【完結】予定調和の婚約破棄~コリデュア滅亡物語~
「アサニファティス・モニエステ! 俺はこの時をもってお前との婚約を破棄する!」
本来なら輝かしいはずの夜会の席で、私にそう言いつけてきたのはここ、コリデュアの第二王子であり、王太子でもあるシュネアムセス殿下だった。
「かしこまりました、謹んでお受けいたします」
私は粛々とそれを受ける。この後どうなるのか、わかっていながら。
きっと、わかっていないのだろう殿下に、心の中でそっとさよならを告げた。
夜会の場で告げられた婚約破棄。それは果たして誰にとっての予定調和だったのか。
二人の少女の想いが錯綜し、一つの結末へと導いた。
・以前から言っていた、よくある婚約破棄物の皮をかぶった、別名「コリデュア滅亡物語」です。
・さっと短く終わる予定。
・ざまぁは主に王太子と王妃に対して。主人公は婚約破棄された侯爵令嬢とそのきっかけの一つとなったテンプレヒロイン的成り上がり令嬢の二人です。
・いつもの世界観だけど、「魔法がある異世界」ぐらいの認識でOKですし、他作品(BL)ともリンクしていますが、そちらは読まなくても大丈夫なように書く予定です。
本来なら輝かしいはずの夜会の席で、私にそう言いつけてきたのはここ、コリデュアの第二王子であり、王太子でもあるシュネアムセス殿下だった。
「かしこまりました、謹んでお受けいたします」
私は粛々とそれを受ける。この後どうなるのか、わかっていながら。
きっと、わかっていないのだろう殿下に、心の中でそっとさよならを告げた。
夜会の場で告げられた婚約破棄。それは果たして誰にとっての予定調和だったのか。
二人の少女の想いが錯綜し、一つの結末へと導いた。
・以前から言っていた、よくある婚約破棄物の皮をかぶった、別名「コリデュア滅亡物語」です。
・さっと短く終わる予定。
・ざまぁは主に王太子と王妃に対して。主人公は婚約破棄された侯爵令嬢とそのきっかけの一つとなったテンプレヒロイン的成り上がり令嬢の二人です。
・いつもの世界観だけど、「魔法がある異世界」ぐらいの認識でOKですし、他作品(BL)ともリンクしていますが、そちらは読まなくても大丈夫なように書く予定です。
目次
感想
あなたにおすすめの小説
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
偽りの契約は甘く燃えて――政略結婚ざまあ物語」
ゆる
恋愛
冷酷と評される公爵アルヴェリックと、政略結婚で彼の元に嫁いだ心優しいアストリア。形式だけの関係だった二人は、さまざまな試練を乗り越えながら、互いの本当の姿を知っていく。公爵領の未来を守るために共に手を取り合い、契約を越えた真実の絆を築く愛と成長の物語。
【完結】君の世界に僕はいない…
春野オカリナ
恋愛
アウトゥーラは、「永遠の楽園」と呼ばれる修道院で、ある薬を飲んだ。
それを飲むと心の苦しみから解き放たれると言われる秘薬──。
薬の名は……。
『忘却の滴』
一週間後、目覚めたアウトゥーラにはある変化が現れた。
それは、自分を苦しめた人物の存在を全て消し去っていたのだ。
父親、継母、異母妹そして婚約者の存在さえも……。
彼女の目には彼らが映らない。声も聞こえない。存在さえもきれいさっぱりと忘れられていた。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
【完結】婚約破棄からの絆
岡崎 剛柔
恋愛
アデリーナ=ヴァレンティーナ公爵令嬢は、王太子アルベールとの婚約者だった。
しかし、彼女には王太子の傍にはいつも可愛がる従妹のリリアがいた。
アデリーナは王太子との絆を深める一方で、従妹リリアとも強い絆を築いていた。
ある日、アデリーナは王太子から呼び出され、彼から婚約破棄を告げられる。
彼の隣にはリリアがおり、次の婚約者はリリアになると言われる。
驚きと絶望に包まれながらも、アデリーナは微笑みを絶やさずに二人の幸せを願い、従者とともに部屋を後にする。
しかし、アデリーナは勘当されるのではないか、他の貴族の後妻にされるのではないかと不安に駆られる。
婚約破棄の話は進まず、代わりに王太子から再び呼び出される。
彼との再会で、アデリーナは彼の真意を知る。
アデリーナの心は揺れ動く中、リリアが彼女を支える存在として姿を現す。
彼女の勇気と言葉に励まされ、アデリーナは再び自らの意志を取り戻し、立ち上がる覚悟を固める。
そして――。
【完結】愛も信頼も壊れて消えた
miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」
王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。
無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。
だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。
婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。
私は彼の事が好きだった。
優しい人だと思っていた。
だけど───。
彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。
※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。
完結 婚約破棄は都合が良すぎる戯言
音爽(ネソウ)
恋愛
王太子の心が離れたと気づいたのはいつだったか。
婚姻直前にも拘わらず、すっかり冷えた関係。いまでは王太子は堂々と愛人を侍らせていた。
愛人を側妃として置きたいと切望する、だがそれは継承権に抵触する事だと王に叱責され叶わない。
絶望した彼は「いっそのこと市井に下ってしまおうか」と思い悩む……
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる