでしたね。彼女はおそらく、僕と同郷です。……一時的に訪れていたか、近隣で僕の情報だけ手に入れていたのかもしれませんが」
最後のほうは、ユリアの故郷が調べられていることを考慮して、付け足したようだった。
皇太子夫妻の目が細まる。フランソワは開いた扇で感情ごと口元を隠した。
更に先を促がす眼差しに、ムダイは軽く背もたれに腰を預け指を組む。
「その反応を見て、ずっと引っかかっていた違和感の正体に気付いたんですよ。あれが正しい反応だ。どうして雪乃ちゃんは、僕に気付かないのか?」
「私ですか? どこかでお会いしていましたか?」
思いがけず話を振られて、雪乃は身を乗り出してムダイの顔を覗き込む。
しげしげと観察し、じいっと目をすぼめて凝視し、角度を変えて見物し、それから幹を捻って記憶を手繰り寄せる。
ふむうっと唸っていた雪乃は、
「ヒントを要求します!」
と、ぴしりと右枝を上げて訴えた。
ムダイは額に手を添えるようにして、目元を覆う。なんだか身体がぷるぷる震えていた。
「あー、うん、そうだなあ。お会いしたことはないと思うよ? でもそれなりに有名だったんだよね。たぶん、ネーデルより名前と顔が売れてたと思うんだけど?」
注目が雪乃からムダイへと移る。だがすぐに、然もあらんと納得の空気が流れた。
名だたる冒険者達が、何人も協力してようやく討伐できる竜種を、この赤い男はたった一人で討伐するのだ。
誰もが憧れる強者であり、その上に見目も良い。彼の絵姿が町で売られているほど、ムダイの人気は高かった。
世界最大国家ルモン、その帝都ネーデルでさえ彼の名を知らぬ者はいないと言われるほどだ。
彼の地元がどこかは知らなくとも、他の土地で彼ほどの力を持つ者が現れれば、それこそ顔も名も売れているだろう。
下手をすれば、領主以上の人気を得ているかもしれない。
部屋にいた者たちは、そう考えたのだった。
だがしかし、雪乃の考えは違った。
日本で有名となると、芸能人かスポーツ選手が上げられる。
ムダイはSランク冒険者となるほどの、身体能力の持ち主である。スポーツでも一流選手として活躍していた可能性は高い。
もしかすると、オリンピックに出場していたのだろうかと答えを導き出した雪乃は、次なるヒントを得るために、問いかける。
「もしや、ゴリン国と関係が?」
「何を想像したの? どうしてそっちに進んだの? 普通、若い女の子ならさ、……若すぎたのか?」
「男女差別です。そういう思想はお勧めしません」
「あー、うん、ごめん」
咎めるように眉葉を寄せる雪乃に対し、ムダイは疲れたように謝った。
雪乃はもう一度考える。
ゴリンではないとすると、もう一つの芸能人のほうであろう。だがしかし、
「イケメン呼ばわりされている男の人って、私の趣味じゃないんですよね。若い子は顔の区別が付きません」
と、雪乃は幹を捻った。
ムダイはまたもやぷるぷると震えだす。
「雪乃ちゃん、隠さずに白状しよう。君、実は結構、年いってるでしょう?」
「失礼な。確かに若年寄とあだ名を賜ったことはありますけど、まだ若いですよ?」
「賜ったんだ? 命名した子の気持ちが、すっごくよく分かるよ」
「なんと?! ムダイさん、失礼ですよ?」
とんとんと進む会話だが、この世界のカップル二組は付いていけない。全員ぽかんとして、飛び交う言葉のボールを、首を振って追いかける。
誰もキャッチすることも、打ち返すこともできなかった。
「ムダイさんって、こんな人だったんだ」
ぽつりと、冒険者仲間だったナルツの口からこぼれ落ちた。
「で、結論は?」
混沌とし始めた室内を落ち着かせるように、アルフレッドが声を上げる。
「雪乃ちゃんが変わり者だと、改めて理解しました」
「ムダイさんが自意識過剰なだけですよ」
呆れ顔のムダイに、雪乃はぷんすか怒る。
とりあえず、二組のカップルたちは、この意味不明な会話が魔王とはまったく関係ないことだけは、理解したようだ。
アルフレッドに至っては、無理に聞き出そうとしたことを本気で後悔し項垂れてしまい、フランソワから憐憫の眼差しを送られていた。
「男爵令嬢ユリアさんの予言ですけど、正しいとも正しくないとも言いがたいですね。彼女はそうだと信じていますが、この予言が本当なら、すでに魔王は現れているはずです」
疲れたように肩を落としながらも、ムダイは男爵令嬢から仕入れた内容を皇太子に報告する。
「ああ、それも理解している。だが兄たちを唆した当時の彼女の発言は、確かに予知と言っても差し支えないものだった」
話によると、男爵令嬢の未来予知らしき発言が外れ始めたのは、問題が発覚し、捕らえられてからだという。
精神的なショックで力を失ったのかと考えられていたそうだが、魔王や勇者に関すること以外では的中する予言もあったため、全ての力を失ったとも言い辛いそうだ。
「そこまでは我々も聞き出している。他に何かなかったか?」
「特にはありませんね」
ムダイの言葉も感情の動きも、一欠片も漏らさないように、アルフレッドはムダイに集中していた。
「では、あの女から『エン君』と呼ばれたそうだが、それについては?」
騎士からの報告を出し、アルフレッドは揺さぶりをかける。
『ムダイ』と名乗る男に、男爵令嬢は異なる名前で呼びかけたのだ。
アルフレッドの一手が巧く決まったのか、ぴくりとムダイの眉が動いた。アルフレッドの口端が、わずかに上がる。
けれどムダイの視線は雪乃へと向かっていた。それを追うように、アルフレッドの視線も動き、彼に倣うようにナルツ、フランソワ、そしてローズマリナが、順に目を動かす。
「ん?」
突然の集中視線に、雪乃は戸惑いを浮かべた。
ムダイは視線を、雪乃からアルフレッドへと戻す。
「大したことではないんです。殿下が求めている情報とは関係ありません」
「些細なことでも構わない。少しでも情報が欲しい」
アルフレッドはスッポンのように食いついて離れようとしない。ムダイは自分の失態に、顔をしかめた。
一つ息を吐き出すと、諦めたように白状を始める。
「彼女の反応ですよ。僕を見て、すぐに誰だか気付いて駆け寄ってきた」
「それで?」
早くその先を話せとばかりに、アルフレッドは顎をしゃくる。
「男爵令嬢――ユリアさんでしたね。彼女はおそらく、僕と同郷です。……一時的に訪れていたか、近隣で僕の情報だけ手に入れていたのかもしれませんが」
最後のほうは、ユリアの故郷が調べられていることを考慮して、付け足したようだった。
皇太子夫妻の目が細まる。フランソワは開いた扇で感情ごと口元を隠した。
更に先を促がす眼差しに、ムダイは軽く背もたれに腰を預け指を組む。
「その反応を見て、ずっと引っかかっていた違和感の正体に気付いたんですよ。あれが正しい反応だ。どうして雪乃ちゃんは、僕に気付かないのか?」
「私ですか? どこかでお会いしていましたか?」
思いがけず話を振られて、雪乃は身を乗り出してムダイの顔を覗き込む。
しげしげと観察し、じいっと目をすぼめて凝視し、角度を変えて見物し、それから幹を捻って記憶を手繰り寄せる。
ふむうっと唸っていた雪乃は、
「ヒントを要求します!」
と、ぴしりと右枝を上げて訴えた。
ムダイは額に手を添えるようにして、目元を覆う。なんだか身体がぷるぷる震えていた。
「あー、うん、そうだなあ。お会いしたことはないと思うよ? でもそれなりに有名だったんだよね。たぶん、ネーデルより名前と顔が売れてたと思うんだけど?」
注目が雪乃からムダイへと移る。だがすぐに、然もあらんと納得の空気が流れた。
名だたる冒険者達が、何人も協力してようやく討伐できる竜種を、この赤い男はたった一人で討伐するのだ。
誰もが憧れる強者であり、その上に見目も良い。彼の絵姿が町で売られているほど、ムダイの人気は高かった。
世界最大国家ルモン、その帝都ネーデルでさえ彼の名を知らぬ者はいないと言われるほどだ。
彼の地元がどこかは知らなくとも、他の土地で彼ほどの力を持つ者が現れれば、それこそ顔も名も売れているだろう。
下手をすれば、領主以上の人気を得ているかもしれない。
部屋にいた者たちは、そう考えたのだった。
だがしかし、雪乃の考えは違った。
日本で有名となると、芸能人かスポーツ選手が上げられる。
ムダイはSランク冒険者となるほどの、身体能力の持ち主である。スポーツでも一流選手として活躍していた可能性は高い。
もしかすると、オリンピックに出場していたのだろうかと答えを導き出した雪乃は、次なるヒントを得るために、問いかける。
「もしや、ゴリン国と関係が?」
「何を想像したの? どうしてそっちに進んだの? 普通、若い女の子ならさ、……若すぎたのか?」
「男女差別です。そういう思想はお勧めしません」
「あー、うん、ごめん」
咎めるように眉葉を寄せる雪乃に対し、ムダイは疲れたように謝った。
雪乃はもう一度考える。
ゴリンではないとすると、もう一つの芸能人のほうであろう。だがしかし、
「イケメン呼ばわりされている男の人って、私の趣味じゃないんですよね。若い子は顔の区別が付きません」
と、雪乃は幹を捻った。
ムダイはまたもやぷるぷると震えだす。
「雪乃ちゃん、隠さずに白状しよう。君、実は結構、年いってるでしょう?」
「失礼な。確かに若年寄とあだ名を賜ったことはありますけど、まだ若いですよ?」
「賜ったんだ? 命名した子の気持ちが、すっごくよく分かるよ」
「なんと?! ムダイさん、失礼ですよ?」
とんとんと進む会話だが、この世界のカップル二組は付いていけない。全員ぽかんとして、飛び交う言葉のボールを、首を振って追いかける。
誰もキャッチすることも、打ち返すこともできなかった。
「ムダイさんって、こんな人だったんだ」
ぽつりと、冒険者仲間だったナルツの口からこぼれ落ちた。
「で、結論は?」
混沌とし始めた室内を落ち着かせるように、アルフレッドが声を上げる。
「雪乃ちゃんが変わり者だと、改めて理解しました」
「ムダイさんが自意識過剰なだけですよ」
呆れ顔のムダイに、雪乃はぷんすか怒る。
とりあえず、二組のカップルたちは、この意味不明な会話が魔王とはまったく関係ないことだけは、理解したようだ。
アルフレッドに至っては、無理に聞き出そうとしたことを本気で後悔し項垂れてしまい、フランソワから憐憫の眼差しを送られていた。
「男爵令嬢ユリアさんの予言ですけど、正しいとも正しくないとも言いがたいですね。彼女はそうだと信じていますが、この予言が本当なら、すでに魔王は現れているはずです」
疲れたように肩を落としながらも、ムダイは男爵令嬢から仕入れた内容を皇太子に報告する。
「ああ、それも理解している。だが兄たちを唆した当時の彼女の発言は、確かに予知と言っても差し支えないものだった」
話によると、男爵令嬢の未来予知らしき発言が外れ始めたのは、問題が発覚し、捕らえられてからだという。
精神的なショックで力を失ったのかと考えられていたそうだが、魔王や勇者に関すること以外では的中する予言もあったため、全ての力を失ったとも言い辛いそうだ。
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