40 / 402
ルモン大帝国編
75.完全に黒
しおりを挟む
ルーザイの指示により、オーレン支部の魔法使いが集められ、魔法で荷馬車を照らす。煌々とした灯りの下、荷台の検証が行われた。
竜巻により破壊されていたと思われていた荷馬車だが、きっちり証拠品として、壊すことなくノムルの空間魔法に収められていたのだった。
「本当に術式が仕組んである。逃げるの前提かよ」
荷馬車を確認していた魔法使い達が、顔をしかめて吐き捨てる。
次いで魔力の高い者と、魔力を持たない者を合わせた八人が選ばれ、指輪をはめた。魔法使いが声に魔力を込め、キーワードを発する。
「偽竜の尻尾切り」
低く声が響くと、指輪をはめた冒険者達はその場から姿を消し、直後には荷馬車の上に移動していた。
「完全に黒だな」
呟いたルーザイは、縛り上げられている八人をギロリと睨みつける。集まっていた冒険者達も、冷たい視線を投げつけた。
「「「ひいっ!」」」
ガタガタと震える彼等に、高ランク冒険者としての威厳は欠片も見えなかった。
「仲間を置いての敵前逃亡。褒められる行為ではないけど、罰則行為とまではいかないねえ。思いがけない強敵が現れた場合、誰かが引き付けている間に他の仲間を逃がすのは、作戦としてはありだ。それに、いざというときに確実に逃げれる手段を用意しておくのも、一流を目指すならば必須の対策だからねー」
ソファに座ったまま、優雅に紅茶を飲んでいたノムルの言葉に、一斉に驚愕の目が向かう。
「ノムルさん?!」
ナルツが声を張り、帝都の冒険者達は歯を食いしばってノムルを睨む。オーレンの冒険者達でさえ、怪訝な目を向けた。
一方、縛り上げられている敵前逃亡をした八人はといえば、
「そ、そうですよ! 飛竜から逃げるためには、仕方ない作戦です!」
「ああ、俺たちは悪くない!」
と、まだ顔色は悪いながらも勝ち誇ったように、自分たちの正当性を主張し始めた。
そんな彼等に対して、帝都の冒険者達はもちろん、オーレンの冒険者達も、野次馬に集まっていたオーレンの人々までも、苦々しい眼差しを向けている。
雪乃は嫌な予感がして、大きく溜め息を吐く。ちらりと横目で見てみれば、ノムルはにやりと口許に笑みを浮かべていた。
「そもそも俺は、飛竜討伐に参加する気なんてなかったんだよねえ。受注した任務は、パーパスからオーレンに向かう、馬車の護衛だったわけだから」
何を言い出したのかと、人々は眉をひそめながらノムルの内心を探る。
「その途中でさあ、馬車が一台しか走れないような狭い道に、対向車が止まって道を塞いでたんだよねえ。それで邪魔だったから、魔法で運んできたわけなんだけど」
その言葉の意味を理解しかね、聴衆たちは近くの人達と顔を見合わせて、首を捻った。
けれど、瞬時に理解したルーザイとモストル、それに一部の冒険者達は、怒りに震え総毛立った。
「お前等っ?!」
「「「ひいっ!」」」
勝ち誇ったような笑顔は、一瞬にして真っ青に転じる。
「わざわざ光明を照らし、上げてから奈落の底に叩き落とす。見事ですが、最低です」
「あははー。そんなに褒められると、照れちゃうなあ」
「褒めてません。どうしてそう、ポジティブに黒いんですか?」
「ええー? だってえ、そのほうが面白いじゃん?」
壁も屋根も無いギルドマスターの執務室で、ソファに座ってくつろぐおじさんと、幼い子供。
そこから漏れ聞こえてくる会話に、人々は目を閉じて苦悶に耐える。
(誰だよ? こんな魔王みたいなヤツを呼び起こしやがったのは?!)
そんな声が、心の奥底から沸きあがってくる。そしてその答えを、彼等は知っていた。
「「「お前らだっ!!」」」
「「「ひいっ?!」」」
一斉に指差され、怒鳴りつけられた八人は、互いに背をぶつけ合い震え上がった。
「さってと、今日はもう遅いし、いい加減に宿に行こうね」
「ふわぁい」
「寝ぼけたユキノちゃんも、可愛いなあ」
「セクハラはお断りします」
「ええー?」
すっかり日も暮れて、うつらうつらと揺れる雪乃は、根も伸び始めている。そんな雪乃を抱き上げると、ノムルはギルドマスター室から出て、そのまま去って行った。
「「「え?」」」
散々掻き回しておいて、まさかの放置&撤退である。
人々は困惑したが、けれど魔王のような魔法使いを止める勇者など、この町には存在しなかった。
ただ去って行く後姿を、呆然と見送るしかない。
「これ、どうしますか?」
「とりあえず、八人を牢へ……って、牢も無くなってたな」
空を見上げたルーザイの目に、流れる星が一つ、飛び込んできた。
(どうか明日は、平穏でありますように)
思わずそんな祈りがこぼれるほどに、彼は疲弊していた。
「緊急依頼だ。証拠品と八人の馬鹿どもの見張りを、Bランク以上の冒険者に。それと、帝都から来てくれた冒険者に宿と夕飯の提供。後は明日だ」
ルーザイの言葉に逆らうものなど、一人もいなかった。
彼等は皆、ぐったりと疲れ切っていた。主に精神面で。
そして翌朝、昨夜の八人への尋問と、飛竜討伐に参加した冒険者達へ改めて報告を頼んで、更にギルドの再建を……と、眉間に現れた深い山脈を指で揉みながら家を出たルーザイは、自身の職場を前にして、立ち尽くした。
いや、三秒して崩れ落ちた。
地面に膝を付き、両手で何とか体を支える。
情報が欲しくて首を回せば、同じように四つん這いになって項垂れている者、膝を付いて呆然と空を見上げている者の姿が視界に映った。
「俺は間違っていない、幻を見ているわけでもない!」
そう必死に自分に言い聞かせて、よろよろと立ち上がる。そしてギルドの扉を開けて、自身の執務室へと向かった。
ああ、もう一度言おう。
扉を開けて、執務室に向かったのだ。
「ユキノちゃんは甘すぎるよー」
「直せるんだから、直してあげれば良いじゃないですか。そもそも問題を起こしたのはあの人達だけで、他の人は関係無いみたいだったじゃないですか」
「あ、やっぱりユキノちゃんは見抜いてたんだねー。てっきりギルドぐるみかと思ってたら、違ったねえ」
「ええ、予想外でした。でも良かったです」
ルーザイは執務室の前で足を止めると、頭を抱えて蹲った。
(どうして彼等がここにいる?! いや、昨日の説明がまだ残っているんだから、来てもらわないと困るんだが。しかし昨日、跡形も無く消滅したはずの壁と屋根が、どうして元通りに戻っているんだ?! そして俺も疑われていたのか?!)
いっそ意識を失ってしまいたいとさえ、ルーザイは願った。そしてその願いを、神は聞き届けた。
「もしギルドぐるみの暴挙でしたら、ノムルさん、この町から冒険者ギルドの存在自体を、消してましたよね?」
「もちろん。そこまで気付いてくれるなんて、やっぱりユキノちゃんと俺の相性って、最高だよねー?」
「それは否定させていただきます」
「えー?」
ギルドマスターの執務室の前、立て替えられたばかりの綺麗な廊下で、恰幅の良い男が一人、白目を剥いて天井を見上げていた。
ついでに言うと、扉一枚を隔てた部屋の中でも、ちょび髭の執事が紅茶の入ったティーポットを持ったまま、意識を失っていた。
今日も青空の広がる良い天気だ。小鳥達も楽しげに、鳴き交わしている。
そんな麗らかな朝の出来事だった。
竜巻により破壊されていたと思われていた荷馬車だが、きっちり証拠品として、壊すことなくノムルの空間魔法に収められていたのだった。
「本当に術式が仕組んである。逃げるの前提かよ」
荷馬車を確認していた魔法使い達が、顔をしかめて吐き捨てる。
次いで魔力の高い者と、魔力を持たない者を合わせた八人が選ばれ、指輪をはめた。魔法使いが声に魔力を込め、キーワードを発する。
「偽竜の尻尾切り」
低く声が響くと、指輪をはめた冒険者達はその場から姿を消し、直後には荷馬車の上に移動していた。
「完全に黒だな」
呟いたルーザイは、縛り上げられている八人をギロリと睨みつける。集まっていた冒険者達も、冷たい視線を投げつけた。
「「「ひいっ!」」」
ガタガタと震える彼等に、高ランク冒険者としての威厳は欠片も見えなかった。
「仲間を置いての敵前逃亡。褒められる行為ではないけど、罰則行為とまではいかないねえ。思いがけない強敵が現れた場合、誰かが引き付けている間に他の仲間を逃がすのは、作戦としてはありだ。それに、いざというときに確実に逃げれる手段を用意しておくのも、一流を目指すならば必須の対策だからねー」
ソファに座ったまま、優雅に紅茶を飲んでいたノムルの言葉に、一斉に驚愕の目が向かう。
「ノムルさん?!」
ナルツが声を張り、帝都の冒険者達は歯を食いしばってノムルを睨む。オーレンの冒険者達でさえ、怪訝な目を向けた。
一方、縛り上げられている敵前逃亡をした八人はといえば、
「そ、そうですよ! 飛竜から逃げるためには、仕方ない作戦です!」
「ああ、俺たちは悪くない!」
と、まだ顔色は悪いながらも勝ち誇ったように、自分たちの正当性を主張し始めた。
そんな彼等に対して、帝都の冒険者達はもちろん、オーレンの冒険者達も、野次馬に集まっていたオーレンの人々までも、苦々しい眼差しを向けている。
雪乃は嫌な予感がして、大きく溜め息を吐く。ちらりと横目で見てみれば、ノムルはにやりと口許に笑みを浮かべていた。
「そもそも俺は、飛竜討伐に参加する気なんてなかったんだよねえ。受注した任務は、パーパスからオーレンに向かう、馬車の護衛だったわけだから」
何を言い出したのかと、人々は眉をひそめながらノムルの内心を探る。
「その途中でさあ、馬車が一台しか走れないような狭い道に、対向車が止まって道を塞いでたんだよねえ。それで邪魔だったから、魔法で運んできたわけなんだけど」
その言葉の意味を理解しかね、聴衆たちは近くの人達と顔を見合わせて、首を捻った。
けれど、瞬時に理解したルーザイとモストル、それに一部の冒険者達は、怒りに震え総毛立った。
「お前等っ?!」
「「「ひいっ!」」」
勝ち誇ったような笑顔は、一瞬にして真っ青に転じる。
「わざわざ光明を照らし、上げてから奈落の底に叩き落とす。見事ですが、最低です」
「あははー。そんなに褒められると、照れちゃうなあ」
「褒めてません。どうしてそう、ポジティブに黒いんですか?」
「ええー? だってえ、そのほうが面白いじゃん?」
壁も屋根も無いギルドマスターの執務室で、ソファに座ってくつろぐおじさんと、幼い子供。
そこから漏れ聞こえてくる会話に、人々は目を閉じて苦悶に耐える。
(誰だよ? こんな魔王みたいなヤツを呼び起こしやがったのは?!)
そんな声が、心の奥底から沸きあがってくる。そしてその答えを、彼等は知っていた。
「「「お前らだっ!!」」」
「「「ひいっ?!」」」
一斉に指差され、怒鳴りつけられた八人は、互いに背をぶつけ合い震え上がった。
「さってと、今日はもう遅いし、いい加減に宿に行こうね」
「ふわぁい」
「寝ぼけたユキノちゃんも、可愛いなあ」
「セクハラはお断りします」
「ええー?」
すっかり日も暮れて、うつらうつらと揺れる雪乃は、根も伸び始めている。そんな雪乃を抱き上げると、ノムルはギルドマスター室から出て、そのまま去って行った。
「「「え?」」」
散々掻き回しておいて、まさかの放置&撤退である。
人々は困惑したが、けれど魔王のような魔法使いを止める勇者など、この町には存在しなかった。
ただ去って行く後姿を、呆然と見送るしかない。
「これ、どうしますか?」
「とりあえず、八人を牢へ……って、牢も無くなってたな」
空を見上げたルーザイの目に、流れる星が一つ、飛び込んできた。
(どうか明日は、平穏でありますように)
思わずそんな祈りがこぼれるほどに、彼は疲弊していた。
「緊急依頼だ。証拠品と八人の馬鹿どもの見張りを、Bランク以上の冒険者に。それと、帝都から来てくれた冒険者に宿と夕飯の提供。後は明日だ」
ルーザイの言葉に逆らうものなど、一人もいなかった。
彼等は皆、ぐったりと疲れ切っていた。主に精神面で。
そして翌朝、昨夜の八人への尋問と、飛竜討伐に参加した冒険者達へ改めて報告を頼んで、更にギルドの再建を……と、眉間に現れた深い山脈を指で揉みながら家を出たルーザイは、自身の職場を前にして、立ち尽くした。
いや、三秒して崩れ落ちた。
地面に膝を付き、両手で何とか体を支える。
情報が欲しくて首を回せば、同じように四つん這いになって項垂れている者、膝を付いて呆然と空を見上げている者の姿が視界に映った。
「俺は間違っていない、幻を見ているわけでもない!」
そう必死に自分に言い聞かせて、よろよろと立ち上がる。そしてギルドの扉を開けて、自身の執務室へと向かった。
ああ、もう一度言おう。
扉を開けて、執務室に向かったのだ。
「ユキノちゃんは甘すぎるよー」
「直せるんだから、直してあげれば良いじゃないですか。そもそも問題を起こしたのはあの人達だけで、他の人は関係無いみたいだったじゃないですか」
「あ、やっぱりユキノちゃんは見抜いてたんだねー。てっきりギルドぐるみかと思ってたら、違ったねえ」
「ええ、予想外でした。でも良かったです」
ルーザイは執務室の前で足を止めると、頭を抱えて蹲った。
(どうして彼等がここにいる?! いや、昨日の説明がまだ残っているんだから、来てもらわないと困るんだが。しかし昨日、跡形も無く消滅したはずの壁と屋根が、どうして元通りに戻っているんだ?! そして俺も疑われていたのか?!)
いっそ意識を失ってしまいたいとさえ、ルーザイは願った。そしてその願いを、神は聞き届けた。
「もしギルドぐるみの暴挙でしたら、ノムルさん、この町から冒険者ギルドの存在自体を、消してましたよね?」
「もちろん。そこまで気付いてくれるなんて、やっぱりユキノちゃんと俺の相性って、最高だよねー?」
「それは否定させていただきます」
「えー?」
ギルドマスターの執務室の前、立て替えられたばかりの綺麗な廊下で、恰幅の良い男が一人、白目を剥いて天井を見上げていた。
ついでに言うと、扉一枚を隔てた部屋の中でも、ちょび髭の執事が紅茶の入ったティーポットを持ったまま、意識を失っていた。
今日も青空の広がる良い天気だ。小鳥達も楽しげに、鳴き交わしている。
そんな麗らかな朝の出来事だった。
10
お気に入りに追加
3,549
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
天才になるはずだった幼女は最強パパに溺愛される
雪野ゆきの
ファンタジー
記憶を失った少女は森に倒れていたところをを拾われ、特殊部隊の隊長ブレイクの娘になった。
スペックは高いけどポンコツ気味の幼女と、娘を溺愛するチートパパの話。
※誤字報告、感想などありがとうございます!
書籍はレジーナブックス様より2021年12月1日に発売されました!
電子書籍も出ました。
文庫版が2024年7月5日に発売されました!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。