117 / 402
北国編
152.いちゃもんを付けているだけ
しおりを挟む
「ユキノちゃんは本当に、食べ物に貪欲だよね」
「シュークリームはクリームが命です。こだわりのミルクと卵を使った品は、最高です! 嗚呼、パスチャライズ」
「ぱすちゃら……なにそれ?」
ちなみにアイス国に牛はいない。ヤートンという、毛刈りを忘れた羊のような、もこもこした生き物のミルクを使う。
この気候で卵が手に入るのは謎だったが、長期保存できる魔物の卵があるそうで、たとえ冬でも使えるそうだ。
もっとも、魔物の卵だけに、一部の富裕層の手にしか渡らないが。
たとえシュークリームがこの世界にあろうとも、アイス国でしか手に入らないヤートンのミルクと、ポポポの実を使ったクリームを使えば、充分アイス国の名物料理に成りえるだろう。
「さて、一通りの試食が済みましたら、次の料理に取り掛かりましょう」
「聞いて! ねえ、ユキノちゃん?!」
試食係のノムルが騒いでいるが、雪乃は次の料理へと取り掛かった。
といっても、実は雪乃がすることは、特になかったりする。
基本的にはアイス国の料理で持て成すべきだと思っているので、料理人達が作る料理を見ながら、適当に意見を出していた。
もちろん、試食人はノムルが担当する。
「それは冷やさず、そのままで良いと思います」
「うん、これなら問題ないねー」
「味付けをもう少し薄くしたほうが」
「あー、確かに濃いねー。もう少し薄くしてー」
単にいちゃもんを付けているだけに見えるが、冷めた料理に慣れ過ぎて、温かい料理の美味しさがいまいち分からない料理人達は、素直に受け入れていた。
そんな日々を過ごしているうちに、二週間は過ぎていった。
今日は赤ランゴ酒をマーク王子に飲ませる日である。レシピを提供した責任者として、雪乃も立ち会う予定だ。
もちろん、飲ませる瞬間は、席を外すが。
マーク王子の寝室には、リリアンヌ王女はもちろん、女王や従者達もいた。
透明だった鏡の泉から汲んできた清酒は、真っ赤に染まっている。樹人センサーも、薬種作りは成功したと告げていた。
「うまく薬酒になっているようです。ではリリアンヌ王女殿下、私達は一旦、退席しますので、事前にお伝えしたとおりにお願いします」
「分かりましたわ」
リリアンヌ王女は顔を真っ赤に染めて俯いている。それでも強い意志を示すように、赤ランゴ酒の入ったガラスのカップを、ぎゅっと握った。
雪乃とノムルが退室すると、従者達も後に続く。
侍女のキャシーは残ると言い張ったが、女王まで退室するのに、侍女が残るわけにもいかない。
渋々出てきたのだが、その際、雪乃を睨みつけた。当然のように、ノムルに睨み返され、卒倒してしまったが。
女王がちらりとキャシーを一瞥したが、特に何も言わなかった。
「とりあえず、どこかの部屋で休ませてあげてください」
雪乃が騎士の一人にキャシーをお願いすると、女王が目礼を返したので、雪乃も幹を曲げてお辞儀をしておく。
ノムルに関しては、睨み付けるだけで済ませたのだから、怒る必要はないだろうと判断した雪乃は、色々と毒されているようだ。
そうしているうちに、部屋の中に変化が訪れた。
扉越しに、男の子の声が聞こえる。
「殿下、どうなさいました? 入ってもよろしいでしょうか?」
「ええ、入ってきてちょうだい」
騎士が声を掛けると、しばらくの間を置いて、リリアンヌ王女のくぐもった声が返ってきた。それを確認して騎士が扉を開けると、女王が一番に部屋へと踏み込んだ。
「アイス国の女王様?! 女王様、この女が、リリアンヌだと騙るのです!」
寝台の上では、マーク王子殿下が騒いでいる。その脇では、床に座り込んでしまったリリアンヌ王女が、顔を両手で覆って泣いていた。
女王のまぶたと口角が、ひくひくと揺れている。
「マーク王子、その言い様は如何なものでしょう? リリアンヌは十年もの間、我がアイス国から離れドューワ国に一人残って、あなた様をお支えしていたのですよ? それを泣かすなど」
「十年?! どういうことです?」
女王は笑みを貼り付けているものの、射殺さんばかりの視線をマーク王子に注いでいた。
困惑している様子のマーク王子は、女王とリリアンヌ王女を交互に見ている。
「お母様、違うのです。私はただ、嬉しくて、涙を抑えられなかっただけなのです」
リリアンヌ王女は何度も目元を拭い、嗚咽の隙間を縫って言葉を紡ぎ出した。
「どういうことですか? まさか、本当にこの女性がリリアンヌなのですか? あんなに愛らしかったリリアンヌが、こんなに美しい令嬢に?」
ふむ、と雪乃は冷静にこの場を観察していた。
十年も眠り続けていれば、マーク王子の反応は当然だろう。むしろ瞬時に全てを受け入れるほうが怖い。
けれど女王の怒りは治まりそうになかった。
なにせ十年間、本人の希望とはいえ、愛しい一人娘を手元に置くこともできず、他国に取られていたのだ。その結果が、「この娘、誰?」なのだから。
「ご自分の婚約者の顔さえ分からぬとは。このような愚かな王子を、我が娘の婿にするなど」
「お母様、お許しください。マークは目を覚ましたばかりなのです。落ち着けば私のことも思い出してくれます」
「おお、なんと健気な! リリアンヌ、無理をするのではありませんよ? 他にもっと良い縁談はあるのですから。これまでのお前の献身を考えれば、ドューワ国とて文句は言えません」
「お待ちください、お母様! 私はマーク以外の殿方との縁談など」
と、母娘の言い争いが続いている。
雪乃はそうっと、リリアンヌ王女達とは反対側の、ベッド脇に移動する。
「マーク王子殿下、よろしいでしょうか?」
「うむ? お前は誰だ?」
小声で話しかけてくる雪乃を、マーク王子は不思議そうに見つめる。
「薬師の雪乃と申します。どこか御加減に問題はございませんか?」
「む?」
マーク王子は少し自分の体を動かして、確認を始めた。
「なんだか体が重い気がする」
「長いこと眠っていたから、筋肉が衰えているのでしょうね。他には? 痛いところなどありませんか?」
「肩や腰、膝などが痛いな」
「同じ姿勢でしたから、血流が滞っているのですね。皮膚や筋肉にも負担が掛かっていたのでしょう」
寝たきりの場合、寝返りを打たせて姿勢を変えたり、マッサージをするなどしないと、不具合がでてくる。
それらをしていたとしても、十年も寝たきりだと、色々と痛くなっているだろう。
アイス国母娘の言い争いは、まだまだ終わりを見せない。
「シュークリームはクリームが命です。こだわりのミルクと卵を使った品は、最高です! 嗚呼、パスチャライズ」
「ぱすちゃら……なにそれ?」
ちなみにアイス国に牛はいない。ヤートンという、毛刈りを忘れた羊のような、もこもこした生き物のミルクを使う。
この気候で卵が手に入るのは謎だったが、長期保存できる魔物の卵があるそうで、たとえ冬でも使えるそうだ。
もっとも、魔物の卵だけに、一部の富裕層の手にしか渡らないが。
たとえシュークリームがこの世界にあろうとも、アイス国でしか手に入らないヤートンのミルクと、ポポポの実を使ったクリームを使えば、充分アイス国の名物料理に成りえるだろう。
「さて、一通りの試食が済みましたら、次の料理に取り掛かりましょう」
「聞いて! ねえ、ユキノちゃん?!」
試食係のノムルが騒いでいるが、雪乃は次の料理へと取り掛かった。
といっても、実は雪乃がすることは、特になかったりする。
基本的にはアイス国の料理で持て成すべきだと思っているので、料理人達が作る料理を見ながら、適当に意見を出していた。
もちろん、試食人はノムルが担当する。
「それは冷やさず、そのままで良いと思います」
「うん、これなら問題ないねー」
「味付けをもう少し薄くしたほうが」
「あー、確かに濃いねー。もう少し薄くしてー」
単にいちゃもんを付けているだけに見えるが、冷めた料理に慣れ過ぎて、温かい料理の美味しさがいまいち分からない料理人達は、素直に受け入れていた。
そんな日々を過ごしているうちに、二週間は過ぎていった。
今日は赤ランゴ酒をマーク王子に飲ませる日である。レシピを提供した責任者として、雪乃も立ち会う予定だ。
もちろん、飲ませる瞬間は、席を外すが。
マーク王子の寝室には、リリアンヌ王女はもちろん、女王や従者達もいた。
透明だった鏡の泉から汲んできた清酒は、真っ赤に染まっている。樹人センサーも、薬種作りは成功したと告げていた。
「うまく薬酒になっているようです。ではリリアンヌ王女殿下、私達は一旦、退席しますので、事前にお伝えしたとおりにお願いします」
「分かりましたわ」
リリアンヌ王女は顔を真っ赤に染めて俯いている。それでも強い意志を示すように、赤ランゴ酒の入ったガラスのカップを、ぎゅっと握った。
雪乃とノムルが退室すると、従者達も後に続く。
侍女のキャシーは残ると言い張ったが、女王まで退室するのに、侍女が残るわけにもいかない。
渋々出てきたのだが、その際、雪乃を睨みつけた。当然のように、ノムルに睨み返され、卒倒してしまったが。
女王がちらりとキャシーを一瞥したが、特に何も言わなかった。
「とりあえず、どこかの部屋で休ませてあげてください」
雪乃が騎士の一人にキャシーをお願いすると、女王が目礼を返したので、雪乃も幹を曲げてお辞儀をしておく。
ノムルに関しては、睨み付けるだけで済ませたのだから、怒る必要はないだろうと判断した雪乃は、色々と毒されているようだ。
そうしているうちに、部屋の中に変化が訪れた。
扉越しに、男の子の声が聞こえる。
「殿下、どうなさいました? 入ってもよろしいでしょうか?」
「ええ、入ってきてちょうだい」
騎士が声を掛けると、しばらくの間を置いて、リリアンヌ王女のくぐもった声が返ってきた。それを確認して騎士が扉を開けると、女王が一番に部屋へと踏み込んだ。
「アイス国の女王様?! 女王様、この女が、リリアンヌだと騙るのです!」
寝台の上では、マーク王子殿下が騒いでいる。その脇では、床に座り込んでしまったリリアンヌ王女が、顔を両手で覆って泣いていた。
女王のまぶたと口角が、ひくひくと揺れている。
「マーク王子、その言い様は如何なものでしょう? リリアンヌは十年もの間、我がアイス国から離れドューワ国に一人残って、あなた様をお支えしていたのですよ? それを泣かすなど」
「十年?! どういうことです?」
女王は笑みを貼り付けているものの、射殺さんばかりの視線をマーク王子に注いでいた。
困惑している様子のマーク王子は、女王とリリアンヌ王女を交互に見ている。
「お母様、違うのです。私はただ、嬉しくて、涙を抑えられなかっただけなのです」
リリアンヌ王女は何度も目元を拭い、嗚咽の隙間を縫って言葉を紡ぎ出した。
「どういうことですか? まさか、本当にこの女性がリリアンヌなのですか? あんなに愛らしかったリリアンヌが、こんなに美しい令嬢に?」
ふむ、と雪乃は冷静にこの場を観察していた。
十年も眠り続けていれば、マーク王子の反応は当然だろう。むしろ瞬時に全てを受け入れるほうが怖い。
けれど女王の怒りは治まりそうになかった。
なにせ十年間、本人の希望とはいえ、愛しい一人娘を手元に置くこともできず、他国に取られていたのだ。その結果が、「この娘、誰?」なのだから。
「ご自分の婚約者の顔さえ分からぬとは。このような愚かな王子を、我が娘の婿にするなど」
「お母様、お許しください。マークは目を覚ましたばかりなのです。落ち着けば私のことも思い出してくれます」
「おお、なんと健気な! リリアンヌ、無理をするのではありませんよ? 他にもっと良い縁談はあるのですから。これまでのお前の献身を考えれば、ドューワ国とて文句は言えません」
「お待ちください、お母様! 私はマーク以外の殿方との縁談など」
と、母娘の言い争いが続いている。
雪乃はそうっと、リリアンヌ王女達とは反対側の、ベッド脇に移動する。
「マーク王子殿下、よろしいでしょうか?」
「うむ? お前は誰だ?」
小声で話しかけてくる雪乃を、マーク王子は不思議そうに見つめる。
「薬師の雪乃と申します。どこか御加減に問題はございませんか?」
「む?」
マーク王子は少し自分の体を動かして、確認を始めた。
「なんだか体が重い気がする」
「長いこと眠っていたから、筋肉が衰えているのでしょうね。他には? 痛いところなどありませんか?」
「肩や腰、膝などが痛いな」
「同じ姿勢でしたから、血流が滞っているのですね。皮膚や筋肉にも負担が掛かっていたのでしょう」
寝たきりの場合、寝返りを打たせて姿勢を変えたり、マッサージをするなどしないと、不具合がでてくる。
それらをしていたとしても、十年も寝たきりだと、色々と痛くなっているだろう。
アイス国母娘の言い争いは、まだまだ終わりを見せない。
0
お気に入りに追加
3,549
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
天才になるはずだった幼女は最強パパに溺愛される
雪野ゆきの
ファンタジー
記憶を失った少女は森に倒れていたところをを拾われ、特殊部隊の隊長ブレイクの娘になった。
スペックは高いけどポンコツ気味の幼女と、娘を溺愛するチートパパの話。
※誤字報告、感想などありがとうございます!
書籍はレジーナブックス様より2021年12月1日に発売されました!
電子書籍も出ました。
文庫版が2024年7月5日に発売されました!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。