97 / 281
第六章、偽物注意報発令中
#95 天之川魔術研究会
しおりを挟む
「ダークグラトニーが死んだ……か。」
男はモニターの前でグラトニーとダークグラトニーの戦いを見ていた。
男はモニターの電源を切る。
「どうだったの?データ取れた?」
「バッチリだ。ただ錬金魔術なんかいう新技術を作っていたな、これはいいぞ。」
「特異点に近づいた人間がまた一人増えたってことだね。」
モニター前の男と後ろにいた鎌を担ぎ、ペストマスクをかぶった男が話す。
そこに青い軍服を着た男が入ってくる。
「おーっすキャラメル。おもしれー映像あるぜ。」
天之川がキャラメルと呼ばれる男に話しかける。
「そんなことより会長、この実験結果を見てくれ。」
青い軍服をきたキャラメルと呼ばれる男が書類の束を天之川に投げ渡す。
「……、は!?」
天之川は書類の内容に驚いた。
「せ、成功した!?」
「そうだ、約1万回目の実験でようやくだ。」
キャラメルは眼鏡をクイッと上げてニヤリと笑う。
「ちなみに案出したのキャラメルじゃなくて僕ですからね。」
「おいペスト!!今いい感じでカッコつけてるんだから邪魔するんじゃない!!」
キャラメルはペストマスクの男、ペストを叱りつける。
「よくやってくれた!!これで念願の竜が手に入った!!そして俺たちの望みが!!!」
そう言って天之川は両手をあげる。
「『宇宙』に行けるんだ!!」
天之川は不敵な笑みを浮かべた。
男はモニターの前でグラトニーとダークグラトニーの戦いを見ていた。
男はモニターの電源を切る。
「どうだったの?データ取れた?」
「バッチリだ。ただ錬金魔術なんかいう新技術を作っていたな、これはいいぞ。」
「特異点に近づいた人間がまた一人増えたってことだね。」
モニター前の男と後ろにいた鎌を担ぎ、ペストマスクをかぶった男が話す。
そこに青い軍服を着た男が入ってくる。
「おーっすキャラメル。おもしれー映像あるぜ。」
天之川がキャラメルと呼ばれる男に話しかける。
「そんなことより会長、この実験結果を見てくれ。」
青い軍服をきたキャラメルと呼ばれる男が書類の束を天之川に投げ渡す。
「……、は!?」
天之川は書類の内容に驚いた。
「せ、成功した!?」
「そうだ、約1万回目の実験でようやくだ。」
キャラメルは眼鏡をクイッと上げてニヤリと笑う。
「ちなみに案出したのキャラメルじゃなくて僕ですからね。」
「おいペスト!!今いい感じでカッコつけてるんだから邪魔するんじゃない!!」
キャラメルはペストマスクの男、ペストを叱りつける。
「よくやってくれた!!これで念願の竜が手に入った!!そして俺たちの望みが!!!」
そう言って天之川は両手をあげる。
「『宇宙』に行けるんだ!!」
天之川は不敵な笑みを浮かべた。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
女神の代わりに異世界漫遊 ~ほのぼの・まったり。時々、ざまぁ?~
大福にゃここ
ファンタジー
目の前に、女神を名乗る女性が立っていた。
麗しい彼女の願いは「自分の代わりに世界を見て欲しい」それだけ。
使命も何もなく、ただ、その世界で楽しく生きていくだけでいいらしい。
厳しい異世界で生き抜く為のスキルも色々と貰い、食いしん坊だけど優しくて可愛い従魔も一緒!
忙しくて自由のない女神の代わりに、異世界を楽しんでこよう♪
13話目くらいから話が動きますので、気長にお付き合いください!
最初はとっつきにくいかもしれませんが、どうか続きを読んでみてくださいね^^
※お気に入り登録や感想がとても励みになっています。 ありがとうございます!
(なかなかお返事書けなくてごめんなさい)
※小説家になろう様にも投稿しています
ネカマ姫のチート転生譚
八虚空
ファンタジー
朝、起きたら女になってた。チートも貰ったけど、大器晩成すぎて先に寿命が来るわ!
何より、ちゃんと異世界に送ってくれよ。現代社会でチート転生者とか浮くだろ!
くそ、仕方ない。せめて道連れを増やして護身を完成させねば(使命感
※Vtuber活動が作中に結構な割合で出ます
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
司書ですが、何か?
みつまめ つぼみ
ファンタジー
16歳の小さな司書ヴィルマが、王侯貴族が通う王立魔導学院付属図書館で仲間と一緒に仕事を頑張るお話です。
ほのぼの日常系と思わせつつ、ちょこちょこドラマティックなことも起こります。ロマンスはふんわり。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
スライム倒し人生変わりました〜役立たずスキル無双しています〜
たけのこ
ファンタジー
僕のスキルはいわゆるヘボスキルだった。
体を光らせる、それが僕のスキルの全てだった。
味方を助けるでもなく、自分が強くなるでもなく、ただ単に体を光らせるだけ。
そんなスキル、誰が認めてくれるんだよ。
でも、マチルダさんは違った。
冒険者ギルド受付のマチルダさんは、なぜか僕のことを買ってくれていた。
スライムも倒せない僕を、マチルダさんは応援してくれていた。
そして、こんなことを提案してくれた。
もし、スライムを倒すことができたらキスしてあげると。
そんなことを言われ、僕の頭は真っ白になってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる