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新学期

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忙しかったけど楽しいこともあった夏休みも終わり
また学校生活が始まろうとしていた

朝起きてスマホを開くと一通の新着メッセージ

『おはよー』

セナから"いつも通り"メッセージが来てるのを確認して支度に取り掛かった

メイクも終わり余った時間動画でも見て過ごそうとしてる時にスマホが鳴る

せなからの着信だ

「もしもし」

「もしもーし、おはよゆいちゃん」

「ん、おはよ」

これまたいつも通りでなんの変化もない生活の一部

「珍しいね、セナが早起きしてるの」

「え?おれ寝てないよ?」



…………………はぁ?




「いやいや、オールで学校行く気?」

「今日学校なの?」

こいつはやっぱりアホだ

「今日から新学期だよ」

「へぇ~頑張って」

「いやいや…来ないつもりなの?」

「おれ眠いもん」

ならなんで電話かけてきたんだよ

「とりあえず来るだけおいでよ」

やっぱり真面目になる事が出来ないこいつに対して若干の責任感が湧いてきている

「えーーーやだやだやだねむいーー」

……ガキか

まぁ、こういう時はこの一言だね

「セナ来てくれないと私1人なんだけど」

これでどうだセナさんよ!!

「……誰かいるっしょ」

こいつムカつく

「ってのは冗談で、しょうがねえから行ってやるよ」

その言葉を聞いてホッとする

来てくれないと1人なのは割と事実だから

「じゃあ支度してくるわ、先生に遅れるって言っといて」

セナはそう言い残し電話を切った




何でかは分からないけど心地のいい朝だ
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