【完結】おいでませ!黄昏喫茶へ~ココは狭間の喫茶店~

東京郊外のこじんまりとした喫茶店。そこが俺、仁科 廉佳(にしな れんげ)の勤め先だった。
ほとんど人の来ない寂れた喫茶店で、今日も俺は暇を持て余す。店内にいるのは、俺とマスターと、そして。

しがない喫茶店の店員、廉佳(れんげ)とおかしな常連、夾竹桃――通称キョウさんとのありふれていて、だけど少しおかしな日常。

今日もキョウさんはおかしな話ばかりしている。だけど、どうしてか。俺はつい、いつもその話の中に引き込まれてしまって。俺はここにいて、その話の中に登場していないはずなのに。
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