最後に笑うのは

りのりん

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あぁー兄様が最近、見目が
まぁまぁの方とお友達になった
みたいだから紹介してもらおうと
思ったのに 子爵家か

父様が言ってたもの
付き合うなら伯爵家以上だって
子爵家か 顔はまあまあだし
いけると思ったんだけどな
兄様ったら私の為にももっと爵位の
上の方と仲良くすればいいのに
私の負担が増えるばかりだわ
私は可愛いから沢山お友達出来るけど
私も下位貴族ばかりなのよね

あーつまんない
何か買いに行こうかしら
王子様の色のリボンがいいかな
そして明日こそは私の事を
知ってもらうの

知ってもらったらきっと
王子様の方から申し込まれるはず
だって私、可愛いもん


焦っていた
どうして上手くいかないんだ

頭を抱えぶつぶつ何度も
同じ事を呟く

王立学院も退学させようか
でもティナは王子妃になれると
豪語していたし
ラルートは頭が良い

ティナの子供にスイトニア伯爵家は
継がせたいがその間に繋いでもらうのは
ラルートしかいないしな

くそぉー
あのローゼンとギリギリまで
婚姻関係を続けて慰謝料を
もらって捨ててやるつもりだったのに
計画がめちゃくちゃになってしまった
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