最後に笑うのは

りのりん

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あれから数日がたったが
Sクラスには入り口にゲートがあり
Sクラスの生徒と先生しか
入室する事が出来ない

以前、Sクラスに現王が
入学された時おおやけには
なっていないが事件があったそうで
Sクラスにはゲートが設けられた

そのせいもあってなかなか妹は
殿下に近づけていないらしい

俺は内心ほっとしていた
これで諦めてくれるだろうと
楽観的に思っていたからだ



数ヶ月たっても近づく事さえ出来ない
ティナはイライラしていた

「ねぇお兄様は殿下達とお友達には
ならないの?」

はぁ?突拍子もない言葉に
「なれる訳ないだろう
俺はただの伯爵令息だぞ」

「ふーん
Aクラスだし可愛い妹の為に
何かしてくれてもいいじゃない」

あぁーコイツはどこまでいっても
自分が一番なのだろう

「じゃあ可愛い妹の為に勉強でも
教えようか」

さすがに嫌味だとわかった妹は
不機嫌な顔してお母様に言いつけて
やるんだからと走り去って行った
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