BL短歌1～100

BL短歌 76~80

76 淡々と 過ごす日常 退屈で 嵐の強風 待ちわびていた

淡々と過ごす日常は退屈で、僕の心を搔き乱す嵐の強風のような君を、僕は待ちわびていたのかもしれない。

77 影のよに ひっそり隠れた 村人C 見つけれてくれた 君は勇者だ

影のようにひっそりと隠れていた、ゲームの中では村人Cのような僕を見つけてくれた君は、僕にとっての勇者だ。

78 何者に なれない恐怖に慣れる前 君のぬくもり 武器を手にした

どんなに努力しても、何者にもなれない恐怖に慣れていく前に、君のぬくもりという武器を僕は手にしたんだ。

79 向かい合い 突き合う銃口 震えても 振り払うんだ 過去の思い出

向かい合って突き付け合う銃口の先が震えてしまう。それでも、過去の思い出の中で優しく笑い、手を差し伸べてくれた君を、僕は振り払わなければいけない。

80 本当は 優しい人だと わかってる けれど彼女は もういないから

本当は君は優しい人だと分かっているけれど、僕の大切な彼女を殺したのは君で、僕は君を撃たなければいけない。もうここにはいない彼女のために。