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10.ギルド登録
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依頼を受ける時間のピークは過ぎてたから少し待つと順番が回ってきた
「登録したいんですけど」
「承知しました。こちらに記入してください」
受付嬢に渡された用紙に最低限の情報だけを記入する
「これでいいですか?」
「…はい。大丈夫です。ではこちらに魔力を流してください」
目の前に置かれた魔道具に手を置き魔力を流す
すると魔道具からカードが一枚吐き出された
「こちらがカードになります。魔法属性やスキル、称号など秘匿したい部分は長押しすることで選択肢が表示されます。紛失された際の再発行には2,000シア必要になりますのでご注意ください」
「はい」
受け取ったカードを確認する
**************************************
オリビエ・グラヨール(20) Lv:40 Rank:A
基本特性:体力:45 魔力:40 知力:45 適応力:40
魔法属性:火:35 風:40 闇:40
スキル:統率:40
迷宮履歴:なし
称号:なし
所持金:0シア
**************************************
とりあえず秘匿出来るものは全て秘匿することにした
「あの、カードに入金が出来るのですか?」
所持金の欄を見て尋ねてみる
元の世界ではなかった機能にちょっと嬉しくなった
「はい。あちらの機械から入出金が可能です。こちらが基本的なことを記載した冊子になります。依頼を受ける際には自身のランクより1つ上までの物をあちらの依頼ボードから選んで受付に渡してください。依頼とは別に素材を売りたい場合は奥のカウンターへお持ちください」
「分かりました。ありがとうございます」
冊子を受け取ると壁際で待っているロキの元へ向かう
「登録できたのか?」
「出来たよ。これで証明できるかな?」
そう言ってカードを見せる
「…」
思わずカードを手に取ったロキはしばらく固まっていた
「ロキ?」
「…確かに自衛するには充分すぎるな」
ロキは苦笑しながら言う
「ねぇ、ロキのカードも見せて?」
「あぁ…」
まだ呆然としたままロキはカードを渡してくれる
**************************************
クロキュス・トゥルネソル(22) Lv:50 Rank:S
基本特性:体力:50 魔力:50 知力:50 適応力:50
魔法属性:水:50 雷:50
スキル:剣聖:50 インベントリ:50
迷宮履歴:初級踏破5 中級踏破4 上級踏破6 特級踏破1
称号:なし
所持金:1,859,768,256,514シア
**************************************
所持金は秘匿した方がいいと思う…
まぁ見られて襲われたところで返り討ちにしてそうだけど
「…ロキって実はすごい人?」
「なんだそれ」
笑い出したロキに苦笑する
まさかのSランク
話を聞いて強いだろうとは思っていたものの想像以上だった
「インベントリは秘匿か?」
カードを取り換えながらロキが尋ねて来る
「様子見て問題なさそうなら解除しようと思って」
「まぁ、そのマジックバッグで誤魔化しは効くか。そのランクならインベントリがばれても特に問題はないけどな」
ロキの言葉にほっとした
「今度一緒に迷宮でも行くか?」
「あ、行きたい」
即答すると笑われた
2人で依頼ボードを一通り眺め、カードに入金を済ませるとギルドを後にした
「登録したいんですけど」
「承知しました。こちらに記入してください」
受付嬢に渡された用紙に最低限の情報だけを記入する
「これでいいですか?」
「…はい。大丈夫です。ではこちらに魔力を流してください」
目の前に置かれた魔道具に手を置き魔力を流す
すると魔道具からカードが一枚吐き出された
「こちらがカードになります。魔法属性やスキル、称号など秘匿したい部分は長押しすることで選択肢が表示されます。紛失された際の再発行には2,000シア必要になりますのでご注意ください」
「はい」
受け取ったカードを確認する
**************************************
オリビエ・グラヨール(20) Lv:40 Rank:A
基本特性:体力:45 魔力:40 知力:45 適応力:40
魔法属性:火:35 風:40 闇:40
スキル:統率:40
迷宮履歴:なし
称号:なし
所持金:0シア
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とりあえず秘匿出来るものは全て秘匿することにした
「あの、カードに入金が出来るのですか?」
所持金の欄を見て尋ねてみる
元の世界ではなかった機能にちょっと嬉しくなった
「はい。あちらの機械から入出金が可能です。こちらが基本的なことを記載した冊子になります。依頼を受ける際には自身のランクより1つ上までの物をあちらの依頼ボードから選んで受付に渡してください。依頼とは別に素材を売りたい場合は奥のカウンターへお持ちください」
「分かりました。ありがとうございます」
冊子を受け取ると壁際で待っているロキの元へ向かう
「登録できたのか?」
「出来たよ。これで証明できるかな?」
そう言ってカードを見せる
「…」
思わずカードを手に取ったロキはしばらく固まっていた
「ロキ?」
「…確かに自衛するには充分すぎるな」
ロキは苦笑しながら言う
「ねぇ、ロキのカードも見せて?」
「あぁ…」
まだ呆然としたままロキはカードを渡してくれる
**************************************
クロキュス・トゥルネソル(22) Lv:50 Rank:S
基本特性:体力:50 魔力:50 知力:50 適応力:50
魔法属性:水:50 雷:50
スキル:剣聖:50 インベントリ:50
迷宮履歴:初級踏破5 中級踏破4 上級踏破6 特級踏破1
称号:なし
所持金:1,859,768,256,514シア
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所持金は秘匿した方がいいと思う…
まぁ見られて襲われたところで返り討ちにしてそうだけど
「…ロキって実はすごい人?」
「なんだそれ」
笑い出したロキに苦笑する
まさかのSランク
話を聞いて強いだろうとは思っていたものの想像以上だった
「インベントリは秘匿か?」
カードを取り換えながらロキが尋ねて来る
「様子見て問題なさそうなら解除しようと思って」
「まぁ、そのマジックバッグで誤魔化しは効くか。そのランクならインベントリがばれても特に問題はないけどな」
ロキの言葉にほっとした
「今度一緒に迷宮でも行くか?」
「あ、行きたい」
即答すると笑われた
2人で依頼ボードを一通り眺め、カードに入金を済ませるとギルドを後にした
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