24 / 34
本編
嘘と逸話の境界の狭間で、、、。(2)
しおりを挟む
<NEVER TOO LATE!!!>
『先に言っとくぞ!“こんな奴なのに”じゃない! “こんな奴”だからメールするんだからなっ!
唯ね。まず、嘘に関する僕の定義を言うよ。“嘘を付いた人を傷つけない嘘は嘘じゃない。” それは、“逸話”って僕は、思ってる。僕は、唯の言うことに何も傷ついていない。本当のことを言われた今も僕は、全く傷ついていない。
反対に今日、正直に話してくれた唯を愛おしく思っている。正直に話してくれて本当にありがとう。
唯の辛さは理解しているつもりだから、本当に感謝したい気持ちでいっぱいだよ。
僕のことを思い、僕を苦しめないために、自分を苦しめて。。。
これじゃ、今まで唯が付き合った人達との接し方と変わらないじゃないか!そんな事を唯にはさせたくない。僕と話すと“自分に素直になれる!”って言ってくれたじゃないか。。。
だから、素直に書いてくれたと思っているよ。
そんなことより唯をずっと悩ませてしまったことを悔いています。
僕が“嘘つきは嫌い!”って言ったことがずっと胸に引っ掛かっていたんだね。
唯の話してくれる事を嘘か嘘じゃないかを判断するのは受け手である僕なんだぞ。
ガッキーに似てるとか、胸がでかいとか、違うなら嫌いとか判断するのも僕だ。
でも、僕が“違うなら嫌い”とか言う人だと思っているのかい?
僕はそんな奴じゃないよ。正直に話してくれた唯を今、今まで以上にギュっと抱きしめてあげたい。
「苦しめてごめんな!」って、言いたいのは僕の方だ。
だから、“さよなら”とか言わないでくれ。
今日から二人は、本当の意味でのスタートだと僕は思う。
今までのが、架空の人物である唯だとしたら、これからは本物の“唯”と話していくつもりだよ。
何度も、言ってきたけど、唯の外見や胸の大きさなんて関係ない。
メールやチャットでもない、電話で話をする時の“唯”のことが好きなんだ。
僕に甘えてきてくれる唯を好きになっていったんだぞ。
僕と話してきた唯に嘘はないと思ってる。
だから、僕のことを思ってくれるなら、これからも今までと何も変わらない。
今まで以上の二人になれると信じている。
僕は、そこらへんの男とは違う。
これは、周りにも言われる。
友達を選択するにもその人を見る。
言葉の端々でその人を感じ取る。
人格を持った人と接している。
僕は、非常に原始的な人間なのかもしれない。
でもそれが、人が失いかけている一番大切なものだと思っている。
だから、唯のことは一人の人として接し、好きになったんだよ。
解るかい?
唯は自分では頭が悪いと言っているけど、人の気持ちを感じられることは、頭の悪い人間にはできないことだよ。上手く説明できないけど、だから、僕、、、、。
今の心境を理解してくれるね?さっきも書いたけど、メールじゃダメだ。仕事が終わって家に付いたら、電話を必ずして来なさい。いいね?ちゃんと人として、話をしよう!
これも、“こんなやつなのに”じゃない!“こんなやつだから”の僕からのお願いだぞ!』
何かの訴えのようにも聞こえる。唯の心に届いて欲しい。
『唯、僕、、、。唯から、メールが来るのをずっと待ってる。必ず、唯からメールが来るって信じてる。
強く願えば、必ず現実になる。話がしたい。こんなに願ったことはない。唯を苦しめているのかもしれない。
でも、僕は運命の人を信じている。』
いたたまれずにもう一度、メールする。
唯から、返事は来ない。やはり、唯を苦しめているのだろうか?
唯を苦しめたくないはずの僕が、更に唯を苦しめているのだとしたら、、、。
<僕は、どうしたら、、、。>
泣きながらの訴えだった。
“神様、どうか、唯の心に、心の奥深くにある感情の底に届けて下さい。”
こんなにも人を失う恐怖があったのか、、、。まるで、今、目の前に危篤の人がいて、その人の蘇生を願っているようでもあった。
そんな想いがやっと、届いた。
唯からメールが届く。
『私、、、。これ以上、修に甘えていいのだろうか?今日は遅くなりそう。 きっと4時半近くになるから。それに今、修と話す勇気がありません。自分がしたこと恥ずかしくて、話しなんてできない。だから、今日は寝てください。困らせて、悩ませてごめんなさい。突然いなくなることはしません。だから、安心して下さい。修、ごめんね!』
ほっと、する訳ではない。唯の気持ちを少しでも解ってあげたい。
不安に攫われそうな唯の心をキャッチしたい気持ちが僕を襲う。
『ありがとう。唯が今日は、、って言うなら、今日でなくてもいい。でも、今日少しでも、話せるならその方がいい。こういうことは、時間が経てば、経つほど、溝が深くなる、、、。
今さら、何を言ってるんだい?僕に全部を預ける約束だろ?
もっともっと甘えていいんだよ。第一、これは甘えるのとは違う!
ほんの少しの勇気が大きな変化をもたらすんだよ。唯、僕はいつまでも待ってるからね。
今日が無理なら、明日でも明後日でも、、いつまでも。
僕は、唯のことを前以上に強く思っている。
これは、一時の感情や錯角でも、ヴァーチャルでも何でもない現実です。
唯の苦しみが痛いほど解る。
前にも言ったけど唯は僕の20代の頃にそっくりだ。
だから、何度もメールするのかもしれない。
今、そのハードルを超えないと、、、。あの時、ハードルを超えていればって、きっと何年かして思うと思うんだよ。僕も何度もそんなことをくり返してきた。だから、唯にそんなことを思わせたくないんだよ。“勝手なお節介だということも解っている” でも、どうしても唯のことが、好きであの話を聞く前より更に、好きで、、。
近くにいないことが悔やまれてならない。
唯に逢えなくても僕は、5月に大阪へ行く。
もう決めたんだ。きっと唯は逢わないって言うと思うけど、僕は必ず行く。
唯、解って欲しい、僕は唯の外見で好きになっていったのではないことを、、。
僕は、この2ヶ月半の間、ずっと唯のことを見てきた。
それで、唯の事が好きになったんだよ。唯も同じ気持ちでいてくれていると今でも思っているよ。
僕のことを少しでも思っていてくれたのなら、連絡してきてほしい。
“これは、僕の我侭ってことは承知で書いてます。”』
これを書くのが精一杯だった。涙でPCの画面が見えない、、。
『先に言っとくぞ!“こんな奴なのに”じゃない! “こんな奴”だからメールするんだからなっ!
唯ね。まず、嘘に関する僕の定義を言うよ。“嘘を付いた人を傷つけない嘘は嘘じゃない。” それは、“逸話”って僕は、思ってる。僕は、唯の言うことに何も傷ついていない。本当のことを言われた今も僕は、全く傷ついていない。
反対に今日、正直に話してくれた唯を愛おしく思っている。正直に話してくれて本当にありがとう。
唯の辛さは理解しているつもりだから、本当に感謝したい気持ちでいっぱいだよ。
僕のことを思い、僕を苦しめないために、自分を苦しめて。。。
これじゃ、今まで唯が付き合った人達との接し方と変わらないじゃないか!そんな事を唯にはさせたくない。僕と話すと“自分に素直になれる!”って言ってくれたじゃないか。。。
だから、素直に書いてくれたと思っているよ。
そんなことより唯をずっと悩ませてしまったことを悔いています。
僕が“嘘つきは嫌い!”って言ったことがずっと胸に引っ掛かっていたんだね。
唯の話してくれる事を嘘か嘘じゃないかを判断するのは受け手である僕なんだぞ。
ガッキーに似てるとか、胸がでかいとか、違うなら嫌いとか判断するのも僕だ。
でも、僕が“違うなら嫌い”とか言う人だと思っているのかい?
僕はそんな奴じゃないよ。正直に話してくれた唯を今、今まで以上にギュっと抱きしめてあげたい。
「苦しめてごめんな!」って、言いたいのは僕の方だ。
だから、“さよなら”とか言わないでくれ。
今日から二人は、本当の意味でのスタートだと僕は思う。
今までのが、架空の人物である唯だとしたら、これからは本物の“唯”と話していくつもりだよ。
何度も、言ってきたけど、唯の外見や胸の大きさなんて関係ない。
メールやチャットでもない、電話で話をする時の“唯”のことが好きなんだ。
僕に甘えてきてくれる唯を好きになっていったんだぞ。
僕と話してきた唯に嘘はないと思ってる。
だから、僕のことを思ってくれるなら、これからも今までと何も変わらない。
今まで以上の二人になれると信じている。
僕は、そこらへんの男とは違う。
これは、周りにも言われる。
友達を選択するにもその人を見る。
言葉の端々でその人を感じ取る。
人格を持った人と接している。
僕は、非常に原始的な人間なのかもしれない。
でもそれが、人が失いかけている一番大切なものだと思っている。
だから、唯のことは一人の人として接し、好きになったんだよ。
解るかい?
唯は自分では頭が悪いと言っているけど、人の気持ちを感じられることは、頭の悪い人間にはできないことだよ。上手く説明できないけど、だから、僕、、、、。
今の心境を理解してくれるね?さっきも書いたけど、メールじゃダメだ。仕事が終わって家に付いたら、電話を必ずして来なさい。いいね?ちゃんと人として、話をしよう!
これも、“こんなやつなのに”じゃない!“こんなやつだから”の僕からのお願いだぞ!』
何かの訴えのようにも聞こえる。唯の心に届いて欲しい。
『唯、僕、、、。唯から、メールが来るのをずっと待ってる。必ず、唯からメールが来るって信じてる。
強く願えば、必ず現実になる。話がしたい。こんなに願ったことはない。唯を苦しめているのかもしれない。
でも、僕は運命の人を信じている。』
いたたまれずにもう一度、メールする。
唯から、返事は来ない。やはり、唯を苦しめているのだろうか?
唯を苦しめたくないはずの僕が、更に唯を苦しめているのだとしたら、、、。
<僕は、どうしたら、、、。>
泣きながらの訴えだった。
“神様、どうか、唯の心に、心の奥深くにある感情の底に届けて下さい。”
こんなにも人を失う恐怖があったのか、、、。まるで、今、目の前に危篤の人がいて、その人の蘇生を願っているようでもあった。
そんな想いがやっと、届いた。
唯からメールが届く。
『私、、、。これ以上、修に甘えていいのだろうか?今日は遅くなりそう。 きっと4時半近くになるから。それに今、修と話す勇気がありません。自分がしたこと恥ずかしくて、話しなんてできない。だから、今日は寝てください。困らせて、悩ませてごめんなさい。突然いなくなることはしません。だから、安心して下さい。修、ごめんね!』
ほっと、する訳ではない。唯の気持ちを少しでも解ってあげたい。
不安に攫われそうな唯の心をキャッチしたい気持ちが僕を襲う。
『ありがとう。唯が今日は、、って言うなら、今日でなくてもいい。でも、今日少しでも、話せるならその方がいい。こういうことは、時間が経てば、経つほど、溝が深くなる、、、。
今さら、何を言ってるんだい?僕に全部を預ける約束だろ?
もっともっと甘えていいんだよ。第一、これは甘えるのとは違う!
ほんの少しの勇気が大きな変化をもたらすんだよ。唯、僕はいつまでも待ってるからね。
今日が無理なら、明日でも明後日でも、、いつまでも。
僕は、唯のことを前以上に強く思っている。
これは、一時の感情や錯角でも、ヴァーチャルでも何でもない現実です。
唯の苦しみが痛いほど解る。
前にも言ったけど唯は僕の20代の頃にそっくりだ。
だから、何度もメールするのかもしれない。
今、そのハードルを超えないと、、、。あの時、ハードルを超えていればって、きっと何年かして思うと思うんだよ。僕も何度もそんなことをくり返してきた。だから、唯にそんなことを思わせたくないんだよ。“勝手なお節介だということも解っている” でも、どうしても唯のことが、好きであの話を聞く前より更に、好きで、、。
近くにいないことが悔やまれてならない。
唯に逢えなくても僕は、5月に大阪へ行く。
もう決めたんだ。きっと唯は逢わないって言うと思うけど、僕は必ず行く。
唯、解って欲しい、僕は唯の外見で好きになっていったのではないことを、、。
僕は、この2ヶ月半の間、ずっと唯のことを見てきた。
それで、唯の事が好きになったんだよ。唯も同じ気持ちでいてくれていると今でも思っているよ。
僕のことを少しでも思っていてくれたのなら、連絡してきてほしい。
“これは、僕の我侭ってことは承知で書いてます。”』
これを書くのが精一杯だった。涙でPCの画面が見えない、、。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり

今日は私の結婚式
豆狸
恋愛
ベッドの上には、幼いころからの婚約者だったレーナと同じ色の髪をした女性の腐り爛れた死体があった。
彼女が着ているドレスも、二日前僕とレーナの父が結婚を拒むレーナを屋根裏部屋へ放り込んだときに着ていたものと同じである。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる