81 / 402
ドューワ国編
116.誰にも聞こえないように
しおりを挟む
少女達と別れた雪乃とノムルは、当初の予定通り、北方へと向かって進む。
「本当に良かったの?」
そっぽを向いたまま、力の無い声がこぼれた。
雪乃はくすりと笑う。
あの時、判断を雪乃に任せることなく、ノムルは少女達に案内するように命じた。もし雪乃に問うていれば、雪乃は即座に断わっただろう。
樹人に会いたいという気持ちがあっても、ノムルを悲しませないように。
「いいんですよ」
そう言って、雪乃はノムルの指を握る。
常識外れで、トラブルメーカーで、人の気持ちなんて全く気にしない困った人だが、雪乃を大切にしてくれていることだけは、はっきりと分かる。
下りてきた眼差しが少し大きくなって、それから逸れて、もう一度戻ってきた時には、目尻を下げて笑っていた。
不器用な人だが、それでも雪乃を必要としてそばにいてくれる、大切な人だ。
「……おとーさん……」
誰にも聞こえないように、小さな声で呟いた雪乃は、真っ赤に紅葉して俯いた。
「なーにー? 何か言った?」
「何も言ってません!」
慌てて否定する雪乃を瞳に映し、ノムルはへらりと笑う。
嫌な予感がして、雪乃はそっと離れようとしたのだが、
「ふにゃっ?!」
素早くノムルに抱き上げられた。
背後では、ズザザーっと土の上を何かが走る音がして、土煙が待っている。
「な、なんですか?!」
ノムルにしがみ付きながら、雪乃は声を上げた。
周囲の様子をうかがうが、土煙でよく見えない。
すぐにノムルが風を起こして土煙を吹き飛ばしたが、やっぱり何もない。
「ちっ。囲まれたか」
いや、ノムルには何か見えているようだ。
囲まれたということは、相手は複数なのだろうが、何の気配も感じない。目を凝らしてみても、耳を澄ましてみても、動物の気配はない。
たくさんの密集した木々に囲まれているだけだ。
「ん? 木?」
改めて周囲を見回した雪乃は、ようやく気付く。木の密集度が半端なくなっていることに。
これほど密集してしまっては、太陽の光を充分浴びることができない。土の中の栄養だって、お腹いっぱい食べられないだろう。
そう心配したのだが、どの木もしっかり逞しく成長していた。
「元気そうで何よりです」
「え? 知り合いなの?」
「ん?」
思わずこぼれ出た雪乃の感想に、なぜかノムルが反応した。
雪乃はノムルをじっと見つめて幹を傾げた後、再び木に顔を向ける。すると樹皮がうごうごと動き出した。
「ふみゃああーーっ! ノムルさん、ここの木たちの樹皮に何かいます! 虫ですか?」
「ちょっと落ち着いてユキノちゃん! なんで君はそんなに虫が駄目なのさ?!」
だって雪乃は元人間だ。しかも虫とは馴染みの浅い、日本育ちの女の子だ。平気な子もいるが、雪乃はどうしても駄目だった。
しがみ付く雪乃を宥めながら、ノムルは自分たちを囲むように集まっている木――樹人を注意深く観察する。
雪乃に危害を加えるつもりならば、炭にしてしまおうと、杖を持つ手に魔力を込める。が、よく見てみると何かおかしい。
樹人たちは空を覆うほどの立派な樹高をしていながら、なぜかふるふると震えている。
さらによく見れば、腕代わりの枝を雪乃に向かって伸ばそうとした形で固まり、わなわなと震えている木や、枝で口許を覆ってあわあわ震えているものもいる。
冷静になって見れば、彼らの樹皮に現れた顔は、どれも困惑と不安に彩られていた。
「ねえ、ユキノちゃん?」
「む、虫は苦手です」
「いや、虫はいないから、ちょっと通訳を頼めるかな?」
「ほへ?」
雪乃が怯えを消して顔を上げると、一斉に枝葉が揺れてズザズザと、凄まじい音が鳴った。
地面が掘り返されて腐葉土が舞い、さらに葉の揺れによって発生した風に巻き上がる。周囲は再び土煙に覆われた。
「さっきのはこれか!」
即座にノムルは突風で土煙を払う。
視界が晴れると、雪乃はびくりと震えた。
さっきよりも、さらに近くに樹人たちがいる。ノムルに抱きかかえられた雪乃を良く見ようと、幹を傾げて覗きこんでいた。
そのせいで樹人たちの枝葉がぶつかりあい、絡まって、お芋を焼く準備ができましたーな状態になっている。樹人を焼きはしないが。
「あ、あのう」
おそるおそる声を掛けると、樹人たちがびくりと跳ね、それからはわはわと震える。
その振動で絡まった枝からドッサーッと葉が落ちてきて、ノムルも雪乃も葉だらけだ。
「これ、どういう状況なの?」
山高帽を外して落ち葉を払ったノムルは、ローブや雪乃に積った落ち葉も払う。
雪乃は初めて見る樹人たちを、一体ずつ観察した。
幹に現れた顔は、短い枝が鼻のようだ。洞の目と口は、まるで泣いているように歪んでいる。
ちなみに雪乃にはまだ顔らしきものは現れていない。
「安心しました。リアルなデスマスクが幹に浮かんできたらどうしようかと思っていましたが、これなら許容範囲です」
「え? そこなの?」
『無題』で樹人を選んだ時、そこだけが不安だったのだ。
リアルな顔が浮かび上がった木なんて、正直ホラーだ。怖い。
しかし現実は、シンプルで自然な形ではないか。
樹人として生きる上で最大の問題が解決した雪乃は、ご機嫌だった。一人で歌いだすほどに。
「ユキノちゃん、帰ってきて! そして彼らがなんで集まってきたのか、ちゃんと聞いてよ!」
ノムルの懸命な呼び声に引き戻された雪乃は、樹人に向き直る。
ふるりバサーと震えた樹人の一体が、ずいっと顔を寄せてきた。もう落ち葉を手で払うことは諦めて、ノムルはさっさと風魔法で払う。
「えーっと、え? はい?!」
話をしていたはずの雪乃が、素っ頓狂な声を上げた。瞬時にノムルは警戒を高める。
「あの、何かの間違いでは?」
確認する雪乃に、樹人は揃って幹を左右に捻る。バサドサポキッと枝葉が揺れた。
「ぽき?」
思わず上を見上げた雪乃は、悪くないだろう。
樹人たちは身振り手振りを構えて、雪乃に説明を続ける。そして、雪乃に触れようと枝を伸ばした。
「ちょっと、勝手に触らないでよ」
雪乃を庇ったノムルに、樹人たちは紅葉していくと同時に、洞の目が鋭く尖る。
「駄目ですよ! ノムルさんは大切な方ですから、傷付けないでください!」
攻撃態勢に入った樹人たちを、慌てて雪乃は宥めた。
「ユキノちゃん、もう一回、言ってもらっても?」
ノムルの顔が、ご機嫌に笑み崩れる。
「……。失言でした」
「ええー」
どんな状況でも、ノムルはノムルらしい。
雪乃は大きく息を吐き出し、諦めたように説明をする。
「一緒に来てほしいそうです」
「何で?」
「私に会いたがっている人……人? 樹人がいるそうです」
雪乃の言葉に樹人たちが頷くが、その度に上のほうでバサドサポキッという、聞きたくない騒音が繰り広げられていた。
「敵?」
「いえ、敵ではないみたいです。ある意味、ノムルさんの同類かもしれません」
「えー? なにそれ?」
とりあえず、危害は及ぼさないこと、まだ旅の途中なので逗留は少しだけという条件を飲んでもらい、雪乃とノムルは樹人たちに付いていくことにした。
その際、一騒動どころじゃない騒動になったのだが。
「本当に良かったの?」
そっぽを向いたまま、力の無い声がこぼれた。
雪乃はくすりと笑う。
あの時、判断を雪乃に任せることなく、ノムルは少女達に案内するように命じた。もし雪乃に問うていれば、雪乃は即座に断わっただろう。
樹人に会いたいという気持ちがあっても、ノムルを悲しませないように。
「いいんですよ」
そう言って、雪乃はノムルの指を握る。
常識外れで、トラブルメーカーで、人の気持ちなんて全く気にしない困った人だが、雪乃を大切にしてくれていることだけは、はっきりと分かる。
下りてきた眼差しが少し大きくなって、それから逸れて、もう一度戻ってきた時には、目尻を下げて笑っていた。
不器用な人だが、それでも雪乃を必要としてそばにいてくれる、大切な人だ。
「……おとーさん……」
誰にも聞こえないように、小さな声で呟いた雪乃は、真っ赤に紅葉して俯いた。
「なーにー? 何か言った?」
「何も言ってません!」
慌てて否定する雪乃を瞳に映し、ノムルはへらりと笑う。
嫌な予感がして、雪乃はそっと離れようとしたのだが、
「ふにゃっ?!」
素早くノムルに抱き上げられた。
背後では、ズザザーっと土の上を何かが走る音がして、土煙が待っている。
「な、なんですか?!」
ノムルにしがみ付きながら、雪乃は声を上げた。
周囲の様子をうかがうが、土煙でよく見えない。
すぐにノムルが風を起こして土煙を吹き飛ばしたが、やっぱり何もない。
「ちっ。囲まれたか」
いや、ノムルには何か見えているようだ。
囲まれたということは、相手は複数なのだろうが、何の気配も感じない。目を凝らしてみても、耳を澄ましてみても、動物の気配はない。
たくさんの密集した木々に囲まれているだけだ。
「ん? 木?」
改めて周囲を見回した雪乃は、ようやく気付く。木の密集度が半端なくなっていることに。
これほど密集してしまっては、太陽の光を充分浴びることができない。土の中の栄養だって、お腹いっぱい食べられないだろう。
そう心配したのだが、どの木もしっかり逞しく成長していた。
「元気そうで何よりです」
「え? 知り合いなの?」
「ん?」
思わずこぼれ出た雪乃の感想に、なぜかノムルが反応した。
雪乃はノムルをじっと見つめて幹を傾げた後、再び木に顔を向ける。すると樹皮がうごうごと動き出した。
「ふみゃああーーっ! ノムルさん、ここの木たちの樹皮に何かいます! 虫ですか?」
「ちょっと落ち着いてユキノちゃん! なんで君はそんなに虫が駄目なのさ?!」
だって雪乃は元人間だ。しかも虫とは馴染みの浅い、日本育ちの女の子だ。平気な子もいるが、雪乃はどうしても駄目だった。
しがみ付く雪乃を宥めながら、ノムルは自分たちを囲むように集まっている木――樹人を注意深く観察する。
雪乃に危害を加えるつもりならば、炭にしてしまおうと、杖を持つ手に魔力を込める。が、よく見てみると何かおかしい。
樹人たちは空を覆うほどの立派な樹高をしていながら、なぜかふるふると震えている。
さらによく見れば、腕代わりの枝を雪乃に向かって伸ばそうとした形で固まり、わなわなと震えている木や、枝で口許を覆ってあわあわ震えているものもいる。
冷静になって見れば、彼らの樹皮に現れた顔は、どれも困惑と不安に彩られていた。
「ねえ、ユキノちゃん?」
「む、虫は苦手です」
「いや、虫はいないから、ちょっと通訳を頼めるかな?」
「ほへ?」
雪乃が怯えを消して顔を上げると、一斉に枝葉が揺れてズザズザと、凄まじい音が鳴った。
地面が掘り返されて腐葉土が舞い、さらに葉の揺れによって発生した風に巻き上がる。周囲は再び土煙に覆われた。
「さっきのはこれか!」
即座にノムルは突風で土煙を払う。
視界が晴れると、雪乃はびくりと震えた。
さっきよりも、さらに近くに樹人たちがいる。ノムルに抱きかかえられた雪乃を良く見ようと、幹を傾げて覗きこんでいた。
そのせいで樹人たちの枝葉がぶつかりあい、絡まって、お芋を焼く準備ができましたーな状態になっている。樹人を焼きはしないが。
「あ、あのう」
おそるおそる声を掛けると、樹人たちがびくりと跳ね、それからはわはわと震える。
その振動で絡まった枝からドッサーッと葉が落ちてきて、ノムルも雪乃も葉だらけだ。
「これ、どういう状況なの?」
山高帽を外して落ち葉を払ったノムルは、ローブや雪乃に積った落ち葉も払う。
雪乃は初めて見る樹人たちを、一体ずつ観察した。
幹に現れた顔は、短い枝が鼻のようだ。洞の目と口は、まるで泣いているように歪んでいる。
ちなみに雪乃にはまだ顔らしきものは現れていない。
「安心しました。リアルなデスマスクが幹に浮かんできたらどうしようかと思っていましたが、これなら許容範囲です」
「え? そこなの?」
『無題』で樹人を選んだ時、そこだけが不安だったのだ。
リアルな顔が浮かび上がった木なんて、正直ホラーだ。怖い。
しかし現実は、シンプルで自然な形ではないか。
樹人として生きる上で最大の問題が解決した雪乃は、ご機嫌だった。一人で歌いだすほどに。
「ユキノちゃん、帰ってきて! そして彼らがなんで集まってきたのか、ちゃんと聞いてよ!」
ノムルの懸命な呼び声に引き戻された雪乃は、樹人に向き直る。
ふるりバサーと震えた樹人の一体が、ずいっと顔を寄せてきた。もう落ち葉を手で払うことは諦めて、ノムルはさっさと風魔法で払う。
「えーっと、え? はい?!」
話をしていたはずの雪乃が、素っ頓狂な声を上げた。瞬時にノムルは警戒を高める。
「あの、何かの間違いでは?」
確認する雪乃に、樹人は揃って幹を左右に捻る。バサドサポキッと枝葉が揺れた。
「ぽき?」
思わず上を見上げた雪乃は、悪くないだろう。
樹人たちは身振り手振りを構えて、雪乃に説明を続ける。そして、雪乃に触れようと枝を伸ばした。
「ちょっと、勝手に触らないでよ」
雪乃を庇ったノムルに、樹人たちは紅葉していくと同時に、洞の目が鋭く尖る。
「駄目ですよ! ノムルさんは大切な方ですから、傷付けないでください!」
攻撃態勢に入った樹人たちを、慌てて雪乃は宥めた。
「ユキノちゃん、もう一回、言ってもらっても?」
ノムルの顔が、ご機嫌に笑み崩れる。
「……。失言でした」
「ええー」
どんな状況でも、ノムルはノムルらしい。
雪乃は大きく息を吐き出し、諦めたように説明をする。
「一緒に来てほしいそうです」
「何で?」
「私に会いたがっている人……人? 樹人がいるそうです」
雪乃の言葉に樹人たちが頷くが、その度に上のほうでバサドサポキッという、聞きたくない騒音が繰り広げられていた。
「敵?」
「いえ、敵ではないみたいです。ある意味、ノムルさんの同類かもしれません」
「えー? なにそれ?」
とりあえず、危害は及ぼさないこと、まだ旅の途中なので逗留は少しだけという条件を飲んでもらい、雪乃とノムルは樹人たちに付いていくことにした。
その際、一騒動どころじゃない騒動になったのだが。
0
お気に入りに追加
3,551
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
転生したら死にそうな孤児だった
佐々木鴻
ファンタジー
過去に四度生まれ変わり、そして五度目の人生に目覚めた少女はある日、生まれたばかりで捨てられたの赤子と出会う。
保護しますか? の選択肢に【はい】と【YES】しかない少女はその子を引き取り妹として育て始める。
やがて美しく育ったその子は、少女と強い因縁があった。
悲劇はありません。難しい人間関係や柵はめんどく(ゲフンゲフン)ありません。
世界は、意外と優しいのです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。