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☆第2章☆リエン山
2ー22★王女の回想⑧偽りの平穏
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次の日から王女の全ては変わってしまった。
先ずは起床時間。
王宮の誰よりも早い時間に起き、身支度を整えた。
続いて髪型。
普段は美しいロングの金髪を自然な感じに垂らすヘアスタイルを好む彼女。
だが、今回自身の変化をみると髪の先の方が白く変色している。
今まで同様の髪型だと周囲に簡単に知られてしまう。
最初は先端部分を切ってしまえば、大丈夫なのかなとも考えたのだが…
恐らく自身の中指より多少長い髪の毛を切ることになる。
髪の毛が、それだけ短くなれば恐らく女性なら気づくはずだ。
王妃や侍女が自分が知らないところで静かに騒いで余計な問題を抱えるのは避けたい。
それに先端部分が白く変化している自身の髪だが…
白い部分を切って金の部分だけになった後で、その先端部分が再び白くなる可能性がある。
そうなると単に状況が悪くなるだけだ。
原因部分が分からない内に取り返しのつかない失敗に繋がる行動は避けた方がいい。
そこで彼女は自身の髪をアップにして、先端部分を髪型とアクセサリーで上手に隠すようにした。
ただ、髪のことは誰にも相談などできない。
なので鏡を見ながら自分一人でやらなければいけない分だけ時間がかかるが、その分は朝早く起きることで何とか埋め合わせとなった。
髪型と着替えなど基本的な準備が終わったら次は食堂へと移動する。
朝早くとは言え多少時間がかかってしまったこともあり、食堂では料理人がすでに準備を始めていた。
彼女は、いつものように優しく挨拶をした後、料理長を捕まえていくつかの注文を出した。
一、今日から彼女の分の食事は料理長自身が当番すること。
二、彼女の分の食事は料理長が自ら運び資料室の入り口前の棚へ置くこと。
三、必ず肉料理をメインにした食事とすること。
最初、言われた料理長はどれも奇妙な注文だなと首を捻ってしまった。
一については、王宮の中の食事は全て自分が責任者となっているから、今さら確認されることなのか?
二については、料理の運搬などは宮中のメイドなどが率先する仕事のひとつだ。
資料室と言うからには何か調べものをするのだろうが…
王女の場合、専門の侍女もいるはずなのに彼女らにさせない理由が分からない。
三、王女の好みはたしかフルーツで肉は嫌いではない程度だった気がするのだが…
もしかすると犬でも飼っているのだろうか?
本来であれば細かく聞いた方がいいのだが…
彼は少し考えた後で、王女一人のことであれば手間もそれほどかからないだろう。
何より今回の件は王女直々の命令に他ならない。
それに近くには他の料理人もいるので彼らが目撃者となってくれるはずだ。
より顔と印象を覚えてもらういい機会に他ならない。
そう思った料理長は、そのくらいであればと言うことで王女の注文に軽く了承した。
それから王女は一日の大半を資料室で過ごすことになる。
先ずは資料室の担当者である司書官に適当な理由を告げて追い払う。
入り口には[用なき者出入り禁ず]と書いた羊皮紙を掲げた。
そうすることで誰にも見られない彼女だけの時間を作り出す。
最初は自身の体調が呪詛の類いであると言われたので、それに関する本を片っ端から読み漁る。
だが魔法の知識はあるが呪詛の知識は全くない彼女。
人を傷つける行いに関わることは自身に関係することであっても、なるべく避けてきた。
時には拒否と言う態度も見せたことがあるほどだ。
それだけに、どれを調べれば良いのかなどさっぱり検討もつかない。
彼女の方もいつしか時間だけが悪戯にすぎていくのを実感していた。
もしかしたら自分が調べている歯車は関係がないのか…
そんな不安もちらつきはしたが、いつしか誰にも見られない時間も増えている。
そう思うと彼女は今の資料室にこもると言う行いがやめられずにいた。
そして彼女はここでも自身に起きている変化を実感することになった。
王宮の資料室と言うのは当然だが様々な資料を保管している。
今王女が調べている魔法や呪詛、病気だけでもない。
国民や王家の生活や歴史、伝承に関することなども資料として存在していた。
なので保存状態には非常に気を使わなければいけない。
特に日頃から本が痛まないように湿気や日光などには最大限の注意が払われている。
湿気やホコリなどは術式で対策を行い、窓等は勿論ついていない。
だから資料室へは蝋燭などを使い明かりを持参の上で中に入り慎重に目当ての資料を探す。
目ぼしい資料を見つけたら外に持ち出して資料を読む。
これが本来の使い方なのだ。
その為に資料室の入り口の前には棚とスペースがある。
王女が追い払った司書官も、そこの椅子に座っていた。
用がなければ資料室へ入ったりはしない。
決して食事を置くための棚ではないのだ!
むしろ資料室の中に食事などを持ち込む行為は御法度とされている!
この日も王女は気がつくと暗く明かりのない資料室の中で考え事をしていた。
あれは読んだ…
これも読んだ…
もうどこを調べていけばいいのか分からない。
とりあえず昼食でも食べようかなと思い、入り口の扉を開けた。
時刻は正午、日の光が王女に対して真っ直ぐ入ってくる。
あまりの眩しさに彼女は右腕で目を隠すようなしぐさをとった。
何故こんなに眩しいの?と一瞬思ったが昼だし仕方ないと妙に納得する。
そして料理をトレーごと持ち資料室の決まりなど知らない王女は、そのまま料理を部屋に持ち込もうとした時に気づく。
資料室には明かりがないと言うことに…
今までは全く気にしていなかった…
と言うよりも問題なく資料が読めるので気にならなかったと言う方が正解だろう。
明かりがないのに読めてしまう?
何故?
何故?
彼女は呆然とトレーを持ったまま、その場に立ち尽くしてしまった。
先ずは起床時間。
王宮の誰よりも早い時間に起き、身支度を整えた。
続いて髪型。
普段は美しいロングの金髪を自然な感じに垂らすヘアスタイルを好む彼女。
だが、今回自身の変化をみると髪の先の方が白く変色している。
今まで同様の髪型だと周囲に簡単に知られてしまう。
最初は先端部分を切ってしまえば、大丈夫なのかなとも考えたのだが…
恐らく自身の中指より多少長い髪の毛を切ることになる。
髪の毛が、それだけ短くなれば恐らく女性なら気づくはずだ。
王妃や侍女が自分が知らないところで静かに騒いで余計な問題を抱えるのは避けたい。
それに先端部分が白く変化している自身の髪だが…
白い部分を切って金の部分だけになった後で、その先端部分が再び白くなる可能性がある。
そうなると単に状況が悪くなるだけだ。
原因部分が分からない内に取り返しのつかない失敗に繋がる行動は避けた方がいい。
そこで彼女は自身の髪をアップにして、先端部分を髪型とアクセサリーで上手に隠すようにした。
ただ、髪のことは誰にも相談などできない。
なので鏡を見ながら自分一人でやらなければいけない分だけ時間がかかるが、その分は朝早く起きることで何とか埋め合わせとなった。
髪型と着替えなど基本的な準備が終わったら次は食堂へと移動する。
朝早くとは言え多少時間がかかってしまったこともあり、食堂では料理人がすでに準備を始めていた。
彼女は、いつものように優しく挨拶をした後、料理長を捕まえていくつかの注文を出した。
一、今日から彼女の分の食事は料理長自身が当番すること。
二、彼女の分の食事は料理長が自ら運び資料室の入り口前の棚へ置くこと。
三、必ず肉料理をメインにした食事とすること。
最初、言われた料理長はどれも奇妙な注文だなと首を捻ってしまった。
一については、王宮の中の食事は全て自分が責任者となっているから、今さら確認されることなのか?
二については、料理の運搬などは宮中のメイドなどが率先する仕事のひとつだ。
資料室と言うからには何か調べものをするのだろうが…
王女の場合、専門の侍女もいるはずなのに彼女らにさせない理由が分からない。
三、王女の好みはたしかフルーツで肉は嫌いではない程度だった気がするのだが…
もしかすると犬でも飼っているのだろうか?
本来であれば細かく聞いた方がいいのだが…
彼は少し考えた後で、王女一人のことであれば手間もそれほどかからないだろう。
何より今回の件は王女直々の命令に他ならない。
それに近くには他の料理人もいるので彼らが目撃者となってくれるはずだ。
より顔と印象を覚えてもらういい機会に他ならない。
そう思った料理長は、そのくらいであればと言うことで王女の注文に軽く了承した。
それから王女は一日の大半を資料室で過ごすことになる。
先ずは資料室の担当者である司書官に適当な理由を告げて追い払う。
入り口には[用なき者出入り禁ず]と書いた羊皮紙を掲げた。
そうすることで誰にも見られない彼女だけの時間を作り出す。
最初は自身の体調が呪詛の類いであると言われたので、それに関する本を片っ端から読み漁る。
だが魔法の知識はあるが呪詛の知識は全くない彼女。
人を傷つける行いに関わることは自身に関係することであっても、なるべく避けてきた。
時には拒否と言う態度も見せたことがあるほどだ。
それだけに、どれを調べれば良いのかなどさっぱり検討もつかない。
彼女の方もいつしか時間だけが悪戯にすぎていくのを実感していた。
もしかしたら自分が調べている歯車は関係がないのか…
そんな不安もちらつきはしたが、いつしか誰にも見られない時間も増えている。
そう思うと彼女は今の資料室にこもると言う行いがやめられずにいた。
そして彼女はここでも自身に起きている変化を実感することになった。
王宮の資料室と言うのは当然だが様々な資料を保管している。
今王女が調べている魔法や呪詛、病気だけでもない。
国民や王家の生活や歴史、伝承に関することなども資料として存在していた。
なので保存状態には非常に気を使わなければいけない。
特に日頃から本が痛まないように湿気や日光などには最大限の注意が払われている。
湿気やホコリなどは術式で対策を行い、窓等は勿論ついていない。
だから資料室へは蝋燭などを使い明かりを持参の上で中に入り慎重に目当ての資料を探す。
目ぼしい資料を見つけたら外に持ち出して資料を読む。
これが本来の使い方なのだ。
その為に資料室の入り口の前には棚とスペースがある。
王女が追い払った司書官も、そこの椅子に座っていた。
用がなければ資料室へ入ったりはしない。
決して食事を置くための棚ではないのだ!
むしろ資料室の中に食事などを持ち込む行為は御法度とされている!
この日も王女は気がつくと暗く明かりのない資料室の中で考え事をしていた。
あれは読んだ…
これも読んだ…
もうどこを調べていけばいいのか分からない。
とりあえず昼食でも食べようかなと思い、入り口の扉を開けた。
時刻は正午、日の光が王女に対して真っ直ぐ入ってくる。
あまりの眩しさに彼女は右腕で目を隠すようなしぐさをとった。
何故こんなに眩しいの?と一瞬思ったが昼だし仕方ないと妙に納得する。
そして料理をトレーごと持ち資料室の決まりなど知らない王女は、そのまま料理を部屋に持ち込もうとした時に気づく。
資料室には明かりがないと言うことに…
今までは全く気にしていなかった…
と言うよりも問題なく資料が読めるので気にならなかったと言う方が正解だろう。
明かりがないのに読めてしまう?
何故?
何故?
彼女は呆然とトレーを持ったまま、その場に立ち尽くしてしまった。
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