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北国編
157.いくら僕でも
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「それほど心配でしたら、魔法でムダイさんを拘束しては如何でしょう?」
少し考えた雪乃は、ノムルも安心できるように、安全に対話できる方法を提案してみた。
ノムルは憮然としているが、渋々といった様子で、了承する。
「まあ、それなら許してもいいか。……とりあえず、全身骨折と、劇毒注入、全身マヒ、圧縮結界に雷撃と竜巻を……」
「ちょっと待ってください! ノムルさん、それはやりすぎですから! いくら僕でも死にますって」
「いや、お前なら大丈夫だろ」
「無理です! 死にます!」
折角の妙案だったが、ムダイ本人により拒否された。
なんとか実行を阻止したムダイは、全身から力が抜けたように近くの壁にもたれかかる。口から白くて丸いものが出てきているが、内臓ではないと思いたい。
「分かりました。ノムルさんも同席で構わないです。彼女と話をさせてください」
「お前にユキノちゃんはやらん!」
「何でそうなるんですか?!」
なぜか雪乃は、嫁入りする設定になっているようだ。
そんなこんなのやり取りがもうしばらく続いた後、ムダイは何とか雪乃とノムルを個室へと連れ込むことに成功したのだった。
部屋に入ったムダイは、ぐったりと椅子にもたれ掛かっている。
「お茶を入れますねー」
「ありがとー。その男は放置でいいからねー」
「ぴー」
どこからか出てきたティーセットで、雪乃はお茶を入れ、ノムルとぴー助に差し出した。
「どうぞ」
「あ、ありがとう」
当然のようにムダイにもお茶を出した雪乃に、ムダイは少し驚いた表情だ。
「えー? それは放っておいて良いのに」
「ぴー」
「……」
ノムルとぴー助からは、ブーイングが来たが。
ムダイは肩をすぼめて身を小さくしている。
雪乃は気にせずノムルの隣に座った。
「今更かもしれませんが、雪乃です」
「Sランク冒険者のムダイです」
ぺこりとお互いに名乗りあう。
名刺交換はしないが。
「それで、何の話があるのさ?」
憮然としたノムルが口火を切った。早く終わらせたくて仕方ないといった本音が、だだ漏れしている。
ちらりと雪乃に視線を向けたムダイは、探るように目を細める。どう切り出すか悩んでいるのだろう。
雪乃もムダイを窺った。
彼がプレイヤー、そして日本人であると、雪乃は確信している。しかし、彼がどうして雪乃に興味を抱いているのかが、理解できなかった。
ノムルには少し話しているが、彼が目の前の青年に話すとは思えない。他の人間にはプレイヤーのことどころか、正体さえ隠してきたのだ。
そうなると、ムダイが雪乃に興味を抱いたのは、それ以外の理由と考えられる。
ふむと唸った雪乃は、隣に座る魔法使いを見上げた。
戦闘狂のムダイが勝てない相手、ノムル。その娘と聞き、戦いを挑もうと考えているのかもしれないと、思い至る。
雪乃はふるふると震えた。
「ほら! お前が睨むから、ユキノちゃんが怖がってるだろ?! とっととどっか行けよ、変質者」
「……。ノムルさん、もう少し言葉を」
「何でお前に気を使わないといけないんだよ?」
「……」
ムダイは口でもノムルに勝てないようだ。
「困ったなあ」
そう言いながら、ムダイは頬を掻く。
「ノムルさんには、どこまで話しているの?」
「え?」
顔を上げた雪乃が、ムダイの瞳に映っていた。
「ちょっと、どういう意味さ? 俺とユキノちゃんに隠し事なんてあるわけないだろう?」
「……」
雪乃は無言で枝を突っ張った。
親ばか魔法使いが、どさくさに紛れて抱きついて、頬を寄せてきたのだ。
「あー、そうですね。とりあえず、彼女の正体が樹人だってことは、ご存知なんですよね?」
「?!」
雪乃は息を飲む。体を抱きしめるノムルの腕が、締め付けを増した。
「誰から聞いた?」
「それは黙秘します」
にこりとほほ笑むムダイ。
「誰から聞いた?」
机に片足を乗せ、なんだか危ないほほ笑みを浮かべるノムル。
背後には、ドス黒いオーラが魔王の姿を描いていた。
「そんな所に足を乗せてはいけません」
冷製に指摘する雪乃に一瞬だけ視線が集まる。ノムルは足を下ろし座り直すと、無言の圧を高めてムダイを見据える。
「……。知り合いに」
「あの騎士崩れ共か。あいつらへの口封じを忘れていたな」
舌打ちするノムルに、雪乃はぽてんと幹を傾げる。
騎士騎士……と呟いて、答えに行き当たった。
「ナルツさんたちですか? でも、見たのはマグレーンさんとヤガルさん、タッセさんですよね?」
養分の補給ができず、弱ってしまった雪乃のために、三人が肥料を買い集めてくれたのだ。
「そう思って何もしなかったんだけど、どこで気付かれた? 肥料か? くそっ、しくじった!」
「肥料……」
がしがしと、ノムルは頭を掻く。
その一方で、ムダイはどこか遠くを眺めていた。
気を使わせてしまったことに申し訳なく思いつつも、そんな風に真剣に心配してくれるノムルの気持ちが嬉しくて、雪乃はほんわかと心が温かくなる。
「大丈夫ですよ、ノムルさん。ナルツさんもフレックさんも良い人ですから、言いふらしたりはしませんよ」
と、雪乃はやんわりと言ったのだが、
「いや、言いふらしたからコイツが来たんだろ?!」
と、間髪入れずにつっ込まれた。
雪乃はしょぼーんと萎れる。
「あいつらのことは許してやってください。僕の誘導尋問が上手かったって事で」
「つまり、全てはお前が悪いってことだな?」
「え?」
椅子に立って片足を机に乗せ、杖をムダイに突きつけるノムルの後ろでは、幻の暗黒龍が威嚇していた。
これにはさすがにムダイも血の気が失せて、口端が痙攣している。
「と、とりあえず、落ち着いてください! 話を進めましょう!」
雪乃はノムルのローブを引っ張り、椅子へと戻す。
未だ暗黒龍はとぐろを巻いているが、攻撃する様子はないので、とりあえずよしとする。
「つまり、私がプレイヤーだと、気付いたわけですね?」
「あっさり認めるんだね。まあ、その方が話が早くて助かるけど」
目を怒らせていたノムルの背後から、暗黒龍がぷしゅーっと消えた。
「え? どういうこと?」
眉をひそめて雪乃を見るノムルに、雪乃は答える。
「ムダイさんも、プレイヤーなんですよ」
「はあ?!」
目を剥いたノムルから、大きな声が出た。
「どういうこと?」
「ですから、ムダイさんもプレイヤーなんです」
「つまり、ユキノちゃんと同郷? ユキノちゃんのもっと小さい時とか、生まれた時とか、あれこれ知ってるってこと?」
「いえ、そこまで親しくはありません。おそらく初対面です」
プレイヤーだろうが、日本人だろうが、知り合いというわけではない。
絶望的な表情を浮かべてぶつくさ言い始めたノムルに、ムダイは目を丸くしている。
ジェスチャーでノムルを指差すムダイに、雪乃は肩を竦めて枝先を上に向けて首を横に振る。憐憫を含んだ目で雪乃とノムルを交互に見ながら、ムダイは気の毒そうに数度頷いた。
少し考えた雪乃は、ノムルも安心できるように、安全に対話できる方法を提案してみた。
ノムルは憮然としているが、渋々といった様子で、了承する。
「まあ、それなら許してもいいか。……とりあえず、全身骨折と、劇毒注入、全身マヒ、圧縮結界に雷撃と竜巻を……」
「ちょっと待ってください! ノムルさん、それはやりすぎですから! いくら僕でも死にますって」
「いや、お前なら大丈夫だろ」
「無理です! 死にます!」
折角の妙案だったが、ムダイ本人により拒否された。
なんとか実行を阻止したムダイは、全身から力が抜けたように近くの壁にもたれかかる。口から白くて丸いものが出てきているが、内臓ではないと思いたい。
「分かりました。ノムルさんも同席で構わないです。彼女と話をさせてください」
「お前にユキノちゃんはやらん!」
「何でそうなるんですか?!」
なぜか雪乃は、嫁入りする設定になっているようだ。
そんなこんなのやり取りがもうしばらく続いた後、ムダイは何とか雪乃とノムルを個室へと連れ込むことに成功したのだった。
部屋に入ったムダイは、ぐったりと椅子にもたれ掛かっている。
「お茶を入れますねー」
「ありがとー。その男は放置でいいからねー」
「ぴー」
どこからか出てきたティーセットで、雪乃はお茶を入れ、ノムルとぴー助に差し出した。
「どうぞ」
「あ、ありがとう」
当然のようにムダイにもお茶を出した雪乃に、ムダイは少し驚いた表情だ。
「えー? それは放っておいて良いのに」
「ぴー」
「……」
ノムルとぴー助からは、ブーイングが来たが。
ムダイは肩をすぼめて身を小さくしている。
雪乃は気にせずノムルの隣に座った。
「今更かもしれませんが、雪乃です」
「Sランク冒険者のムダイです」
ぺこりとお互いに名乗りあう。
名刺交換はしないが。
「それで、何の話があるのさ?」
憮然としたノムルが口火を切った。早く終わらせたくて仕方ないといった本音が、だだ漏れしている。
ちらりと雪乃に視線を向けたムダイは、探るように目を細める。どう切り出すか悩んでいるのだろう。
雪乃もムダイを窺った。
彼がプレイヤー、そして日本人であると、雪乃は確信している。しかし、彼がどうして雪乃に興味を抱いているのかが、理解できなかった。
ノムルには少し話しているが、彼が目の前の青年に話すとは思えない。他の人間にはプレイヤーのことどころか、正体さえ隠してきたのだ。
そうなると、ムダイが雪乃に興味を抱いたのは、それ以外の理由と考えられる。
ふむと唸った雪乃は、隣に座る魔法使いを見上げた。
戦闘狂のムダイが勝てない相手、ノムル。その娘と聞き、戦いを挑もうと考えているのかもしれないと、思い至る。
雪乃はふるふると震えた。
「ほら! お前が睨むから、ユキノちゃんが怖がってるだろ?! とっととどっか行けよ、変質者」
「……。ノムルさん、もう少し言葉を」
「何でお前に気を使わないといけないんだよ?」
「……」
ムダイは口でもノムルに勝てないようだ。
「困ったなあ」
そう言いながら、ムダイは頬を掻く。
「ノムルさんには、どこまで話しているの?」
「え?」
顔を上げた雪乃が、ムダイの瞳に映っていた。
「ちょっと、どういう意味さ? 俺とユキノちゃんに隠し事なんてあるわけないだろう?」
「……」
雪乃は無言で枝を突っ張った。
親ばか魔法使いが、どさくさに紛れて抱きついて、頬を寄せてきたのだ。
「あー、そうですね。とりあえず、彼女の正体が樹人だってことは、ご存知なんですよね?」
「?!」
雪乃は息を飲む。体を抱きしめるノムルの腕が、締め付けを増した。
「誰から聞いた?」
「それは黙秘します」
にこりとほほ笑むムダイ。
「誰から聞いた?」
机に片足を乗せ、なんだか危ないほほ笑みを浮かべるノムル。
背後には、ドス黒いオーラが魔王の姿を描いていた。
「そんな所に足を乗せてはいけません」
冷製に指摘する雪乃に一瞬だけ視線が集まる。ノムルは足を下ろし座り直すと、無言の圧を高めてムダイを見据える。
「……。知り合いに」
「あの騎士崩れ共か。あいつらへの口封じを忘れていたな」
舌打ちするノムルに、雪乃はぽてんと幹を傾げる。
騎士騎士……と呟いて、答えに行き当たった。
「ナルツさんたちですか? でも、見たのはマグレーンさんとヤガルさん、タッセさんですよね?」
養分の補給ができず、弱ってしまった雪乃のために、三人が肥料を買い集めてくれたのだ。
「そう思って何もしなかったんだけど、どこで気付かれた? 肥料か? くそっ、しくじった!」
「肥料……」
がしがしと、ノムルは頭を掻く。
その一方で、ムダイはどこか遠くを眺めていた。
気を使わせてしまったことに申し訳なく思いつつも、そんな風に真剣に心配してくれるノムルの気持ちが嬉しくて、雪乃はほんわかと心が温かくなる。
「大丈夫ですよ、ノムルさん。ナルツさんもフレックさんも良い人ですから、言いふらしたりはしませんよ」
と、雪乃はやんわりと言ったのだが、
「いや、言いふらしたからコイツが来たんだろ?!」
と、間髪入れずにつっ込まれた。
雪乃はしょぼーんと萎れる。
「あいつらのことは許してやってください。僕の誘導尋問が上手かったって事で」
「つまり、全てはお前が悪いってことだな?」
「え?」
椅子に立って片足を机に乗せ、杖をムダイに突きつけるノムルの後ろでは、幻の暗黒龍が威嚇していた。
これにはさすがにムダイも血の気が失せて、口端が痙攣している。
「と、とりあえず、落ち着いてください! 話を進めましょう!」
雪乃はノムルのローブを引っ張り、椅子へと戻す。
未だ暗黒龍はとぐろを巻いているが、攻撃する様子はないので、とりあえずよしとする。
「つまり、私がプレイヤーだと、気付いたわけですね?」
「あっさり認めるんだね。まあ、その方が話が早くて助かるけど」
目を怒らせていたノムルの背後から、暗黒龍がぷしゅーっと消えた。
「え? どういうこと?」
眉をひそめて雪乃を見るノムルに、雪乃は答える。
「ムダイさんも、プレイヤーなんですよ」
「はあ?!」
目を剥いたノムルから、大きな声が出た。
「どういうこと?」
「ですから、ムダイさんもプレイヤーなんです」
「つまり、ユキノちゃんと同郷? ユキノちゃんのもっと小さい時とか、生まれた時とか、あれこれ知ってるってこと?」
「いえ、そこまで親しくはありません。おそらく初対面です」
プレイヤーだろうが、日本人だろうが、知り合いというわけではない。
絶望的な表情を浮かべてぶつくさ言い始めたノムルに、ムダイは目を丸くしている。
ジェスチャーでノムルを指差すムダイに、雪乃は肩を竦めて枝先を上に向けて首を横に振る。憐憫を含んだ目で雪乃とノムルを交互に見ながら、ムダイは気の毒そうに数度頷いた。
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