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107.なぜかレシピも
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そして当日…
カメリアにも手伝ってもらって第1回目の料理教室が始まった
「テーブルは決めてないから来た人から好きな場所へどうぞ」
続々と集まる参加者
8人は時間より前に集合していた
「揃ってるので時間より早いけど始めましょうか」
そう言いながらレシピを配る
1枚作ればギルドで複製が出来るので今回はそれを利用した
魔力が原動力の魔道具だから使用料は無料、いるのは用紙だけなのでとても重宝する
ただし、魔力量が40を超えてないと複製した物をまともに読めないらしく一般の人にはあまり使われてはいない
一般の人は30程度だからね
私もロキもそこは超えてるから、申込書や希望用紙ももちろん複製した
「基本レシピはトースト用のパンで野菜とハム、チーズを使います。その後バリエーションで固めのパンでフルーツサンド、柔らかめのパンで卵サンドを作ります」
「フルーツですって。おやつにも出来そうだわ」
「子ども達が喜びそう」
若い母親世代がとても喜んでいた
「材料や必要な調味料は全てのテーブルに置いているので順に確認していきましょう」
籠に入れた野菜から瓶に詰めた調味料迄順に確認していく
「オリビエ、この調味料ってどこでも買えるかしら?」
「商店街でも買えるけど、ここの雑貨コーナーでも置いてるわ。ここに出してる分は用意しておくから必要なら帰りに購入していってね」
当然商売にもつなげさせてもらう
調味料だけじゃなく野菜も一緒に並べるつもりだ
そして実際に調理が始まるととても賑やかだった
あちこちから声がかかって忙しい
カメリアも色んな人と接することが出来て楽しそうだった
それでも皆が楽しそうにしているとこっちも楽しくなる
一通り作れたら簡単に片づけてから試食タイムだ
「こんなに簡単に作れるものなのね」
「フルーツサンドは最高だわ。フルーツを替えてもいいのよね?」
「もちろんお好きなフルーツでどうぞ」
「普段スイーツなんてたまにしか食べれないけどこれならいつでも楽しめそう」
「生クリームも手作りした方がおいしいけどお手軽さを考えれば市販のものでも充分だと思う」
「そうね。特別なスイーツはやっぱりここで食べたいわ」
「自分で作れてもここで食べるのはまた別だものね」
とてもありがたい言葉を頂いてしまった
「サンドイッチに正解はないから好きなもので楽しんでね。それこそ卵の代わりに炒めた野菜を入れてもいいし、野菜の代わりに肉やフライを使ってもいいと思う」
「私屋台で売ってるカツを挟んでみようかしら。主人が喜びそうだわ」
「それいいわね。屋台で買ったのをそのまま出すより喜んでくれそうだわ」
どこの世界も主婦の悩みは同じと言う事かしら?
「初めて会った方とこうして一緒に作るのも楽しいわね。料理を通して知り合いが増えて嬉しいわ」
「毎回必ず参加できるわけじゃないのが辛い所だけど…」
「あ、その事なんだけど、ギルドでレシピを売り出すことになったの」
「!」
皆が一気に注目した
実は噂を聞きつけたホーストから話を持ち掛けられたのだ
この世界では大きな町では冒険者を管理するギルドと商人を管理する商会がある
そして、物作りや料理に関するレシピは商会に登録することで1枚いくらで販売することができるのだ
販売費用の1割が商会の取り分で残りの9割は登録者のカードに入金される
料理のレシピの相場は500シアと聞いたけど300シアで売り出すことになったのだ
もっともフジェのような小さい町はギルドが商会の役割を兼ねるのでギルド取り分になるんだけどね
「売り出すのは料理教室の後、3週目の土の日からで1枚300シア」
私としては300シアでも“そんな高くて売れるの?”と思ってたけど、この場に居る人からすると“そんなに安くていいの?”という感覚らしくかなり喜ばれた
「絶対買うわ」
「それがあれば当選できなくてもレシピは手に入るもの。有難うオリビエ」
このレシピがカクテュスだけでなく他の2国内にも広がり、とんでもない権利収入を得るようになるとは、この時は誰も想像すらしていなかった
カメリアにも手伝ってもらって第1回目の料理教室が始まった
「テーブルは決めてないから来た人から好きな場所へどうぞ」
続々と集まる参加者
8人は時間より前に集合していた
「揃ってるので時間より早いけど始めましょうか」
そう言いながらレシピを配る
1枚作ればギルドで複製が出来るので今回はそれを利用した
魔力が原動力の魔道具だから使用料は無料、いるのは用紙だけなのでとても重宝する
ただし、魔力量が40を超えてないと複製した物をまともに読めないらしく一般の人にはあまり使われてはいない
一般の人は30程度だからね
私もロキもそこは超えてるから、申込書や希望用紙ももちろん複製した
「基本レシピはトースト用のパンで野菜とハム、チーズを使います。その後バリエーションで固めのパンでフルーツサンド、柔らかめのパンで卵サンドを作ります」
「フルーツですって。おやつにも出来そうだわ」
「子ども達が喜びそう」
若い母親世代がとても喜んでいた
「材料や必要な調味料は全てのテーブルに置いているので順に確認していきましょう」
籠に入れた野菜から瓶に詰めた調味料迄順に確認していく
「オリビエ、この調味料ってどこでも買えるかしら?」
「商店街でも買えるけど、ここの雑貨コーナーでも置いてるわ。ここに出してる分は用意しておくから必要なら帰りに購入していってね」
当然商売にもつなげさせてもらう
調味料だけじゃなく野菜も一緒に並べるつもりだ
そして実際に調理が始まるととても賑やかだった
あちこちから声がかかって忙しい
カメリアも色んな人と接することが出来て楽しそうだった
それでも皆が楽しそうにしているとこっちも楽しくなる
一通り作れたら簡単に片づけてから試食タイムだ
「こんなに簡単に作れるものなのね」
「フルーツサンドは最高だわ。フルーツを替えてもいいのよね?」
「もちろんお好きなフルーツでどうぞ」
「普段スイーツなんてたまにしか食べれないけどこれならいつでも楽しめそう」
「生クリームも手作りした方がおいしいけどお手軽さを考えれば市販のものでも充分だと思う」
「そうね。特別なスイーツはやっぱりここで食べたいわ」
「自分で作れてもここで食べるのはまた別だものね」
とてもありがたい言葉を頂いてしまった
「サンドイッチに正解はないから好きなもので楽しんでね。それこそ卵の代わりに炒めた野菜を入れてもいいし、野菜の代わりに肉やフライを使ってもいいと思う」
「私屋台で売ってるカツを挟んでみようかしら。主人が喜びそうだわ」
「それいいわね。屋台で買ったのをそのまま出すより喜んでくれそうだわ」
どこの世界も主婦の悩みは同じと言う事かしら?
「初めて会った方とこうして一緒に作るのも楽しいわね。料理を通して知り合いが増えて嬉しいわ」
「毎回必ず参加できるわけじゃないのが辛い所だけど…」
「あ、その事なんだけど、ギルドでレシピを売り出すことになったの」
「!」
皆が一気に注目した
実は噂を聞きつけたホーストから話を持ち掛けられたのだ
この世界では大きな町では冒険者を管理するギルドと商人を管理する商会がある
そして、物作りや料理に関するレシピは商会に登録することで1枚いくらで販売することができるのだ
販売費用の1割が商会の取り分で残りの9割は登録者のカードに入金される
料理のレシピの相場は500シアと聞いたけど300シアで売り出すことになったのだ
もっともフジェのような小さい町はギルドが商会の役割を兼ねるのでギルド取り分になるんだけどね
「売り出すのは料理教室の後、3週目の土の日からで1枚300シア」
私としては300シアでも“そんな高くて売れるの?”と思ってたけど、この場に居る人からすると“そんなに安くていいの?”という感覚らしくかなり喜ばれた
「絶対買うわ」
「それがあれば当選できなくてもレシピは手に入るもの。有難うオリビエ」
このレシピがカクテュスだけでなく他の2国内にも広がり、とんでもない権利収入を得るようになるとは、この時は誰も想像すらしていなかった
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