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第八章、邪神の墓
#50 白金の堕天使
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俺は言葉を失った。
散々キモデブと罵っていた奴がまさかのイケメン。
てか痩せすぎじゃね!?
元の体型は見た目だけで100キロ越えだったのに今はモデル体型のような感じになっている。
「やはり体型が気になりますかな。これは他の大アルカナからやられた暴行や飯抜きで痩せてしまったのです。」
「そ、そうなんだ。」
こいつにもいろいろあるんだなとしみじみ思った。
「それにしても自分の国を建てるなんてすごいですな。」
「まぁな、そういえばお前堕天使なんだろ?俺の国に来ないか?」
「うーむ、それは遠慮しておきます。私にはまだまだやりたいことがあるので。」
そういうとカラメルはペンライトを持ちポーズを取る。
こいつがやりたいことってアイドルの応援かよ。
「わかった、来たいと思ったらいつでもこいよ。」
「そうしますぞ。」
そう言って俺とカラメルは固い握手を交わし、分かれていった。
以前戦った相手と仲良くなるって言うのはなんだか新鮮な感じだな。
そろそろ俺も帰るとするか。
俺は長い帰り道をゆったりと進んで行った。
「おかえりなさいませ!!!」
俺が国の門を潜ると沢山の民が待っていてくれた。
建物はあらかた出来上がっているらしく、すでに暮らしていた。
「お待ちしておりました、我が主人よ。」
俺が待っているとミルドがやってきた。
「これを一ヶ月で作ったのはすごいな……。」
「いえ、これも全て主人の召喚したゴーレムや主人を信頼している魔族たちのおかげですよ。さぁ、あなたの国をご紹介しましょう、ついてきてください。」
俺はミルドに連れられて国の中心部へと向かっていった。
まずこの国は簡単に北区、西区、南区、東区の4つに区分されていた。
そして国には高い城壁が建っており、それぞれの区ごとに門と門番であるフルメタルゴーレムを置いている。
北区には騎士団の養成学校や騎士団が設置されている。
西区には戦士たちが腕を競い合うコロシアムが建っている。
南区はでかい図書館や大学のような研究施設がある。
東区は商業が栄えていて大きな商店がいくつも並んでいる。
そしてこの国の中心にそびえ立つでかい城は俺の城らしい。
この国で最もでかい建造物でゴーレムやミルドが最も生を出して作ったらしい。
中には食堂や研究室、書庫などが備えついている。
城の一番上は見張り台のようになっており、いつでもこの国を見渡せるようになっているそうだ。
「我が主人よ、お気に召しましたか?」
「完璧すぎて声もでねぇよ、お前ら本当にありがとうな!!」
「ありがたきお言葉。」
ミルドが俺に深々とお辞儀をしているとゼロが戻ってきた。
散々キモデブと罵っていた奴がまさかのイケメン。
てか痩せすぎじゃね!?
元の体型は見た目だけで100キロ越えだったのに今はモデル体型のような感じになっている。
「やはり体型が気になりますかな。これは他の大アルカナからやられた暴行や飯抜きで痩せてしまったのです。」
「そ、そうなんだ。」
こいつにもいろいろあるんだなとしみじみ思った。
「それにしても自分の国を建てるなんてすごいですな。」
「まぁな、そういえばお前堕天使なんだろ?俺の国に来ないか?」
「うーむ、それは遠慮しておきます。私にはまだまだやりたいことがあるので。」
そういうとカラメルはペンライトを持ちポーズを取る。
こいつがやりたいことってアイドルの応援かよ。
「わかった、来たいと思ったらいつでもこいよ。」
「そうしますぞ。」
そう言って俺とカラメルは固い握手を交わし、分かれていった。
以前戦った相手と仲良くなるって言うのはなんだか新鮮な感じだな。
そろそろ俺も帰るとするか。
俺は長い帰り道をゆったりと進んで行った。
「おかえりなさいませ!!!」
俺が国の門を潜ると沢山の民が待っていてくれた。
建物はあらかた出来上がっているらしく、すでに暮らしていた。
「お待ちしておりました、我が主人よ。」
俺が待っているとミルドがやってきた。
「これを一ヶ月で作ったのはすごいな……。」
「いえ、これも全て主人の召喚したゴーレムや主人を信頼している魔族たちのおかげですよ。さぁ、あなたの国をご紹介しましょう、ついてきてください。」
俺はミルドに連れられて国の中心部へと向かっていった。
まずこの国は簡単に北区、西区、南区、東区の4つに区分されていた。
そして国には高い城壁が建っており、それぞれの区ごとに門と門番であるフルメタルゴーレムを置いている。
北区には騎士団の養成学校や騎士団が設置されている。
西区には戦士たちが腕を競い合うコロシアムが建っている。
南区はでかい図書館や大学のような研究施設がある。
東区は商業が栄えていて大きな商店がいくつも並んでいる。
そしてこの国の中心にそびえ立つでかい城は俺の城らしい。
この国で最もでかい建造物でゴーレムやミルドが最も生を出して作ったらしい。
中には食堂や研究室、書庫などが備えついている。
城の一番上は見張り台のようになっており、いつでもこの国を見渡せるようになっているそうだ。
「我が主人よ、お気に召しましたか?」
「完璧すぎて声もでねぇよ、お前ら本当にありがとうな!!」
「ありがたきお言葉。」
ミルドが俺に深々とお辞儀をしているとゼロが戻ってきた。
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