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終焉の章、絶望の権化・【終焉竜】オルクジャナス
D-76 エクストラブレイク
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「聖夜君!!!!」
アレイスターは聖夜が駆けつけると聖夜に抱きついた。
「で、ここどこだ?」
「ここは終焉竜の技が当たらない場所です、それにもうすぐ天之川君の時間停止が切れちゃいます。」
横を見ると倒れ込む天之川の姿が。
「聖夜ぁ……僕頑張ったよ。」
「お前、手が!!」
天之川の右手をよく見るとボロボロに崩れて無くなっていた。
おそらく復活に必要な俺の遺伝子情報である遺体を運ぶために終焉竜の攻撃に腕を突っ込んだのだろう。
「無茶しやがって…………。」
「聖夜君、時間停止が解かれた私と君で一気にたたみかけましょう。」
「いや、アレイスター。お前は天之川の看病をしてやれ。」
「でも!!」
「俺一人でやる、もしやばそうになったらお前を頼るから天之川の手を握っててやってくれ。」
アレイスターと聖夜は片手でハイタッチする。
「わかりました、あとは頼みましたよ!!」
「任せろ!!」
「時間……もう無理…………。」
天之川のか細い声と同時に時間が動き出した。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!
俺を殺した終焉竜の攻撃が雫を中心に広がっていく。
木々も川も全てを薙ぎ倒していくその姿はまさに『終わり』そのものだ。
「ん?」
攻撃を眺めながら聖夜はあることに気づく。
「ここあぶなくね?」
攻撃が津波のように押し寄せてくる。
高さを見るに明らかにここもなぎ倒される。
「あ、終わった。」
『諦めんなや!!【【ナニモナイセカイ】】を使え!!!!』
「え、あ、そうか。」
聖夜は二人を連れてナニモナイセカイに逃げ込む。
「いやなんだよあの攻撃!!」
「おそらくあれが終焉竜の【【最大必殺技エクストラブレイク】】。」
「エクストラブレイク?」
「エクストラブレイクはエクストラスキルのように個人に一つしか持つことが許されず、滅多に発現しない強力な必殺技です。聖夜君の【【ナニモナイセカイ】】もエクストラブレイクですよ。」
「星を壊すほどの勢い、あれもしかしたらあの技でこの星消し飛ぶんじゃね?」
「あ。」
アレイスターは慌てて未来を覗く。
「大丈夫です、30秒後にはこの攻撃をやめて星は無事です。」
「オッケー、しばらくお前らそこにいろよ。」
そう言って聖夜はスッとナニモナイセカイを出ていった。
元の場所に戻ると攻撃は止んでおり、地面は地平線が見えるほど真っ平らになっていた。
「さぁ終焉竜、決着をつけるぞ。」
アレイスターは聖夜が駆けつけると聖夜に抱きついた。
「で、ここどこだ?」
「ここは終焉竜の技が当たらない場所です、それにもうすぐ天之川君の時間停止が切れちゃいます。」
横を見ると倒れ込む天之川の姿が。
「聖夜ぁ……僕頑張ったよ。」
「お前、手が!!」
天之川の右手をよく見るとボロボロに崩れて無くなっていた。
おそらく復活に必要な俺の遺伝子情報である遺体を運ぶために終焉竜の攻撃に腕を突っ込んだのだろう。
「無茶しやがって…………。」
「聖夜君、時間停止が解かれた私と君で一気にたたみかけましょう。」
「いや、アレイスター。お前は天之川の看病をしてやれ。」
「でも!!」
「俺一人でやる、もしやばそうになったらお前を頼るから天之川の手を握っててやってくれ。」
アレイスターと聖夜は片手でハイタッチする。
「わかりました、あとは頼みましたよ!!」
「任せろ!!」
「時間……もう無理…………。」
天之川のか細い声と同時に時間が動き出した。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!
俺を殺した終焉竜の攻撃が雫を中心に広がっていく。
木々も川も全てを薙ぎ倒していくその姿はまさに『終わり』そのものだ。
「ん?」
攻撃を眺めながら聖夜はあることに気づく。
「ここあぶなくね?」
攻撃が津波のように押し寄せてくる。
高さを見るに明らかにここもなぎ倒される。
「あ、終わった。」
『諦めんなや!!【【ナニモナイセカイ】】を使え!!!!』
「え、あ、そうか。」
聖夜は二人を連れてナニモナイセカイに逃げ込む。
「いやなんだよあの攻撃!!」
「おそらくあれが終焉竜の【【最大必殺技エクストラブレイク】】。」
「エクストラブレイク?」
「エクストラブレイクはエクストラスキルのように個人に一つしか持つことが許されず、滅多に発現しない強力な必殺技です。聖夜君の【【ナニモナイセカイ】】もエクストラブレイクですよ。」
「星を壊すほどの勢い、あれもしかしたらあの技でこの星消し飛ぶんじゃね?」
「あ。」
アレイスターは慌てて未来を覗く。
「大丈夫です、30秒後にはこの攻撃をやめて星は無事です。」
「オッケー、しばらくお前らそこにいろよ。」
そう言って聖夜はスッとナニモナイセカイを出ていった。
元の場所に戻ると攻撃は止んでおり、地面は地平線が見えるほど真っ平らになっていた。
「さぁ終焉竜、決着をつけるぞ。」
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