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99.おかしい
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結局レティが意識を手放すまで何度も求めてしまった
力尽きたせいかまだ眠り続けているレティが愛おしいと思う
「まさか俺がこんなこと思う日が来るとはな…」
寄って来る女に嫌悪感しか持たなかった日々が何だったのか…
「そう言えば…」
あの時レティは体質が変わったと口にした
魔力交換の影響で体が軽くなったと感じたんだろうか?
俺は首を傾げながらステータスを確認した
***
シア(幸歩) 種族 人族(龍神族) Rank A
身体異常耐性 MAX 精神異常耐性 MAX
物理攻撃耐性 MAX 魔法攻撃耐性 MAX
回復魔法 150 時空魔法 173 念動力 135 風魔法 162 火魔法 137
料理 120 採取 93 掃除 80 算術 95 読書 92
インベントリ 173 気配察知 MAX 投擲 71 格闘術 83 超回復 53
体術 1 龍化 1
世界辞書・vs地 MAX 世界地図 MAX 鑑定・vs地 MAX 隠蔽 MAX
従魔
リトス(ブルザモモンガ)
称号
エンドレスの申し子 神々の加護を受けし者 妖精の祝福(風・火)
ブルサモモンガを保護する者 前世の記憶を持つ転生者 龍神に認められし者
***
「…は?」
俺は文字通り固まった
身体も思考もフリーズした状態だ
何だこれ?龍神に認められし者?
種族が括弧付きとは言え龍神族になってて…体術取得したのはともかくとして…龍化?
俺、人間やめたのか?
珍しく自分の頭の中がパニックになっていた
「…シア?」
「え?あ、あぁ、悪い。起こしたか?」
寝ぼけたままこっちをジーっと見るレティが可愛い
いや、可愛いとか普通に思う俺が可笑しい
今更だけど
「大丈夫…シアが凄く焦ってる感じがして…?」
感覚的なもの
強い感情が分かるって言ってたやつか?
…って、俺そこまでパニクってたのか?
「ちょっとステータスを見てたんだけどな…」
さて、どう説明したものか
いっそ見せた方が早いか?
俺は自分のステータスの閲覧権限を変更した
「…シアこれって…」
目の前に現れた画面を食い入るように見ながらレティは呟いた
「俺のステータス。レティに閲覧権限つけてみた」
「そう…」
レティは呆然としながらもステータスに目を向けた
「多分これのせいだな。昨日の変な感じ」
「そう言えば体が妙に軽いって…」
「ああ。括弧付きの表記が何を表すのかはよくわかんねぇけど龍神族になったっぽい?」
龍神に認められし者なんて称号が付いてるところを見れば龍神族の血を引くとかハーフとかそんな次元じゃないだろうな
自分でそう考えながら遠い目になる
「それって私のせいかも…」
「どういうことだ?」
「えっと…シア私のステータス見れる?」
「まぁ鑑定すれば」
「見てみて」
そう言われて普通はステータスの開示が出来なかったような…と思い出す
普通に見せてたから今度から気を付けよう
と言ってもレティや身内以外に見せる気はないけどな
そんなことを思いながら鑑定してみる
***
レティシアナ 種族 龍神族 ランク A
身体異常耐性 40 精神異常耐性 40 物理攻撃耐性 45 魔法攻撃耐性 45
時空魔法 35 火魔法 75 水魔法 47 体術 80 料理 30
インベントリ 35 気配察知 46 龍化 52
称号
龍神の力を継ぐ者 妖精の祝福(闇)
***
ちょっと待とうか
俺は今日2度目のフリーズに陥っていた
力尽きたせいかまだ眠り続けているレティが愛おしいと思う
「まさか俺がこんなこと思う日が来るとはな…」
寄って来る女に嫌悪感しか持たなかった日々が何だったのか…
「そう言えば…」
あの時レティは体質が変わったと口にした
魔力交換の影響で体が軽くなったと感じたんだろうか?
俺は首を傾げながらステータスを確認した
***
シア(幸歩) 種族 人族(龍神族) Rank A
身体異常耐性 MAX 精神異常耐性 MAX
物理攻撃耐性 MAX 魔法攻撃耐性 MAX
回復魔法 150 時空魔法 173 念動力 135 風魔法 162 火魔法 137
料理 120 採取 93 掃除 80 算術 95 読書 92
インベントリ 173 気配察知 MAX 投擲 71 格闘術 83 超回復 53
体術 1 龍化 1
世界辞書・vs地 MAX 世界地図 MAX 鑑定・vs地 MAX 隠蔽 MAX
従魔
リトス(ブルザモモンガ)
称号
エンドレスの申し子 神々の加護を受けし者 妖精の祝福(風・火)
ブルサモモンガを保護する者 前世の記憶を持つ転生者 龍神に認められし者
***
「…は?」
俺は文字通り固まった
身体も思考もフリーズした状態だ
何だこれ?龍神に認められし者?
種族が括弧付きとは言え龍神族になってて…体術取得したのはともかくとして…龍化?
俺、人間やめたのか?
珍しく自分の頭の中がパニックになっていた
「…シア?」
「え?あ、あぁ、悪い。起こしたか?」
寝ぼけたままこっちをジーっと見るレティが可愛い
いや、可愛いとか普通に思う俺が可笑しい
今更だけど
「大丈夫…シアが凄く焦ってる感じがして…?」
感覚的なもの
強い感情が分かるって言ってたやつか?
…って、俺そこまでパニクってたのか?
「ちょっとステータスを見てたんだけどな…」
さて、どう説明したものか
いっそ見せた方が早いか?
俺は自分のステータスの閲覧権限を変更した
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目の前に現れた画面を食い入るように見ながらレティは呟いた
「俺のステータス。レティに閲覧権限つけてみた」
「そう…」
レティは呆然としながらもステータスに目を向けた
「多分これのせいだな。昨日の変な感じ」
「そう言えば体が妙に軽いって…」
「ああ。括弧付きの表記が何を表すのかはよくわかんねぇけど龍神族になったっぽい?」
龍神に認められし者なんて称号が付いてるところを見れば龍神族の血を引くとかハーフとかそんな次元じゃないだろうな
自分でそう考えながら遠い目になる
「それって私のせいかも…」
「どういうことだ?」
「えっと…シア私のステータス見れる?」
「まぁ鑑定すれば」
「見てみて」
そう言われて普通はステータスの開示が出来なかったような…と思い出す
普通に見せてたから今度から気を付けよう
と言ってもレティや身内以外に見せる気はないけどな
そんなことを思いながら鑑定してみる
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レティシアナ 種族 龍神族 ランク A
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時空魔法 35 火魔法 75 水魔法 47 体術 80 料理 30
インベントリ 35 気配察知 46 龍化 52
称号
龍神の力を継ぐ者 妖精の祝福(闇)
***
ちょっと待とうか
俺は今日2度目のフリーズに陥っていた
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2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
子供達の親のお話はこちら
■ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました(長編/ファンタジー)
この機会にご一読いただけると嬉しいです
■召喚に巻き込まれたけど元の世界に戻れないのでこの世界を楽しもうと思います
■あなた方が呪いと呼ぶそれは本当は呪いではありません
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