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ルモン大帝国編2
270.目覚めたカイは
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翌朝、日も昇らぬうちに目覚めたカイは、誰にも気付かれぬように雪乃のローブを持って、森の中に入った。
「雪乃、ノムル殿のことなのだが、本当にこのまま旅に同行させて大丈夫なのか?」
目覚めた雪乃に開口一番、カイはそう聞いた。
寝ぼけ眼の雪乃はきょとんと瞬いたが、すぐに意味を理解した。
「確かに暴走が激しいですけど、悪い人ではないんですよ?」
雪乃はずぼりと根を抜きながら答える。
何か言いたげなカイの顔を見て、雪乃はふむうっと唸りながら、ローブを受け取り枝を通していく。
「最初は私もノムルさんのことを、人の死も何とも思わない冷たい人なんだって、そう思っちゃったんです」
闇死病が広がるヤナの町で、多くの人の死を雪乃は目の当たりにした。
日本では遭遇することのなかった濃厚な死のにおいに、何度、心が悲鳴を上げただろう。
けれど隣にいた魔法使いは眉一つ動かすことなく、その光景を眺めていた。
雪乃はてっきり、彼は死に慣れていて平気なのだと思った。だがノムルと共に過ごすうちに、気付いた。
ノムルは平気だったのではなく、感情を消さなければ耐えられなかったのだと。
あれほどに冷たく光を失ったノムルの目に、なぜ気付かなかったのか。雪乃は不思議にさえ思える。
「ノムルさんって、人を――自分も他人も平気で傷付けるのに、致命傷は負わせないんですよ」
ルモンでもラジンでも、彼の怒りに触れて攻撃された人はいる。しかし騒動が終われば、ほとんどの人は傷を癒されていた。――心の傷は別として。
更には建物ごと吹き飛ばすこともあったが、それによる死傷者は一人も出なかった。建物の中には大勢の人がいて、視認できない場所にいた人もいるというのに。
どこに人がいるのか把握して、精密なコントロールをしなければ、不可能な芸当だろう。
ナルツたちを飛竜の巣から投げ飛ばした時だってそうだ。
幅の狭い川にきちんと着水させ、怪我無く回収していた。
国境の町の竜巻騒ぎはノムルも予期せぬ騒ぎとなり、逃げ惑った人たちが転んだり押し合ったりして、怪我をしてしまったが。それとて雪乃の言葉があったとはいえ、全員の怪我を治している。
魔力量が多く、制御が苦手だと言っていたにも関わらず、ノムルは無闇に人を傷付けることを避けている。
本人は無意識なのかもしれないが。
「ノムルさんに、言われたことがあるんです。『自分の命を捨てて誰かに背負わせるなんて、自己満足の押し付けだ。相手を苦しめるだけだ』って。だから決して、痛みを理解できないわけじゃないはずなんです」
痛みを知らないのならば、あのような言葉は出てこないだろう。命を奪った苦しみを知っているからこその、あの言葉だ。
ノムルが消してしまった、アラージで暮らしていた大勢の人々。
苦しそうに過去を話したノムルは、確かに傷付いていた。自分が犯してしまった罪の重さを理解し、その重さに怯えていた。
たった一人で。
「きっとノムルさんは、とても優しい人なんだと思います。……私を受け入れてくれたくらいに」
昇り出した太陽に葉を向けて、雪乃は朝陽を浴びる。
ドインの融筋病を治すために薬が必要なのだと、泣いて縋ったノムルの姿が思い出される。
普段の飄々としたノムルとは、まるで別人のような姿だった。
あの時見せた、大切な人を守るためならば形振り構わぬ姿こそが、本物のノムル・クラウなのかもしれないと、雪乃は思う。
雪乃に対するノムルの過剰な反応も、愛情の深さを窺わせる。
情を掛けた相手にのみ発揮されているように見えるが、発揮させぬために、情を掛けないようにしているのかもしれない。
失うことの苦しみを、知っているから――。
「また一人にしてしまったら、ノムルさんが壊れてしまいそうです。……すでに何度か壊れている気もしますけど」
カイはそうっと視線をそらす。
哀切を感じながら聞いていたが、最後の一言に深く同意してしまったことに、胸のうちに罪悪感と残念な気持ちが混じった、もやもやしたものが発生していた。
「全部を壊してしまおうと考えてしまう前に、壊さない方法を知ってほしいんです。自分が傷付いていることに、気付いてほしいんです。……なんて、偉そうですね」
困ったように葉を揺らす雪乃の頭を、わさわさとカイは撫でてやる。その表情は柔らかい。
「雪乃はノムル殿が好きなんだな」
意表を突かれた雪乃は、カイをきょとりと見つめる。それから、ぽんっと紅葉した。
「そ、そういうわけでは。そもそも私は、家族の情などよく知りませんし、食べ物は好きですけど、人のことは……。その……私も、ノムルさんと同じなのかもしれません」
しどろもどろに言葉を紡ぎ出した雪乃だが、最後はぽつりと小さな声が落ちた。
カイはフードを被せると、抱き上げる。
「雪乃なら、そのうち理解できるさ」
雪乃を抱えたカイは、そのままアークヤー邸に窓から戻った。
ノムルとぴー助は、相変わらずよく眠っている。一人と一匹は放っておいて、雪乃とカイは侍女に案内されて朝食の席に向かった。
「おはよう、ユキノちゃん」
「おはようございます、ローズマリナさん」
和食に似た料理が中心のルモンの食事に、ルモン大帝国に入ってすぐは戸惑っていたローズマリナだが、もうすっかり箸も使いこなしている。
旅の間にカイやムダイから教わったのだった。
雪乃も箸は持てるが、ローブに隠れているので指先の動きが見えない。それに普通に食べることはできても正式なマナーなどは身に付けていなかったため、あまり役に立てなかった。
ムダイがあまりに作法に精通し、綺麗に食べるので尋ねたところ、
「母の仕事の付き合いで、料亭とかにも連れて行かれてたからね。それに父が厳しかったからねえ。……あれは人間じゃない。今の僕でも勝てる気がしない……」
と、遠い目をしてしまった。
この世界に来て、人間を超える頑強さを手に入れた男が勝てないとは、たしかに人間とは呼べないのかもしれないと、雪乃は困惑しつつも納得した。
それはさておき、朝食が終わると、雪乃はお着替えさせられた。
いつの間にやらローズマリナが、新しいローブを作ってくれていたらしい。
旅の間にも数着作ってもらったのだが、今回は以前と同じ薄緑色のローブに、赤いリボンの付いた白にゃんこローブだ。
「雪乃、ノムル殿のことなのだが、本当にこのまま旅に同行させて大丈夫なのか?」
目覚めた雪乃に開口一番、カイはそう聞いた。
寝ぼけ眼の雪乃はきょとんと瞬いたが、すぐに意味を理解した。
「確かに暴走が激しいですけど、悪い人ではないんですよ?」
雪乃はずぼりと根を抜きながら答える。
何か言いたげなカイの顔を見て、雪乃はふむうっと唸りながら、ローブを受け取り枝を通していく。
「最初は私もノムルさんのことを、人の死も何とも思わない冷たい人なんだって、そう思っちゃったんです」
闇死病が広がるヤナの町で、多くの人の死を雪乃は目の当たりにした。
日本では遭遇することのなかった濃厚な死のにおいに、何度、心が悲鳴を上げただろう。
けれど隣にいた魔法使いは眉一つ動かすことなく、その光景を眺めていた。
雪乃はてっきり、彼は死に慣れていて平気なのだと思った。だがノムルと共に過ごすうちに、気付いた。
ノムルは平気だったのではなく、感情を消さなければ耐えられなかったのだと。
あれほどに冷たく光を失ったノムルの目に、なぜ気付かなかったのか。雪乃は不思議にさえ思える。
「ノムルさんって、人を――自分も他人も平気で傷付けるのに、致命傷は負わせないんですよ」
ルモンでもラジンでも、彼の怒りに触れて攻撃された人はいる。しかし騒動が終われば、ほとんどの人は傷を癒されていた。――心の傷は別として。
更には建物ごと吹き飛ばすこともあったが、それによる死傷者は一人も出なかった。建物の中には大勢の人がいて、視認できない場所にいた人もいるというのに。
どこに人がいるのか把握して、精密なコントロールをしなければ、不可能な芸当だろう。
ナルツたちを飛竜の巣から投げ飛ばした時だってそうだ。
幅の狭い川にきちんと着水させ、怪我無く回収していた。
国境の町の竜巻騒ぎはノムルも予期せぬ騒ぎとなり、逃げ惑った人たちが転んだり押し合ったりして、怪我をしてしまったが。それとて雪乃の言葉があったとはいえ、全員の怪我を治している。
魔力量が多く、制御が苦手だと言っていたにも関わらず、ノムルは無闇に人を傷付けることを避けている。
本人は無意識なのかもしれないが。
「ノムルさんに、言われたことがあるんです。『自分の命を捨てて誰かに背負わせるなんて、自己満足の押し付けだ。相手を苦しめるだけだ』って。だから決して、痛みを理解できないわけじゃないはずなんです」
痛みを知らないのならば、あのような言葉は出てこないだろう。命を奪った苦しみを知っているからこその、あの言葉だ。
ノムルが消してしまった、アラージで暮らしていた大勢の人々。
苦しそうに過去を話したノムルは、確かに傷付いていた。自分が犯してしまった罪の重さを理解し、その重さに怯えていた。
たった一人で。
「きっとノムルさんは、とても優しい人なんだと思います。……私を受け入れてくれたくらいに」
昇り出した太陽に葉を向けて、雪乃は朝陽を浴びる。
ドインの融筋病を治すために薬が必要なのだと、泣いて縋ったノムルの姿が思い出される。
普段の飄々としたノムルとは、まるで別人のような姿だった。
あの時見せた、大切な人を守るためならば形振り構わぬ姿こそが、本物のノムル・クラウなのかもしれないと、雪乃は思う。
雪乃に対するノムルの過剰な反応も、愛情の深さを窺わせる。
情を掛けた相手にのみ発揮されているように見えるが、発揮させぬために、情を掛けないようにしているのかもしれない。
失うことの苦しみを、知っているから――。
「また一人にしてしまったら、ノムルさんが壊れてしまいそうです。……すでに何度か壊れている気もしますけど」
カイはそうっと視線をそらす。
哀切を感じながら聞いていたが、最後の一言に深く同意してしまったことに、胸のうちに罪悪感と残念な気持ちが混じった、もやもやしたものが発生していた。
「全部を壊してしまおうと考えてしまう前に、壊さない方法を知ってほしいんです。自分が傷付いていることに、気付いてほしいんです。……なんて、偉そうですね」
困ったように葉を揺らす雪乃の頭を、わさわさとカイは撫でてやる。その表情は柔らかい。
「雪乃はノムル殿が好きなんだな」
意表を突かれた雪乃は、カイをきょとりと見つめる。それから、ぽんっと紅葉した。
「そ、そういうわけでは。そもそも私は、家族の情などよく知りませんし、食べ物は好きですけど、人のことは……。その……私も、ノムルさんと同じなのかもしれません」
しどろもどろに言葉を紡ぎ出した雪乃だが、最後はぽつりと小さな声が落ちた。
カイはフードを被せると、抱き上げる。
「雪乃なら、そのうち理解できるさ」
雪乃を抱えたカイは、そのままアークヤー邸に窓から戻った。
ノムルとぴー助は、相変わらずよく眠っている。一人と一匹は放っておいて、雪乃とカイは侍女に案内されて朝食の席に向かった。
「おはよう、ユキノちゃん」
「おはようございます、ローズマリナさん」
和食に似た料理が中心のルモンの食事に、ルモン大帝国に入ってすぐは戸惑っていたローズマリナだが、もうすっかり箸も使いこなしている。
旅の間にカイやムダイから教わったのだった。
雪乃も箸は持てるが、ローブに隠れているので指先の動きが見えない。それに普通に食べることはできても正式なマナーなどは身に付けていなかったため、あまり役に立てなかった。
ムダイがあまりに作法に精通し、綺麗に食べるので尋ねたところ、
「母の仕事の付き合いで、料亭とかにも連れて行かれてたからね。それに父が厳しかったからねえ。……あれは人間じゃない。今の僕でも勝てる気がしない……」
と、遠い目をしてしまった。
この世界に来て、人間を超える頑強さを手に入れた男が勝てないとは、たしかに人間とは呼べないのかもしれないと、雪乃は困惑しつつも納得した。
それはさておき、朝食が終わると、雪乃はお着替えさせられた。
いつの間にやらローズマリナが、新しいローブを作ってくれていたらしい。
旅の間にも数着作ってもらったのだが、今回は以前と同じ薄緑色のローブに、赤いリボンの付いた白にゃんこローブだ。
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