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コダイ国編
194.正気に戻ったらしい蟻人たちは
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「申し訳ありませんでした」
太陽が燦燦と注ぎ込んでいる蟻塚で、正気に戻ったらしい蟻人たちは、整然と並んで土下座していた。
この世界にも土下座があったのかと、雪乃は霞がかった思考で考える。
現実を直視する気力はない。
ノムルは蟻人たちよりも一段高い場所に座っていた。その状況は、江戸時代の将軍謁見の場面に酷似している。
そして雪乃が現在座っているのは、ノムル将軍の膝の上である。
上様の膝の上に乗せられる子供とか、現実では羞恥プレイでしかない。
「ふぬぬぬぬー」
両枝をつっぱり、雪乃はノムルの腕から抜け出そうと、何度も枝に力を込める。しかしノムルの腕はぴくりとも動かない。
「ふんぬうううー」
幹をよじったり、伸びたりしてみるが、変化はない。
「ユキノちゃん、恥ずかしがらなくてもいいんだよー?」
「無茶言わないでください」
「照れ屋なんだからー」
なんだか嬉しそうに笑み崩れている。
雪乃のどんな態度も言葉も、この親ばか魔法使いには、プラスに変換されるようだ。
「さ、反省したなら、ピースケも返しなよ。俺たちはもう出るからさ」
「そんなっ!」
蟻人たちは、悲鳴を上げた。
「せ、せめて今宵だけでも!」
「全員とは言いません、私だけでいいのです」
「抜け駆けですわ! どうか私に!」
蟻人の姫たちが、ノムルを争って口論を始めた。
雪乃はちらりとノムルを見上げた。
「それだけじゃ済まないだろ? その後で俺を食う気だろ? 消化吸収の意味で」
「まさか?!」
と、蟻人たちはどよめいた。
偏見だったかと雪乃が罪悪感を覚えかけたのも束の間、
「最中です」
と、頭を抱えたくなる答えが返ってきた。
隠す気は無いようだ。
むしろ清々しいと、雪乃は感心さえ覚える。
「何がご不満なのでしょう? 男とは、そういう生き物でしょう?」
心底不思議そうに、一人の姫が首を傾げた。
蟻に限らずカマキリなども、交配を終えた雄は雌に食われることがある。虫人たちにとっては、当たり前のことなのだろう。
蛇足だが、深海魚の中には、食われるのではなく雌の体と同化する種類もいる。
という現実逃避は程々にして、
「俺は人間なの。人間は雄を食べたりしない。消化吸収的な意味では」
と、ノムルは呆れと苛立ちの滲む声で言い放つ。
蟻人たちはきょとんとして固まった。ゆっくり十秒ほど経過して、
「「「ええ?!」」」
と、蟻塚から飛び出す勢いの声が響いた。
「そ、それで子を生せるのですか?!」
「まさか。手足をもいでやらないと、男は子種を渡さないわ!」
蟻人たちは、混乱しているようだ。
「いやむしろ手足をもがれながらなんて、絶世の美女相手でも萎えるだろう……」
呆れたように、ノムルは天を見上げた。
そんな中、水色のドレスを着ていた姫が、あごに指を添え、しきりに首を捻っている。
「幾つかお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「どーぞー」
「男を巣に連れ帰っても、なぜか死に物狂いで逃げてしまうのですが、もしかして食すことが原因なのでしょうか?」
姫の言葉に、
「まさか?!」
と、蟻人たちは顔を突き合せてざわめく。
「当然だろう? 食われたい男がどこにいるのさ?」
ノムルは座っているのも面倒になったのか、寝そべってしまった。それでも雪乃を放そうとはしない。
「ふんぬーっ!」
雪乃は蟻人たちの会話に混じることなく、必死に抜け出そうともがいていた。
どエスな会話を聞かせないようにとの、ノムルの気遣いなのかもしれない。たぶん違うだろうが。
「では男を食さなければ、繁殖行為を受け入れる男も現れるでしょうか?」
「まー、中にはいるんじゃない? 種族問わずなやつも。というか、食わなくても手足もいだら逃げるからね」
水色の姫の目が、妖しく輝く。
「試してみる価値はありますわね。一族が減少の一途を辿っているのは、繁殖の機会が激減していることが何より大きいのですから」
「しかし真にそれで事が成るのでしょうか……」
侍女らしき蟻人が、疑問に首を捻っている。だが水色姫は引く気はないようだ。
「ノムル様、どうかお情けを!」
ずいっとノムルに向かって膝を進めた。
しかしノムルは、
「無理」
と、にべも無く断わった。
「なぜです? 食べぬと言うております。旅に出るというのなら、止めぬとも約束いたしましょう」
必死の形相で訴える水色姫に、ノムルの表情に剣呑な色が浮かんでくる。
「別に相手するのは構わないんだけどさー、子供は無理だから」
「なぜですか?」
ぼりぼりと頭を掻くノムルの眉間には、皺が寄っていた。
「俺の子供なんてできたら、人間が黙っていないよ? 魔法使いたちは王家を立ち上げるとか言って、祭り上げるのが目に見えてる。非魔法使いたちは、それを防ぐためにあらゆる手段を使って、子供の抹殺を計るだろうね。ぶっちゃけ、この程度の蟻塚なんて、跡形も無く消されると思うよ? 蟻人ごと」
蟻人たちから、さーっと血の気が引いた。
ノムルの腕から逃れようと頑張っていた雪乃も、固まった。ゆっくりと首を回し、ノムルを見る。
「待ってください。そんな話は聞いていません」
これから自分の身に降りかかるかもしれない災いに、雪乃は真っ青だ。
「大丈夫だよ? ユキノちゃんはちゃーんと、おとーさんが守ってあげるからねー」
ノムルはへらりと笑うが、笑っていられる状況ではない。
知らぬ間に、雪乃は世界中から狙われる存在になっていたようだ。魔物であることを隠すつもりが、余計に危機を招いている。
雪乃は恐怖にふるふると震えた。
「だから大丈夫だって。俺のことを知っていながら敵に回そうなんて人間、いないから」
「矛盾しています」
先ほどは、ノムルの子供だから狙われると彼は言ったのだ。
「してないよ? 俺の血を継いでるだけの子供がいたら、魔法使いにさらわれるか、非魔法使いに命を狙われるだろうけど、ユキノちゃんは俺の大切な娘だもの」
「つまり、子供をつくっても愛情を注ぐ気はないと?」
「もちろんだよー」
悪びれる素振りなど毛ほども見せず、ノムルはいつもどおり、へらへらと笑っている。
視界を閉じた雪乃は、ゆっくりと呼吸する。内から湧き出てくる怒りを、静かに抑え……
「られるかー!」
雪乃は切れた。
ノムルの肘を枝で弾くと、痺れて緩んだ隙に腕から逃れる。
「子供を何だと思っているんですか?! 最低です! 最悪です! おとーさんなどと、認めません!」
「誤解だって! ユキノちゃんのことはちゃんと愛してるよ? 大好きだよ?」
「私のことは良いんです! 実の子供に愛情を注ぎなさい!」
「いや、実の子供なんていないから。つくる気もないから」
しばし見つめあう、雪乃とノムル。
太陽が燦燦と注ぎ込んでいる蟻塚で、正気に戻ったらしい蟻人たちは、整然と並んで土下座していた。
この世界にも土下座があったのかと、雪乃は霞がかった思考で考える。
現実を直視する気力はない。
ノムルは蟻人たちよりも一段高い場所に座っていた。その状況は、江戸時代の将軍謁見の場面に酷似している。
そして雪乃が現在座っているのは、ノムル将軍の膝の上である。
上様の膝の上に乗せられる子供とか、現実では羞恥プレイでしかない。
「ふぬぬぬぬー」
両枝をつっぱり、雪乃はノムルの腕から抜け出そうと、何度も枝に力を込める。しかしノムルの腕はぴくりとも動かない。
「ふんぬうううー」
幹をよじったり、伸びたりしてみるが、変化はない。
「ユキノちゃん、恥ずかしがらなくてもいいんだよー?」
「無茶言わないでください」
「照れ屋なんだからー」
なんだか嬉しそうに笑み崩れている。
雪乃のどんな態度も言葉も、この親ばか魔法使いには、プラスに変換されるようだ。
「さ、反省したなら、ピースケも返しなよ。俺たちはもう出るからさ」
「そんなっ!」
蟻人たちは、悲鳴を上げた。
「せ、せめて今宵だけでも!」
「全員とは言いません、私だけでいいのです」
「抜け駆けですわ! どうか私に!」
蟻人の姫たちが、ノムルを争って口論を始めた。
雪乃はちらりとノムルを見上げた。
「それだけじゃ済まないだろ? その後で俺を食う気だろ? 消化吸収の意味で」
「まさか?!」
と、蟻人たちはどよめいた。
偏見だったかと雪乃が罪悪感を覚えかけたのも束の間、
「最中です」
と、頭を抱えたくなる答えが返ってきた。
隠す気は無いようだ。
むしろ清々しいと、雪乃は感心さえ覚える。
「何がご不満なのでしょう? 男とは、そういう生き物でしょう?」
心底不思議そうに、一人の姫が首を傾げた。
蟻に限らずカマキリなども、交配を終えた雄は雌に食われることがある。虫人たちにとっては、当たり前のことなのだろう。
蛇足だが、深海魚の中には、食われるのではなく雌の体と同化する種類もいる。
という現実逃避は程々にして、
「俺は人間なの。人間は雄を食べたりしない。消化吸収的な意味では」
と、ノムルは呆れと苛立ちの滲む声で言い放つ。
蟻人たちはきょとんとして固まった。ゆっくり十秒ほど経過して、
「「「ええ?!」」」
と、蟻塚から飛び出す勢いの声が響いた。
「そ、それで子を生せるのですか?!」
「まさか。手足をもいでやらないと、男は子種を渡さないわ!」
蟻人たちは、混乱しているようだ。
「いやむしろ手足をもがれながらなんて、絶世の美女相手でも萎えるだろう……」
呆れたように、ノムルは天を見上げた。
そんな中、水色のドレスを着ていた姫が、あごに指を添え、しきりに首を捻っている。
「幾つかお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「どーぞー」
「男を巣に連れ帰っても、なぜか死に物狂いで逃げてしまうのですが、もしかして食すことが原因なのでしょうか?」
姫の言葉に、
「まさか?!」
と、蟻人たちは顔を突き合せてざわめく。
「当然だろう? 食われたい男がどこにいるのさ?」
ノムルは座っているのも面倒になったのか、寝そべってしまった。それでも雪乃を放そうとはしない。
「ふんぬーっ!」
雪乃は蟻人たちの会話に混じることなく、必死に抜け出そうともがいていた。
どエスな会話を聞かせないようにとの、ノムルの気遣いなのかもしれない。たぶん違うだろうが。
「では男を食さなければ、繁殖行為を受け入れる男も現れるでしょうか?」
「まー、中にはいるんじゃない? 種族問わずなやつも。というか、食わなくても手足もいだら逃げるからね」
水色の姫の目が、妖しく輝く。
「試してみる価値はありますわね。一族が減少の一途を辿っているのは、繁殖の機会が激減していることが何より大きいのですから」
「しかし真にそれで事が成るのでしょうか……」
侍女らしき蟻人が、疑問に首を捻っている。だが水色姫は引く気はないようだ。
「ノムル様、どうかお情けを!」
ずいっとノムルに向かって膝を進めた。
しかしノムルは、
「無理」
と、にべも無く断わった。
「なぜです? 食べぬと言うております。旅に出るというのなら、止めぬとも約束いたしましょう」
必死の形相で訴える水色姫に、ノムルの表情に剣呑な色が浮かんでくる。
「別に相手するのは構わないんだけどさー、子供は無理だから」
「なぜですか?」
ぼりぼりと頭を掻くノムルの眉間には、皺が寄っていた。
「俺の子供なんてできたら、人間が黙っていないよ? 魔法使いたちは王家を立ち上げるとか言って、祭り上げるのが目に見えてる。非魔法使いたちは、それを防ぐためにあらゆる手段を使って、子供の抹殺を計るだろうね。ぶっちゃけ、この程度の蟻塚なんて、跡形も無く消されると思うよ? 蟻人ごと」
蟻人たちから、さーっと血の気が引いた。
ノムルの腕から逃れようと頑張っていた雪乃も、固まった。ゆっくりと首を回し、ノムルを見る。
「待ってください。そんな話は聞いていません」
これから自分の身に降りかかるかもしれない災いに、雪乃は真っ青だ。
「大丈夫だよ? ユキノちゃんはちゃーんと、おとーさんが守ってあげるからねー」
ノムルはへらりと笑うが、笑っていられる状況ではない。
知らぬ間に、雪乃は世界中から狙われる存在になっていたようだ。魔物であることを隠すつもりが、余計に危機を招いている。
雪乃は恐怖にふるふると震えた。
「だから大丈夫だって。俺のことを知っていながら敵に回そうなんて人間、いないから」
「矛盾しています」
先ほどは、ノムルの子供だから狙われると彼は言ったのだ。
「してないよ? 俺の血を継いでるだけの子供がいたら、魔法使いにさらわれるか、非魔法使いに命を狙われるだろうけど、ユキノちゃんは俺の大切な娘だもの」
「つまり、子供をつくっても愛情を注ぐ気はないと?」
「もちろんだよー」
悪びれる素振りなど毛ほども見せず、ノムルはいつもどおり、へらへらと笑っている。
視界を閉じた雪乃は、ゆっくりと呼吸する。内から湧き出てくる怒りを、静かに抑え……
「られるかー!」
雪乃は切れた。
ノムルの肘を枝で弾くと、痺れて緩んだ隙に腕から逃れる。
「子供を何だと思っているんですか?! 最低です! 最悪です! おとーさんなどと、認めません!」
「誤解だって! ユキノちゃんのことはちゃんと愛してるよ? 大好きだよ?」
「私のことは良いんです! 実の子供に愛情を注ぎなさい!」
「いや、実の子供なんていないから。つくる気もないから」
しばし見つめあう、雪乃とノムル。
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