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閑話1.驚きの展開(side:カメリア)
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コルザとロベリがウーと一緒に部屋を出て行くと、オリビエが改まったように話しを切り出した
「あの子たちがいないならちょうどいいわね。報酬の話をしましょう」
その言葉に呆然とする
こんな素敵な部屋に住まわせてもらって、美味しい食事まで貰えるのに報酬など貰えるわけないじゃない
それなのにオリビエは言葉を続けたの
「とりあえず今までと同じ7万シアをと思ってるんだけど…」
今までと同じって…それは家賃込みの値段なのにどう考えてももらいすぎだわ…
そう伝えたけど…
「そういうわけにはいかないわよ。食べる物はあっても服や日用品もいるだろうし、他にも色々必要になるでしょう?それに子供たちが大きくなれば勉強だってしなきゃいけないし」
当然のようにそう言ってきた
でも私にはそれだけの働きができるとは思えない
まして子供たちのこともある
とにかく今は安心して住めてお腹いっぱい食べれて3人の子供達の笑顔が見れるだけで充分だわ
「でも流石に報酬なしって言うのはちょっとね…」
オリビエがどうしたものかとロキと顔を見合わせる
貰わないというのはかえって問題があるみたいね
「あの…では3万シアでお願いできますか?今まで7万シアと言っても4万シアは家賃でしたから…」
「手元にあったのと同額ってこと?」
「ええ。それでも多いくらいなんです。そこから食費を払ってましたから」
この条件で3万も貰うなんて申し訳ないけど…
「…わかったわ。カメリアを困らせたいわけじゃないからそれで手を打ちましょう。でも必要になったらいつでも言ってね?ここの掃除の対価は本当なら7万シアでも安すぎるくらいなんだから」
え?そんなはず…ないわよね?
驚くような言葉に一瞬固まってしまった
「それと、掃除道具で必要なものは全部経費扱いだから雑巾1枚でも申請してね。これはジョン達にも言ってることだから譲らないわよ」
「…わかりました」
これ以上断わる方が申し訳なくて頷いた
私がおかしいんじゃないと思うんだけど…
「じゃぁ片付けもあるでしょうから私たちは行くわね。おやすみリラ」
「おやしゅみー」
オリビエは腕の中で手を振っているリラを少し眺めてからロキと共に部屋を出て行った
「…びっくりしすぎて疲れた…」
信じられないことが次々と起こって目まぐるしい一日だった
ソファに身を預けると体が沈み込む
「こんな上等なソファーまで…」
「ママ?」
「リラ…こんな恵まれていいのかしらね…」
この屋敷の新しい持ち主がオリビエじゃなかったら、私たちは間違いなく路頭に迷っていたはず
それが今ではもう何も心配することはないなんて
明日からオリビエの為にも精一杯働こうと心に決めた
「あの子たちがいないならちょうどいいわね。報酬の話をしましょう」
その言葉に呆然とする
こんな素敵な部屋に住まわせてもらって、美味しい食事まで貰えるのに報酬など貰えるわけないじゃない
それなのにオリビエは言葉を続けたの
「とりあえず今までと同じ7万シアをと思ってるんだけど…」
今までと同じって…それは家賃込みの値段なのにどう考えてももらいすぎだわ…
そう伝えたけど…
「そういうわけにはいかないわよ。食べる物はあっても服や日用品もいるだろうし、他にも色々必要になるでしょう?それに子供たちが大きくなれば勉強だってしなきゃいけないし」
当然のようにそう言ってきた
でも私にはそれだけの働きができるとは思えない
まして子供たちのこともある
とにかく今は安心して住めてお腹いっぱい食べれて3人の子供達の笑顔が見れるだけで充分だわ
「でも流石に報酬なしって言うのはちょっとね…」
オリビエがどうしたものかとロキと顔を見合わせる
貰わないというのはかえって問題があるみたいね
「あの…では3万シアでお願いできますか?今まで7万シアと言っても4万シアは家賃でしたから…」
「手元にあったのと同額ってこと?」
「ええ。それでも多いくらいなんです。そこから食費を払ってましたから」
この条件で3万も貰うなんて申し訳ないけど…
「…わかったわ。カメリアを困らせたいわけじゃないからそれで手を打ちましょう。でも必要になったらいつでも言ってね?ここの掃除の対価は本当なら7万シアでも安すぎるくらいなんだから」
え?そんなはず…ないわよね?
驚くような言葉に一瞬固まってしまった
「それと、掃除道具で必要なものは全部経費扱いだから雑巾1枚でも申請してね。これはジョン達にも言ってることだから譲らないわよ」
「…わかりました」
これ以上断わる方が申し訳なくて頷いた
私がおかしいんじゃないと思うんだけど…
「じゃぁ片付けもあるでしょうから私たちは行くわね。おやすみリラ」
「おやしゅみー」
オリビエは腕の中で手を振っているリラを少し眺めてからロキと共に部屋を出て行った
「…びっくりしすぎて疲れた…」
信じられないことが次々と起こって目まぐるしい一日だった
ソファに身を預けると体が沈み込む
「こんな上等なソファーまで…」
「ママ?」
「リラ…こんな恵まれていいのかしらね…」
この屋敷の新しい持ち主がオリビエじゃなかったら、私たちは間違いなく路頭に迷っていたはず
それが今ではもう何も心配することはないなんて
明日からオリビエの為にも精一杯働こうと心に決めた
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