歩夢さん

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紅雷の愛し方2

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雪音は天井を見つめ、息を整える。行為を終えた後、男がやけに冷静になるが、雪音もそれに似た状態に陥る。紅雷はそれに気づいてか否か、雪音の頭を撫ではするも、すぐに次を強要することはない。紅雷はタバコに火をつける。

 雪音の息が整ってきた頃、紅雷はタバコをくわえたまま、雪音を起こして自分の膝に乗せる。雪音を後ろから抱きしめる。紅雷がタバコを離した隙に、雪音からキスを求めた。紅雷はタバコを灰皿に投げ、それに応える。この珍しい状況に、紅雷は静まっていた興奮を呼び戻すこととなってしまった。

「また勃ってんじゃん。」

雪音は腰のあたりに熱いものが当たっているのに気づいた。いたずらっぽい雪音の声に紅雷はさらに煽られる。

「今日どうしたの?雪音も久しぶりで興奮してる?」

 ごくたまに、酔潰れると雪音は甘えたを発動するが、今日は酔うほど飲んでいない。

「わかんない。」

「・・・続きしていい?」

「いいよ。」

「このまましたい。」

「・・・やったことないからわかんないんだけど。」

 紅雷は雪音を後ろから抱きしめた状態で、秘部に指を這わせた。雪音の身体がわずかに跳ねる。前戯などしなくても、直前の行為で雪音のと紅雷ので十分濡れている。
 紅雷は雪音の身体を自分と向かい合うように向きを変えさせ、雪音を持ち上げて腰を浮かせた。

「そのまま降りて。」

「えっ・・・」

「大丈夫。」

雪音は少しずつ腰を降ろされ、紅雷のそれが自分の中に挿入され、思わず仰け反る。今まで出したことのないような高い声が漏れた。紅雷は雪音の中に完全に収まり、雪音を抱きしめた。そのまま飛びそうな雪音にまた噛み付いた。

 雪音は噛まれた痛みに引き戻されたが、それでもいつもより深くで感じる感覚に戸惑っていた。

 ぐったりと、紅雷の肩に雪音が顔を埋め、紅雷の背中に腕を回す。紅雷は雪音のその行動に、雪音の腰を動かそうとしていたのをやめた。

「辛い?」

「・・・。」

紅雷はいつもと違う行動に違和感を覚え尋ねてみるも、雪音が横に首を振っているのを肩で感じる。

「動かしていい?」

「・・・。」

雪音は無言で首を横に振った。紅雷は繋がったまま雪音をベッドに横たえた。雪音の腕は解け、紅雷は雪音の顔を見た。白い肌は耳まで赤く染まっていた。目を瞑っている。

「びっくりした?」

「うん。」

「動いていい?」

「いいよ。」

いつもの体位に戻り、雪音もわずかに冷静を取り戻した。

 そのままあっさりと紅雷が果て、雪音も意識を飛ばした。
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