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第七章、真実
#99 真実を知りたいか?
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俺は包丁の傷を自室で魔術を使って癒している。
「ゼロの奴貧乳なこと気にしてるんだな。まぁ見た目ロリっ子だし気にすることないと思うけどな~。」
それにしても天之川魔術研究会で思い出したけどダークは大丈夫なんだろうか。
一応魂だけを融合させたは良いもののそこから先を考えていなかった。
弱った魂が俺に吸収されて消えたのか今もまだ生きているのか。
ダークだって好きで生まれたわけじゃないもんな。
偽物として生まれなかったらあんなことにはならなかっただろうに。
「なんか悪いことした気分だな。」
『そんなことないぞ。』
「ふぁ!?」
脳内で声がした。
「ダークか?」
『ピンポーンピンポーン、正解した俺には1ルピアプレゼント!!』
「そんな微妙な額いらねぇよ。」
『ナイスツッコミ、さすが俺だな。』
「お元気そうで何よりだよ。」
『おかげさまでな。』
「なんかお前元気だな。宝くじでも当たったか?」
『そんなしょうもないことよりもっとすごいことを知ってしまったんだよ!!』
ダークが脳内で飛び跳ねている気がする。
『まぁ一旦結界の中入ってこいよ。』
「そうする。」
俺は自分の脳内、固有結界に入り込む。
するとそこには俺そっくりな変わらぬダークの姿が。
「よっ。」
「ダーク……。」
元気な顔で手を振るダーク。
「お前今までどこ行ってたんだよ。」
「ちょっと生と死の狭間でブラブラしてた。」
「お前それ普通に死ぬところじゃん。」
「まぁそこでいろいろなことが頭に流れ込んできたんだよ。」
ダークは一拍置いて深呼吸する。
「この世界の真実を知った。」
「…………ということは最終回か!?」
「ちげーよ!!まだまだ続くよ!!てかメタ発言すんじゃねぇ!!」
ダークはごほんと咳払いをした。
「とにかく。生と死の間で俺はこの世界、いやこの大いなる空間の仕組みを知ってしまった。それを今からお前に教えたいと思う。」
「でも俺神王に自分の手で真実を知れって言われたんだけど。」
「安心しろ、俺はお前でありお前は俺でもあるんだからな。」
「ほんとだ!!!」
確かにそれなら実質俺が自分の手で真実を知ったってことだな。
じゃあ別に良いよな。
「それじゃあ真実は次話ということで、みんな楽しみにしててね!!!」
「結局お前もメタ発言してんじゃねぇか!!!」
「ゼロの奴貧乳なこと気にしてるんだな。まぁ見た目ロリっ子だし気にすることないと思うけどな~。」
それにしても天之川魔術研究会で思い出したけどダークは大丈夫なんだろうか。
一応魂だけを融合させたは良いもののそこから先を考えていなかった。
弱った魂が俺に吸収されて消えたのか今もまだ生きているのか。
ダークだって好きで生まれたわけじゃないもんな。
偽物として生まれなかったらあんなことにはならなかっただろうに。
「なんか悪いことした気分だな。」
『そんなことないぞ。』
「ふぁ!?」
脳内で声がした。
「ダークか?」
『ピンポーンピンポーン、正解した俺には1ルピアプレゼント!!』
「そんな微妙な額いらねぇよ。」
『ナイスツッコミ、さすが俺だな。』
「お元気そうで何よりだよ。」
『おかげさまでな。』
「なんかお前元気だな。宝くじでも当たったか?」
『そんなしょうもないことよりもっとすごいことを知ってしまったんだよ!!』
ダークが脳内で飛び跳ねている気がする。
『まぁ一旦結界の中入ってこいよ。』
「そうする。」
俺は自分の脳内、固有結界に入り込む。
するとそこには俺そっくりな変わらぬダークの姿が。
「よっ。」
「ダーク……。」
元気な顔で手を振るダーク。
「お前今までどこ行ってたんだよ。」
「ちょっと生と死の狭間でブラブラしてた。」
「お前それ普通に死ぬところじゃん。」
「まぁそこでいろいろなことが頭に流れ込んできたんだよ。」
ダークは一拍置いて深呼吸する。
「この世界の真実を知った。」
「…………ということは最終回か!?」
「ちげーよ!!まだまだ続くよ!!てかメタ発言すんじゃねぇ!!」
ダークはごほんと咳払いをした。
「とにかく。生と死の間で俺はこの世界、いやこの大いなる空間の仕組みを知ってしまった。それを今からお前に教えたいと思う。」
「でも俺神王に自分の手で真実を知れって言われたんだけど。」
「安心しろ、俺はお前でありお前は俺でもあるんだからな。」
「ほんとだ!!!」
確かにそれなら実質俺が自分の手で真実を知ったってことだな。
じゃあ別に良いよな。
「それじゃあ真実は次話ということで、みんな楽しみにしててね!!!」
「結局お前もメタ発言してんじゃねぇか!!!」
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