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5章 甘い監獄
執着と愛欲
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深い眠りから、段々と意識が浮上していく。意識が覚醒していくと感じる全身の倦怠感、そして足の間にあるあらぬ所の痛み。重い瞼を抉じ開けたアイリスの目に映るのは、翠玉の瞳だった。
「ん····、?」
「起きたんだね、アイリス。おはよう。」
甘いテノールがアイリスの鼓膜を揺らす。ウィリアムの声に意識がはっきりとしてきたアイリスは、昨夜の出来事が脳裏に浮かんだ。
「·······っ!」
初めて経験する痛み、その先にある未知の快感、そして純潔を捧げた事への罪悪感と悦び。それら全てを思い出してしまい、片腕をアイリスの頭の下に、もう片方の腕を腰に回して囲い込むように抱き締めているウィリアムから思わず離れようとするが、ウィリアムは腕に力を込めて更にアイリスを強く抱き締めた。元々至近距離にあったウィリアムの身体が更に隙間なくくっつき、ウィリアムの胸板とアイリスの双丘が触れ合う。その感触に2人が裸であることに気づいたアイリスが恥ずかしさで身を捩るが、ウィリアムの腕の力になす術なく彼の腕の中から出ることは出来なかった。
「どうして離れようとするの。······もしかして私から逃げようとしてる?」
スッと温度の低い声色のウィリアムに、アイリスはただ首を横に振ることしか出来なかった。
幸いにも、ウィリアムはそれで納得したようだった。
「ねえ、アイリスからのおはようが聞きたいな。」
「お、はようございます···、あ、あの、ウィリアム様···。」
「ん、なあに?」
「あの、ふ、服を着たい、ので離して欲しいです···。」
アイリスはウィリアムにそう言うが、ウィリアムはニッコリ笑って首を横に振った。
「駄目だよ。それに、今服は必要ないし。」
次の瞬間、ぐるりと視界が反転し、アイリスはウィリアムに押し倒される体勢になった。
「ウィリアム、様、何を····。」
「何って、する事は1つだろう?昨日は初めてだったから手加減をしてあげたけど、今日からは遠慮せずにアイリスのここにたっぷり子種を注いであげる。」
うっそりと笑いながら下腹を撫でるウィリアムの瞳には、昨夜のような情欲が浮かんでいてアイリスは思わず戦く。下腹を撫でていたウィリアムの指がそのまま下の方へ移動して、蜜壺の中へ指を入れた。
「ひゃっ!?や···、や、なのぉ···っ」
「何が嫌なの?言ってごらん。」
「痛い、の···っ、も、痛いの、やだぁ····っ」
「ここが痛むの?それは大変だ、よく見てみないと。」
そう言うとウィリアムはアイリスの両足を開いて、眼前に秘部を晒した。
「や、見ないでっ、やだ!」
「ああ可哀想に、赤く腫れてしまっているね。治してあげないと。」
ウィリアムはアイリスの秘部に顔を近付けると、昨日の行為で腫れてしまった蕾に舌を這わせた。
「んゃっ!?や、それ、駄目ぇ···っ」
指とは違うザラザラとした生暖かい感触に、思わずアイリスは両足を閉じようとするも、ウィリアムの顔が足の間にあるため閉じることが出来なかった。蕾を食まれ吸い付かれると、ビリビリとした強い快感が全身に走る。
「ここが女性が一番感じる場所らしいんだけど、気持ちいい?アイリス。」
「ぁ、あっ、やぁ···っ、!?ああぁっ!」
あまりの快感に言葉もなく乱れるアイリスに、ウィリアムは叱るように蕾に歯を立てた。蜜壺から愛液が止めどなく流れ出し、それをウィリアムが吸い上げる。蕾を愛撫しながら蜜壺に指を侵入させたウィリアムは、昨夜見つけたアイリスの弱い所を重点的に責め続けた。
「あ、やぁっ、も、駄目なのぉ···っ、ウィ、リアム様ぁっ」
「可愛いね、アイリス。もっと私を感じて?昨夜は私も余裕がなくて可愛がれなかったから今日はゆっくり、君に私を刻み付けるよ。」
それからアイリスは、ウィリアムが満足するまで愛され続けた。
「ん····、?」
「起きたんだね、アイリス。おはよう。」
甘いテノールがアイリスの鼓膜を揺らす。ウィリアムの声に意識がはっきりとしてきたアイリスは、昨夜の出来事が脳裏に浮かんだ。
「·······っ!」
初めて経験する痛み、その先にある未知の快感、そして純潔を捧げた事への罪悪感と悦び。それら全てを思い出してしまい、片腕をアイリスの頭の下に、もう片方の腕を腰に回して囲い込むように抱き締めているウィリアムから思わず離れようとするが、ウィリアムは腕に力を込めて更にアイリスを強く抱き締めた。元々至近距離にあったウィリアムの身体が更に隙間なくくっつき、ウィリアムの胸板とアイリスの双丘が触れ合う。その感触に2人が裸であることに気づいたアイリスが恥ずかしさで身を捩るが、ウィリアムの腕の力になす術なく彼の腕の中から出ることは出来なかった。
「どうして離れようとするの。······もしかして私から逃げようとしてる?」
スッと温度の低い声色のウィリアムに、アイリスはただ首を横に振ることしか出来なかった。
幸いにも、ウィリアムはそれで納得したようだった。
「ねえ、アイリスからのおはようが聞きたいな。」
「お、はようございます···、あ、あの、ウィリアム様···。」
「ん、なあに?」
「あの、ふ、服を着たい、ので離して欲しいです···。」
アイリスはウィリアムにそう言うが、ウィリアムはニッコリ笑って首を横に振った。
「駄目だよ。それに、今服は必要ないし。」
次の瞬間、ぐるりと視界が反転し、アイリスはウィリアムに押し倒される体勢になった。
「ウィリアム、様、何を····。」
「何って、する事は1つだろう?昨日は初めてだったから手加減をしてあげたけど、今日からは遠慮せずにアイリスのここにたっぷり子種を注いであげる。」
うっそりと笑いながら下腹を撫でるウィリアムの瞳には、昨夜のような情欲が浮かんでいてアイリスは思わず戦く。下腹を撫でていたウィリアムの指がそのまま下の方へ移動して、蜜壺の中へ指を入れた。
「ひゃっ!?や···、や、なのぉ···っ」
「何が嫌なの?言ってごらん。」
「痛い、の···っ、も、痛いの、やだぁ····っ」
「ここが痛むの?それは大変だ、よく見てみないと。」
そう言うとウィリアムはアイリスの両足を開いて、眼前に秘部を晒した。
「や、見ないでっ、やだ!」
「ああ可哀想に、赤く腫れてしまっているね。治してあげないと。」
ウィリアムはアイリスの秘部に顔を近付けると、昨日の行為で腫れてしまった蕾に舌を這わせた。
「んゃっ!?や、それ、駄目ぇ···っ」
指とは違うザラザラとした生暖かい感触に、思わずアイリスは両足を閉じようとするも、ウィリアムの顔が足の間にあるため閉じることが出来なかった。蕾を食まれ吸い付かれると、ビリビリとした強い快感が全身に走る。
「ここが女性が一番感じる場所らしいんだけど、気持ちいい?アイリス。」
「ぁ、あっ、やぁ···っ、!?ああぁっ!」
あまりの快感に言葉もなく乱れるアイリスに、ウィリアムは叱るように蕾に歯を立てた。蜜壺から愛液が止めどなく流れ出し、それをウィリアムが吸い上げる。蕾を愛撫しながら蜜壺に指を侵入させたウィリアムは、昨夜見つけたアイリスの弱い所を重点的に責め続けた。
「あ、やぁっ、も、駄目なのぉ···っ、ウィ、リアム様ぁっ」
「可愛いね、アイリス。もっと私を感じて?昨夜は私も余裕がなくて可愛がれなかったから今日はゆっくり、君に私を刻み付けるよ。」
それからアイリスは、ウィリアムが満足するまで愛され続けた。
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