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5章 甘い監獄
お仕置きは甘く蝕んで
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ウィリアムはアイリスの着ていた薄いワンピースを真っ二つに引き裂くと、ふるりと揺れる双丘の尖りに吸い付いた。
「んぁぁっ!?や、それ、駄目ぇ···っ」
「駄目、じゃないだろう?ほら、少し触れただけでこんなに尖らせて····。厭らしい子だ。」
片方の尖りを吸いながら飴玉を転がすように舌で刺激し続け、もう一方の尖りは親指で円を書くように弄られ時々人差し指と親指で挟むように摘み上げられる。元々敏感だった双丘は、ウィリアムによって更に快感を拾い上げるようになってしまった。赤く熟れた尖りを愛撫される度に、蜜壺から愛液が滴り落ちてシーツを濡らしていく。アイリスは愛液が溢れ落ちないように内股を擦り合わせて抑えたが、ウィリアムが目敏く気付きアイリスの足の間に身体を入り込ませる。
「胸を少し弄られただけでこんなに感じているの?---本当に厭らしくて淫らな子に育ったね、アイリス。」
「ゃ、やあっ、ちが····っ」
「違くないだろう?蜜壺から零れ落ちる程濡らして···。こんなに溢れていたら、すぐに挿ってしまいそうだね。」
そう言うと、ウィリアムはトラウザーズから取り出したそそり立つ剛直をアイリスの陰部に擦りつけるように上下に動かした。亀頭が襞に隠れた蕾と擦れる度に快感が走り、ビクビクと痙攣を起こす。
「ひっ、ぅあ····、や、駄目ぇ····っ」
「あぁ、可愛い。アイリスも欲しくて堪らないんだね?大丈夫、今挿れてあげるからね。」
「やっ、ま、まっ、!?っあ、あーーーっ!!」
ウィリアムは剛直を蜜壺に引っ掛けると、解されていないそこに勢いよく入り込んだ。いきなり一番奥まで侵入してきた剛直のあまりの圧迫感にアイリスは口を開いて酸素を求めたが、呼吸する事さえ許さないようなウィリアムの口づけに封じられた。最初から舌を絡ませる濃厚な口づけに、酸欠な状態も相まってアイリスは何も考えられなくなっていた。舌を甘噛みされたり、吸い上げられたりする激しい口づけに夢中になっていると、それまで挿ったままだった剛直をギリギリまで引き抜いたかと思うと、子宮の入り口まで一突きする暴力的な律動が始まった。
「ーーーーっ!?ん、ぁっ、んむ····っんんーーーっ!!」
息つく間もない程の快楽がとても苦しく、このままでは死んでしまうと思った頃、ウィリアムが白濁を吐き出し漸く唇が離れた。
「はぁぁっ!!やぁ、まっ、おねが、しんじゃ·····っ」
「ねぇ、苦しい?アイリス。苦しいよね。でもね、私も同じくらい苦しいんだ。君が私の知らない内に他の誰かと話していただけで、胸がドス黒い感情でいっぱいになるんだ。いや、それだけじゃない。君が、私以外の人間をその瞳に映しているだけで、ソイツを殺したくなるんだ。」
光の灯っていない仄暗い瞳が、一切逸らされることなくアイリスを見つめている。
「いっそ、君を殺してしまおうか。そうしたらアイリスは私だけを見てくれるよね。ねぇ、どう思う?」
「や、いや、です······っ、も、逃げない、ウィルの、傍から離れ、ないから····っ」
「本当に?嘘を吐いたら、何をするか分からないよ?本当に、私から離れないと、その瞳に私以外を映さないと、誓える?」
「ぃ、はい、っ、ウィル、だけ、ウィルだけが好きだから·····っ、約束、守るから····っ」
「良い子だね。そんな良い子なアイリスに免じて、特別に今回だけは許してあげる。····ただし二度目はないよ?---いいね?」
ウィリアムは必死にコクコクと首を縦に動かすアイリスを優しく抱き締めると、頭上に縛り上げていた両腕の拘束を解いた。
「酷く抱いてしまってごめんね。痛かったろう?」
「ううん、大丈夫、よ·····。」
「君の事になると私は我を忘れてしまうんだ。君が、好きで好きで堪らないから。」
先程まで胸に占めていた恐怖は鳴りを潜め、今はウィリアムに対する愛おしさが込み上げてくるようだった。何と言っても、アイリスはウィリアムを愛してるのだ。愛する人からこれほどまでに愛され、望まれる事に何の不満があろうか。
(私は、この人を支えなくてはいけない。····だって、ウィルには私だけなんだもの。今は何もかも全て忘れて、ただこの状況を受け入れよう···。)
「アイリス、今から優しく抱き直してもいいかな?」
アイリスは返事の代わりに、ウィリアムの背中に腕を回した。
「んぁぁっ!?や、それ、駄目ぇ···っ」
「駄目、じゃないだろう?ほら、少し触れただけでこんなに尖らせて····。厭らしい子だ。」
片方の尖りを吸いながら飴玉を転がすように舌で刺激し続け、もう一方の尖りは親指で円を書くように弄られ時々人差し指と親指で挟むように摘み上げられる。元々敏感だった双丘は、ウィリアムによって更に快感を拾い上げるようになってしまった。赤く熟れた尖りを愛撫される度に、蜜壺から愛液が滴り落ちてシーツを濡らしていく。アイリスは愛液が溢れ落ちないように内股を擦り合わせて抑えたが、ウィリアムが目敏く気付きアイリスの足の間に身体を入り込ませる。
「胸を少し弄られただけでこんなに感じているの?---本当に厭らしくて淫らな子に育ったね、アイリス。」
「ゃ、やあっ、ちが····っ」
「違くないだろう?蜜壺から零れ落ちる程濡らして···。こんなに溢れていたら、すぐに挿ってしまいそうだね。」
そう言うと、ウィリアムはトラウザーズから取り出したそそり立つ剛直をアイリスの陰部に擦りつけるように上下に動かした。亀頭が襞に隠れた蕾と擦れる度に快感が走り、ビクビクと痙攣を起こす。
「ひっ、ぅあ····、や、駄目ぇ····っ」
「あぁ、可愛い。アイリスも欲しくて堪らないんだね?大丈夫、今挿れてあげるからね。」
「やっ、ま、まっ、!?っあ、あーーーっ!!」
ウィリアムは剛直を蜜壺に引っ掛けると、解されていないそこに勢いよく入り込んだ。いきなり一番奥まで侵入してきた剛直のあまりの圧迫感にアイリスは口を開いて酸素を求めたが、呼吸する事さえ許さないようなウィリアムの口づけに封じられた。最初から舌を絡ませる濃厚な口づけに、酸欠な状態も相まってアイリスは何も考えられなくなっていた。舌を甘噛みされたり、吸い上げられたりする激しい口づけに夢中になっていると、それまで挿ったままだった剛直をギリギリまで引き抜いたかと思うと、子宮の入り口まで一突きする暴力的な律動が始まった。
「ーーーーっ!?ん、ぁっ、んむ····っんんーーーっ!!」
息つく間もない程の快楽がとても苦しく、このままでは死んでしまうと思った頃、ウィリアムが白濁を吐き出し漸く唇が離れた。
「はぁぁっ!!やぁ、まっ、おねが、しんじゃ·····っ」
「ねぇ、苦しい?アイリス。苦しいよね。でもね、私も同じくらい苦しいんだ。君が私の知らない内に他の誰かと話していただけで、胸がドス黒い感情でいっぱいになるんだ。いや、それだけじゃない。君が、私以外の人間をその瞳に映しているだけで、ソイツを殺したくなるんだ。」
光の灯っていない仄暗い瞳が、一切逸らされることなくアイリスを見つめている。
「いっそ、君を殺してしまおうか。そうしたらアイリスは私だけを見てくれるよね。ねぇ、どう思う?」
「や、いや、です······っ、も、逃げない、ウィルの、傍から離れ、ないから····っ」
「本当に?嘘を吐いたら、何をするか分からないよ?本当に、私から離れないと、その瞳に私以外を映さないと、誓える?」
「ぃ、はい、っ、ウィル、だけ、ウィルだけが好きだから·····っ、約束、守るから····っ」
「良い子だね。そんな良い子なアイリスに免じて、特別に今回だけは許してあげる。····ただし二度目はないよ?---いいね?」
ウィリアムは必死にコクコクと首を縦に動かすアイリスを優しく抱き締めると、頭上に縛り上げていた両腕の拘束を解いた。
「酷く抱いてしまってごめんね。痛かったろう?」
「ううん、大丈夫、よ·····。」
「君の事になると私は我を忘れてしまうんだ。君が、好きで好きで堪らないから。」
先程まで胸に占めていた恐怖は鳴りを潜め、今はウィリアムに対する愛おしさが込み上げてくるようだった。何と言っても、アイリスはウィリアムを愛してるのだ。愛する人からこれほどまでに愛され、望まれる事に何の不満があろうか。
(私は、この人を支えなくてはいけない。····だって、ウィルには私だけなんだもの。今は何もかも全て忘れて、ただこの状況を受け入れよう···。)
「アイリス、今から優しく抱き直してもいいかな?」
アイリスは返事の代わりに、ウィリアムの背中に腕を回した。
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