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高校時代 〜結衣side〜
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ハルの言葉に私がアンサーを出すことは無かった
prrrrrrr
ハルのスマホが鳴る
「もしもし」
多分レンたちから電話が来たんだと思う
「わかったすぐ行くね」
極端に短い通話
それでもハルは嬉しそう
「2人迎え行くから少し待ってて!!」
そこにはさっきの真剣なハルはもう居なくて
頭を撫でてあげたくなるようなまるで妹のようなハルに戻っていた
「行ってらっしゃい?」
ハルが部屋から出てから戻ってくるまで
実際はそんなに長い時間じゃなかったと思う。
でも私の思考を巡らせて"さっきの言葉"を考えるには充分過ぎる時間だった
___みんなの気持ちを知ってて欲しい
どういう意図で言ってきたんだろう?
手を出すなよってこと?
レンもセナも私はどうでもいいから要らない心配なのに
____これからもみんなで仲良くしたい
ハルのこれからも4人で一緒に居たいって気持ち
私も少し同じ気持ちだ
いつも同じ生活をしてたから尚更そう思うのかもしれない
刺激のある1日
初めて会う人達、初めて飲んだお酒、初めて乗ったバイク
初めて見た私の知らないセナの顔
今日は初めてだらけだった
「おまたせ~」
戻ってきた3人の声は微かに耳に届いていたけど
「あれ、ゆいちゃん寝てる」
もう意識を手放す間近で
「さっきおぶってもらったし任せとけ」
久々の人の温もりに包まれながら夢の中に逃げた
prrrrrrr
ハルのスマホが鳴る
「もしもし」
多分レンたちから電話が来たんだと思う
「わかったすぐ行くね」
極端に短い通話
それでもハルは嬉しそう
「2人迎え行くから少し待ってて!!」
そこにはさっきの真剣なハルはもう居なくて
頭を撫でてあげたくなるようなまるで妹のようなハルに戻っていた
「行ってらっしゃい?」
ハルが部屋から出てから戻ってくるまで
実際はそんなに長い時間じゃなかったと思う。
でも私の思考を巡らせて"さっきの言葉"を考えるには充分過ぎる時間だった
___みんなの気持ちを知ってて欲しい
どういう意図で言ってきたんだろう?
手を出すなよってこと?
レンもセナも私はどうでもいいから要らない心配なのに
____これからもみんなで仲良くしたい
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「あれ、ゆいちゃん寝てる」
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