狂喜と愛の巣

夢咲桜

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5章 甘い監獄

純愛あるいは凶愛

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ウィリアムの正体を知ってから、何日が過ぎたのだろうか。アイリスは段々と時間の感覚が無くなっていくのを感じていた。純潔を散らされて以降、ウィリアムはそれこそ際限なくアイリスを抱いた。朝も昼も夜もなく、ただ彼の欲望を受け入れ続けるだけだった。身体を蹂躙するウィリアムの指が、舌が、アイリスに未知の快楽を与える。どこが弱くて、どこが一番感じるのかウィリアムはもう、アイリス自身より理解している。始めは受け入れるだけで激痛を伴った蜜壺も、今ではウィリアムの剛直の形をしっかり覚えて馴染んでしまっている。段々とアイリスの身体がウィリアムのものになってきている事に、恐れつつも悦んでしまっている。ウィリアムに身体を捧げる事を嬉しいと感じてしまうのは、きっともう手遅れな程アイリスが彼を愛してしまっているから。アイリスは、ウィリアムという檻の中へ閉じ込められた小鳥のようなものだ。何があっても開く事がない、愛という名の監獄に。
「ぁ、あっ、やだっ、ウィリ、アム様ぁ···っ」
「あぁ、可愛いねアイリス。もっと可愛い姿を見せて?····ほら。」
「っあ、あああっ!ふぁっあっ!」
ウィリアムの指が蜜壺の中を蠢き、更に器用に親指で小さな蕾を擦る。アイリスの目の前に置かれている鏡に、アイリスのあられもない姿が映し出されていて、羞恥に思わず顔を背けてしまう。それを咎めるようにウィリアムは空いているもう片方の手でぷっくりと尖っている赤い乳首をキュッと摘まむ。敏感な三点を同時に責められ、抵抗する間もなく絶頂に達する。燻っていた熱が弾けるように蜜壺から透明な蜜が漏れ出てくる。
「あぁ···、本当に可愛い···。アイリス、潮を吹いてしまうほど気持ち良かった?」
「ぁ、あ···、いい、の···っ、き、もちぃ···っ」
ウィリアムに抱かれ続ける日々で、アイリスは快感を素直に口に出すことを覚えさせられた。気持ち良いとアイリスの口から言うまで休む間もない程の激しい絶頂を繰り返されたり、逆にあと少しで達せそうなところでおあずけにされたりしたのだ。
「良い子だね、アイリス。そんな良い子のアイリスには、ご褒美をあげようね。···ほら、欲しいと言ってごらん?誰の、何が欲しいのかをハッキリと、ね?」
ウィリアムは、聳り立つ剛直をアイリスの臀部の割れ目に沿わせるように擦りつけた。ただそれだけで、ウィリアムに開発された身体は貪欲に雄を求めて新たな蜜を滴らせる。
「あ···、んっ、ウィ、リアム様···っ」
ねだるような甘い声を出すアイリスに、ウィリアムは蜜壺の上から剛直をなぞるように擦り合わせる。あくまでアイリスの口から言うまでこのままでいるつもりだ。
「良い子のアイリスには、簡単な事だよね?ほら、言って。」
「あぅっ、ウィリ、アム様の···っ」
「うん、私の?」
「お、おきいモノを、わた、しのナカに下さ····っ、は、ぁあっ!?」
アイリスが全て言い終える前に、ウィリアムの剛直がアイリスの蜜壺の中に一気に侵入した。指では辿り着かない深い所まで埋まる感覚に、なす術なくまた絶頂に上る。
「ああ、淫らで美しい、私だけのアイリス。もっと、もっと乱れて。私なしで生きてはゆけない身体になってしまえばいい。」
「あ、やぁっ、はぅ···っ、ウィリアム、様ぁ···っ!んむぅ···っ」
ウィリアムは後ろを振り向いたアイリスの顎を捕らえて、息つく暇もないくらい激しい口づけをしてきた。酸欠で頭が上手く働かない。このままではいけないと思うのに、アイリスはウィリアムを拒む事が出来なかった。
「アイリス、アイリス···っ、っく、出すよ、受け止めて、全部···っ」
「あああっ、-----っ!!」
「······っく、あっ」
もう何度目かすら分からない絶頂を迎え、蜜壺を締め付けながらウィリアムの白濁を注ぎ込まれた。
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